THE DOOBIE BROTHERS - BOSTON 1972: JOE MALONEY MASTER(1CDR) [Uxbridge 1382]

THE DOOBIE BROTHERS - BOSTON 1972: JOE MALONEY MASTER(1CDR) [Uxbridge 1382]

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商品詳細

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Live at Aquarius Theatre, Boston, MA, USA 12th September 1972 PERFECT SOUND

 『TOULOUSE STREET』とシングル『Listen to the Music』でブレイクスルーを果たした1972年のTHE DOOBIE BROTHERS。そんな歴史的な現場を体験できる伝説名手のライヴアルバムが登場です。
 そんな本作が記録されたのは「1972年9月12日ボストン公演」で、伝説名手とはジョー・マロニー。かのマイク・ミラードやダン・ランピンスキーらと並び、70年代を代表する名手中の名手が記録した極上オーディエンス録音です。もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、今週はマロニー・マスターの2本同時リリース。本作は、T.REX編『Uxbridge 1383』と同日同会場であり、彼らのオープニング・アクトを努めた姉妹作のTHE DOOBIE BROTHERS編なのです。
 誰の前座であれ、本作は紛れもなくTHE DOOBIE BROTHERSの傑作ライヴアルバム。まずは、運命の変わった1972年のスケジュールを振り返ってショウのポジションを確かめてみましょう。

・1月6日-4月15日:北米#1(24公演)
・5月5日-25日:北米#2(3公演)
・6月17日-7月1日:北米#3a(3公演)
《7月1日『TOULOUSE STREET』発売》
・7月3日-8月2日:北米#3b(7公演)
・8月30日-12月28日:北米#4(47公演) ←★ココ★

 これが1972年のTHE DOOBIE BROTHERS。『TOULOUSE STREET』の発売前後にもショート・ツアーを行っていましたが、本格的な全米ツアーはリリースから約2影後から開始。本作のボストン公演は、そんな「北米#4」がスタートしたばかりの7公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウを真空パックした本作は、まさに極上。メインアクトT.REX編の解説でも触れましたが、極太な芯が距離感なく轟き、ほんのりした鳴りによる艶が絶品。スネアの鳴りにオーディエンス録音の証拠を見つけられなくもないですが、クリアさも聴き応えもほぼFM放送ばりなのです。そうした美点はマロニーですから当然とも言えますが、本作はさらに大元マスターだからこその鮮度が上乗せされている。ダビング痕もテープ劣化も見られない瑞々しさはうっとりするほどで、まっすぐに伸びるロングトーン美しさとトロッした鳴りの色気。空気の振動でしかない「音」に薫りなどあるわけがないのですが、70年代に吸い込んだ匂いが鼻腔の中に感じ取れるほどのリアル・ビューティな美の銘品なのです。
 そんな艶と美のサウンドで描かれるのは、名盤『TOULOUSE STREET』を創り上げたバンド・ポテンシャルが濃縮爆発するステージ。前述の通り、このショウはT.REXのオープニングであり、彼らの持ち時間は約45分。その短い時間の中に、名曲と濃厚なジャムを畳みかけるのです。とりあえずジャムやソロはさておき、名曲のセレクトは……

●トゥールーズ・ストリート(4曲)
・Listen to the Music/Mamaloi/Discipline/Jesus Is Just Alright
●その他(2曲)
・Nobody/Tilted Park Crud Hunchery

……と、このようになっています。「Jesus Is Just Alright」は「Discipline」にインクルードされた組曲風で、貴重な「Tilted Park Crud Hunchery」もドラムソロやジャムを盛り込み、それぞれ14分超の大熱演を繰り広げている。ざっくばらんに言ってしまうと、その演奏ぶりはオープニング・アクトのT.REXを遙かに超えている。いや、姉妹作に刻まれているT.REXのライヴもダメではなく、むしろ歴史的な一大全盛期です。しかし、ブレイクしたばかりの勢い溢れるTHE DOOBIE BROTHERSは、役者が違った。ツイン・ギター/ツイン・ドラムスのタイトなアンサンブルも、美しいコーラスワークも、醸成されていくジャムの熱気も、その後の躍進を約束するかのように鮮やか。そして、本作はその有機的な絡み合いも細やかに感じ取れるほどのサウンドでもあるのです。
 鉄壁の布陣を完成させ、ブレイクスルーを果たした1972年。長い歴史でも最重要な刹那を、伝説の名録音家が腕に寄りをかけて記録しきったライヴアルバムの大傑作です。本作自体がズバ抜けた音楽アルバムであることはもちろん、T.REX編『Uxbridge 1383』と併せて一夜をフル体験しても最高級。秋の夜長を贅沢なロックで彩ってくれる1枚。どうぞ、思う存分お楽しみください。

★「1972年9月12日ボストン公演」の極上オーディエンス録音。伝説名手ジョー・マロニーの大元カセットを名門「Krw_co」がデジタル化した銘品中の銘品です。極太な芯が距離感なく轟き、ほんのりした鳴りによる艶もトロける美しさなら大元マスターだからこその鮮度も絶品。ショウは名盤『TOULOUSE STREET』を創り上げたバンド・ポテンシャルが濃縮爆発し、「Tilted Park Crud Hunchery」や熱いジャムもたっぷりと披露。同じ日のメインアクトを努めたT.REX編『Uxbridge 1383』と併せて楽しんでいただきたい歴史的名作です。

(45:59)
1. Intro
2. Listen To The Music
3. Nobody
4. Mamaloi
5. Discipline
6. Jesus Is Just Alright / Discipline (Reprise)
7. Tilted Park Crud Hunchery/
8. Drum Solo / Insrumental Jam / Tilted Park Crud Hunchery (Reprise)
9. Guitar Solo Jam
10. Outro

Patrick Simmons - guitar, vocals
Tom Johnston - vocals, guitar, harmonica
John Hartman - drums
Michael Hossack - drums, percussion
Tiran Porter - bass, vocals