【キニー】THE CLASH - NAKANO SUNPLAZA 1982 FINAL NIGHT(2CD + DVDR) [Wardour-428]
【キニー】THE CLASH - NAKANO SUNPLAZA 1982 FINAL NIGHT(2CD + DVDR)
[Wardour-428]
販売価格: 3,800円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 1st February 1982 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
1982年にたった一度だけ実現したTHE CLASH伝説の初来日。その現場を伝える名門“キニー”のオリジナル・カセットが新発掘。永久保存プレス2CDで2作同時リリース決定です。
本作は、その第二弾。「1982年2月1日:中野サンプラザ」公演の極上オーディエンス録音です。中野サンプラザと言えば、彼らの初来日でも最多公演を重ねた会場であり、某放送協会によるテレビ/ラジオ放送でも有名。まずは当時の日程を振り返り、ショウのポジションを確かめてみましょう。
・1月24日:渋谷公会堂
・1月25日:大阪フェスティバルホール
・1月27日:中野サンプラザ
・1月28日:中野サンプラザ
・1月29日:中野サンプラザ
・1月30日:新宿厚生年金会館(昼の部)
・1月30日:新宿厚生年金会館(夜の部)←※『SHINJUKU KOSEINENKIN 1982』
・2月1日:中野サンプラザ ←★本作★
・2月2日:大阪フェスティバルホール
以上、全9公演。中野サンプラザでは4公演があったわけですが、本作はその最終日。テレビ放送と同じ日であり、彼らの初来日を象徴するショウの完全形を伝えるフル・ライヴアルバムなのです。
そんなショウで記録された本作は、まさに“キニー・マジック”全開の超端正サウンド。かの名門はサウドボード的な密着感を追究するというよりはオーディエンスらしさを活かしつつ、クリアさの極限に挑むのが特徴。本作もその個性が息づいており、輪郭もクッキリした芯が耳元に飛び込みつつ、ナチュラルで細やかな鳴りがえらく美しい。スネアの鳴り等に空気感は感じつつも、それが濁りや曇りを生まず、微細部までクリスタル・クリアに鮮明なのです。
ただし、そんなキニー・マスターには僅かながら欠点もありました。それは1曲目「London Calling」が録音漏れになっていること。他のテープチェンジ部などは曲間なのですが、ここだけは演奏が大きく欠けていたのです。そこで本作では同日のTV放送の音声を3分弱ほどパッチ。全曲を楽しめるように仕上げました。ここで驚くのが、キニー・サウンドの素晴らしさ。TV放送は見事なサウンドボードなのですが、そこからキニー録音に切り替わるとグッと美しくなる。もちろん、ダイレクト感はTV放送サウンドボードの方が強烈ですが、パンパンした感触がスッと抜け、クリアさは同等ながらナチュラルで楽器本来の鳴りが感じられるようになるのです。普通、サウンドボードを繋げられるだけでも極上サウンドの証拠となるのですが、まさか客録の方が音が良いとは……さすが、さすが名門“キニー”の業物です。
そんなマジカル・サウンドで描かれるのは、伝説の初来日でも象徴として語り継がれてきた夜。何よりもテレビ放送プロショットが有名なショウでもありますので、ここでは比較しながら整理してみましょう。
●白い暴動(8曲)
・オリジナル:Career Opportunities(★)/Janie Jones (★)/London's Burning(★)/White Riot
・パール・ハーバー'79:(White Man) In Hammersmith Palais/I Fought the Law(★)/Clash City Rockers(★)/Complete Control(★)
●動乱(獣を野に放て)(3曲)
・Safe European Home/Stay Free(★)/Tommy Gun
●ロンドン・コーリング(8曲)
・London Calling/Train in Vain(★)/Spanish Bombs(★)/The Guns of Brixton(★)/Brand New Cadillac/Koka Kola(★)/Clampdown/Jimmy Jazz
●サンディニスタ!(7曲)
・Washington Bullets(★)/The Leader(★)/The Magnificent Seven(★)/Ivan Meets G.I. Joe(★)/Charlie Don't Surf/Somebody Got Murdered(★)/Police on My Back
●その他(4曲)
・コンバット・ロック:Should I Stay or Should I Go(★)
・その他:Armagideon Time/This Is Radio Clash/Fujiyama Mama
※注:「★」印は同日のTV放送プロショットでは聴けない曲。
