BLACK SABBATH - ATHENS 1987(1CDR) [Shades 1217]
BLACK SABBATH - ATHENS 1987(1CDR)
[Shades 1217]
販売価格: 1,500円(税込)
商品詳細
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★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Panathinaikos Stadium, Athens, Greece 21st July 1987 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND
70年代を中心に快挙となる新発掘が続出しているBLACK SABBATH音源界。今回は、たった一晩しか存在しなかった幻ラインナップの傑作ライヴアルバムが飛び出しました!
そんな本作に刻まれているのは「1987年7月21日アテネ公演」。歴史上2回しかないと言われるギリシャ公演の一幕を記録したオーディエンス録音です。サバスのギリシャと言うだけで超激レアなのですが、本作のポイントはそこではない。たった1回のライヴで崩壊した幻の正式ラインナップを聴けるライヴアルバムなのです。そのラインナップとは、トニー・アイオミ/トニー・マーティン/ジェフ・ニコルズ/ベヴ・ベヴァン/デイヴ・スピッツの5人。その事情をご説明するためにも、当時のスケジュールから振り返ってみましょう。
《3月1日:ベヴ・ベヴァン参加》
《7月14日:ギーザーとリハ→デイヴ・スピッツ復帰》
×7月18日:プリマス公演(中止)
・7月21日:ギリシャ公演 ←★本作(マーティン初日)★
《ベヴ離脱→テリー・チャイムス参加》
・7月25日-8月9日:南アフリカ(6公演)
《8月15日:スピッツ離脱/10月1日:ジョー・バート参加》
《11月1日『THE ETERNAL IDOL』発売》
・11月22日-12月2日:西ドイツ(9公演)
・12月4日-12日:イタリア(6公演)
×12月20日-28日:欧州(4公演:中止)
【一晩限りで消えた幻のBLACK SABBATH】
これがサバス史上もっとも混迷を深めた1987年の歩み。長くなってしまうのでアルバム制作の混乱は省略しますが、完成後も混沌としていました。当初メンバーだったのは2人のトニーとニコルズ、それに『THE ETERNAL IDOL』完成間際に滑り込みで復帰したベヴ・ベヴァンでした。最初はツアーに向けてギーザー・バトラーを復帰させるも、リハーサルだけで再び別離。初日のプリマス公演はキャンセルせざるを得なかったものの、1週間後(!!)のギリシャ公演には、急遽『THE ETERNAL IDOL』の制作初期に脱退していたデイヴ・スピッツを呼び戻したのです。
何とかギリシャ公演をこなしたサバスでしたが、苦難はまだ続いた。ギリシャ公演の4日後には南アフリカ・ツアーが計画されていたのですが、当時の南アはアパルトヘイト政策で世界的バッシングの真っ直中。ツアー自体に反対したベヴが脱退してしまい、更にリズム隊が代わっていくのです。こうして言葉にしていくだけでも混乱してきますが、結果として1987年に実現したラインナップは3種。整理しておきましょう。
・A:ギリシャ(7月21日) →スピッツ&ベヴァン★本作★
・B:南アフリカ(7月25日-8月9日) →スピッツ&チャイムス
・C:欧州(11月22日-12月12日) →バート&チャイムス
……と、このようになっています。これまで“THE ETERNAL IDOL TOUR”で知られてきた録音は、すべて「C」。南アフリカの「B」は未だに一切の録音が見つかっておらず、今回初めて「A」の記録が登場。たった一晩だけのラインナップであり、トニー・マーティンの初ステージでもあったわけです。
【オープン会場ならではのクリア・サウンド】
そんなショウを記録した本作は、超絶級のレア度を吹っ飛ばすほど見事なオーディエンス録音。とにかくクリア。現場となった“パナシナイコスタジアム”は5万人規模(つまり、東京ドーム級)の会場なのですが、天井がないオープン・スペースのために音の反射がない。しかも、PAのよほど近くだったのか出音を綺麗に拾っており、超巨大な観客スペクタクルを感じさせながらも距離感のない名録音なのです。
しかも、本作はその最高峰。実のところ、この録音は現状で2つのトランスファーが公開されています。しかし、これが一長一短。一方は音質が良いものの、音切れが激しく発生し、もう一方はシームレスなものの音質面で今ひとつ。しかも、その双方がランダムにピッチが狂っているのです。そして本作は、そんな欠点を克服している。2つのマスターを駆使して両方の長所を組み合わせたベスト・バージョンに仕上げ、ピッチも正常に補正。貴重極まるショウを最長・最良のクオリティで楽しめるライヴアルバムなのです。
【初日にして5万人スタジアムに臨んだマーティンの熱唱】
そんなサウンドで描かれるのは、まさに一期一会のショウ。セットは基本的に“THE ETERNAL IDOL TOUR”の基礎が出来上がっているようですが、『THE ETERNAL IDOL』の新曲は一切なし。その代わり、レア曲「Heart Like A Wheel」を演奏しています。新曲をやるにはアルバム発売まで間があると判断したのか、もしかしたら呼び戻したデイヴ・スピッツがすぐ対応できる曲を選んだのかも知れません。
