UFO - CHICAGO 1981 SOUNDBOARD(2CDR) [Shades 1226]

UFO - CHICAGO 1981 SOUNDBOARD(2CDR) [Shades 1226]

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商品詳細

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Live at International Amphitheater, Chicago, IL, USA 13th March 1981 STEREO SBD

 2020年6月9日にポール・チャップマンが亡くなり、その後を追うように8月14日にはピート・ウェイまでもが逝ってしまいました。2人を偲ぶように発掘された極上サウンドボード・アルバムが登場です。

 そんな本作に収められているのは「1981年3月13日シカゴ公演」。そのステレオ・サウンドボード録音です。“3月13日”という日付と“シカゴ”の組み合わせに「ん?」となった方は鋭い。実は、前日ご紹介して大好評となった『CHICAGO 1982(Shades 1210)』も“3月13日”であり、会場も同じ“INTERNATIONAL AMPHITHEATER”だったりするのです。もちろん「1982年」と「1983年」ですし、演奏もセットも異なる別コンサートではあるのですが、なかなか数奇な偶然です(ちなみに、彼らは1年前の1980年の3月にも同会場でライヴを実施。3年連続でシカゴ公演を行っていました)。ともあれ、このショウは“THE WILD, THE WILLING AND THE INNOCENT TOUR”の一幕でもある。まずは、当時のスケジュールからショウのポジションを振り返ってみましょう。

《1月6日『ワイルド/ウィリング/インセント』発売》
・1月13日-31日:英国(18公演)
・2月6日-3月17日:北米#1(19公演)←★ココ★
・4月18日-5月27日:北米#2(8公演)
・7月3日-5日:スペイン(3公演)
・7月28日-8月13日:北米33(7公演)
・9月6日/11月14日/12月30日+31日:北米#4(4公演)

 これが1981年のUFO。アルバム『THE WILD, THE WILLING AND THE INNOCENT』の発売直後に母国イギリスからツアーを始めますが、その主目的は明らかに米国侵攻でした。本作のシカゴ公演は、その序盤である「北米#1」の16公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウを記録された本作は、まさに極上のステレオ・サウンドボード。当時のFM放送局でサイマル放送されたものですが、タイプとしては公式風と卓直結の中間のような感じ。生々しくパンも豪快なステレオ感のミックスは卓直結系の旨みをたっぷりと放ちつつ、曲間には盛大な喝采も沸き起こる。ところどころでハウリングが起きるラフ感も実にロックながら、卓直結にありがちな白々しさがない。なんとも美味しいサウンドボードなのです。
 そのサウンドで描かれるのは、グルーヴィなギターがUFOらしさを引き立てまくるフルショウ。チャップマン時代というとどうしても公式盤『REGENERATOR: LIVE 1982』が有名ですので、比較しながらセットを整理してみましょう。

●シェンカー時代(7曲)
・現象:Rock Bottom(★)/Doctor Doctor(★)
・新たなる殺意:Love to Love/Too Hot to Handle/Lights Out
・宇宙征服:Only You Can Rock Me/Cherry(★)
●チャップマン時代(6曲)
・ヘヴィ・メタル・エクスペリエンス:No Place to Run/Mystery Train
・ワイルド/ウィリング/インセント:The Wild, the Willing and the Innocent/Long Gone/Lonely Heart(★)/Makin' Moves
※注:「★」印は公式盤『REGENERATOR: LIVE 1982』でも聴けない曲。

……と、このようになっています。公式盤で聴けないレパートリーは4曲に上るわけですが、特に美味しいのは「Lonely Heart」でしょう。このツアーでしか演奏されていないレア曲であるばかりか、同じ1981年の定番サウンドボード『WILD ONE: LONDON 1981(Power Gate-245)』にも収録されていない。まさに本作なればこそのレア・サウンドボードなのです。
 もちろん、レア曲だけでなくセットを貫く演奏こそが聴きどころ。UFOはマイケル・シェンカーの泣きのギターによって有名になったわけですが、彼らの本質はむしろストレートなロックンロールのグルーヴとフィル・モグの哀愁。チャップマンのギターは、その本質にピタッとフィットしており、ピート・ウェイ&アンディ・パーカーとの一体感は間違いなく歴代No.1。しかも、ニール・カーターが哀愁のメロディ感覚を醸し出しており、単なるロックンロールにも陥っていない。実はシェンカー&レイモンド体制以上にUFOの魅力を引き出しているのです。
 シェンカーが去った後のUFOを支え……いえ、実はシェンカー時代以上の黄金期を築いていたポール・チャップマン。そして初期よりUFOを支え続けたピート・ウェイ。その2人が大活躍する80年代初頭のステージを極上クオリティで味わえる貴重なフル・サウンドボードアルバムです。どうぞ、この機会にたっぷりとご堪能ください。

Disc 1(42:13)
01. The Wild, the Willing & the Innocent
02. Only You Can Rock Me
03. Long Gone
04. Lonely Heart
05. Cherry
06. No Place to Run
07. Love to Love
08. Makin' Moves

Disc 2(41:02)
1. Mystery Train
2. Too Hot To Handle
3. Lights Out
4. Rock Bottom
5. Doctor Doctor

Phil Mogg - vocals
Pete Way - bass
Paul Chapman - guitar
Andy Parker - drums
Neil Carter - keyboards, guitar, vocals

STEREO SOUNDBOARD RECORDING