……と、このようになっています。テレビ放送はFM版よりも長尺でしたが、それでも13曲止まり。それに対し、本作はフルスケールの30曲が楽しめるわけです。セット全体の中で注目なのは、同時リリースとなる姉妹作『SHINJUKU KOSEINENKIN 1982(Wardour-427)』では演奏していない日替わり曲「Washington Bullets」「Fujiyama Mama」でしょうか。どちらも公式ライヴ作『FROM HERE TO ETERNITY: LIVE』『LIVE AT SHEA STADIUM』でも聴けないわけですが、特にパール・ハーバーが歌うアール・ソロモン・バロウズのカバー「Fujiyama Mama」は彼らの初来日を象徴する貴重な1曲です。
奇しくも2作同時発掘となった名門“キニー”のオリジナル・マスターの姉妹作。全曲ナチュラルに楽しめる完全ライヴアルバムの『SHINJUKU KOSEINENKIN 1982』に対し、本作はTV番組で初来日の象徴となってきたショウの完全形。どちらも甲乙付けられない日本洋楽史に残る文化遺産アルバムです。どうぞ、永久保存プレス2CDで心ゆくまでご堪能ください。
★初登場キニー・テープ(チケット有り。座席は1階3列24番)
Disc 1 (64:34)
1. London Calling ★0:00 - 2:47 テレビ放送音源を補填
2. Safe European Home
3. Train in Vain
4. Washington Bullets
5. The Leader
6. Spanish Bombs
7. The Magnificent Seven
8. The Guns of Brixton
9. (White Man) In Hammersmith Palais
10. Ivan Meets G.I. Joe
11. Brand New Cadillac
12. Charlie Don't Surf
13. Koka Kola
14. I Fought the Law
15. Somebody Got Murdered
16. Career Opportunities
17. Janie Jones
Disc 2 (53:37)
1. Clampdown
2. This Is Radio Clash
3. Clash City Rockers
4. Stay Free
5. Armagideon Time
6. Complete Control
7. Jimmy Jazz
8. Tommy Gun
9. Should I Stay or Should I Go
10. London's Burning
11. Fujiyama Mama
12. Police on My Back
13. White Riot
Joe Strummer - Vocal, Guitar
Mick Jones - Guitar, Vocal
Paul Simonon - Bass, Vocal
Topper Headon - Drums, Vocal
Pearl Harbour - Vocal
-------------------------------------------------------------------
★★特別企画
★クラッシュ「NAKANO SUNPLAZA 1982 FINAL NIGHT」(2CD)に同日のテレビ放送映像「JAPAN 1982」が付属致します。
THE CLASH - 1982 JAPAN (Ltd Bonus DVDR)
Live at Nakano Sun-Plaza, Tokyo, Japan 1st February 1982 PRO-SHOT
たった一度だけ実現したTHE CLASHの来日公演。その伝説を語り継いできた象徴映像。そんな本作が撮影されたのは「1982年2月1日:中野サンプラザ」公演。まずは、一期一会だった1982年の来日スケジュールからショウのポジションを確かめておきましょう。
・1月24日:渋谷公会堂
・1月25日:大阪フェスティバルホール
・1月27日-29日:中野サンプラザ(3公演)
・1月30日:新宿厚生年金会館(昼夜2公演)
・2月1日:中野サンプラザ ←★本作★
・2月2日:大阪フェスティバルホール
以上、全9公演。初来日にして堂々たる公演数ですが、振り返ってみると東京・大阪の2都市のみでした。特に東京では3会場・7公演が行われ、本作の中野サンプラザはその最終公演でした。このショウはテレビ放送され、そのマルチカメラ・プロショットは当時を象徴する映像として語り継がれてきた大定番。本作は、その最高峰と言われるもので、当時のテレビ放送には珍しいステレオ音声も鮮やかなベスト・マスターです。そのクオリティは確かに絶品。もちろん、アナログ録画の画質はデジタル全盛の現代基準では「オフィシャル級」とは言いづらいものの、当時基準であれば断言したくなる。ステレオ音声もこのままプレスしたいほどのオフィシャル級サウンドです。
