W.A.S.P. - DERBY 1986(2CDR+DVDR) [Shades 819]

W.A.S.P. - DERBY 1986(2CDR+DVDR) [Shades 819]

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商品詳細

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Live at Assembly Rooms, Derby, UK 4th November 1986 PERFECT SOUND(from Original Masters)

 LAメタル・シーンでひときわ異彩を放っていた異端児W.A.S.P.。その黄金時代を刻んだライヴアルバム&プロショットの豪華セットが登場です。
 本作に収められているライヴは4つ。「1986年11月4日ダービー公演」のフル・オーディエンス録音と「1986年11月2日ロンドン公演」のFM音源をディスク1-2に、「1986年10月10日ロンドン公演」と「1986年11月26日“TOCATA”」のテレビ放送プロショットをディスク3に配した3枚組です。いずれも“INSIDE THE ELECTRIC CIRCUS TOUR 1986-1987”での一幕。まずは、当時のツアースケジュールの中でポジションを確認してみましょう。

●1986年
《10月『INSIDE THE ELECTRIC CIRCUS』発売》
・10月10日-11月8日:英国(12公演)←★ココ★
・11月12日-12月18日:欧州(26公演)←★ココ★
●1987年
・1月19日-3月10日:北米(30公演)
・8月22日:MONSTERS OF ROCK出演

【ディスク1-2:極上フル・オーディエンス録音】
 まず登場するのは、フルライヴを記録した極上のライヴアルバム。上記日程の「英国」レッグ9公演目にあたる「1986年11月4日ダービー公演」のオーディエンス録音です。これがただの客録ではありません。かの世界的名手“Crazy S.”氏の秘蔵コレクションで、直接譲られた大元カセット・マスターからダイレクトにCD化した業物なのです(ちなみに、この日の前座だったWARLOCK編も『DERBY 1986(Shades 820)』として同時リリースいたします)。
 そのサウンドは、まさにマジック。80年代HR/HMの数々をクリア・サウンドで録音してきた“Crazy S.”氏ですが、本作もその看板に箔を付ける見事なもの。まるで距離を感じさせないダイレクトっぷりを誇り、苛烈なまでの熱演が熱風になってスピーカーから吹き出す。ややオーバーピーク気味なところもあるものの、これは現場PAが原因の模様。序盤でPAが頻繁にハウリングを起こしており、過激バンドが“やり過ぎ”てしまったことがリアルに記録されています。もちろん、そうしたサウンドはショウが進むほどに改善。それに伴って本作のサウンドも素晴らしく輝いていきます。
 そんなサウンドを凌駕するほど暴虐なのが、W.A.S.P.のショウそのもの。3rdアルバム『『INSIDE THE ELECTRIC CIRCUS』』リリース直後の渡英だったわけですが、初期3枚からの名曲群がおおよそ逆順時系列で一気呵成に押し寄せる。具体的に言いますと、ショウは『INSIDE THE ELECTRIC CIRCUS』冒頭4曲をアルバム通りに演奏し、各人のソロタイムを挟みつつ、『THE LAST COMMAND』の3曲→『W.A.S.P.』の2曲→デビューシングルの「Animal (F**k Like A Beast)」へと突き進んでいくのです(途中で時系列とは異なる曲もいくつか入りますが)。しかも、そのセレクションも美味しい。このツアーからは公式ライヴ盤『LIVE...IN THE RAW』も制作されましたが、そこにもない「The Big Welcome」「Animal (F**k Like A Beast)」が聴けるのです。
 そんなセットを演奏するW.A.S.P.のワイルドな事と言ったらない。実のところ、本作はオーディエンスらしからぬほど大歓声も遠く、楽音がすべてを支配するタイプなのですが、それにも関わらず現場が苛烈に盛り上がっているのが分かる。曲間に沸く歓声だけでなく、演奏自体「シラけた客を前にコレは出来ない」といった熱量を発散しているのです。特に圧巻なのは「I Wanna Be Somebody」。公式盤『LIVE...IN THE RAW』でも7分弱に伸張されていましたが、本作はそれどころではない20分超えの大熱演! 念のために申し上げておきますと、オリジナルのスタジオ録音は“3分43秒”の曲。まるで70年代のジャムバンドのような熱の入れようです。もちろん、他の曲はこんなに長くしてはいませんが、熱量はどの曲も凄まじい。「熱演」の言葉がこんなに似合うライヴはそうそうありません。
 そんな“Crazy S.”氏の名録音に続き、ひとつ前のショウにあたる「11月2日ハマースミス公演」のFM音源もボーナス収録。6曲+ギターソロの短さではありますが、貴重な極上サウンドボードは美味しい。それにしても、オーディエンス録音の直後にサウンドボード音源を聴いても違和感がない。いかに本編のオーディエンス録音がハイクオリティなのかを実感して頂けるでしょう。

