OZZY OSBOURNE - BARK AT THE PARIS(1CDR + Ltd Bonus CDR) [Shades 444]
OZZY OSBOURNE - BARK AT THE PARIS(1CDR + Ltd Bonus CDR)
[Shades 444]
販売価格: 1,800円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Espace Balard, Paris, France 22nd December 1983 PERFECT SOUND
日系人ギタリストのジェイク・E・リーを迎えて新生したOZZY OSBOUNERの「BARK AT THE MOON」リリースに伴うヨーロッパツアーより、1983年12月22日のフランス・パリ公演が、録音者のオリジナル・マスターをダイレクトにデジタル化した、当時最高音質のオーディエンス・ソース使用の、完全収録で初登場です!
ランディ・ローズ亡き後、オジーはバーニー・トーメやブラッド・ギルズらを迎えて「DIARY OF A MADMAN」ツアーを消化しました。ブラッドはギター・プレイの技術だけでなく人柄でもオジーを支え、初のジャパンツアーを成功させた上に、公式に製作されたライヴアルバムやビデオ映像(タイトルはどちらも「SPEAK OF THE DEVIL」)でも大きな貢献を果たしました。しかし彼はNIGHT RANGERへと帰ったため、ランディの正式な後任選びは依然として重要な課題として残っていました。その有力な候補としては、これまで何度も名前が挙げられていたジョージ・リンチがいました。この当時ジョージはブラッドのバックアップとしてツアーに帯同し、いよいよ正式加入かとも思われましたが、オジーはこの時も堅実なジョージを「ロックンロールの要素が薄い」として結局見送り、バンドにはロニー夫人のウェンディ・ディオが紹介したジェイクを迎える事となったのです。
新たな布陣で製作に取り掛かった「BARK AT THE MOON」は'83年秋に完成。バンドは同年12月のアルバムリリースに先立って、11月4日のスウェーデン・ランド公演よりライヴ活動を開始します。本作はその'83年暮れのヨーロッパツアーにおいて最終日となった12月22日のパリ公演を収録しています。
'83年11月から12月にかけて行われたヨーロッパ及びイギリスツアーはファンの注目度も高く、何種類かのオーディエンス録音が定番として知られています。特に11月10日のイギリス・レスター公演は、当時"サウンドボード音源"と言われたほどで、その評価は今なお高いものがあります。それに対して今回新たに発見された本オーディエンス録音では、過去の傑作音源に全く遜色ないどころか、それら以上とも思える最高級のサウンドを楽しめます。
「I Don't Know」に先立つオープニング・イントロの「Carmina Burana」から、近年のDAT録音ではないかと錯覚させるずば抜けた見通しとクリアさで捉えられており、会場の大きさを推察させるワイドな音響、高まるオーディエンスの盛り上がりも理想的な形で収めた臨場感には驚かされます。演奏がスタートした後も音の良さは一貫して最高で、素材の劣化やノイズの類が全くと言って良いほど気にならないクリアさと聴き易さは信じられないレベルです。「Mr. Crowley」を聴けば、誰もが「プレスCDでもイケる音だ!」と大興奮するはず(ベースもはっきりと聴き取れるクオリティ)!
この当時のメンバーはオジー、ジェイク、そしてボブ・ディズリーとドン・エイリーのレコーディング・メンバーに加え、ドラムをカーマイン・アピスが担当しているのが特徴です。テクニックと存在感の双方ですでに伝説的な存在であるカーマインを擁するバンドの演奏は最高の一言です(「Mr. Crowley」の演奏後、観客のコールに合わせてドラムを叩く場面にも注目)! ベテラン勢のガッチリとした支えを受けて若きジェイクは序盤から持ち前のフラッシーなプレイを全開し、「I Don't Know」や「Mr. Crowley」、「Revelation (Mother Earth)」・「Steal Away (The Night)」のメドレーも、原曲の良さに彼らしい色合いを加えたサウンドで再構築されています。「Bark At The Moon」と「Centre Of Eternity」の新曲パートではさらにジェイクのプレイが大爆発! どこまでも鋭く斬り込んでいく彼のプレイは、バンドに新しい時代が訪れた事を声高に主張しています!