そんな映像美で伝説の日本公演を観られるだけでもありがたいのですが、その中身こそが物凄いインパクト。スタートからいきなり画面中央にデカデカと「将来のために生きてるわけじゃない」とテロップが表示される。一体何だ?となったところで「俺たちは今日を毎日生きている ジョー・ストラマー」と続き、ご本人が登場。その出で立ちも凄い。衣装自体は普通なものの、その頭にはデッカく漢字で「団結」と書かれた真っ赤なバンダナ。トッパー・ヒードンも外タレ御用達(?)の「神風」バンダナを巻いており、日本公演以外の何物でもない光景がブチかまされるのです。
何とも胸アツな時代感が触れますが、そうして始まる「London Calling」がさらに熱い。歌詞に日本語字幕が付いている。その日本語がまたしっかりとポエティックでして「核の過失だ」「ロンドンは溺死寸前」「複製地帯へ呼びかける」「穀物は不作」と、印象的を超える強烈な日本語が並んでいる。歌詞字幕は全曲ではなく、他に「Charlie Don't Surf」「Armagideon Time」「Police On My Back」程度。ただし、その選択基準は不明で「Charlie Don't Surf」は「ハンバーガーママの言いつけ通り」「今夜はフライだ」「東南アジアの人間バーベキュー」となかなか面白い一方、「Police On My Back」ではシンプルすぎて訳の有難味が薄く、あまりに繰り返すために途中で字幕も止めてしまう始末。また、冒頭と同じようにメッセージ・テロップが流れる曲もあり、「(White Man) In Hammersmith Palais」では「60年代クソ食らえ! 前進あるのみ!! ミック・ジョーンズ」、「Tommy Gun」では「パンクとは生き方の表現だ ジョー・ストラマー」と、せっかくのプロショット映像を遮るのもお構いなしに表示されます。そんな不思議感が爆発するのが「White Riot」。ここでは画面を覆い尽くす巨大な書き殴り文字で「白い暴動を起こせ」「黒人は力で戦う」「白人が学校で洗脳」「俺たちは臆病者」等々と連発。もう、テロップ自体が叫んでいるのです。
日本語テロップだけで妙に長くなってしまいましたが、本作最大の魅力は貴重な日本公演のライヴそのもの。番組枠に沿って約1時間に編集されているのでフルとはほど遠いのですが、その分だけ濃厚。ここで中身を整理しておきましょう。
●THE CLASH(2曲)
・(White Man) In Hammersmith Palais、White Riot
●GIVE 'EM ENOUGH ROPE(2曲)
・Safe European Home、Tommy Gun
●LONDON CALLING(4曲)
・London Calling、Brand New Cadillac、Clampdown、Jimmy Jazz
●SANDINISTA!(2曲)
・Charlie Don't Surf、Police On My Back
●その他(3曲)
・Armagideon Time、This Is Radio Clash、Fujiyama Mama(未発表曲)
『THE CLASH』から『SANDINISTA!』までのベスト・セットとなっていますが、その中で目を引くのが「Fujiyama Mama」。50年代にワンダ・ジャクソンがヒットさせたオールディーズ・カバーなのですが、これを歌うのは女性パンクシンガーのパール・ハーバー。彼女はポール・シムノンの奥方でもあり、来日にも同行。「Fujiyama Mama」は彼女は1981年にシングル・ヒットさせた曲でもあり、THE CLASHにとっては日本公演だけの超貴重なパフォーマンスでもあるのです。
たたずまいも、熱すぎるテロップも、貴重な「Fujiyama Mama」も、とにかく1982年の日本でしかあり得ない。パフォーマンス自体も伝説なら、映像編集自体にも猛烈な時代感が吹き出す大傑作映像です。たった一度きりの来日という貴重度もさることながら、それ以上の感動を感慨をくれる1枚。どうぞ、この機会にじっくりと噛みしめてください。
★傑作CD「NAKANO SUNPLAZA 1982 FINAL NIGHT」を、同日のテレビ映像から補完してくれる、最良のボーナス。最高のセット・タイトルをお楽しみください。
1. Opening
2. London Calling
3. Safe European Home
4. White Man In Hammersmith Palais
5. Brand New Cadillac
6. Charlie Don't Surf
7. Clampdown
8. This Is Radio Clash
9. Armagideon Time
10. Jimmy Jazz
11. Tommy Gun
12. Fujiyama Mama
13. Police On My Back
14. White Riot
Joe Strummer :Vocal & Guitar Mick Jones : Guitar & Vocal Paul Simonon : Bass & Vocal
Topper Headon : Drums & Vocal
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 55min.
