MEGADETH - TORONTO 1988(1CDR) [Shades 1240]

MEGADETH - TORONTO 1988(1CDR) [Shades 1240]

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Live at The Concert Hall, Toronto, Ontario, Canada 18th April 1988 TRULY PERFECT SOUND(Sounds like SBD)

 ヤバいスラッシュ・メタルのまま、アルバム1枚ごとに巨大な存在になっていった80年代のMEGADETH。その現場を伝える傑作ライヴアルバムが登場です。
 そんな本作に刻まれているのは「1988年4月18日トロント公演」。“SO FAR, SO GOOD... SO WHAT TOUR”の一幕を記録したオーディエンス録音……です、たぶん。いきなり弱気になってしまいましたが、実は一部マニア間ではステレオ・サウンドボード録音としても流通しており、断言できないのです。それほどまでに強力なサウンドという事ですが、その内容に触れる前に、まずはショウのポジション。当時のMEGADETHはジェフ・ヤング/チャック・ビーラーを迎えた貴重なラインナップですので、その歩みから振り返ってみましょう。

●1987年
・11月15日-12月31日:北米#1a(13公演)
●1988年
・1月1日-19日:北米#1b(15公演)
《1月19日『SO FAR, SO GOOD... SO WHAT!』発売》
・1月21日-3月13日:北米#1c(42公演)
《メインアクトへ昇格》
・3月15日-5月6日:北米#1d(42公演)←★ココ★
・5月10日-29日:欧州(18公演)
・6月21日-7月2日:北米#2(8公演)
・7月12日-18日:日本(5公演)
・8月13日-20日:北米#3/MONSTERA OF ROCK(3公演)

 1987年の半ばにクリス・ポーランドとガル・サミュエルソンが辞め、翌1988年の下半期はムステイン&エレフソンがドラッグ癖のリハビリのために活動休止。結果、その間の上記分がヤング/ビーラー時代のすべてとなりました。そのメインとなったのは1987年秋から1988年春に及ぶ「北米#1」レッグ。これも細かく見ると時期によって変化しており、「北米#1a-c」ではDIOの前座。本作のトロント公演は、メインアクトに昇格した「北米#1d」の27公演目にあたるコンサートでした(ちなみに「北米#2」はIRON MAIDENの前座。メインアクトの母国ツアーはほぼ「北米#1d」のみでした)。
 そんなショウで録音された本作のサウンドは、ド級のダイレクト感で押しまくり! 前述のようにマニア間でもオーディエンスなのかサウンドボードなのかで意見が割れているのですが、確かにこれは断言しがたい。ヘッドフォンで意味を済ませると間近な観客の熱狂も(小さくわずかに)吸い込んでおり、オーディエンス録音っぽくもある。しかし、それらを制圧する芯は極太で距離感もナシ。2本のギターはピッキング・ニュアンスまで鮮明なら、ムステインの咆哮は耳元レベル。バッキバキのベースも空間録音とは思えない。
 もう、ヤメヤメ。AUDだろうとSBDだろうと、本作が極太サウンドなのは変わりない。ハウリングまで起きるミックスが生々しくラフに疾駆し、激しく展開するインテレクチュアル・スラッシュを暴虐に彩る。種別がどうこうなんてどーでも良くなるほど、本作は初期スラッシュメタルの旨みをたっぷりと味わわせてくれるライヴアルバムなのです。
 そんなギラッギラ・サウンドで描かれるのは、レアなヤング/ビーラー時代のフルスケール・ショウ。前述した通り、このラインナップではDIOやメイデンの前座公演が多く、メインアクトのショウ自体が貴重なのです。また、この編成のライヴと言えばエッセン公演のプロショットが大定番として知られておりますので、比較しながら整理してみましょう。

●KILLING IS MY BUSINESS ...AND BUSINESS IS GOOD!
・These Boots(★)/Mechanix(★)
●PEACE SELLS ...BUT WHO'S BUYING?
・Wake Up Dead/The Conjuring/Devil's Island(★)/Peace Sells
●SO FAR, SO GOOD... SO WHAT!
・Set The World On Fire/Hook In Mouth/Mary Jane/In My Darkest Hour(★)/Liar(★)/Anarchy In The U.K.
※注:「★」印は大定番のエッセン公演プロショットで聴けない曲。

……と、このようになっています。もはやスラッシュ・メタルの聖盤とも言うべき初期3枚を濃縮還元したセットは特濃。『KILLING IS MY BUSINESS』『PEACE SELLS』のレパートリーも教師だったジェフの器用なギター、パンキッシュなドカドカ感で押しまくるチャックのドラミングで染め変えられているのです。しかも、本作の現場はスラッシュ・メタルの本場である北米。これまでヤング/ビーラー時代のロング・ショウと言えば来日公演がメインだったわけですが、本作は「これがスラッシュか」の驚きではなく、すでに耳の肥えたスラッシャー共と対峙する現場。その気迫がムンムンなのです。

 初期MEGADETHと言えばポーランド/サミュエルソン時代ですし、黄金期と言えばマーティ・フリードマン/ニック・メンザ時代。ヤング/ビーラー時代はその合間にあって存在感が薄いものの、だからこそ濃厚なレア感と80年代ならではの勢いが凄まじい。本作は、そんなレア時代のフルスケール・ショウを約64分に渡って楽しめるライヴアルバムです。どうぞ存分に、思いっきりブン殴られてください!

(64:05)
1. Intro
2. Set The World On Fire
3. Hook In Mouth
4. Wake Up Dead
5. The Conjuring
6. Mary Jane
7. In My Darkest Hour
8. Devil's Island
9. These Boots
10. Drum Solo
11. Peace Sells
12. Liar
13. Mechanix
14. Anarchy In The U.K. 

Dave Mustaine - vocals, guitar
David Ellefson - bass, backing vocals
Jeff Young - guitar
Chuck Behler - drums