OASIS - BERLIN 2002 DAT MASTER(2CD) [Wardour-448]
OASIS - BERLIN 2002 DAT MASTER(2CD)
[Wardour-448]
販売価格: 2,800円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Columbiahalle, Berlin, Germany 24th June 2002 PERFECT SOUND(from Original Masters)
アルバム「HEATHEN CHEMISTRY」を引っ提げた2002年のツアーは7月のフィンズベリー・パークのラジオ放送という絶大な存在があり、なおかつ他にもいくつかの公演が放送されたことも重なって(日本公演を除けば)オーディエンス録音を収録したアイテムが極端に少ない時期でした。ツアーはアルバムがリリースされる前の6月末から開始されていたものの、この時期にもベルファストのラジオ放送が実現しています。
とは言っても完全収録から程遠い内容であり、なおかつ当時のウェブキャストのテクノロジーの限界か、サウンドボードではあるもののフィンズベリー・パークなどと比べると何とも味気ない音質であるという問題も抱えていました。こうしてサウンドボード環境に恵まれた時期だったせいで、同時期の優良オーディエンス録音が2002年当時にリリースのタイミングを逃してしまったことは何とも惜しまれます。実際にいくつかの公演は音質と演奏内容の両方が充実していました。
それを証明すべく今回リリースされるのが6月24日のベルリン公演。大好評「NAGOYA 1994 DAT MASTER」や「FUJI ROCK 2001: DAT MASTER」に次いでキニーから提供された音源は初の海外公演を捉えたもの。向こうにも録音コネクションを持つキニーですので、それ自体は驚くほどのことではないのですが、今回のオーディエンス録音のクオリティが実に素晴らしい。
音像的に「まるでサウンドボード」と形容されるような域には及ばないのですが、かといって距離感がある訳でもない。特にリアムの声を中心とした録音バランスは絶妙で正に理想的なオーディエンス録音。それにオアシスのコンサートと言えば客席から起こる合唱な訳ですが、これが左右からフワっと沸き上がりつつ、それでいて演奏や歌をかき消すことがない。あくまでも音像の主役がオアシスであるという絶妙のバランスがこの音源の魅力でしょう。むしろこの嫌味のない臨場感の心地よさと言ったら。
その秘訣はこの日の会場にあると思われます。舞台となったベルリンのコロンビアハレはキャパシティ3500人のシアターであり、当然「HEATHEN CHEMISTRY」ツアーでは異色の会場。フィンズベリー・パークのようなフェスレベルの大規模会場は当たり前、小さくてもアリーナというイメージの強いツアーですが、実はツアー開始当初にウォームアップを兼ねてシアター・クラスの会場でギグを行っており、ここコロンビアハレもまたその一環として実現したギグだったのです(そして最初の大会場が先のベルファストでした)。
ここまで触れてきた独特の聞き心地、それこそ3500人という小会場を反映したものだったのですね。つまり「HEATHEN CHEMISTRY」ツアーなのに小さな会場ならではの親密な臨場感で楽しめてしまうのが本音源の魅力であり、そんな貴重なギグをキニーが捉えてくれていたとなれば、限定のプレスCDによるリリースは当たり前。
こうして親近感に溢れたギグは演奏内容も絶品。まず特筆すべきは、この一連のウォームアップ・ギグこそ「HEATHEN CHEMISTRY」ツアーにおいて最長のセットリストだったということ。つまりツアーの開始に当たって候補であったレパートリーをすべて取り入れてみたのでしょう。その中でウォームアップ期だけで姿を消してしまったのが前回のツアーからの名残である「Gas Panic!」。今となっては同曲が2002年に演奏されていたという事実すら見過ごされているのではないでしょうか。本曲のライブバージョンと言えば「FUJI ROCK 2001: DAT MASTER」がそうだったように、アラン・ホワイトのドラムを合図に演奏の後半がテンポアップ、そこからジャムに向かうという展開でした。
ところが短命に終わった2002年版は「STANDING ON THE SHOULDER OF GIANTS」アルバムバージョンと同じようにテンポはそのまま、しかし重厚な演奏へと進化しているのです。特にアランのドラムは重厚で、それこそボンゾ感すら漂わせているほどで、セットから落とされるには惜しい仕上がり。