そして、それ以上に強烈なのがトニー・マーティン! 良い意味でも逆の意味でも、本作を決定づける凄いインパクトなのです。まず、良い意味。とにかく強烈で素晴らしいヴォーカリゼーション!! 若々しい声がえらく瑞々しく、ハイはどこまでも綺麗に伸び、パワフルなコブシもビッシビシ決まる。以前から「マーティンは1987年こそがベスト」と言われてきましたが、その基準でも頭抜けて凄い。他にも名演はあるので「コレぞNo.1」と断言していいか迷いますが、確実に最有力候補ではある。前述のように、この日がマーティンの初ステージなのですが、いきなり超絶ヴォーカルをブチかましているのです。
さて、もう一方の良い意味ではない方ですが、実は現場が荒れ気味。マーティンが観客に向かって「落ち着け」「物を投げないでくれ」と話しているのです。ここで「新人マーティンにブーイング!?」と思ったら大間違い。実は逆でして、暴動寸前の凄い盛り上がりぶりなのです。その原因は、恐らく初めてのギリシャ公演だから。冒頭でも触れましたが、歴史上サバスのギリシャ公演は2回しかなく、この日が最初だった(ちなみにもう1回はプロショットで知られる“ROCKWAVE FESTIVAL 2005”)のです。それにしても、昨日までアマチュア同然だったマーティンが初日でいきなり東京ドーム・クラスとは……凄い話です。
名門バンドに抜擢されたトニー・マーティンの初舞台。そこは5万人の大群衆が初サバスの歓喜でブチ切れる混沌のスタジアムでした。その現場を反響ゼロの絶品サウンドで体験できる超・貴重ライヴアルバムです。現時点ではトランスファー段階がベストとは言えず、本作でも2種のマスターを駆使してベスト・バージョンに仕上げている。将来、ベスト・トランスファーが実現する可能性も残されているのでShadesレーベルからのご紹介となりましたが、そのクオリティも意義もプレス級です。あらゆる意味で特別すぎる1枚。どうぞ、存分にご体験ください。
★トニー・マーティンのサバス初演ライヴ!
★この日のみの幻のラインアップ!!(Tony Iommi, Tony Martin, Bev Bevan, Dave Spitz, Geoff Nicholls)
(71:27)
1. Supertzar
2. Neon Knights
3. Children of the Sea
4. War Pigs
5. Heart Like a Wheel
6. Iron Man
7. The Mob Rules
8. Black Sabbath
9. Die Young
10. Heaven and Hell
11. Children of the Grave
Tony Iommi - Guitar
Tony Martin - Vocals
Bev Bevan - Drums
Dave Spitz - Bass
Geoff Nicholls - Keyboards
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Panathinaikos Stadium, Athens, Greece 21st July 1987 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND
70年代を中心に快挙となる新発掘が続出しているBLACK SABBATH音源界。今回は、たった一晩しか存在しなかった幻ラインナップの傑作ライヴアルバムが飛び出しました!
そんな本作に刻まれているのは「1987年7月21日アテネ公演」。歴史上2回しかないと言われるギリシャ公演の一幕を記録したオーディエンス録音です。サバスのギリシャと言うだけで超激レアなのですが、本作のポイントはそこではない。たった1回のライヴで崩壊した幻の正式ラインナップを聴けるライヴアルバムなのです。そのラインナップとは、トニー・アイオミ/トニー・マーティン/ジェフ・ニコルズ/ベヴ・ベヴァン/デイヴ・スピッツの5人。その事情をご説明するためにも、当時のスケジュールから振り返ってみましょう。
《3月1日:ベヴ・ベヴァン参加》
《7月14日:ギーザーとリハ→デイヴ・スピッツ復帰》
×7月18日:プリマス公演(中止)
・7月21日:ギリシャ公演 ←★本作(マーティン初日)★
《ベヴ離脱→テリー・チャイムス参加》
・7月25日-8月9日:南アフリカ(6公演)
《8月15日:スピッツ離脱/10月1日:ジョー・バート参加》
《11月1日『THE ETERNAL IDOL』発売》
・11月22日-12月2日:西ドイツ(9公演)
・12月4日-12日:イタリア(6公演)
×12月20日-28日:欧州(4公演:中止)
【一晩限りで消えた幻のBLACK SABBATH】
これがサバス史上もっとも混迷を深めた1987年の歩み。長くなってしまうのでアルバム制作の混乱は省略しますが、完成後も混沌としていました。当初メンバーだったのは2人のトニーとニコルズ、それに『THE ETERNAL IDOL』完成間際に滑り込みで復帰したベヴ・ベヴァンでした。最初はツアーに向けてギーザー・バトラーを復帰させるも、リハーサルだけで再び別離。初日のプリマス公演はキャンセルせざるを得なかったものの、1週間後(!!)のギリシャ公演には、急遽『THE ETERNAL IDOL』の制作初期に脱退していたデイヴ・スピッツを呼び戻したのです。
