COZY POWELL'S HAMMER - BRING THE HAMMER DOWN(2CDR) [Shades 234]

COZY POWELL'S HAMMER - BRING THE HAMMER DOWN(2CDR) [Shades 234]

販売価格: 2,500(税込)

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商品詳細

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Live at Scala Theatre, Ludwigsburg, Germany 17th November 1992 TRULY PEREFCT SOUND

1992年11月に「COZY POWELL'S HAMMER」名義で行われた、トニー・マーティンとコージー・パウエルの合同ドイツ・ツアーから、11月17日のルードヴィッヒスブルク公演を極上レベルの高音質オーディエンス録音で1時間31分に渡って完全収録したファン必携の1枚が登場です。ブラック・サバスへロニー・ジェイムズ・ディオが復帰した事でバンドを脱退したマーティンは、1992年にサバス時代のヘヴィな世界観とは一線を画する、メロディアスでキャッチーなAOR作品の1stソロアルバム「BACK WHERE I BELONG」をリリースし、ソロ・アーティストとしての自立を図りました。ほぼ同じ頃、コージー・パウエルも落馬事故が原因となってブラック・サバスを脱退し、'83年の「OCTOPUSS」以来となる4作目のソロアルバム「THE DRUMS ARE BACK」をリリースしていました。似たような状況が重なったマーティンとコージーは、合同でのアルバムプロモーションで一致し、双方のアルバムに協力していたニール・マーレイを招き、全7公演のドイツツアーが行われる事になりました。本作はトニー・マーティン側の記録によれば初日に当たるルードヴィッヒスブルク公演を、クリアさ・ワイド感・バランスと、全てにおいて大変優れた極上のオーディエンス録音で収録しています。

セット・リストはマーティン、ニールそしてコージーのキャリアのうち、HR/HM寄りのベスト選曲で、SABBATHだけでなくWHITESNAKEさらにRAINBOWと、ファンが聴きたがる名曲の数々をバランスよく網羅しています。ステージとなったスカラ・シアターはあまり大きな会場では無いようですが、その分バンドの演奏はすぐ近くからダイレクトに飛び込んでくるような迫力があり、客席とステージの一体感は極上の雰囲気をかもし出しています。オープニングの Walking In The Shadow Of The Blues 冒頭から、会場には波が広がるように喜びと期待が満ちていくのが良くわかりますが、英国ハードロックの至宝3人が目の前にいるようなこのサウンドに接すれば、聴き手もオーディエンスと同じく心が震える事でしょう。トニー・マーティンの歌唱は、まだまだ透明に伸びる声を維持しながらも、後年の彼の特徴にもなるブルージーな表情が顔を見せつつあり、Crying In The RainなどのWHITESNAKEナンバーでは絶妙のはまり具合を聴かせてくれます。RAINBOWの曲でもマーティンの特性を活かしたパフォーマンスが展開されており、StargazerとLong Live Rock'N'Rollのメドレーではきちんとオリジナルのロニーをベースにしつつも、マーティンならではのしなやかな歌い回しを聞かせ、Since You Been GoneやAll Night Longではソフトなタッチで、グラハム・ボネットのイメージとは異なるマイルドな歌を楽しめます。またSABBATHナンバーは主要メンバー3人がSABBATH在籍時そのままのパワフルなプレイに徹していますが、ギタリストを務めたイタリア人ギタリストのマリオ・パーガが独自の解釈で新風を吹き込んでおり、ソロでテクニカルに弾き込むスタイルは、マーティンの代表曲をより様式美的な新しい姿へと仕立てています。セット中に5曲が散りばめられたマーティンとコージーの新作からのソロ曲は、結果的にこのツアーだけしか演奏されませんでしたが、どれも過去の名曲の中に違和感無く溶け込んでおり、バンドの演奏にも馴染んでいます。名曲 If It Ain't Worth Fighting ForやIf There Is A Heavenはコージーのドラムを得て、よりドラマティックな演奏となり、コージーのソロ曲 Shoutは、なぜスタジオテイクがマーティンでは無かったのか不思議に感じるほど、彼らのパフォーマンスはごく自然な形で調和しています。また Ride To Winから約10年ぶりとなる 1812 Overture への流れは、翌年行われるブライアン メイとコージーのライヴを先取りしたもので、ブライアン メイのバージョンである Resurrection と比較しても面白いでしょう。嬉しい事にこのソロパートにおけるコージーのドラムは素晴らしい大迫力で捉えられており、コージーのキャリア中でもここまでパワフルなオーディエンス録音テイクで1812 Overtureが聴けるものもなかなか無いと断言できます。マーティン・コージー・ニールの3人が揃ってSABBATHを脱退したのは当時のファンにとって非常に残念な事ではあり、一部でSABBATHへの不満や批判もありましたが、マーティンとコージーはこのような極上のソロ作品と最高のライヴ音源を残しましたし、SABBATHはロニーと再合流して傑作「DEHUMANIZER」を製作し得た事を思えば、結果的にこの時代は、禍が転じて福になった、非常にクリエイティヴな時期だったと言えるでしょう。ブリティッシュ・ハードロックの隠された秘宝ともいうべきこの優れたライヴを、ぜひご堪能ください!

Disc 1
1. Intro 2. Walking In The Shadow Of The Blues 3. Shout 4. Stargazer 5. Long Live Rock 'n' Roll
6. Back Where I Belong 7. Anno Mundi 8. If It Ain't Worth Fighting For 9. It Ain't Good Enough
10. Crying In The Rain

Disc 2
1. If There Is A Heaven 2. Guitar Solo 3. Since You Been Gone 4. Lawmaker 5. Ride To Win
6. Drum Solo incl. 1812 Overture 7. The Gates Of Hell 8. Headless Cross 9. All Night Long

Tony Martin - Vocal Cozy Powell - Drums Neil Murray - Bass Mario Parga - Guitar