それ以上に特筆すべきはツアー開始直後ということもあり、リアム・ギャラガーの声の調子が最高にイイのです。来るべきフィンズベリー・パークを前に、文字通りウォームアップで万全のコンディションに持っていこうとする気迫がありありと感じられる。それを証明するかのごとくコンサート全編を彼はきっちりと歌い切ってみせた。フィナーレの「My Generation」まで余裕で終えてみせた姿が頼もしい限り。
一方で「HEATHEN CHEMISTRY」ツアーのセトリが導入されて間もないということもあり、まだ覚えきれていない構成を勘違いしたリアムが「new song」と告げたにもかかわらず「Morning Glory」が始まってしまう場面ではオーディエンスが合唱しつつも「?」である様子が伺えて面白い。これもまたツアー本番前に行われたウォームアップならではのハプニング。
こうした豊かな臨場感はもちろん、リアムを始めとして気合の入りまくったバンド、さらには短命レパートリー「Gas Panic!」といった、フィンズベリー・パークや来日公演で2002年を親しんだマニアであれば間違いなく聞きどころ連続であろう最初期レア・ギグ。とにかく勢いに溢れた演奏は本当に素晴らしく、何よりも小さな会場ならではのタイトな音響と相まってマイルドな音質が実に魅力的。今までアイテムが皆無だったツアー最初期の極上オーディエンス・アルバムをキニー・マスターにて衝撃のリリース!
Disc 1 (50:13)
1. Fuckin' in the Bushes
2. Hello
3. The Hindu Times
4. Hung in a Bad Place
5. Go Let It Out
6. Columbia
7. Morning Glory
8. Stop Crying Your Heart Out
9. Little by Little
10. D'You Know What I Mean?
11. Cigarettes & Alcohol
Disc 2 (49:17)
1. Live Forever
2. Gas Panic!
3. She's Electric
4. Born on a Different Cloud
5. Better Man
6. Force of Nature
7. Don't Look Back in Anger
8. Some Might Say
9. My Generation
Liam Gallagher - vocals, tambourine
Noel Gallagher - guitar, vocals
Gem Archer - guitar
Andy Bell - bass
Alan White - drums
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Columbiahalle, Berlin, Germany 24th June 2002 PERFECT SOUND(from Original Masters)
アルバム「HEATHEN CHEMISTRY」を引っ提げた2002年のツアーは7月のフィンズベリー・パークのラジオ放送という絶大な存在があり、なおかつ他にもいくつかの公演が放送されたことも重なって(日本公演を除けば)オーディエンス録音を収録したアイテムが極端に少ない時期でした。ツアーはアルバムがリリースされる前の6月末から開始されていたものの、この時期にもベルファストのラジオ放送が実現しています。
とは言っても完全収録から程遠い内容であり、なおかつ当時のウェブキャストのテクノロジーの限界か、サウンドボードではあるもののフィンズベリー・パークなどと比べると何とも味気ない音質であるという問題も抱えていました。こうしてサウンドボード環境に恵まれた時期だったせいで、同時期の優良オーディエンス録音が2002年当時にリリースのタイミングを逃してしまったことは何とも惜しまれます。実際にいくつかの公演は音質と演奏内容の両方が充実していました。
それを証明すべく今回リリースされるのが6月24日のベルリン公演。大好評「NAGOYA 1994 DAT MASTER」や「FUJI ROCK 2001: DAT MASTER」に次いでキニーから提供された音源は初の海外公演を捉えたもの。向こうにも録音コネクションを持つキニーですので、それ自体は驚くほどのことではないのですが、今回のオーディエンス録音のクオリティが実に素晴らしい。
音像的に「まるでサウンドボード」と形容されるような域には及ばないのですが、かといって距離感がある訳でもない。特にリアムの声を中心とした録音バランスは絶妙で正に理想的なオーディエンス録音。それにオアシスのコンサートと言えば客席から起こる合唱な訳ですが、これが左右からフワっと沸き上がりつつ、それでいて演奏や歌をかき消すことがない。あくまでも音像の主役がオアシスであるという絶妙のバランスがこの音源の魅力でしょう。むしろこの嫌味のない臨場感の心地よさと言ったら。
