WHITESNAKE - SLIP OF THE GLOBE: STOCKHOLM 1990(2CD + Ltd Bonus DVDR) [ZODIAC 092]
WHITESNAKE - SLIP OF THE GLOBE: STOCKHOLM 1990(2CD + Ltd Bonus DVDR)
[ZODIAC 092]
販売価格: 3,800円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at the Globe Arena, Stockholm, Sweden 21st August 1990 PERFECT/TRULY PERFECT SOUND
21世紀に現れた80年代のメタル魔術師、Per Erikの傑作録音がまたもや登場しました!! Per Erikは、IRON MAIDENの「SEVENTH SON OF STTOCKHOLM」など、80年代後期を中心に活動していた名テーパー。最近までありそうでなかった「80年代の北欧」を高音質で甦らせてくれる録音師です。今回、彼のコレクションから飛び出したのはWHITESNAKE！ かの魔術師は、録音の出来／不出来に差がありますが、今回はバッチリの勝ち組録音。もちろん、魔術師の魔力が宿っている以上は、ベストな形で後世に残さねばなりません。永久保存のプレス２CD仕様でリリース決定です!!
かの魔術師がレコーダーを回したのは、1990年８月21日のストックホルム公演です。1990年のWHITESNAKEと言えば、オフィシャル化もされたドニントン（８月18日）や大感動の解散公演（武道館９月26日）が有名ですが、本作はその間となる“ドニントン公演の次のライヴ”。ドニントンを皮切りにヨーロッパ各地をMONSTERS OF ROCKツアーとして回っており、その北欧版でした。会場となったグローブ・アリーナは、1989年に竣工したばかりの球形ドームで、現在でも世界最大の半球状の建築物として知られています。つまり、魔術師が居合わせたのは（当時）最新・世界屈指の音響施設だったわけです。
それを実証するのが、本作のサウンド。各楽器がキレイに分離し、しっかりと芯が通っている。MONSTERS OF ROCKが可能なほどの広さを感じさせながら、輪郭のボヤけない絶品サウンドです。オーディエンスの声も大群衆の熱狂を伝えながら、オフィシャル盤のようにスケール感たっぷりで楽曲とぶつからない。「一体、どんなポジションで録ったんだ？」と思わせるあたり、さすが魔術師といったところです。実際、このサウンドは名盤の誉れ高き「FINAL JUDGEMENT（Shades 390）」にも負けてない。大感動の解散公演を記録した、かの名盤と比べても迫力は本作の方が断然上。事実、クリアさは「FINAL JUDGEMENT」に半歩も引けを取らず、迫力・スペクタクルだけを上乗せした感じ。この辺はもう好みのレベルですが、“ゴージャスを極めたWHITESNAKE”の真価を捉えきったベスト録音でしょう。（テープチェンジのカットがあったCheap An' Nastyの4:15、Ain't No Love In The Heart Of The Cityの8：53の欠損は、本盤では別音源をインサートすることで、ノンカットで楽しむことができます。）
事実、このゴージャス感は何も代え難い。当時は批判も多かったスティーヴ・ヴァイを擁した“SLIP SNAKE”ですが、ここまで絢爛豪華なロックは史上類を見ません。しかも、別にステージが動いたり、誰かが回転するわけでもない。音だけで「なんて豪華！」と感じさせるのだから凄い。カヴァデール自身、「許せる限り、豪華なロックショウだったよ。まるでサーカスのようにね」と語っていましたが、それはすなわち、彼の信念「やるべき価値のあることは、やりすぎる価値がある」が行き着くべき極北だったわけです。
その後、カヴァデールは伝説との融合COVERDALE/PAGEを経て“渋味”を標榜した「RESTLESS HEART」「INTO THE LIGHT」を発表していきました。確かに、当時は「SLIP OF THE TONGUE」時代を辛辣に語ることもありましたが、あれから25年が経ちました。WHITESNAKEは再結成し、ゲフィン時代の大ヒット曲を演奏することで長らえ、「『RESTLESS HEART』は実質ソロ・アルバムだったのさ」と語るカヴァデール。「BURN」でデビューした彼のキャリア・成功の頂点はどこだったのか。それは「SERPENCE ALBUS」だったかも知れません。しかし、時代を極めた彼が、そこを超え“時代をリードした”刹那は「1990年」だったのではないでしょうか。
