WHITESNAKE - SLIP IN LAGUNA HILLS(2CD + Bonus DVDR) [ZODIAC 096]

WHITESNAKE - SLIP IN LAGUNA HILLS(2CD + Bonus DVDR) [ZODIAC 096]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

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Live at Irvine Meadows Amphitheatre, Laguna Hills, CA. USA 11th May 1990 TRULY PERFECT SOUND

 北欧の魔術師が大西洋を越えた! 「魔術師」とは、もちろんPer Erikのこと。近年、1980年代後期の傑作録音を連発している録音師です。なんの目的があったのか分かりませんが、彼がアメリカに渡ったのは1990年。メタルの本場に降り立った魔術師は、ムーヴメントの激震地でも魔術を発揮しました。それがWHITESNAKE録音の新たな傑作、「SLIP IN LAGUNA HILLS」なのです!
 Per Erikの「SLIP OF THE TONGUEツアー物」と言えば、先日リリースされ、“ツアー屈指”との評判も頂いた「SLIP OF THE GLOBE」が思い浮かびますが、本作も勝るとも劣らないオーディエンスの名録音。低音の迫力でメタルスネイクの本領を記録した「SLIP OF THE GLOBE」に比べると、本作は“迫力”よりも“機微”に優れており、スティーヴ・ヴァイが効かせるワウの揺れまでしっかりと分かる。そのサウンドには一片のビビリやノイズもなく、キラキラと眩かったWHITESNAKEの輝きが遺憾なく収められ、こと“クリアさ”に限れば「SLIP OF THE GLOBE」さえも凌駕しているのです! まったく、魔術師は一体、どれくらいの名作を録音したというのか……。
 その強力サウンドで聴けるライヴは、“さすが本場”と唸らざるを得ない熱狂。「SLIP OF THE GLOBE」は、オフィシャル化もされたドニントン公演の“次のライヴ”であり、ツアー末期の8月録音(9月には白蛇解散)でした。それに対し、本作はツアー中期となる5月のカリフォルニア録音。(あまり好きな言葉ではありませんが)ヘアメタルの中心地で、その象徴だった絶頂WHITESNAKEが繰り広げるライヴなのですから、その盛り上がりたるや半端ではありません。そんなライヴを普通に録ったら観客の大騒ぎで埋め尽くされるところですが、世界屈指の熱狂がしっかりと伝わりながらも、演出の域を超えず、楽音の邪魔をしていない。Per Erik本人がどこまで意図的だったかは分かりませんが、会場ごとの旨味を捉え、録音自体が雄弁に物語るからこそ、彼は“魔術師”なのです。
 しかも、その楽音が素晴らしい。特にハイパーに叫ぶカヴァデールのパワーは空前絶後。同時リリースの「LA CROSSE 1987」はヴォーカリスト人生の頂点を記録した凄味に溢れていましたが、ことパワフルな勢いでは、自信に充ち満ちた本作に軍配が上がります。カヴァデールだけではありません。ヴァイの妙技は当然として、カヴァデールの上品とは言い難いMCに、トーキング・ギターで絡む様子も実にヴァイらしい。
 そして、そのヴァイにライバル意識を燃やすエイドリアン・ヴァンデンバーグも凄まじく、対等だったヴィヴィアン・キャンベルが相棒だった時期とは明らかに気迫が違う。恐らく、エイドリアンが生涯でもっとも熱く弾き倒したのは、この時期だったのではないでしょうか。キャリアを通して、もっとも力づくで弾いていた2人が、渾身を込めた「Crying In The Rain」の凄まじいこと! 歴史に名高いジョン・サイクスの名演もかくや、というド迫力。思えば、ヴァイを迎えた新ラインナップも場数を踏んでアンサンブルがこなれつつ、長い日程の疲れもないベストな時期。この充実感も当たり前なのかもしれません。

 こうして聴いていると、やはり「SLIP OF THE TONGUEツアー」は“やりすぎ”だったのだろうと思います。なにせ聞こえてくる総ての音が過剰スレスレなのですから。しかし、“抑え込んだロック”になんの意味があるのでしょう。思えば、旧来のクラシック・スネイクも(聞こえてくる音は渋かろうが)“思いっきりロックする”という情熱に溢れていました。男性ソロよりもロックバンドのシンガーを選んで白蛇を結成した時点で、カヴァデールは“もっとロックしてやる!”という道を歩み始めていたのです。ヴァイを迎えて生まれ変わったメタル・スネイクも、その美学だけは貫き通している。その意味ではWHITESNAKEは、何も変わっていなかったのです。
 日本でこそ“深い味わい”や“渋みのあるヴォーカル”のイメージが先行していますが、英語圏では堂々と“白人男性のシンボル”をバンド名に掲げるバンド。ブルースロック時代から軍事作戦をテーマに据えるほど“タフな男らしさ”は些かも変わっていません(余談ですが、シカゴブルースの象徴マディ・ウォーターズは、晩年になってもポケットにビンを突っ込んで“マッチョ”を誇示しました。それほど、ブルースと男らしさは不可分なのです)。
 この後、WHITESNAKEは“もっとパワフル”に疲れ、“もっと渋く”に方向を変えました。その直前、結成当時からの“白蛇の魂”が燃え尽きる寸前の輝きを収めた名録音。プレス2CDの永久保存仕様でリリース決定です!