ジェイクのギターとカーマインのドラムでスピード感たっぷりに突き進む演奏を受け、オジーのテンションも高まっています。高音部が出きらない場面はあるものの、「Bark At The Moon」や「Steal Away (The Night)」・「Centre Of Eternity」で聴けるオジーのパフォーマンスは聴き応えがあります。会場の大歓声が素晴らしい臨場感を演出する「Iron Man」と「Crazy Train」はまさにライヴのハイライト。カーマインのドラムはこれらオジーの定番曲でも、まるで自分の曲のような豪快さで個性的なプレイを叩き込み、聴き手をもノックアウトしてくれます。アンコールの「Paranoid」まで62分間のライヴはやや短い印象もありますが、中味の充実度は文句なしの最高級です!
これまで各種知られていた'83年ライヴの中でも、本作は新たな大定番としてファンに支持される事は間違いありません。若きジェイクのプレイだけでなく、高いプレイアビリティを誇った当時のバンドを最良の形で満喫させる極上の一本は、オジー・ファンはもちろん、全てのヘヴィメタル・ファン必聴だと断言します。プレスCD級の聴き応えで聴き手を悶絶させる特上のオーディエンス・ソースを、どうぞお見逃しありませんように!
1. Carmina Burana 2. I Don't Know 3. Mr. Crowley 4. Bark At The Moon 5. Revelation (Mother Earth)
6. Steal Away (The Night) 7. Suicide Solution 8. Centre Of Eternity 9. Drums Solo
10. Flying High Again 11. Iron Man 12. Crazy Train 13. Paranoid
Ozzy Osbourne - Vocal Jake E. Lee - Guitar Bob Daisley - Bass Carmine Appice - Drums
Don Airey - Keyboards
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★OZZY OSBOURNEの「BARK AT THE PARIS」初回納品分には、ジェイク・E・リー加入直後に行われたツアーより、'83年3月22日のイリノイ州ロックフォード"メトロ・センター"公演をオーディエンス録音で収録した「OZZY'S NEW BLOOD」のリマスターヴァージョンが、ボーナス・タイトルとして付属します(コレクターには嬉しいピクチャーディスク仕様です。)。今から10年近く前にLangleyレーベルより登場したジェイク時代初期の傑作ライヴ音源を、この機会にどうぞお楽しみください。
OZZY OSBOURNE - OZZY'S NEW BLOOD(Bonus Picture CDR)
Live at Metro Center, Rockford, Illinois, USA 22nd March 1983 TRULY AMAZING SOUND
ジョージ・リンチなど多くの候補を押さえ、ランディ・ローズの正式な後任ギタリストとしてバンドに加入したジェイクは、'83年1月12日のフィンランド・ヘルシンキ公演でステージ・デビューを果たすと、同年1月いっぱいまではヨーロッパ各国をサーキットし、その個性的なプレイでOZZY OSBOURNEの新生をアピールします。さらにバンドは2月後半から4月初頭にかけてアメリカ各地でもツアーを行い、ジェイクのギター・プレイは多くのメタル・ファンに鮮烈な印象を与えました。本作では1ヶ月間以上かけて行われたこの'83年アメリカツアーより、3公演目に当たるイリノイ州ロックフォードでのライヴを、当時としては充分以上に優れたオーディエンス・ソースで収録しています。
クリアさや音の均整は確かで、貴重なジェイク時代初頭のライヴを60分以上に渡って楽しめます。(原音から中低音を緩和して、より抜けの良い音を目指すリマスターを施しています。)ライヴ前半の「I Don't Know 」や「Mr. Crowley」を聴いても判るとおり会場の盛り上がりは大変なもので、テーパー周囲からは興奮した観客の叫び声がひっきりなしに飛び交いますが、さほど演奏の邪魔にはなっておらず、むしろアメリカにおける当時のオジー人気を肌で感じるサウンドです。
この時はまだ「BARK AT THE MOON」の製作前であるため、セットリストは前年の「DIARY OF A MADMAN」ツアーを踏襲した形になっています。しかしジェイクのギターは前任のブラッド・ギルズはもちろん、ランディとも大きく異なり、ほぼ同一のセットリストながら演奏の印象は「ギタリストによってここまで変わるのか」と思わされます。ジェイクのフラッシーで華やかなギターは「Crazy Train」をいっそう魅力的に映え、スピーディな「Steal Away (The Night) 」でもいかんなく個性を発揮しています。ヘヴィな「Suicide Solution」とソロパート、繊細な「Revelation (Mother Earth)」でも、ランディが残した曲想を守りつつもしっかりと自分らしさを曲に盛り込み、大きな聴き所を演出しています。なお、これらの曲ではキーボードのリンジィ・ブリッジウォーターもいいプレイを聴かせており、ドン・エイリーとも違った味わいを感じさせます。またベースはドン・コスタというプレイヤーで、非常に珍しい布陣での演奏はオジー・マニアの耳をも惹き付けるでしょう。