本作には、その“やりすぎの美学”が克明に記録されています。オフィシャル化された「LIVE AT DONINGTON 1990」は言うまでもなく素晴らしいですが、本作には、観客の側から見た“真実”が刻まれている。「SLIP OF THE TONGUE」ツアーは、ともすれば“スティーヴ・ヴァイの腕前拝見”として聴かれがちですし、実際「Slide It In」におけるアレンジ能力やギター超名盤「PASSION AND WARFARE」を導入したソロタイム、サイクスとは別次元の世界を拓いた「Crying In The Rain」など、聴きどころは無数にあります。しかし、まず耳を傾けて頂きたいのは、“時代を超えたロック”を現出させてみせた絶頂WHITESNAKEの底力、そして“カヴァデールの信念”なのです。前に進むことしか知らなかった“情念のシンガー”の咆哮が轟くからこそ、私たちの心はどうしようもなく動かされてしまう。この時代にしか生まれ得なかったロックを、カヴァデールの生き様を、魔術師がド迫力に記録したスーパー音源。永久仕様のプレス２CDで、貴方のコレクションに加わるチャンスです！
★素晴らしい音質です。
Disc 1(50:31)
1. Introduction 2. Slip Of The Tongue 3. Slide It In 4. Judgment Day 5. Slow An' Easy 6. Kitten's Got Claws 7. Adrian Vandenberg Solo 8. Is This Love 9. Cheap An' Nasty
Disc 2(59:10)
1. Crying In The Rain 2. Tommy Aldridge Solo 3. Crying In The Rain(reprise) 4. Fool For Your Loving 5. Steve Vai Solo 6. Here I Go Again 7. Bad Boys 8. Ain't No Love In The Heart Of The City 9. Still Of The Night
David Coverdale - Vocals Steve Vai - Guitar Adrian Vandenberg - Guitar Rudy Sarzo - Bass Tommy Aldridge - Drums
-----------------------------------------------------------------------------
★情念のシンガー、デヴィッド・カヴァデールのキャリアの頂点をハイクオリティ・サウンドで真空パックした「SLIP OF THE GLOBE」。そのリリースを記念して、初回入荷分に限り、MONSTERS OF ROCKヨーロッパツアーのドイツ公演を収めたプロショットDVDR「MONSTERS OF ROCK 1990 IN GERMANY」が特別に付属いたします。
V.A. - MONSTERS OF ROCK 1990 IN GERMANY(Bonus DVDR)
Monsters Of Rock, Maimarktgegelande Eisstadion, Mannheim, Germany 1st September 1990 PRO-SHOT
“MONSTERS OF ROCK（以下、MOR）”と言えば、英国のキャッスル・ドニントンの巨大ロック・フェスティバル。1980年に始まったMORは、その発展とともに他国でも開かれるようになり、1990年はヨーロッパ各国をツアーのように回りました。本作は、そのドイツ版MOR（現地では“SUPER ROCK 1990”の名で開催）をフィーチュアしたテレビ特番。この日出演した各バンドのハイライトやインタビューを網羅した、嬉しいコンピレーション・タイトルです！
ドイツ版MORが開かれたのは、本家ドニントンMORの約２週間後、本編プレスCD「SLIP OF THE GLOBE」の約10日後となる９月１日。QUIREBOYSとTHUNDERこそ不参加ではありましたが、WHITESNAKEとAEROSMITHをメインに据えたビッグ・イベントとなりました。本作ではそのうちWHITESNAKE，AEROSMITH，POISON，VIXENの演奏やインタビューをプロショット収録。さらにDIOのドルトムント公演もボーナスで収められています（なぜか各バンドのインタビューでも「Ronnie James Dio!!」と名前が出てきます）。
最初に登場するのは、ヘッドライナーのWHITESNAKE。ドニントンMORはオフィシャルDVDでお馴染みですが、ドイツ版でもプロショットが残されていたわけです。再生して新鮮に感じるのは、ステージの全景。実は、公式DVD「LIVE AT DONINGTON 1990」は、現場のスクリーン用に撮影された映像を力業の加工で商品化したせいか、カメラの少なさやアップショットばかり（現場の観客に全景は必要ないため）。しかし、本作は番組用の収録なのでステージ全景もしっかりと収められているのです。ステージの風景やメンバー間の距離感など、意外と知ってるつもりで知らない、当時の雰囲気が伝わってきます。実際に日本公演をご覧になった方には「あぁ、こうだった！」と思い出が蘇るのではないでしょうか。
だからといって、遠景のワンカメではなく、マルチカメラで各メンバーのアップショットもばっちり（当時のテレビ番組らしく、ひっきりなしにインサートされる画面効果が時代を感じさせますが：笑）。ともあれ、当時の映像はドニントンMORぐらいだと思われていただけに、見逃せないプロショット映像です。
他のバンドも面白い映像の連続です。まだ日中の出演で開放的なステージ風景が華やかさとマッチしたPOISON、“らしさ”全開で、インタビュアーの女性へも積極的に近づいていくヤンチャなスティーヴン・タイラーが楽しいAEROSMITH。特に必見なのはVIXENです。ヴォーカルのジャネット・ガードナーとギターのジャン・クエネムンド、そしてベースのシェア・ペダーセンらが繰り広げるステージングは、華やかさながらも鋭さがあり、パンチ力も強烈。さすがは80年代シーンに名を残すだけはある。ガールズ・メタルが花盛りな昨今ですが、やはり“メタル姉御”たちの実力は、その辺のガキと次元が違います。たとえ曲を知らないとしても、今をときめく美女たちのパフォーマンスはそれだけでも眩しく、たとえ曲を知らなくても見応えタップリ。輝く彼女らをプロショットで楽しめる実に嬉しいひとときです。
各バンドの演奏シーンが２曲づつというのはやや短い気もしますが、本作に映し出されているのは、“モダン・ヘヴィネス”なる汚い化け物に席巻される直前の華やかなHR/HM。本編プレスCD「SLIP OF THE GLOBE」と共に、メタルが最高に輝いた時代へ運んでくれる70分間です。ぜひ、この機会に存分にお楽しみください！
(68:05)
Whitesnake
1. Adrian Vandenberg Interview #1 2. Slip Of The Tongue 3. Adrian Vandenberg Interview #2 4. Slide It In
Poison
5. Brett Michaels Interview #1 6. Look What The Cat Dragged In 7. Brett Michaels Interview #2 8. Good Love
Aerosmith
9. Steven Tyler Interview 10. Train Kept A Rollin' 11. Young Lust
Vixen
12. Interview 13. Streets In Paradise 14. Interview 15. Rev It Up
Bonus Track
Dio
Live at Westfalenhalle, Dortmund, Germany 17th May 1990
16. Interview 17. Watching You 18. Born On The Sun
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.68min.
Special Bonus DVDR for 1st set of "SLIP OF THE GLOBE"(ZODIAC 092)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at the Globe Arena, Stockholm, Sweden 21st August 1990 PERFECT/TRULY PERFECT SOUND
21世紀に現れた80年代のメタル魔術師、Per Erikの傑作録音がまたもや登場しました!! Per Erikは、IRON MAIDENの「SEVENTH SON OF STTOCKHOLM」など、80年代後期を中心に活動していた名テーパー。最近までありそうでなかった「80年代の北欧」を高音質で甦らせてくれる録音師です。今回、彼のコレクションから飛び出したのはWHITESNAKE！ かの魔術師は、録音の出来／不出来に差がありますが、今回はバッチリの勝ち組録音。もちろん、魔術師の魔力が宿っている以上は、ベストな形で後世に残さねばなりません。永久保存のプレス２CD仕様でリリース決定です!!
かの魔術師がレコーダーを回したのは、1990年８月21日のストックホルム公演です。1990年のWHITESNAKEと言えば、オフィシャル化もされたドニントン（８月18日）や大感動の解散公演（武道館９月26日）が有名ですが、本作はその間となる“ドニントン公演の次のライヴ”。ドニントンを皮切りにヨーロッパ各地をMONSTERS OF ROCKツアーとして回っており、その北欧版でした。会場となったグローブ・アリーナは、1989年に竣工したばかりの球形ドームで、現在でも世界最大の半球状の建築物として知られています。つまり、魔術師が居合わせたのは（当時）最新・世界屈指の音響施設だったわけです。
それを実証するのが、本作のサウンド。各楽器がキレイに分離し、しっかりと芯が通っている。MONSTERS OF ROCKが可能なほどの広さを感じさせながら、輪郭のボヤけない絶品サウンドです。オーディエンスの声も大群衆の熱狂を伝えながら、オフィシャル盤のようにスケール感たっぷりで楽曲とぶつからない。「一体、どんなポジションで録ったんだ？」と思わせるあたり、さすが魔術師といったところです。実際、このサウンドは名盤の誉れ高き「FINAL JUDGEMENT（Shades 390）」にも負けてない。大感動の解散公演を記録した、かの名盤と比べても迫力は本作の方が断然上。事実、クリアさは「FINAL JUDGEMENT」に半歩も引けを取らず、迫力・スペクタクルだけを上乗せした感じ。この辺はもう好みのレベルですが、“ゴージャスを極めたWHITESNAKE”の真価を捉えきったベスト録音でしょう。（テープチェンジのカットがあったCheap An' Nastyの4:15、Ain't No Love In The Heart Of The Cityの8：53の欠損は、本盤では別音源をインサートすることで、ノンカットで楽しむことができます。）
事実、このゴージャス感は何も代え難い。当時は批判も多かったスティーヴ・ヴァイを擁した“SLIP SNAKE”ですが、ここまで絢爛豪華なロックは史上類を見ません。しかも、別にステージが動いたり、誰かが回転するわけでもない。音だけで「なんて豪華！」と感じさせるのだから凄い。カヴァデール自身、「許せる限り、豪華なロックショウだったよ。まるでサーカスのようにね」と語っていましたが、それはすなわち、彼の信念「やるべき価値のあることは、やりすぎる価値がある」が行き着くべき極北だったわけです。
その後、カヴァデールは伝説との融合COVERDALE/PAGEを経て“渋味”を標榜した「RESTLESS HEART」「INTO THE LIGHT」を発表していきました。確かに、当時は「SLIP OF THE TONGUE」時代を辛辣に語ることもありましたが、あれから25年が経ちました。WHITESNAKEは再結成し、ゲフィン時代の大ヒット曲を演奏することで長らえ、「『RESTLESS HEART』は実質ソロ・アルバムだったのさ」と語るカヴァデール。「BURN」でデビューした彼のキャリア・成功の頂点はどこだったのか。それは「SERPENCE ALBUS」だったかも知れません。しかし、時代を極めた彼が、そこを超え“時代をリードした”刹那は「1990年」だったのではないでしょうか。
本作には、その“やりすぎの美学”が克明に記録されています。オフィシャル化された「LIVE AT DONINGTON 1990」は言うまでもなく素晴らしいですが、本作には、観客の側から見た“真実”が刻まれている。「SLIP OF THE TONGUE」ツアーは、ともすれば“スティーヴ・ヴァイの腕前拝見”として聴かれがちですし、実際「Slide It In」におけるアレンジ能力やギター超名盤「PASSION AND WARFARE」を導入したソロタイム、サイクスとは別次元の世界を拓いた「Crying In The Rain」など、聴きどころは無数にあります。しかし、まず耳を傾けて頂きたいのは、“時代を超えたロック”を現出させてみせた絶頂WHITESNAKEの底力、そして“カヴァデールの信念”なのです。前に進むことしか知らなかった“情念のシンガー”の咆哮が轟くからこそ、私たちの心はどうしようもなく動かされてしまう。この時代にしか生まれ得なかったロックを、カヴァデールの生き様を、魔術師がド迫力に記録したスーパー音源。永久仕様のプレス２CDで、貴方のコレクションに加わるチャンスです！
★素晴らしい音質です。
Disc 1(50:31)
1. Introduction 2. Slip Of The Tongue 3. Slide It In 4. Judgment Day 5. Slow An' Easy 6. Kitten's Got Claws 7. Adrian Vandenberg Solo 8. Is This Love 9. Cheap An' Nasty
Disc 2(59:10)
1. Crying In The Rain 2. Tommy Aldridge Solo 3. Crying In The Rain(reprise) 4. Fool For Your Loving 5. Steve Vai Solo 6. Here I Go Again 7. Bad Boys 8. Ain't No Love In The Heart Of The City 9. Still Of The Night
David Coverdale - Vocals Steve Vai - Guitar Adrian Vandenberg - Guitar Rudy Sarzo - Bass Tommy Aldridge - Drums