Disc 1 (54:31)
1. Introduction 2. Slip Of The Tongue 3. Slide It In 4. Judgment Day
5. Slow An' Easy 6. Is This Love 7. Kitten's Got Claws 8. Adrian Vandenberg Solo
9. The Deeper The Love 10. Cheap An' Nasty

Disc 2 (55:41)
1. Crying In The Rain 2. Tommy Aldridge Solo 3. Crying In The Rain(reprise)
4. Fool For Your Loving 5. Steve Vai Solo 6. Here I Go Again 7. Bad Boys
8. Give Me All Your Love 9. Still Of The Night 10. We Wish You Well

David Coverdale - Vocals Steve Vai - Guitar Adrian Vandenberg - Guitar Rudy Sarzo - Bass
Tommy Aldridge - Drums

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★マジカル録音「SLIP IN LAGUNA HILLS」には、同じアメリカ5月公演の様子がフルで分かるオーディエンス映像「JUDGMENT DAY IN OKLAHOMA」を特別にボーナス進呈いたします。

WHITESNAKE - JUDGMENT DAY IN OKLAHOMA(Bonus DVDR)
Live at Myriad Arena, Oklahoma City, Oklahoma, USA 1st May 1990

 大幅にヴィジュアルを変えてまで全米制覇の野心を燃やしたゲフィン時代のカヴァデール。その極北となる「SLIP OF THE TONGUE」ツアーは、やはり映像で観てこそ、イメージが完成するというもの。同ツアーではオフィシャルDVD「LIVE AT DONIGTON 1990」もありますが、あれは時期も場所も遠い英国フェスティバル。この度プレス化された魔術師Per Erikの名録音にもっとも近い(10日前)映像を収めた本作こそが相応しいというものでしょう。
 再生すると、いかにもビデオからDVD化した画質ですが、その発色は非常に自然。DAVE LEE ROTH BANDで“黄緑とピンク”に目覚めたスティーヴ・ヴァイの衣装もハッキリと見え、見どころへの素早く寄っていくズームも多用されている。この鮮やかな見応えが特に嬉しいのは、ヴァイのソロタイム。オフィシャルでさえ彩度の低い映像で地味な印象でしたが、本作では、証明に輝くミラーコーティングのギターも眩しく、「あ、この衣装は紫だったんだ」「ストラップまで緑だよ」と改めて気付くほどです。
 曲間さえも見どころ。映像だからジェスチャーまで分かり、オーディエンス撮影だから客の反応もよく分かるのです。客ノセの天才カヴァデールが、彼の人生の中でもっとも熱狂的なオーディエンスと対峙している……。そしてライターの灯火が海原のように広がり、大合唱に包まれる「Here I Go Again」の感動。あぁ、このシーンがドニントンでも撮影されていたら、どれほど素晴らしかっただろうか……。
 北欧の魔術師が本場アメリカで目にした光景とは、彼がテープを回しながら呼吸していた空気とは、どんなものだったのか。それが画面一杯に広がるリアル・ドキュメンタリーです。「SLIP IN LAGUNA HILLS」「SLIP IN SAN DIEGO」をイメージ豊かに楽しむにも、全米を支配したカヴァデールがいかに凄かったのかを知るにも、最適のオーディエス映像。ぜひ、傑作録音の供にご堪能ください。

(112:50)
1. Slip Of The Tongue 2. Slide It In 3. Judgment Day 4. Slow An' Easy
5. Is This Love 6. Kitten's Got Claws 7. Adrian Vandenberg Solo 8. The Deeper The Love
9. Cheap An' Nasty 10. Crying In The Rain 11. Tommy Aldridge Solo
12. Crying In The Rain(reprise) 13. Fool For Your Loving 14. Steve Vai Solo
15. Here I Go Again 16. Bad Boys incl. Children Of The Night
17. Give Me All Your Love 18. Still Of The Night 19. We Wish You Well

David Coverdale - Vocals Steve Vai - Guitar Adrian Vandenberg - Guitar Rudy Sarzo - Bass
Tommy Aldridge - Drums

COLOUR NTSC Approx.113min.

Special Bonus DVDR for 1st set of "SLIP IN LAGUNA HILLS"(ZODIAC 096)