RORY GALLAGHER - SITTARD 1979(2CDR) [Uxbridge 1341]

RORY GALLAGHER - SITTARD 1979(2CDR) [Uxbridge 1341]

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商品詳細

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Stadsschouwburg, Sittard, Netherlands 18th October 1979 STEREO SBD

 テッド・マッケンナを迎えた第二弾『TOP PRIORITY』を発表し、いわゆるハードロック時代を邁進していた1979年のロリー・ギャラガー。その極上サウンドボード・アルバムが登場です。
 そんな本作に収められているのは「1979年10月18日シッタルト公演(オランダ)」。そのステレオ・サウンドボード録音です。“TOP PRIORITY TOUR”と言えば、ライヴアルバム『STAGE STRUCK』にもなっているわけですが、あの公式盤はツアー各所から選りすぐって編纂された言わばライヴのベスト盤。それに対し、本作は1公演を通しで楽しめるサウンドボード・アルバムなのです。では、そのショウは一体どんなポジションなのか。当時のスケジュールから振り返って確かめてみましょう。

・1月1日-3月4日:欧州#1(23公演)
《4月『TOP PRIORITY』完成》
・4月29日-5月14日:欧州#2(3公演)
・7月7日-18日/8月18日:欧州#3(4公演)
・8月22日-9月15日:北米#1(26公演)
《9月26日『TOP PRIORITY』発売》
・9月19日-11月3日:欧州#4(31公演)←★ココ★
・11月14日-12月7日:北米#2(14公演)

 これが1979年のロリー・ギャラガー。テッドの加入後は精力的にツアーを行っており、この年も休む間もなくライヴとレコーディングの連続。そんな中で本作のシッタルト公演は『TOP PRIORITY』初盤前後に実施していた「欧州#4」の21公演目にあたるコンサートでした。ちなみに『STAGE STRUCK』に採用されたショウは「北米#2」から翌1980年の7月にかけて。つまり本作は『STAGE STRUCK』の前日譚にあたるライヴアルバムなのです。
 そんなショウで記録された本作は……一言で「極上」。地元ラジオ局のFMサウンドボードなのですが、収録もミックスも完璧。それこそ伝統の『STAGE STRUCK』にも引けを取らない完全オフィシャル級で、四の五の言っても仕方のない極上サウンドボード・アルバムなのです。
 そんなパーフェクト・クオリティで描かれるのは『STAGE STRUCK』では聴けないレパートリーもたっぷりのフルショウ。現行の『STAGE STRUCK』はボーナス・トラックも追加されたとは言え、10曲入りのCD1枚物。それに対して本作は15曲存分に楽しめるのです。では、どんな曲が聴けるのか。比較しながら整理してみましょう。

●オリジナル・アルバム(9曲)
・TATTOO:Tattoo'd Lady(★)
・AGAINST THE GRAIN:Bought And Sold/Out On The Western Plain(★:レッドベリー)
・CALLING CARD:Secret Agent(★)/Moonchild
・PHOTO-FINISH:Shadow Play
・TOP PRIORITY:Wayward Child/Follow Me/Key Chain/Bad Penny
●その他カバー(5曲)
・I Wonder Who(★:マディ・ウォーターズ)/As The Crow Flies(★:トニー・ジョー・ホワイト)/Going To My Hometown(★:トラッド)/Bullfrog Blues(★:トラッド)/Sea Cruise(★:ヒューイ・ピアノ・スミス)
※注:「★」印は『STAGE STRUCK』で聴けない曲。

……と、このようになっています。ロリーのオリジナル曲で固められていた『STAGE STRUCK』に比べ、本作は美味しいカバーもたっぷり。さらにオリジナル曲も増量され、黄金時代の「Tattoo'd Lady」「Secret Agent」もテッド入りのハードロッキンなアンサンブルで甦っているのです。1979年の公式ライヴ盤と言えば、『NOTES FROM SAN FRANCISCO(のDISC 2)』もある。あのライヴ・ディスクは上記で言うところの「北米#2」だったわけですが、「Out On The Western Plain」「Secret Agent」「I Wonder Who」「As The Crow Flies」「Going To My Hometown」辺りは、そこでも聴けないレパートリーなのです。
 そんなセットだけでも最高ですが、ちょっと面白い聴きどころがオープニング。チューニングをして1曲目の「Wayward Child」に突入していくのですが、ここでいきなりPAにトラブルが発生し、ギターがブッ飛んでしまう! ところがバンドは何事も起きていないかのように演奏を続け、イントロのうちにギターも復帰。無事にショウはスタートします。聴いているとなかなか豪快なトラブルだったりするのですが、慌てるそぶりがまるでない。トラブルに気づいていないのか、百戦錬磨の肝っ玉なのか……なかなか凄い開演です。
 その後は快調にフルショウを突っ走るのですが、その後にはちょっと面白いボーナス・トラックも追加収録。このショウは10月ですが、番組はクリスマス時期に放送されたらしく、番組内でロリーがメッセージを寄せているのです。これも単にしゃべっているのではなく、「Too Much Alcohol」をスティールギターの弾き語りで渋く決めながら曲に引っかけてラストに一言。「I hope you very nice Christmas and good new year. Don't drink too much!(楽しいクリスマスと良い新年を。あんまり飲みすぎるなよ!)と挨拶する。えらくブルージーで、実にクール。ちょっとした1曲ではありますが、ロリーのカッコ良さに惚れてしまうボーナスなのです。

 「もう1つのSTAGE STRUCK」と言うべきか、拡張版と言うべきか。ともあれ、トラブルもボーナスも含めてハードロック時代ロリー・ギャラガーのフルショウを丸ごと楽しめてしまう決定盤です。オフィシャル作品と並ぶ……いえ、公式ライヴアルバム以上の聴き応えを誇る大名盤サウンドボード。どうぞ、存分にご堪能ください。

Disc 1(47:37)
1. Wayward Child
2. Tattoo'd Lady
3. I Wonder Who
4. Follow Me
5. Bought And Sold
6. Keychain
7. Secret Agent
8. Bad Penny 

Disc 2(52:33)
1. Intro
2. Out On The Western Plain 
3. As The Crow Flies
4. Going To My Hometown
5. Moonchild
6. Shadow Play
7. Bullfrog Blues
8. Sea Cruise

Bonus Track
9. Too Much Alcohol / Chrismas with from Rory (Dutch radio)

STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Rory Gallagher - Guitar & Vocal
Gerry McAvoy - Bass
Ted McKenna - Drums