トミー・アルドリッジのドラムソロに続いて演奏されるのは「Believer」。ランディ時代の定番曲ながら、ジェイク時代ではこの頃しか演奏していなかった楽曲で、ここも聴き逃せないポイントでしょう。オジーがおなじみのMCでオーディエンスをさらに煽り立てる「Iron Man」そして「Children Of The Grave」も素晴らしい聴き応えで、最高の盛り上がりでライヴを締めくくります。
この日はバンドの都合でアンコールが行われないままショウが終了しています。しかし会場のファンは納得できず、大歓声を挙げ続けています。そのため主催者側が状況を説明し、さらに客あしらいをして事態の収拾を図りました。その模様を大変にクリアな録音で克明に記録したラストの「Announcement」は、ライヴの記録として非常に興味深いものがあります。こういったハプニングの場面まで現場にいるような気持ちで楽しめるのが、本作のようなライヴ・テープの旨みでしょう。
バンドはこのライヴからさらに1ヶ月以上アメリカ各地をツアーした後スタジオ入りして「BARK AT THE MOON」の製作に取り掛かります。その間の5月29日にはカリフォルニア州サン・バーナディーノで行われた"U.S.フェスティバル"に出演し、JUDAS PRIESTやSCORPIONS、さらにはMOTLEY CRUEやVAN HALENとともに、アメリカにおけるヘヴィメタル・ブームの到来を決定付ける事となります。
この'83年2月から4月のアメリカツアーはまさにそのヘヴィメタル・ブームの到来前夜と言える時代。この当時の貴重な録音を良質な素材で楽しめる本音源は文句なしに必聴です。ファンの皆さんは「BARK AT THE PARIS」と合わせて、本作をぜひお楽しみください!
1. Diary Of A Madman 2. I Don't Know 3. Mr. Crowley 4. Crazy Train 5. Suicide Solution
6. Revelation (Mother Earth) 7. Steal Away (The Night) 8. Drum Solo 9. Believer
10. Flying High Again 11. Iron Man 12. Children Of The Grave 13. Announcement
Ozzy Osbourne - Vocal Jake E. Lee - Guitar Don Costa - Bass
Tommy Aldridge - Drums Lindsey Bridgewater - Keyboards
Special Bonus Picture CDR for 1st set of "BARK AT THE PARIS"(Shades 444)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Espace Balard, Paris, France 22nd December 1983 PERFECT SOUND
日系人ギタリストのジェイク・E・リーを迎えて新生したOZZY OSBOUNERの「BARK AT THE MOON」リリースに伴うヨーロッパツアーより、1983年12月22日のフランス・パリ公演が、録音者のオリジナル・マスターをダイレクトにデジタル化した、当時最高音質のオーディエンス・ソース使用の、完全収録で初登場です!
ランディ・ローズ亡き後、オジーはバーニー・トーメやブラッド・ギルズらを迎えて「DIARY OF A MADMAN」ツアーを消化しました。ブラッドはギター・プレイの技術だけでなく人柄でもオジーを支え、初のジャパンツアーを成功させた上に、公式に製作されたライヴアルバムやビデオ映像(タイトルはどちらも「SPEAK OF THE DEVIL」)でも大きな貢献を果たしました。しかし彼はNIGHT RANGERへと帰ったため、ランディの正式な後任選びは依然として重要な課題として残っていました。その有力な候補としては、これまで何度も名前が挙げられていたジョージ・リンチがいました。この当時ジョージはブラッドのバックアップとしてツアーに帯同し、いよいよ正式加入かとも思われましたが、オジーはこの時も堅実なジョージを「ロックンロールの要素が薄い」として結局見送り、バンドにはロニー夫人のウェンディ・ディオが紹介したジェイクを迎える事となったのです。
新たな布陣で製作に取り掛かった「BARK AT THE MOON」は'83年秋に完成。バンドは同年12月のアルバムリリースに先立って、11月4日のスウェーデン・ランド公演よりライヴ活動を開始します。本作はその'83年暮れのヨーロッパツアーにおいて最終日となった12月22日のパリ公演を収録しています。
'83年11月から12月にかけて行われたヨーロッパ及びイギリスツアーはファンの注目度も高く、何種類かのオーディエンス録音が定番として知られています。特に11月10日のイギリス・レスター公演は、当時"サウンドボード音源"と言われたほどで、その評価は今なお高いものがあります。それに対して今回新たに発見された本オーディエンス録音では、過去の傑作音源に全く遜色ないどころか、それら以上とも思える最高級のサウンドを楽しめます。
「I Don't Know」に先立つオープニング・イントロの「Carmina Burana」から、近年のDAT録音ではないかと錯覚させるずば抜けた見通しとクリアさで捉えられており、会場の大きさを推察させるワイドな音響、高まるオーディエンスの盛り上がりも理想的な形で収めた臨場感には驚かされます。演奏がスタートした後も音の良さは一貫して最高で、素材の劣化やノイズの類が全くと言って良いほど気にならないクリアさと聴き易さは信じられないレベルです。「Mr. Crowley」を聴けば、誰もが「プレスCDでもイケる音だ!」と大興奮するはず(ベースもはっきりと聴き取れるクオリティ)!
この当時のメンバーはオジー、ジェイク、そしてボブ・ディズリーとドン・エイリーのレコーディング・メンバーに加え、ドラムをカーマイン・アピスが担当しているのが特徴です。テクニックと存在感の双方ですでに伝説的な存在であるカーマインを擁するバンドの演奏は最高の一言です(「Mr. Crowley」の演奏後、観客のコールに合わせてドラムを叩く場面にも注目)! ベテラン勢のガッチリとした支えを受けて若きジェイクは序盤から持ち前のフラッシーなプレイを全開し、「I Don't Know」や「Mr. Crowley」、「Revelation (Mother Earth)」・「Steal Away (The Night)」のメドレーも、原曲の良さに彼らしい色合いを加えたサウンドで再構築されています。「Bark At The Moon」と「Centre Of Eternity」の新曲パートではさらにジェイクのプレイが大爆発! どこまでも鋭く斬り込んでいく彼のプレイは、バンドに新しい時代が訪れた事を声高に主張しています!
ジェイクのギターとカーマインのドラムでスピード感たっぷりに突き進む演奏を受け、オジーのテンションも高まっています。高音部が出きらない場面はあるものの、「Bark At The Moon」や「Steal Away (The Night)」・「Centre Of Eternity」で聴けるオジーのパフォーマンスは聴き応えがあります。会場の大歓声が素晴らしい臨場感を演出する「Iron Man」と「Crazy Train」はまさにライヴのハイライト。カーマインのドラムはこれらオジーの定番曲でも、まるで自分の曲のような豪快さで個性的なプレイを叩き込み、聴き手をもノックアウトしてくれます。アンコールの「Paranoid」まで62分間のライヴはやや短い印象もありますが、中味の充実度は文句なしの最高級です!
これまで各種知られていた'83年ライヴの中でも、本作は新たな大定番としてファンに支持される事は間違いありません。若きジェイクのプレイだけでなく、高いプレイアビリティを誇った当時のバンドを最良の形で満喫させる極上の一本は、オジー・ファンはもちろん、全てのヘヴィメタル・ファン必聴だと断言します。プレスCD級の聴き応えで聴き手を悶絶させる特上のオーディエンス・ソースを、どうぞお見逃しありませんように!
1. Carmina Burana 2. I Don't Know 3. Mr. Crowley 4. Bark At The Moon 5. Revelation (Mother Earth)
6. Steal Away (The Night) 7. Suicide Solution 8. Centre Of Eternity 9. Drums Solo
10. Flying High Again 11. Iron Man 12. Crazy Train 13. Paranoid
Ozzy Osbourne - Vocal Jake E. Lee - Guitar Bob Daisley - Bass Carmine Appice - Drums
Don Airey - Keyboards
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★OZZY OSBOURNEの「BARK AT THE PARIS」初回納品分には、ジェイク・E・リー加入直後に行われたツアーより、'83年3月22日のイリノイ州ロックフォード"メトロ・センター"公演をオーディエンス録音で収録した「OZZY'S NEW BLOOD」のリマスターヴァージョンが、ボーナス・タイトルとして付属します(コレクターには嬉しいピクチャーディスク仕様です。)。今から10年近く前にLangleyレーベルより登場したジェイク時代初期の傑作ライヴ音源を、この機会にどうぞお楽しみください。
OZZY OSBOURNE - OZZY'S NEW BLOOD(Bonus Picture CDR)
Live at Metro Center, Rockford, Illinois, USA 22nd March 1983 TRULY AMAZING SOUND
ジョージ・リンチなど多くの候補を押さえ、ランディ・ローズの正式な後任ギタリストとしてバンドに加入したジェイクは、'83年1月12日のフィンランド・ヘルシンキ公演でステージ・デビューを果たすと、同年1月いっぱいまではヨーロッパ各国をサーキットし、その個性的なプレイでOZZY OSBOURNEの新生をアピールします。さらにバンドは2月後半から4月初頭にかけてアメリカ各地でもツアーを行い、ジェイクのギター・プレイは多くのメタル・ファンに鮮烈な印象を与えました。本作では1ヶ月間以上かけて行われたこの'83年アメリカツアーより、3公演目に当たるイリノイ州ロックフォードでのライヴを、当時としては充分以上に優れたオーディエンス・ソースで収録しています。
クリアさや音の均整は確かで、貴重なジェイク時代初頭のライヴを60分以上に渡って楽しめます。(原音から中低音を緩和して、より抜けの良い音を目指すリマスターを施しています。)ライヴ前半の「I Don't Know 」や「Mr. Crowley」を聴いても判るとおり会場の盛り上がりは大変なもので、テーパー周囲からは興奮した観客の叫び声がひっきりなしに飛び交いますが、さほど演奏の邪魔にはなっておらず、むしろアメリカにおける当時のオジー人気を肌で感じるサウンドです。
この時はまだ「BARK AT THE MOON」の製作前であるため、セットリストは前年の「DIARY OF A MADMAN」ツアーを踏襲した形になっています。しかしジェイクのギターは前任のブラッド・ギルズはもちろん、ランディとも大きく異なり、ほぼ同一のセットリストながら演奏の印象は「ギタリストによってここまで変わるのか」と思わされます。ジェイクのフラッシーで華やかなギターは「Crazy Train」をいっそう魅力的に映え、スピーディな「Steal Away (The Night) 」でもいかんなく個性を発揮しています。ヘヴィな「Suicide Solution」とソロパート、繊細な「Revelation (Mother Earth)」でも、ランディが残した曲想を守りつつもしっかりと自分らしさを曲に盛り込み、大きな聴き所を演出しています。なお、これらの曲ではキーボードのリンジィ・ブリッジウォーターもいいプレイを聴かせており、ドン・エイリーとも違った味わいを感じさせます。またベースはドン・コスタというプレイヤーで、非常に珍しい布陣での演奏はオジー・マニアの耳をも惹き付けるでしょう。
トミー・アルドリッジのドラムソロに続いて演奏されるのは「Believer」。ランディ時代の定番曲ながら、ジェイク時代ではこの頃しか演奏していなかった楽曲で、ここも聴き逃せないポイントでしょう。オジーがおなじみのMCでオーディエンスをさらに煽り立てる「Iron Man」そして「Children Of The Grave」も素晴らしい聴き応えで、最高の盛り上がりでライヴを締めくくります。
この日はバンドの都合でアンコールが行われないままショウが終了しています。しかし会場のファンは納得できず、大歓声を挙げ続けています。そのため主催者側が状況を説明し、さらに客あしらいをして事態の収拾を図りました。その模様を大変にクリアな録音で克明に記録したラストの「Announcement」は、ライヴの記録として非常に興味深いものがあります。こういったハプニングの場面まで現場にいるような気持ちで楽しめるのが、本作のようなライヴ・テープの旨みでしょう。
バンドはこのライヴからさらに1ヶ月以上アメリカ各地をツアーした後スタジオ入りして「BARK AT THE MOON」の製作に取り掛かります。その間の5月29日にはカリフォルニア州サン・バーナディーノで行われた"U.S.フェスティバル"に出演し、JUDAS PRIESTやSCORPIONS、さらにはMOTLEY CRUEやVAN HALENとともに、アメリカにおけるヘヴィメタル・ブームの到来を決定付ける事となります。
この'83年2月から4月のアメリカツアーはまさにそのヘヴィメタル・ブームの到来前夜と言える時代。この当時の貴重な録音を良質な素材で楽しめる本音源は文句なしに必聴です。ファンの皆さんは「BARK AT THE PARIS」と合わせて、本作をぜひお楽しみください!
1. Diary Of A Madman 2. I Don't Know 3. Mr. Crowley 4. Crazy Train 5. Suicide Solution
6. Revelation (Mother Earth) 7. Steal Away (The Night) 8. Drum Solo 9. Believer
10. Flying High Again 11. Iron Man 12. Children Of The Grave 13. Announcement
Ozzy Osbourne - Vocal Jake E. Lee - Guitar Don Costa - Bass
Tommy Aldridge - Drums Lindsey Bridgewater - Keyboards
Special Bonus Picture CDR for 1st set of "BARK AT THE PARIS"(Shades 444)