DIO - ZEPP OSAKA 2005(2CDR) [Shades 1220]

DIO - ZEPP OSAKA 2005(2CDR) [Shades 1220]

販売価格: 2,500(税込)

数量:

商品詳細

★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。


Live at Zepp Osaka, Osaka, Japan 28th May 2005 PERFECT SOUND(from Original Masters)

 2000年代になって来日を繰り返してくれた晩年のロニー・ジェイムズ・ディオ。そのオリジナル録音コレクションに、新たなる傑作が登場です。
 そんな本作に収められているのは「2005年5月28日:ZEPP OSAKA公演」。その一部始終を真空パックした傑作オーディエンス録音です。90年代には来日の激減したロニーでしたが、2000年代後半には頻繁に来日。特に2005年-2007年の3年間は、日本との別れを惜しむかのように毎年日本公演を行ってくれました。当店では、そんな晩年をオリジナル録音でアーカイヴ。まずは、そのコレクションの整理も合わせ、3年間の日本公演から本作のポジションを整理してみましょう。

●2005年(DIO)
・5月27日:ZEPP NAGOYA
@5月28日:ZEPP OSAKA ←★本作★
・5月29日『GATES OF BABYLON: ZEPP TOKYO』

●2006年(DIO)
・10月15日『LOUD PARK 2006(幕張メッセ)』
@10月16日『LOUD PARK 06: ZEPP OSAKA』

●2007年(HEAVEN & HELL)
・10月20日『LOUD PARK 07 SAITAMA SUPER ARENA』
・10月22日『TOKYO 2007(東京国際フォーラム)』
@10月23日『LOUD PARK 07 OSAKA(大阪城ホール)』
@10月25日『NAGOYA 2007(名古屋市公会堂)』
※注「@」印が“西日本最強テーパー”氏によるコレクション。

 これが2005年-2007年の日本公演。全9回のショウが行われたわけですが、そのうち8公演までアーカイヴが完了しました。特に“西日本最強テーパー”氏による傑作が多く、半数の4作が“最強”氏コレクション。本作は、その最新弾でもあるわけです。
 そんな本作は、さすがは名匠の銘品。実のところ、当時は“最強”氏コレクションでも初期にあたり、当時はまだ自分のためだけに録音していた時代。そのため現代のような「これがサウンドボードじゃない!?」と驚くようなタイプではないのですが、だからと言って遠いわけでもない。ヘッドフォンで耳を澄ませてもオーディエンスらしく感じるのはスネアの音色くらい(もちろん、熱狂もリアルですが)でして、クリアな空間のド真ん中を貫く芯は実に力強く、ディテールは微細部まで克明。スポイルされがちなベースもブンブンと気持ちよく、後に名匠として知られる実力の萌芽がうかがえるのです。
 そんなサウンドで描かれるのは、ロニーのキャリアを総括するフルショウ。後期DIOというとセットも似ているイメージもありますが、実は結構違う。ここでは同会場で同じ“最強”氏作品でもある『LOUD PARK 06: ZEPP OSAKA(Shades 1135)』と比較しながら整理してみましょう。

●RAINBOW/BLACK SABBATH(5曲)
・銀嶺の覇者:Man on the Silver Mountain
・虹を翔る覇者:Stargazer(★)
・バビロンの城門:Long Live Rock 'n' Roll/Gates of Babylon(★)
・へヴン・アンド・ヘル:Heaven and Hell
●80年代DIO(9曲)
・情念の炎:Stand Up and Shout/Holy Diver/Straight Through the Heart(★)/Don't Talk to Strangers(★)/Rainbow in the Dark
・ラスト・イン・ライン:Egypt (The Chains Are On)(★)/The Last in Line(★)/We Rock(★)
・ドリーム・イーヴル:Sunset Superman(★)
●再編DIO(2曲)
・キリング・ザ・ドラゴン:Killing the Dragon(★)
・マスター・オブ・ザ・ムーン:Shivers(★)
※注:「★」印は同会場/同一録音家の『LOUD PARK 06: ZEPP OSAKA』では聴けない曲。

……と、このようになっています。『LOUD PARK 06: ZEPP OSAKA』はタイトル通りフェス参加のショート・セットで1枚物でしたが、本作はメインアクトとしてのフルショウ。そのため、RAINBOWからDIOの最終作『MASTER OF THE MOON』に至るまで各時代の名曲がたっぷりと演奏されているのです。その幅広さこそが魅力なわけですが、今だからこそ注目したいのは「Sunset Superman」でしょうか。後期DIOと言えば、『EVIL OR DIVINE』『HOLY DIVER LIVE』といった公式作も残されていますが、そちらのギターを弾いているのはダグ・アルドリッチ。本作は本来のギタリストであるクレイグ・ゴールディのため、『DREAM EVIL』の名曲も披露されているのです。
 また、「Egypt (The Chains Are On)」「Stargazer」も意外と美味しい。前者は『EVIL OR DIVINE』でも演奏されていましたが、途中で「Children of the Sea」へ移行するアレンジでした。本作ではちゃんと終盤まで演奏され、その後に「Stargazer」。上記2つの公式作でも聴けないRAINBOWの名曲が楽しめる。そして、面白いのがサイモン・ライトのドラムソロ。後期DIOでは故コージー・パウエルよろしくさまざまクラシックを流して楽しませてくれましたが、2005年の本作では「ウィリアム・テル序曲」を使用。オールド・ファンを歓喜させつつ、あくまでオリジナルでドラマティックなソロが炸裂するのです。

 最後の来日となった2007年のHEAVEN & HELLに向け、助走を付けるかのように3年連続で来日を果たしたロニー・ジェイムズ・ディオ。その“2005年・大阪”篇を極上体験できるライヴアルバムです。本作自体が傑作なのは間違いありませんが、さらに同じ“最強”氏コレクションの『LOUD PARK 06: ZEPP OSAKA』や『LOUD PARK 07 OSAKA』と合わせて奇跡の3年間を追っても楽しい。そんなアンダーグラウンド録音ならではの贅沢も味わえる傑作。どうぞ、じっくりとご堪能ください。

Disc:1 (51:26)
1. Killing the Dragon
2. Egypt (The Chains Are On)
3. Stargazer
4. Stand Up and Shout
5. Drum Solo
6. Holy Diver
7. Sunset Superman
8. Straight Through the Heart
9. Don't Talk to Strangers
10. Man on the Silver Mountain

Disc:2 (54:30)
1. Guitar Solo
2. Long Live Rock 'n' Roll
3. Shivers
4. Gates of Babylon
5. Heaven and Hell
6. Rainbow in the Dark
7. The Last in Line
8. We Rock

Ronnie James Dio - Vocals Craig Goldy - Guitars Rudy Sarzo - Bass
Simon Wright - Drums Scott Warren - Keyboards