DAVID BOWIE - BOCHUM 1983(2CDR) [Uxbridge 1353]

DAVID BOWIE - BOCHUM 1983(2CDR) [Uxbridge 1353]

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商品詳細

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Live at Ruhrstadion, Bochum, Germany 15th June 1983 PERFECT SOUND(2 Source Mix)

 ポップスターとして時代の寵児に登り詰めていた1983年のボウイ。その“SERIOUS MOONLIGHT TOUR”現場を体験できるライヴアルバムが登場です。
 そんな本作に収められているのは「1983年6月15日ボーフム公演」。その絶品オーディエンス録音です。“SERIOUS MOONLIGHT TOUR”はボウイのキャリアでも最大級のツアーとして知られ、かの一大フェス”US FESTIVAL”や大規模なジャパン・ツアーでも思い出深いところ。まずは、その全体像を振り返り、ショウのポジションを確かめてみましょう。

《4月14日『LET'S DANCE』発売》
・5月18日-29日:欧州#1(10公演)
・5月30日:USフェス(1公演)
・6月2日-7月3日:欧州#2(21公演)←★ココ★
・7月11日-9月17日:北米(43公演)←※公式映像
・10月20日-31日:日本(10公演)
・11月4日-26日:オセアニア(10公演)
・12月3日-8日:アジア(4公演)

 これが1983年のデヴィッド・ボウイ。“SERIOUS MOONLIGHT TOUR”は欧州からスタートしたわけですが、その最中に”US FESTIVAL”に特別出演。本作のボーフム公演は、そんな”US FESTIVAL”の約半月後となる「欧州#2」の10公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウを記録した本作は、ちょっと変わった傑作録音。何が変わっているかと言えば、ショウの前半(DISC 1)と後半(DISC 2)が別録音になっており、合わせてほぼ全景となるライヴアルバムなのです。それも当店で繋ぎ合わせているのではなく、全世界的にこのカタチで流通しているのです。これだけだと中途半端な構成がナゾでしかありませんが、実際に聴いてみると納得する。「別録音です」と言われなければ気づかないほどサウンドが似ており、違和感がほとんどないのです。
 しかも、そのサウンドが絶品。何よりも素晴らしいのがクリアさ。音色にオーディエンスっぽさもあるヴィンテージ録音ではあるのですが、その芯がクッキリと手応えたっぷりで鳴りによるボケや滲みがまったくない。特にボウイの歌声は歌詞の一語一語まではっきりとしている。ヘッドフォンで顕微鏡的に聴き込むと本作の前半・後半で若干サウンドのニュアンスは変わっているわけですが、このクリアさや距離感に関しては本当に酷似しているのです。その要因は、恐らく会場。現場となった“ルールシュタディオン”は、屋根付きのサッカー・スタジアムとして有名ですが、ドームとは違って屋根は観客席だけ。グラウンドの上空は大きく開けています。本作2音源の厳密な録音ポジションは伝わっていません(前半録音はステージから20メートルという事だけ分かっています)が、恐らくは両方ともグラウンド・エリアでの録音なのでしょう。PAの出音をダイレクトに拾っているような反響の感じられない開放感が素晴らしいのです。
 そんなサウンドで描かれるのは、今をときめく“SERIOUS MOONLIGHT TOUR”の現場体験。このツアーは公式映像『SERIOUS MOONLIGHT』にもなっていますが、レッグが違うこともあってセットも微妙に異なっている。ここで比較しながら整理してみましょう。

・スペイス・オディティ:Space Oddity
・ハンキー・ドリー:Life on Mars?
・ジギー・スターダスト:Star(★)/Hang On To Yourself(★)
・アラジン・セイン:Cracked Actor/The Jean Genie(★)
・ピンナップス:Sorrow
・ダイアモンドの犬:Rebel Rebel
・ヤング・アメリカンズ:Young Americans/Fame
・ステイション・トゥ・ステイション:Golden Years/Station to Station/Stay(★)
・ロウ:What in the World/Breaking Glass
・英雄夢語り:“Heroes”
・スケアリー・モンスターズ:Fashion/Scary Monsters (and Super Creeps)/Ashes to Ashes
・レッツ・ダンス:Let's Dance/Cat People (Putting Out Fire)/China Girl/Modern Love
・その他:White Light/White Heat
※注:「★」印は公式作『SERIOUS MOONLIGHT』では聴けない曲。

……と、このようになっています。公式映像よりも『ジギー・スターダスト』『アラジン・セイン』ナンバーが厚めのセットは実に美味しいですが、それ以上なのがグロリアスなムード。数々のヒット曲に沸く約3万人のスペクタクルが素晴らしく、手拍子と大合唱の海がどこまでも広がっていく。しかも、そうした熱狂が籠もることなく大きく開けた上空へ伸びていく開放感に満ちている。目を閉じるだけで星空の下のステージが浮かび、まるで夏祭りのような爽快さなムードに酔いしれるのです。
 巨大なスタジアム公演だからこそのスペクタクルと開放感。そのただ中に立ち、大ヒットの栄光に満ちた“SERIOUS MOONLIGHT TOUR”を体験できるライヴアルバムです。前半・後半で異なる録音という変わった構成だけに永久保存プレス化は実現しませんでしたが、逆に言えば風変わりな構成も問題外になるほど基本のクオリティが高く、ショウが素晴らしいのです。1983年の一夜を極上体験できる1本、どうぞじっくりとご堪能ください。

Disc 1(54:12)
1 Announcement #1
2 Announcement #2
3. Intro
4. The Jean Genie intro 
5. Star
6. Heroes
7. What In The World
8. Golden Years
9. Fashion
10. Let's Dance
11. Breaking Glass
12. Life On Mars?
13. Sorrow
14. Cat People
15. China Girl
16. Scary Monsters
17. Rebel Rebel
18. White Light/White Heat

Disc 2(51:26)
1. Station To Station
2. Cracked Actor
3. Ashes To Ashes
4. Space Oddity
5. Band Introductions
6. Young Americans
7. Hang On To Yourself
8. Fame
9. Stay
10. The Jean Genie
11. Modern Love

David Bowie - vocals, guitar, saxophone
Earl Slick - guitar
Carlos Alomar - guitar
Carmine Rojas - bass guitar
Tony Thompson - drums, percussion
Dave Lebolt - keyboards, synthesizers
Steve Elson - saxophones
Stan Harrison - saxophones, woodwinds
Lenny Pickett - saxophones, woodwinds
George Simms - backing vocals
Frank Simms - backing vocals