QUEEN - DEFINITIVE LEEDS 1982(2CD) [Wardour-436]

QUEEN - DEFINITIVE LEEDS 1982(2CD) [Wardour-436]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

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Live at Elland Road Football Stadium, Leeds, UK 29th May 1982 TRULY PERFECT SOUND(UPGRADE)

 ブライアン・メイ自身が「特別すぎる最高のショウだった」と繰り返す奇跡のコンサート「1982年のリーズ」。その全貌を伝えてきた伝説の名録音がブラッシュアップして登場です。そんな本作が記録されたのは「1982年5月29日エランド・ロード公演」。その極上オーディエンス録音です。

【ブライアンが生涯のショウと語る大名演】
 QUEENファンにとって「1982年」はさまざまな意味を持つ特別な年でした。最大の怪作『HOT SPACE』が物議を醸し、活動休止や解散説にまで発展していった。ところが、音源マニアにとってはまったく逆。とんでもない爆テンションの名演が大量に行われ、その現場を記録した名録音も大量に残された大豊作の年でもある。一般ファンの残念なイメージが根強いほど「実は違うんだけどな」と歯がゆいような、ほくそ笑むような想いをしてきた方も多いのではないでしょうか。
 そのイメージも『QUEEN ON FIRE: LIVE AT THE BOWL』の公式化以降だいぶ緩和されたように思いますが、あのショウが頂点だったわけでもない。冒頭に紹介したようにブライアン自身が心から満足し、記憶に焼きついたのはリーズ公演の方。本作は、「(QUEEN ON FIREの)ミルトン・キーンズよりリーズで撮影したかった」とまで言わしめたショウを最高峰サウンドで楽しめるライヴアルバムなのです。
 『QUEEN ON FIRE』を大前提に話を進めてしまいましたが、“HOT SPACE TOUR”の概要が頭に入っていないと今ひとつピンと来ないかも知れません。ここで当時のスケジュールからショウのポジションを確かめてみましょう。

《3月『HOT SPACE』完成》
・4月9日-5月22日:欧州(26公演)
《5月21日『HOT SPACE』発売》
・5月29日-6月5日:英国(4公演)←★ココ★
・7月21日-9月15日:北米(33公演)
・10月19日-11月3日:日本(6公演)

 以上が一般ファンが見向きもせず、マニアがこよなく愛する1982年ツアーの全体像。もっとも“HOT SPACE TOUR”の中でも奇跡だったのは前半の「欧州」「英国」レッグ。『QUEEN ON FIRE』は「英国」ツアーの最終日だったわけですが、本作のリーズ公演は約1週間前のイギリス初日でした。

【アップグレードを果たした伝統の名録音】
 そんなショウを記録した本作は、伝統の名録音を細心・最新マスタリングで磨き込んだもの。最大のポイントはアップグレードぶりですが、そもそもの録音自体も極めて素晴らしい。当店でも名盤『HOTTEST LEEDS』で愛されてきたマスターなのですが、そのクリアさ、ダイレクト感はオーディエンスの常識を遙かに超えている。バスドラの音色に客録らしさが滲みつつ、大気をまるで感じさせないダイレクト感が圧倒的で、澄み切ったクリア空間のド真ん中を骨太な芯がグイグイと貫いてくる。そしてディテールも超鮮明で、フレディの歌声は歌詞の1語1語に込められたニュアンスまで感じられ、ブライアンのギターも弦に当たるピックの角度まで感じ取れそうな鮮やかさなのです。そのド級なダイレクト感の要因は、恐らく会場にある。本作の現場となった“エランド・ロード”は、天井が大きく空いたオープン・スペースのスタジアム。その上で、恐らくPAのすぐ側で録音したのでしょう。現場PAが吐き出す出音を反響ゼロで綺麗に拾っている。だからこそ盛大な喝采も吸い込んではいるものの、それよりも遙かに近くにQUEENを感じるバランスが実現しているのです。
 そして、本作はそんな原音の可能性を最大限に引き出した最高峰更新版。ブツギレのテープチェンジ個所を滑らかシームレスに仕上げていますが、それ以上なのがサウンドそのもの。もちろん、無闇矢鱈な音圧稼ぎでせっかくのナチュラル感を損なうようなマネはせず、輪郭の鮮やかさと鳴りを整理。一番の旨みであるダイレクト感と抜けの良さがグッと良くなり、それこそサウンドボードと同じくらいに演奏の機微を詳細に感じられるサウンドに仕上げているのです。

