THE JAM - WHISKY A GO GO 1977(1CDR) [Uxbridge 1401]

THE JAM - WHISKY A GO GO 1977(1CDR) [Uxbridge 1401]

販売価格: 1,500(税込)

数量:

商品詳細

★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。

Live at Whisky A Go Go, West Hollywood, CA, USA 8th October 1977 TRULY PERFECT SOUND

 『IN THE CITY』『THIS IS THE MODERN WORLD』を畳みかけ、世界制覇に乗り出した1977年のTHE JAM。その現場を極上体験できる秘宝アルバムが登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1977年10月8日ウェスト・ハリウッド公演」。1日2回あったショウを丸ごと真空パックした絶品オーディエンス録音です。本作は、今話題の録音でもある。名門「JEMS」が発表したマスターなのですが、実は現在かの名門は「RG」なるテーパーの発掘に力を入れている。この「RG」は70年代後半から80年代にかけてLAで活動していた録音家でして、そのメイン・ターゲットはニューウェーヴ系だったのです。この頃、LA近辺では熱心な録音家がまだ少なく、いても大物バンドを狙う人物がほとんどだった。その中にあって「RG」は新進気鋭のニューウェーヴ系に目を付け、次々と侵攻してくる英国バンド達の初渡米を迎え撃つように録音していた。そう、今では伝説的なバンド達の「もっとも熱く、最も美味しい時期」を記録しまくっていたのです。
 本作は、そんな「RG」によるTHE JAM編とも言うべき銘品なのです。実際、本作がどれほどオイシイ時期だったのか、THE JAMが鮮烈のデビューを果たした1977年の全景から振り返ってみましょう。

・1月8日-3月25日:英国#1(24公演)
・3月28日:パリ公演
・3月30日-5月15日:英国#2(16公演)
《5月20日『IN THE CITY』発売》
・6月4日-7月24日:英国#3(42公演)
・9月10日-17日:英国#4(3公演)
・9月23日+24日:スウェーデン(2公演)
・9月29日-10月1日:オランダ(3公演)
・10月8日-16日:北米(10公演)←★ココ★
・10月28日:ベルリン公演
《11月18日『THIS IS THE MODERN WORLD』発売》
・11月17日-12月18日:英国#5(25公演)

 これが1977年のTHE JAM。1976年からライヴ活動が始まっていますが、すべてイギリス国内。上記3月のパリ公演が初めての外国公演であり、10月が初渡米。本作のウェスト・ハリウッド公演は、そんな「北米」ツアーでもイの一番となる初日であり、これ以上はない上陸直後の1日2公演が楽しめるのです。
 なんとも羨ましい歴史的な現場に居合わせた「RG」ですが、彼は録音家としても超一流。そもそも音が悪かったら名門「JEMS」が発掘に乗り出したりしないわけで、その大元マスターからダイレクトにデジタル化されたサウンドはまさに絶品。狭い“ウィスキー・ア・ゴー・ゴー”の密室感はむせ返るほどで、距離感などあろうはずもない。ギターを中心に叩きつけられる演奏音は荒縄の如く極太で、ディテールもささくれだった繊維の1本1本のように細やかなのです。
 しかも、本作はそんな名録音をさらに磨き込んだ最高峰盤。1日2公演が丸ごと1枚に収まっているわけですが、ネット原音では「1stセット」と「2ndセット」では若干サウンドが異なっていました。そこで、本作では個別に調整して可能な限り違和感を解消。前半「1stセット」で若干強かったヒスノイズを軽減し、後半「2ndセット」では現場の音調整で変化していた高音/定温バランスを調整、全体のバランスを整えた。一瞬のサウンド・クオリティだけでなく、1つの音楽作品としてのトータルな完成度も追究したのです。
 そんなベスト・クオリティで描かれるのは、初めて米国を目の当たりにした初々しいショウ。2公演でセットが微妙に異なり、「1stセット」の方が若干長い。ここでは2公演まとめて整理しておきましょう。

●イン・ザ・シティ(7曲・12テイク)
・I’ve Changed My Address/Time for Truth/Sounds From the Street/Bricks and Mortar/In the City/Takin' My Love(★)/Slow Down(★)
●ザ・モダン・ワールド(8曲・15テイク)
・The Modern World/The Combine(★)/London Girl/Standards/In the Street, Today/All Around the World/London Traffic
・シングルB面:Carnaby Street
※注:「★」は1stセットのみの曲。

……と、このようになっています。2作『IN THE CITY』『THIS IS THE MODERN WORLD』を濃縮還元したセットは初期曲だけが絶え間なく続く濃厚流れを醸しだし、「Time for Truth」「Takin' My Love」「Slow Down」「The Combine」「London Traffic」等々、当時ならではのレア曲が惜しげもなくブチかまされていく。聴けるだけでありがたいレベルのセット以上なのが、演奏ぶり。若さ爆発で思いっきり大暴れ!……かと思いきや、さすがに渡米初日なのかやや緊張しつつ丁寧な演奏なのが微笑ましい。それでも徐々に調子を掴んでいくのか、2公演で少しずつほぐれて本来の勢いが出てくるのも実に美味しいのです。
 鋭いアンテナで新進気鋭のバンドを捉え、後々に伝説として語られていく現場を記録しまくった「RG」コレクション。そのTHE JAM篇となる秘宝アルバムです。誰もが望む初期衝動が滲んで溢れてこぼれ出す1枚。どうぞ、存分にお楽しみください。

★初渡米の初日「1977年10月8日ウェスト・ハリウッド公演」の絶品オーディエンス録音。1日2回あったショウを丸ごと真空パックした大元マスターから名門「JEMS」がダイレクトにデジタル化した銘品。狭いクラブの密室感はむせ返るほどで、ギターを中心に叩きつけられる演奏音は距離感などあろうはずもなく荒縄の如く極太。初期2作『IN THE CITY』『THIS IS THE MODERN WORLD』を濃縮還元したセットは、当時ならではのレア曲が惜しげもなくブチかまされていく。歴史的な現場を極上体験できるロック史の文化遺産です。

(73:04)
1st Set
1. Intro
2. I've Changed My Address
3. Carnaby Street
4. The Modern World
5. Time for Truth
6. The Combine
7. London Girl
8. Standards
9. In the Street, Today
10. All Around the World
11. Sounds From the Street
12. London Traffic
13. Bricks and Mortar
14. In the City
15. Takin' My Love
16. Slow Down

2nd Set
17. I've Changed My Address
18. Carnaby Street
19. The Modern World
20. Time for Truth
21. London Girl
22. Standards
23. In the Street, Today
24. All Around the World
25. Sounds From the Street
26. London Traffic
27. Bricks and Mortar
28. In the City

Paul Weller – guitar, vocals,
Rick Buckler – drums, percussion
Bruce Foxton – bass, vocal