【ディスク3:マルチカメラ・プロショットDVDR】
 極上ライヴアルバムに続くのは、当時のテレビ放送2種。1つは「1986年10月10日ロンドン公演」のライヴ映像で、もう1つはスペインのテレビ番組“TOCATA”に出演した際の模様です。どちらも当時のエアチェックですが、その鮮度はバツグン。ダビング劣化や経年劣化はほとんど見られず、当時そのままの美しい画面をたっぷりと味わえます。
 特に素晴らしいのは、ロンドン公演のプロショット・ライヴ。わずか5曲ではあるものの、そのすべてが公式映像『LIVE AT THE LYCEUM, LONDON』でも見られないナンバーばかり。それ以上にディスク1-2の熱演の“向こう側”に広がっているであろう光景をマルチカメラで見られるのが最高。バンドだけでなく、英国ロック野郎どもも盛大に盛り上がっており、まるでMOTORHEADのショウのよう。当時の英国でいかに彼らが愛されていたかがよく分かります。
 また、最後に収録された“TOCATA”も面白い。ステージ風セットに観客を入れたマイムなのですが、本当にライヴかのような暴れっぷり。ただ見栄を効かせているつもりなのは分かるものの、やはりライヴではないのでどこかギクシャクしており、空回りぶりが可笑しいのです。途中のインタビューでは一転してマジメに応えていますし、なぜかスーパーに流れていそうなオシャレBGMも妙な雰囲気を醸しています。
 W.A.S.P.全盛の“1986年”を極上の録音とプロショットで綴るライヴセットです。聴いて燃えて、見てカッコイイ3枚組。どうぞ、存分にお楽しみください。


Disc 1(61:49)
1. The Big Welcome 2. Inside The Electric Circus 3. I Don't Need No Doctor
4. 9.5.-N.A.S.T.Y. 5. Sex Drive 6. Widowmaker 7. Wild Child 8. Johnny Rod Bass Solo
9. Shoot From The Hip 10. I Wanna Be Somebody

Disc 2(56:36)
Encore
1. Audience 2. L.O.V.E. Machine 3. Chris Holmes Guitar Solo 4. Animal (F**k Like A Beast)
5. Blind In Texas

Special Thanks: CRAZY S.

Live at Hammersmith Odeon, London, UK 2nd November 1986
FM Broadcast Recording

6. The Big Welcome 7. Inside The Electric Circus 8. I Don't Need No Doctor 9. Wild Child
10. L.O.V.E. Machine 11. Chris Holmes Guitar Solo 12. Blind In Texas

DVD
Town & Country Club, London, UK 10th October 1986

(39:45)
1. Intro. 2. Inside the Electric Circus 3. 9.5.-N.A.S.T.Y. 4. Wild Child
5. I Don't Need No Doctor 6. Blind In Texas

Tocata, Spain 26th November 1986

7. Intro 8. 9.5.-N.A.S.T.Y. 9. Interview 10. I Don't Need No Doctor

PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.40min.

Blackie Lawless - Vocals, Guitar Chris Holmes - Guitar Johnny Rod - Bass
Steve Riley - Drums