【QUEEN史にひと際輝くハイパーなフルショウ】
 そんなアップグレード・サウンドで描かれるのは、ブライアンの脳裏にもこびりついた人生の名演。セットは『QUEEN ON FIRE』とほぼ同じなので分析は省略しますが、そのセットを紡ぐ爆テンションぶりが圧倒的。とにかくフレディの声が強烈で、どこまでも伸びて自由自在。凄い勢いでハイに駆け上がっても余裕が崩れず、豪快な音幅のヴィヴラートもビシッと決まる。望みのままに出放題な声がよほど嬉しいのか、フレディのテンションもドンドン上がり、自分のノドを試すような豪快な即興もバンバン飛び出す。この絶好調ぶりは、年齢に加えてサポート・メンバーを迎えた事も大きいのではないでしょうか。このツアーからキーボードにモーガン・フィッシャーを同行させており、フレディがピアノを弾く場面が激減。その反面、ヴォーカルに集中でき、アクションも自由になりました。本作の歌声には、その開放感までもが滲み出ているのです。
 もちろん、そんなフレディに触発された3人も凄いテンションで、超タイトでパワフルなビートも凄い。そして当然「リーズは特別」と断言して止まないブライアンも絶好調。『QUEEN ON FIRE』のように弦が切れるトラブルもなく、気持ちよく弾き倒しています。そんな現場ノリを感じさせるワンシーンを挙げるなら、「Love Of My Life」の後でしょうか。フレディが即興で「Keep Yourself Alive」を歌い出して観客と掛け合うのですが、そこでブライアンが「そろそろいいかな?」と言わんばかりにピアノでインプロを静止。「Save Me」に入っていくのです。そのタイミングも無茶な入り方もどこか可笑しく、ほくそ笑みながら弾き出すブライアンや、笑って返すフレディの表情まで目に浮かぶのです。

 「God Save The Queen」が流れる中でフレディが「Absolutely fabulous. Thank you very much!」「We shall not forget you!」と叫び、グロリアスに幕を閉じる本作。本来であれば、貴重な「Action This Day」「Staying Power」「Back Chat」にも字数を割くべきなのでしょうが、それどころではありません。とにかく爆テンションの凄まじい大名演を超ダイレクト・サウンドで極上体験できる……この醍醐味が強烈すぎるのです。
 ブライアンの心に刻み込まれた伝説の名演を、史上最高峰を更新するサウンドで描ききったプレス2CD。まさに極めつけの1本、どうぞ存分にご堪能ください。


★ブライアン・メイが「特別すぎる最高のショウだった」と繰り返す奇跡のコンサート「1982年のリーズ」。最強のクイーン・ライヴ盤の登場です。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (48:45)
1. Flash Intro.
2. The Hero
3. We Will Rock You
4. Action This Day
5. Play The Game
6. Staying Power
7. Somebody To Love
8. Now I'm Here
9. Dragon Attack
10. Now I'm Here (reprise)
11. Love Of My Life
12. Keep Yourself Alive (Vocal Improvisation)
13. Save Me

Disc 2 (53:38)
1. Back Chat
2. Get Down, Make Love
3. Guitar Solo
4. Under Pressure
5. Fat Bottomed Girls
6. Crazy Little Thing Called Love
7. Bohemian Rhapsody
8. Tie Your Mother Down
9. Another One Bites The Dust
10. Sheer Heart Attack
11. We Will Rock You
12. We Are The Champions
13. God Save The Queen