何とかギリシャ公演をこなしたサバスでしたが、苦難はまだ続いた。ギリシャ公演の4日後には南アフリカ・ツアーが計画されていたのですが、当時の南アはアパルトヘイト政策で世界的バッシングの真っ直中。ツアー自体に反対したベヴが脱退してしまい、更にリズム隊が代わっていくのです。こうして言葉にしていくだけでも混乱してきますが、結果として1987年に実現したラインナップは3種。整理しておきましょう。
・A:ギリシャ(7月21日) →スピッツ&ベヴァン★本作★
・B:南アフリカ(7月25日-8月9日) →スピッツ&チャイムス
・C:欧州(11月22日-12月12日) →バート&チャイムス
……と、このようになっています。これまで“THE ETERNAL IDOL TOUR”で知られてきた録音は、すべて「C」。南アフリカの「B」は未だに一切の録音が見つかっておらず、今回初めて「A」の記録が登場。たった一晩だけのラインナップであり、トニー・マーティンの初ステージでもあったわけです。
【オープン会場ならではのクリア・サウンド】
そんなショウを記録した本作は、超絶級のレア度を吹っ飛ばすほど見事なオーディエンス録音。とにかくクリア。現場となった“パナシナイコスタジアム”は5万人規模(つまり、東京ドーム級)の会場なのですが、天井がないオープン・スペースのために音の反射がない。しかも、PAのよほど近くだったのか出音を綺麗に拾っており、超巨大な観客スペクタクルを感じさせながらも距離感のない名録音なのです。
しかも、本作はその最高峰。実のところ、この録音は現状で2つのトランスファーが公開されています。しかし、これが一長一短。一方は音質が良いものの、音切れが激しく発生し、もう一方はシームレスなものの音質面で今ひとつ。しかも、その双方がランダムにピッチが狂っているのです。そして本作は、そんな欠点を克服している。2つのマスターを駆使して両方の長所を組み合わせたベスト・バージョンに仕上げ、ピッチも正常に補正。貴重極まるショウを最長・最良のクオリティで楽しめるライヴアルバムなのです。
【初日にして5万人スタジアムに臨んだマーティンの熱唱】
そんなサウンドで描かれるのは、まさに一期一会のショウ。セットは基本的に“THE ETERNAL IDOL TOUR”の基礎が出来上がっているようですが、『THE ETERNAL IDOL』の新曲は一切なし。その代わり、レア曲「Heart Like A Wheel」を演奏しています。新曲をやるにはアルバム発売まで間があると判断したのか、もしかしたら呼び戻したデイヴ・スピッツがすぐ対応できる曲を選んだのかも知れません。
そして、それ以上に強烈なのがトニー・マーティン! 良い意味でも逆の意味でも、本作を決定づける凄いインパクトなのです。まず、良い意味。とにかく強烈で素晴らしいヴォーカリゼーション!! 若々しい声がえらく瑞々しく、ハイはどこまでも綺麗に伸び、パワフルなコブシもビッシビシ決まる。以前から「マーティンは1987年こそがベスト」と言われてきましたが、その基準でも頭抜けて凄い。他にも名演はあるので「コレぞNo.1」と断言していいか迷いますが、確実に最有力候補ではある。前述のように、この日がマーティンの初ステージなのですが、いきなり超絶ヴォーカルをブチかましているのです。
さて、もう一方の良い意味ではない方ですが、実は現場が荒れ気味。マーティンが観客に向かって「落ち着け」「物を投げないでくれ」と話しているのです。ここで「新人マーティンにブーイング!?」と思ったら大間違い。実は逆でして、暴動寸前の凄い盛り上がりぶりなのです。その原因は、恐らく初めてのギリシャ公演だから。冒頭でも触れましたが、歴史上サバスのギリシャ公演は2回しかなく、この日が最初だった(ちなみにもう1回はプロショットで知られる“ROCKWAVE FESTIVAL 2005”)のです。それにしても、昨日までアマチュア同然だったマーティンが初日でいきなり東京ドーム・クラスとは……凄い話です。
名門バンドに抜擢されたトニー・マーティンの初舞台。そこは5万人の大群衆が初サバスの歓喜でブチ切れる混沌のスタジアムでした。その現場を反響ゼロの絶品サウンドで体験できる超・貴重ライヴアルバムです。現時点ではトランスファー段階がベストとは言えず、本作でも2種のマスターを駆使してベスト・バージョンに仕上げている。将来、ベスト・トランスファーが実現する可能性も残されているのでShadesレーベルからのご紹介となりましたが、そのクオリティも意義もプレス級です。あらゆる意味で特別すぎる1枚。どうぞ、存分にご体験ください。
★トニー・マーティンのサバス初演ライヴ!
★この日のみの幻のラインアップ!!(Tony Iommi, Tony Martin, Bev Bevan, Dave Spitz, Geoff Nicholls)
(71:27)
1. Supertzar
2. Neon Knights
3. Children of the Sea
4. War Pigs
5. Heart Like a Wheel
6. Iron Man
7. The Mob Rules
8. Black Sabbath
9. Die Young
10. Heaven and Hell
11. Children of the Grave
Tony Iommi - Guitar
Tony Martin - Vocals
Bev Bevan - Drums
Dave Spitz - Bass
Geoff Nicholls - Keyboards