Ltd Bonus DVDR for "NAKANO SUNPLAZA 1982 FINAL NIGHT"(Wardour-428)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 1st February 1982 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
1982年にたった一度だけ実現したTHE CLASH伝説の初来日。その現場を伝える名門“キニー”のオリジナル・カセットが新発掘。永久保存プレス2CDで2作同時リリース決定です。
本作は、その第二弾。「1982年2月1日:中野サンプラザ」公演の極上オーディエンス録音です。中野サンプラザと言えば、彼らの初来日でも最多公演を重ねた会場であり、某放送協会によるテレビ/ラジオ放送でも有名。まずは当時の日程を振り返り、ショウのポジションを確かめてみましょう。
・1月24日:渋谷公会堂
・1月25日:大阪フェスティバルホール
・1月27日:中野サンプラザ
・1月28日:中野サンプラザ
・1月29日:中野サンプラザ
・1月30日:新宿厚生年金会館(昼の部)
・1月30日:新宿厚生年金会館(夜の部)←※『SHINJUKU KOSEINENKIN 1982』
・2月1日:中野サンプラザ ←★本作★
・2月2日:大阪フェスティバルホール
以上、全9公演。中野サンプラザでは4公演があったわけですが、本作はその最終日。テレビ放送と同じ日であり、彼らの初来日を象徴するショウの完全形を伝えるフル・ライヴアルバムなのです。
そんなショウで記録された本作は、まさに“キニー・マジック”全開の超端正サウンド。かの名門はサウドボード的な密着感を追究するというよりはオーディエンスらしさを活かしつつ、クリアさの極限に挑むのが特徴。本作もその個性が息づいており、輪郭もクッキリした芯が耳元に飛び込みつつ、ナチュラルで細やかな鳴りがえらく美しい。スネアの鳴り等に空気感は感じつつも、それが濁りや曇りを生まず、微細部までクリスタル・クリアに鮮明なのです。
ただし、そんなキニー・マスターには僅かながら欠点もありました。それは1曲目「London Calling」が録音漏れになっていること。他のテープチェンジ部などは曲間なのですが、ここだけは演奏が大きく欠けていたのです。そこで本作では同日のTV放送の音声を3分弱ほどパッチ。全曲を楽しめるように仕上げました。ここで驚くのが、キニー・サウンドの素晴らしさ。TV放送は見事なサウンドボードなのですが、そこからキニー録音に切り替わるとグッと美しくなる。もちろん、ダイレクト感はTV放送サウンドボードの方が強烈ですが、パンパンした感触がスッと抜け、クリアさは同等ながらナチュラルで楽器本来の鳴りが感じられるようになるのです。普通、サウンドボードを繋げられるだけでも極上サウンドの証拠となるのですが、まさか客録の方が音が良いとは……さすが、さすが名門“キニー”の業物です。
そんなマジカル・サウンドで描かれるのは、伝説の初来日でも象徴として語り継がれてきた夜。何よりもテレビ放送プロショットが有名なショウでもありますので、ここでは比較しながら整理してみましょう。
●白い暴動(8曲)
・オリジナル:Career Opportunities(★)/Janie Jones (★)/London's Burning(★)/White Riot
・パール・ハーバー'79:(White Man) In Hammersmith Palais/I Fought the Law(★)/Clash City Rockers(★)/Complete Control(★)
●動乱(獣を野に放て)(3曲)
・Safe European Home/Stay Free(★)/Tommy Gun
●ロンドン・コーリング(8曲)
・London Calling/Train in Vain(★)/Spanish Bombs(★)/The Guns of Brixton(★)/Brand New Cadillac/Koka Kola(★)/Clampdown/Jimmy Jazz
●サンディニスタ!(7曲)
・Washington Bullets(★)/The Leader(★)/The Magnificent Seven(★)/Ivan Meets G.I. Joe(★)/Charlie Don't Surf/Somebody Got Murdered(★)/Police on My Back
●その他(4曲)
・コンバット・ロック:Should I Stay or Should I Go(★)
・その他:Armagideon Time/This Is Radio Clash/Fujiyama Mama
※注:「★」印は同日のTV放送プロショットでは聴けない曲。