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★情念のシンガー、デヴィッド・カヴァデールのキャリアの頂点をハイクオリティ・サウンドで真空パックした「SLIP OF THE GLOBE」。そのリリースを記念して、初回入荷分に限り、MONSTERS OF ROCKヨーロッパツアーのドイツ公演を収めたプロショットDVDR「MONSTERS OF ROCK 1990 IN GERMANY」が特別に付属いたします。
V.A. - MONSTERS OF ROCK 1990 IN GERMANY(Bonus DVDR)
Monsters Of Rock, Maimarktgegelande Eisstadion, Mannheim, Germany 1st September 1990 PRO-SHOT
“MONSTERS OF ROCK（以下、MOR）”と言えば、英国のキャッスル・ドニントンの巨大ロック・フェスティバル。1980年に始まったMORは、その発展とともに他国でも開かれるようになり、1990年はヨーロッパ各国をツアーのように回りました。本作は、そのドイツ版MOR（現地では“SUPER ROCK 1990”の名で開催）をフィーチュアしたテレビ特番。この日出演した各バンドのハイライトやインタビューを網羅した、嬉しいコンピレーション・タイトルです！
ドイツ版MORが開かれたのは、本家ドニントンMORの約２週間後、本編プレスCD「SLIP OF THE GLOBE」の約10日後となる９月１日。QUIREBOYSとTHUNDERこそ不参加ではありましたが、WHITESNAKEとAEROSMITHをメインに据えたビッグ・イベントとなりました。本作ではそのうちWHITESNAKE，AEROSMITH，POISON，VIXENの演奏やインタビューをプロショット収録。さらにDIOのドルトムント公演もボーナスで収められています（なぜか各バンドのインタビューでも「Ronnie James Dio!!」と名前が出てきます）。
最初に登場するのは、ヘッドライナーのWHITESNAKE。ドニントンMORはオフィシャルDVDでお馴染みですが、ドイツ版でもプロショットが残されていたわけです。再生して新鮮に感じるのは、ステージの全景。実は、公式DVD「LIVE AT DONINGTON 1990」は、現場のスクリーン用に撮影された映像を力業の加工で商品化したせいか、カメラの少なさやアップショットばかり（現場の観客に全景は必要ないため）。しかし、本作は番組用の収録なのでステージ全景もしっかりと収められているのです。ステージの風景やメンバー間の距離感など、意外と知ってるつもりで知らない、当時の雰囲気が伝わってきます。実際に日本公演をご覧になった方には「あぁ、こうだった！」と思い出が蘇るのではないでしょうか。
だからといって、遠景のワンカメではなく、マルチカメラで各メンバーのアップショットもばっちり（当時のテレビ番組らしく、ひっきりなしにインサートされる画面効果が時代を感じさせますが：笑）。ともあれ、当時の映像はドニントンMORぐらいだと思われていただけに、見逃せないプロショット映像です。
他のバンドも面白い映像の連続です。まだ日中の出演で開放的なステージ風景が華やかさとマッチしたPOISON、“らしさ”全開で、インタビュアーの女性へも積極的に近づいていくヤンチャなスティーヴン・タイラーが楽しいAEROSMITH。特に必見なのはVIXENです。ヴォーカルのジャネット・ガードナーとギターのジャン・クエネムンド、そしてベースのシェア・ペダーセンらが繰り広げるステージングは、華やかさながらも鋭さがあり、パンチ力も強烈。さすがは80年代シーンに名を残すだけはある。ガールズ・メタルが花盛りな昨今ですが、やはり“メタル姉御”たちの実力は、その辺のガキと次元が違います。たとえ曲を知らないとしても、今をときめく美女たちのパフォーマンスはそれだけでも眩しく、たとえ曲を知らなくても見応えタップリ。輝く彼女らをプロショットで楽しめる実に嬉しいひとときです。
各バンドの演奏シーンが２曲づつというのはやや短い気もしますが、本作に映し出されているのは、“モダン・ヘヴィネス”なる汚い化け物に席巻される直前の華やかなHR/HM。本編プレスCD「SLIP OF THE GLOBE」と共に、メタルが最高に輝いた時代へ運んでくれる70分間です。ぜひ、この機会に存分にお楽しみください！
(68:05)
Whitesnake
1. Adrian Vandenberg Interview #1 2. Slip Of The Tongue 3. Adrian Vandenberg Interview #2 4. Slide It In
Poison
5. Brett Michaels Interview #1 6. Look What The Cat Dragged In 7. Brett Michaels Interview #2 8. Good Love
Aerosmith
9. Steven Tyler Interview 10. Train Kept A Rollin' 11. Young Lust
Vixen
12. Interview 13. Streets In Paradise 14. Interview 15. Rev It Up
Bonus Track
Dio
Live at Westfalenhalle, Dortmund, Germany 17th May 1990
16. Interview 17. Watching You 18. Born On The Sun
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.68min.
Special Bonus DVDR for 1st set of "SLIP OF THE GLOBE"(ZODIAC 092)