【取り寄せ】 DAVID BOWIE - SUCK ON THIS : BUDAPEST 1997(2CD) [Wardour-346]

【取り寄せ】 DAVID BOWIE - SUCK ON THIS : BUDAPEST 1997(2CD) [Wardour-346]

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商品詳細

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Pepsi-Sziget, Obuda Island, Budapest, Hungary 14th August 1997 STEREO SBD

 『EARTHLING』時代の定番ステレオ・サウンドボード音源が完全版に拡張。さらに貴重なボーナストラックも追加され、永久保存プレス2CDで登場です。
 そんな本作に収められているのは「1997年8月14日ブダペスト公演」。ハンガリーの巨大フェス“PEPSI SZIGET FESTIVAL”に出演した際のステレオ・サウンドボード音源をメインに、「1997年4月8日アトランタ」で収録されたラジオ番組“LIVE ON THE MORNING X”をボーナス追加した2枚組です。どちらも定番として知られるサウンドボードを完全版で永久保存した決定盤なのです。まずは、メインのダブペスト公演のポジションをツアースケジュールの中で確かめてみましょう。

《2月3日『EARTHLING』発売》
・5月17日-6月5日:ウォームアップギグ(4公演)
・6月7日-8月14日:欧州(46公演)←★ココ★
・9月6日-10月23日:北米(29公演)
・10月31日-11月7日:南米(5公演)

【メイン:1997年8月14日ブダペスト公演】
 これが“EARTHLING TOUR”の全体像。本作のブダペスト公演は「欧州」レッグの最終日にあたる。ボウイの人生でハンガリー公演は1990年と1997年の2回しかなく、本作は最後のショウだったわけです。このショウは“PEPSI SZIGET FESTIVAL”への出演だったわけですが、これはハンガリーを代表する野外フェス。1993年に始まった比較的新しいフェスなのですが、毎年1000組(!)に及ぶステージが行われ、1997年には26万人という膨大な動員を誇った超巨大イベント(開始当初は“STUDENT ISLAND FESTIVAL”という名称でしたが、1996年から2003年はスポンサーの名を冠した“PEPSI SZIGET FESTIVAL”となり、それ以降は単に“SZIGET FESTIVAL”と呼ばれています)。そのステージはFMラジオでも放送され、幾多の既発を生み出した定番ともなってきました。本作は、その最高峰になるもの。これまではラスト2曲「Little Wonder」「White Light / White Heat」が未収録でしたが、本作はサウンドボード音源とFM音源を組み合わせ、ショウの完全版を実現しているのです。
 しかも、単に長いだけではなく、クオリティも過去最高。これまで流通してきたマスター1本1本をジェネや微妙な鳴りの違いまで精査し、ベスト中のベストを確定。さらに精密なマスタリングで音源自体が秘めていた可能性を最大限に引き出し、サウンドボード音源とFM音源の接続に関しても精緻なマスタリングで違和感を解消している。その音源知識の確かさと仕上がりの緻密さは数々の名作サウンドボード群で証明されてきましたが、“EARTHLING TOUR”と言えば『NEW YORK MAN(Wardour-262)』『BOWIE TO THE RESCUE: PORT CHESTER 1997(Wardour-293)』が思い出深いところ。両作は「北米」レッグの記録でしたが、本作はそのヨーロッパ編とも言えるのです(大好評真っ最中の『MADISON SQUARE GARDEN 1997 GERMAN FM BROADCAST(Wardour-344)』もありますが、これらはゲストも山盛りの特別ショウなので雰囲気がだいぶ違います)。
 実際、本作のクオリティはまさに最高峰。実のところ、ミックスはロック後進国のハンガリーらしさもあるのですが、それは欠点ではなく美点。楽器音(特にドラム)は公式作品ではあり得ないほどに生々しく、エフェクトなしで脳みそに飛び込むボウイの歌声に至っては頭がマイクそのものになったかのよう。さらに豪快パンするステレオ感も超絶。1音1音の美しさはオフィシャル級ではあっても、それ以上にボウイやバンドとシンクロする埋没感溢れるサウンドボードなのです。
 そのクオリティで描かれるショウがまた素晴らしい。『NEW YORK MAN』『BOWIE TO THE RESCUE』と同じツアーだけに曲目には似ているのですが、レッグが違うために曲順は大幅に異なる。何と言っても新鮮なのは『HUNKY DORY』ナンバーを畳みかけるオープニング。それだけでも意外ですが、特にポールポジションは静かな「Quicksand」であり、切々としたアコースティックな開演なのです。そして、エレキギターが入って壮大に盛り上がって「Queen Bitch」へと受け継がれ(ここでボウイが「Suck on this!!」と叫ぶのがカッコイイ!)、さらにTHE VELVET UNDERGROUND繋がりの「Waiting For The Man」と繋がっていく。何とも意外ながら自然な流れなのです。
 もちろん、その後も“EARTHLING TOUR”ならではのアレンジも面白いショウがたっぷり。『EARTHLING』の新曲はもちろんですが、クラシックスも大胆に新解釈。「Waiting For The Man」にしてもギターリフやコーラスが凝っていますし、一風変わったイントロが追加された「The Jean Genie」「Fame」「Stay」、リズミックな「I’m Afraid Of Americans」、不思議なシンセサウンドに乗せて語るように歌う「The Man Who Sold The World」、ファンキーに生まれ変わった「Fashion」等々。『NEW YORK MAN』『BOWIE TO THE RESCUE』では聴けなかったラストの「White Light / White Heat」まで、1997年ならではのフルショウを極上サウンドボードで楽しめるのです。

