KRAFTWERK - UMBRIA JAZZ 17(2CDR) [Uxbridge 711]

KRAFTWERK - UMBRIA JAZZ 17(2CDR) [Uxbridge 711]

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商品詳細

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Live at Arena Santa Giuliana, Perugia, Italy 7th July 2017 ULTIMATE SOUND

 最新の極上ライヴアルバムが登場です。2017年も[THE CATALOGUE 1 2 3 4 5 6 7 8]と通常コンサートを交互に行うスタイルでツアーを続けているKRAFTWERK。そのうち、本作に収められているのは「2017年7月7日ペルージャ公演(イタリア)」。イタリアでも最も有名な音楽祭“UMBRIA JAZZ FESTIVAL”に出演した際のオーディエンス録音です。このフェスは44年の歴史を誇り、毎年7月に開催。今年は55組ものアーティストが参加しており、KRAFTWERKはブライアン・ウィルソンらと共に目玉の1つでもありました。まずは、そんなショウのポジションをツアー全体像の中でイメージしてみましょう。

・5月20日-23日:ベルギー8公演[THE CATALOGUE]
・5月23日:[3-D DER KATALOG]
・6月2日-23日:英国(17公演)
・7月1日:ドイツ1公演[TOUR DE FRANCE]
・7月7日:イタリア1公演 ←★ココ★
・8月5日:ポルトガル1公演
・11月4日-7日:トリノ8公演[THE CATALOGUE]

 これが2017年に公表されているコンサート概要。当店では「英国」ツアーからオリジナル録音『ROYAL ALBERT HALL 2017 3RD NIGHT(Uxbridge 693)』が大好評を賜りましたが、本作はレポート第2弾となります。
 そんな本作は、猛烈にクリアな極上オーディエンス。極太ダイレクトな楽音の逞しさ、ディテールの鮮やかは最高級。特に素晴らしいのは、現場の透明感。よくよく耳を澄ますと空間録音ならではの“鳴り”も感じられるのですが、それさえもクリスタル・クリアに透き通っている。楽音を豊かに彩りこそすれ、曇りや濁りが一切ないのです。恐らくは、野外会場なことが良い方向に転んだのでしょう。会場反響がまったくなく、演奏が虚空にクリアに伸びていくスケール感だけが美味しく収録されているのです。
 おおよそオーディエンス離れしたサウンドであり、「まるでサウンドボード」と呼ぶに相応しい………のですが、ことKRAFTWERKの場合、それも良し悪し。あまりにキチッと完成されたショウは、あまりにもライン臭いサウンドの場合、「なんかスタジオ盤を聴いているみたいだ……」となってしまうのです。
 しかし! 本作はそういうアルバムではありません。楽音は猛烈にクリアではあるのですが、そこには生々しく息づく観客たちがいる。このフェスは街中の広場のようなスペースで開催されるのですが、そこに広がる大群衆たちがKRAFTWERKのサウンドとグルーヴに酔いしれ、浸りきっているムードが超リアル。もちろん、客層から言っても熱狂の大騒ぎになるわけではありませんし、演奏中に煩わしさはありません。むしろ、夏祭りのような親近感。現場を満たす音楽と夏の熱気に身を包まれるようなライヴアルバムなのです。
 そのサウンドで描かれるショウは、歴代の名盤の数々が蘇り、現場を染め変えていく。決してアルバム全曲の再現ショウではないのですが、名曲がランダムに並ぶのではなく、セクションごとに固まっている。その流れは『COMPUTER WORLD』→『THE MAN-MACHINE』→『AUTOBAHN』→『RADIOACTIVITY』→『TOUR DE FRANCE』→『TOUR DE FRANCE』。ランダムではないからこそ、それぞれのアルバム・ジャケットや当時の想い出までもが目に浮かぶ。そして、現場も1枚ずつのカラーに染め変わっていくショウなのです。

 大好評だった『ROYAL ALBERT HALL 2017 3RD NIGHT』も名手サウンドの傑作でしたが、本作はまったく味わいが違う。伝統会場の気品がファンタジックでさえあった『ROYAL ALBERT HALL 2017 3RD NIGHT』に対し、本作は野外の開放感たっぷり。それこそ、“夏のKRAFTWERK祭り”かのようなムード。そんな現場を超クリア・サウンドで体験できるのです。
 残念ながら来日公演は望むべくもない状況ですが、だからこそ、本作はKRAFTWERKサウンドで“2017年の夏”を味わうには絶好の1本。暑い最中だからこそ美味しい、旬のライヴアルバムです。

Disc 1(65:57)
1. Intro. 2. Numbers 3. Computer World 4. It's More Fun To Compute 5. Homecomputer
6. Computer Love 7. The Man-Machine 8. Spacelab 9. The Model 10. Neon Lights
11. Autobahn 12. Airwaves 13. Intermission 14. News 15. Geiger Counter 16. Radioactivity

Disc 2(69:49)
1. Electric Cafe 2. Tour De France 3. Prologue 4. Etape 1 5. Chrono 6. Etape 2
7. La Forme 8. Regeneration 9. Trans Europa Express 10. