RAINBOW - LOST IN EUROPE(2CD) [POWER GATE-227]

RAINBOW - LOST IN EUROPE(2CD) [POWER GATE-227]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

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Live at Scandinavium, Gothenburg, Sweden 17th January 1980 TRULY PERFECT SOUND

 それぞれ3年以上続いたロニー時代とジョー・リン・ターナー時代に挟まれたグラハム・ボネット在籍時は、RAINBOWのキャリア中でも"中世ファンタジック路線"から"キャッチーな大衆路線"への過渡期とおもわれがち。しかし優れたメンバー5人が各々の力量を発揮したライヴの魅力は、マニアックなファンが"最強のRAINBOW"と称えるとおりの素晴らしい演奏を楽しませました。さらに音質的に優れたアイテムが多いのもこの時代の特徴。ここで取り上げる作品は、これらグラハム時代の特色をそのまま音にしたような、ファン必聴のアイテムです。

 グラハムを迎えたRAINBOWは、新作「DOWN TO EARTH」でよりメジャーで大衆的な路線へと舵を切り、'79年9月から12月にかけて行なったアメリカツアーにおいて、ロニー時代には獲得できなかったアメリカの新たなファン層を開拓する事に成功していました。彼らは年明けから始まるヨーロッパツアーに向け、さらにバンドのアンサンブルを固めた上で'80年を迎えました。
 本作「LOST IN EUROPE」は、そのヨーロッパツアー初日となった、1980年1月17日のスウェーデン・イエテボリ"スカンディナビウム"公演を、ライン録音に迫る、極上オーディエンス録音で完全収録したものです。
 1月から2月まで行なわれた'80年ヨーロッパツアーは優秀なオーディエンス録音が多く、特に翌1月18日のストックホルム公演を収録した「DEFINITIVE GRAHAM」や、1月30日のドイツ・ブレーメン公演の「LOST IN BREMEN」は、いずれもプレスCDタイトルの器に恥じない素晴らしい音質と名演をパッケージした格調高い一本。本作はそれらの名作に勝るとも劣らない最上級のサウンドで、貴重なツアー初日の模様を生々しく聴く事が出来ます。 
 
 ライヴのオープニングが始まった瞬間、聴き手にマスター・クオリティを直感させる極上のクリアネスは驚くほど。抜群の見通しの中、優れた安定感とバランスの良さで繰り出される楽音の数々は圧倒的というほかありません。スペーシーな「Eyes Of The World」におけるバンドの壮大な演奏にはいかなる聴き手もノックアウトされるでしょう! 年明け初演のフルセット・ライヴという固さはあるようですが、前年よりも曲目・演奏時間とも増えたステージに、個性的なプレイヤーが揃った"最強"の編成が繰り出す演奏は聴き応え満点。すでに貫禄のようなものを漂わせたライヴを、冒頭から満喫させてくれます。
 ヘヴィな「Love's No Friend」に続き、ブランデンブルグ協奏曲を初めてフィーチャーした「Since You Been Gone」、グラハムの勢いある歌唱が印象的な「All Night Long」など、新曲中心のセットながら、会場のファンがバンドの演奏にどっぷり浸っているのが判ります。この日の目玉は前年に取り上げられなかった「Catch The Rainbow」。このイエテボリ公演からセットインした同曲は、グラハムのパフォーマンスにまだまだ荒削りな面も残りますが、彼の声が放つ都会的な個性は、すでに同曲の新たな魅力を切り開いています(演奏後に「どうだった?」と観客に問いかけるところが、このグラハムというシンガーのキャラクターでしょう)。
 演奏の固さはグラハムやドン・エイリーに限った事ではなく、「Lost In Hollywood」メドレーのソロでも確認できる通り、この日はリッチーのプレイにもややキメが甘い部分が認められます。それでも奔放に弾きまくるフリーソロはさすがのリッチーらしさ。「Lost In Hollywood」の後半を盛り上げるコージーのドラムソロは、音質の素晴らしさもあって、迫力満点の演奏をダイレクト感たっぷりに楽しめます。
 このヨーロッパツアーでは、アンコールは「Lazy」からの「Man On The Silver Mountain」という、'79年と同じ構成です。ロニーのような世界観ではないものの、歯切れ良いヴォーカルでまくし立てるグラハムのパフォーマンスもなかなか良い感じです。ラストはグラハムのソロ曲「Will You Still Love Me Tomorrow?」から「Long Live Rock 'n' Roll」そして「Kill The King」の進行を用いたギターソロ・パートと最大の見せ場が連発。ショウのクライマックスを劇的に盛り上げ、ライヴをクロージングします!

 ロニーやジョーとも全く異なる個性で、短いながらも一時代を築いたグラハム・ボネット在籍時のRAINBOW。彼らの名演を最高のオーディエンス・サウンドで記録したアイテムは、全てのRAINBOWファンにとって必携必聴です。もしも同時代のオーディエンス・アイテムを聴いた事が無いというファンの方は、この機会にどうぞお楽しみください!

Disc 1
1. Land Of Hope And Glory 2. Countdown/Over The Rainbow 3. Eyes Of The World 4. Love's No Friend
5. Brandenburg Concerto 6. Since You Been Gone 7. All Night Long 8. Catch The Rainbow

Disc 2
1. Keyboard Intro. 2. Lost In Hollywood 3. Beethoven 9th 4. Keyboard Solo
5. Drum Solo feat. 1812 Overture 6. Lost In Hollywood (reprise) 7. Guitar Solo 8. Lazy
9. Man On The Silver Mountain 10. Blues 11. Will You Still Love Me Tomorrow
12. Long Live Rock 'n' Roll 13. Guitar Solo incl. Kill The King
14. Long Live Rock 'n' Roll (reprise) 15. Over The Rainbow

Ritchie Blackmore - Guitar Graham Bonnet - Vocal Roger Glover - Bass
Don Airey - Keyboard Cozy Powell - Drums