その秘訣はこの日の会場にあると思われます。舞台となったベルリンのコロンビアハレはキャパシティ3500人のシアターであり、当然「HEATHEN CHEMISTRY」ツアーでは異色の会場。フィンズベリー・パークのようなフェスレベルの大規模会場は当たり前、小さくてもアリーナというイメージの強いツアーですが、実はツアー開始当初にウォームアップを兼ねてシアター・クラスの会場でギグを行っており、ここコロンビアハレもまたその一環として実現したギグだったのです(そして最初の大会場が先のベルファストでした)。
ここまで触れてきた独特の聞き心地、それこそ3500人という小会場を反映したものだったのですね。つまり「HEATHEN CHEMISTRY」ツアーなのに小さな会場ならではの親密な臨場感で楽しめてしまうのが本音源の魅力であり、そんな貴重なギグをキニーが捉えてくれていたとなれば、限定のプレスCDによるリリースは当たり前。
こうして親近感に溢れたギグは演奏内容も絶品。まず特筆すべきは、この一連のウォームアップ・ギグこそ「HEATHEN CHEMISTRY」ツアーにおいて最長のセットリストだったということ。つまりツアーの開始に当たって候補であったレパートリーをすべて取り入れてみたのでしょう。その中でウォームアップ期だけで姿を消してしまったのが前回のツアーからの名残である「Gas Panic!」。今となっては同曲が2002年に演奏されていたという事実すら見過ごされているのではないでしょうか。本曲のライブバージョンと言えば「FUJI ROCK 2001: DAT MASTER」がそうだったように、アラン・ホワイトのドラムを合図に演奏の後半がテンポアップ、そこからジャムに向かうという展開でした。
ところが短命に終わった2002年版は「STANDING ON THE SHOULDER OF GIANTS」アルバムバージョンと同じようにテンポはそのまま、しかし重厚な演奏へと進化しているのです。特にアランのドラムは重厚で、それこそボンゾ感すら漂わせているほどで、セットから落とされるには惜しい仕上がり。
それ以上に特筆すべきはツアー開始直後ということもあり、リアム・ギャラガーの声の調子が最高にイイのです。来るべきフィンズベリー・パークを前に、文字通りウォームアップで万全のコンディションに持っていこうとする気迫がありありと感じられる。それを証明するかのごとくコンサート全編を彼はきっちりと歌い切ってみせた。フィナーレの「My Generation」まで余裕で終えてみせた姿が頼もしい限り。
一方で「HEATHEN CHEMISTRY」ツアーのセトリが導入されて間もないということもあり、まだ覚えきれていない構成を勘違いしたリアムが「new song」と告げたにもかかわらず「Morning Glory」が始まってしまう場面ではオーディエンスが合唱しつつも「?」である様子が伺えて面白い。これもまたツアー本番前に行われたウォームアップならではのハプニング。
こうした豊かな臨場感はもちろん、リアムを始めとして気合の入りまくったバンド、さらには短命レパートリー「Gas Panic!」といった、フィンズベリー・パークや来日公演で2002年を親しんだマニアであれば間違いなく聞きどころ連続であろう最初期レア・ギグ。とにかく勢いに溢れた演奏は本当に素晴らしく、何よりも小さな会場ならではのタイトな音響と相まってマイルドな音質が実に魅力的。今までアイテムが皆無だったツアー最初期の極上オーディエンス・アルバムをキニー・マスターにて衝撃のリリース!
Disc 1 (50:13)
1. Fuckin' in the Bushes
2. Hello
3. The Hindu Times
4. Hung in a Bad Place
5. Go Let It Out
6. Columbia
7. Morning Glory
8. Stop Crying Your Heart Out
9. Little by Little
10. D'You Know What I Mean?
11. Cigarettes & Alcohol
Disc 2 (49:17)
1. Live Forever
2. Gas Panic!
3. She's Electric
4. Born on a Different Cloud
5. Better Man
6. Force of Nature
7. Don't Look Back in Anger
8. Some Might Say
9. My Generation
Liam Gallagher - vocals, tambourine
Noel Gallagher - guitar, vocals
Gem Archer - guitar
Andy Bell - bass
Alan White - drums