……と、このようになっています。テレビ放送はFM版よりも長尺でしたが、それでも13曲止まり。それに対し、本作はフルスケールの30曲が楽しめるわけです。セット全体の中で注目なのは、同時リリースとなる姉妹作『SHINJUKU KOSEINENKIN 1982(Wardour-427)』では演奏していない日替わり曲「Washington Bullets」「Fujiyama Mama」でしょうか。どちらも公式ライヴ作『FROM HERE TO ETERNITY: LIVE』『LIVE AT SHEA STADIUM』でも聴けないわけですが、特にパール・ハーバーが歌うアール・ソロモン・バロウズのカバー「Fujiyama Mama」は彼らの初来日を象徴する貴重な1曲です。
奇しくも2作同時発掘となった名門“キニー”のオリジナル・マスターの姉妹作。全曲ナチュラルに楽しめる完全ライヴアルバムの『SHINJUKU KOSEINENKIN 1982』に対し、本作はTV番組で初来日の象徴となってきたショウの完全形。どちらも甲乙付けられない日本洋楽史に残る文化遺産アルバムです。どうぞ、永久保存プレス2CDで心ゆくまでご堪能ください。
★初登場キニー・テープ(チケット有り。座席は1階3列24番)
Disc 1 (64:34)
1. London Calling ★0:00 - 2:47 テレビ放送音源を補填
2. Safe European Home
3. Train in Vain
4. Washington Bullets
5. The Leader
6. Spanish Bombs
7. The Magnificent Seven
8. The Guns of Brixton
9. (White Man) In Hammersmith Palais
10. Ivan Meets G.I. Joe
11. Brand New Cadillac
12. Charlie Don't Surf
13. Koka Kola
14. I Fought the Law
15. Somebody Got Murdered
16. Career Opportunities
17. Janie Jones
Disc 2 (53:37)
1. Clampdown
2. This Is Radio Clash
3. Clash City Rockers
4. Stay Free
5. Armagideon Time
6. Complete Control
7. Jimmy Jazz
8. Tommy Gun
9. Should I Stay or Should I Go
10. London's Burning
11. Fujiyama Mama
12. Police on My Back
13. White Riot
Joe Strummer - Vocal, Guitar
Mick Jones - Guitar, Vocal
Paul Simonon - Bass, Vocal
Topper Headon - Drums, Vocal
Pearl Harbour - Vocal
-------------------------------------------------------------------
★★特別企画
★クラッシュ「NAKANO SUNPLAZA 1982 FINAL NIGHT」(2CD)に同日のテレビ放送映像「JAPAN 1982」が付属致します。
THE CLASH - 1982 JAPAN (Ltd Bonus DVDR)
Live at Nakano Sun-Plaza, Tokyo, Japan 1st February 1982 PRO-SHOT
たった一度だけ実現したTHE CLASHの来日公演。その伝説を語り継いできた象徴映像。そんな本作が撮影されたのは「1982年2月1日:中野サンプラザ」公演。まずは、一期一会だった1982年の来日スケジュールからショウのポジションを確かめておきましょう。
・1月24日:渋谷公会堂
・1月25日:大阪フェスティバルホール
・1月27日-29日:中野サンプラザ(3公演)
・1月30日:新宿厚生年金会館(昼夜2公演)
・2月1日:中野サンプラザ ←★本作★
・2月2日:大阪フェスティバルホール
以上、全9公演。初来日にして堂々たる公演数ですが、振り返ってみると東京・大阪の2都市のみでした。特に東京では3会場・7公演が行われ、本作の中野サンプラザはその最終公演でした。このショウはテレビ放送され、そのマルチカメラ・プロショットは当時を象徴する映像として語り継がれてきた大定番。本作は、その最高峰と言われるもので、当時のテレビ放送には珍しいステレオ音声も鮮やかなベスト・マスターです。そのクオリティは確かに絶品。もちろん、アナログ録画の画質はデジタル全盛の現代基準では「オフィシャル級」とは言いづらいものの、当時基準であれば断言したくなる。ステレオ音声もこのままプレスしたいほどのオフィシャル級サウンドです。
そんな映像美で伝説の日本公演を観られるだけでもありがたいのですが、その中身こそが物凄いインパクト。スタートからいきなり画面中央にデカデカと「将来のために生きてるわけじゃない」とテロップが表示される。一体何だ?となったところで「俺たちは今日を毎日生きている ジョー・ストラマー」と続き、ご本人が登場。その出で立ちも凄い。衣装自体は普通なものの、その頭にはデッカく漢字で「団結」と書かれた真っ赤なバンダナ。トッパー・ヒードンも外タレ御用達(?)の「神風」バンダナを巻いており、日本公演以外の何物でもない光景がブチかまされるのです。