【ボーナス:1997年4月8日アトランタのラジオ番組】
 そんなブダペスト公演の後は、極上のラジオ・サウンドボード音源をボーナス収録。アトランタの“SMITH'S OLDE BAR”で収録された番組で、オフィシャルのコンピレーション『99X LIVE X IV "HOME”』にも「Dead Man Walking」が収録されたもの。ファンとの質疑応答に応えながらボウイとリーブス・ガブレルスの2人が5曲「Scary Monsters (and Super Creeps)」「Seven Years In Tibet」「Dead Man Walking」「The Jean Genie」「I Can't Read」をアコースティックで披露しています。実のところ『EARTHLING』時代には、こうしたラジオ出演が結構あり、『NEW YORK MAN』『BOWIE TO THE RESCUE』でもボーナスに収録されてきました。本作もそのシリーズなわけですが、特に注目したいのは『NEW YORK MAN』に収録されたケンブリッジ放送。実は本作のアトランタ放送と同じ「1997年4月8日」収録でした。アトランタとケンブリッジは飛行機で約2時間半であり、内容も曲目も酷似していますが、演奏もトークも異なる1日2回のセッションだったわけです。
 そして、こちらも本編のブダペスト公演と同じく最高峰。研究家によるベスト・マスターで、アコギの響きも歌声も力強い。そのサウンドもさることながら、素晴らしいのは長さ。これまでの既発ではファンとの質疑応答がカットされたものがほとんどでしたが、本作は放送の完全版。爆笑が渦巻くスタジオのムードがたっぷりと楽しめるだけでなく、「ペイジ・リフだ」とジョークを飛ばしながら「The Supermen」を歌うシーンもノーカット。しかも、ケンブリッジ放送よりちょっと長めに歌ってくれます。

 歴史上2回しかなかったボウイのハンガリー公演と、アットホームなラジオ番組。その双方を史上最高峰クオリティで完全収録したライヴアルバムの大傑作です。本作1本でも極上のステレオ・サウンドボードですが、『NEW YORK MAN』『BOWIE TO THE RESCUE』と合わせれば“EARTHLING TOUR”の頂点三部作となる1本。どうぞ、永久保存プレス2CDでいつでも、いつまでもお楽しみください。

★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。


Disc 1 (74:07)
1. Quicksand 2. Queen Bitch 3. I'm Waiting For The Man 4. The Jean Genie 5. I'm Afraid Of Americans
6. Battle For Britain 7. The Man Who Sold The World 8. Fashion 9. Seven Years In Tibet
10. Fame 11. Stay 12. Looking For Satellites 13. Under Pressure
14. Hallo Spaceboy 15. Scary Monsters (and Super Creeps)

Disc 2 (72:36)
1. Little Wonder 2. Band Introductions 3. White Light / White Heat

David Bowie: Vocals, Guitar Gail Ann Doersey: Bass, Vocals
Mike Garson: Keyboards Reeves Gabrels: Guitar
Zachary Alford: Drums

Smith's Olde Bar, Atlanta, GA, USA 8th April 1997

Live on The Morning X, Complete 99X/WNNX FM Broadcast
Hosted by Leslie Fram, Jimmy Baron and Steve Barnes

4. Introductions / Interview 5. Scary Monsters (and Super Creeps)
6. Interviews 7. Seven Years In Tibet 8. Interviews 9. Jimmy Page Riff / The Supermen
10. Dead Man Walking 11. Interviews 12. The Jean Genie
13. Interviews 14. I Can't Read 15. Final Thanks

David Bowie: Vocals, Guitar Reeves Gabrels: Guitar, Vocals

STEREO SOUNDBOARD RECORDING