何とも胸アツな時代感が触れますが、そうして始まる「London Calling」がさらに熱い。歌詞に日本語字幕が付いている。その日本語がまたしっかりとポエティックでして「核の過失だ」「ロンドンは溺死寸前」「複製地帯へ呼びかける」「穀物は不作」と、印象的を超える強烈な日本語が並んでいる。歌詞字幕は全曲ではなく、他に「Charlie Don't Surf」「Armagideon Time」「Police On My Back」程度。ただし、その選択基準は不明で「Charlie Don't Surf」は「ハンバーガーママの言いつけ通り」「今夜はフライだ」「東南アジアの人間バーベキュー」となかなか面白い一方、「Police On My Back」ではシンプルすぎて訳の有難味が薄く、あまりに繰り返すために途中で字幕も止めてしまう始末。また、冒頭と同じようにメッセージ・テロップが流れる曲もあり、「(White Man) In Hammersmith Palais」では「60年代クソ食らえ! 前進あるのみ!! ミック・ジョーンズ」、「Tommy Gun」では「パンクとは生き方の表現だ ジョー・ストラマー」と、せっかくのプロショット映像を遮るのもお構いなしに表示されます。そんな不思議感が爆発するのが「White Riot」。ここでは画面を覆い尽くす巨大な書き殴り文字で「白い暴動を起こせ」「黒人は力で戦う」「白人が学校で洗脳」「俺たちは臆病者」等々と連発。もう、テロップ自体が叫んでいるのです。
日本語テロップだけで妙に長くなってしまいましたが、本作最大の魅力は貴重な日本公演のライヴそのもの。番組枠に沿って約1時間に編集されているのでフルとはほど遠いのですが、その分だけ濃厚。ここで中身を整理しておきましょう。
●THE CLASH(2曲)
・(White Man) In Hammersmith Palais、White Riot
●GIVE 'EM ENOUGH ROPE(2曲)
・Safe European Home、Tommy Gun
●LONDON CALLING(4曲)
・London Calling、Brand New Cadillac、Clampdown、Jimmy Jazz
●SANDINISTA!(2曲)
・Charlie Don't Surf、Police On My Back
●その他(3曲)
・Armagideon Time、This Is Radio Clash、Fujiyama Mama(未発表曲)
『THE CLASH』から『SANDINISTA!』までのベスト・セットとなっていますが、その中で目を引くのが「Fujiyama Mama」。50年代にワンダ・ジャクソンがヒットさせたオールディーズ・カバーなのですが、これを歌うのは女性パンクシンガーのパール・ハーバー。彼女はポール・シムノンの奥方でもあり、来日にも同行。「Fujiyama Mama」は彼女は1981年にシングル・ヒットさせた曲でもあり、THE CLASHにとっては日本公演だけの超貴重なパフォーマンスでもあるのです。
たたずまいも、熱すぎるテロップも、貴重な「Fujiyama Mama」も、とにかく1982年の日本でしかあり得ない。パフォーマンス自体も伝説なら、映像編集自体にも猛烈な時代感が吹き出す大傑作映像です。たった一度きりの来日という貴重度もさることながら、それ以上の感動を感慨をくれる1枚。どうぞ、この機会にじっくりと噛みしめてください。
★傑作CD「NAKANO SUNPLAZA 1982 FINAL NIGHT」を、同日のテレビ映像から補完してくれる、最良のボーナス。最高のセット・タイトルをお楽しみください。
1. Opening
2. London Calling
3. Safe European Home
4. White Man In Hammersmith Palais
5. Brand New Cadillac
6. Charlie Don't Surf
7. Clampdown
8. This Is Radio Clash
9. Armagideon Time
10. Jimmy Jazz
11. Tommy Gun
12. Fujiyama Mama
13. Police On My Back
14. White Riot
Joe Strummer :Vocal & Guitar Mick Jones : Guitar & Vocal Paul Simonon : Bass & Vocal
Topper Headon : Drums & Vocal
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 55min.
Ltd Bonus DVDR for "NAKANO SUNPLAZA 1982 FINAL NIGHT"(Wardour-428)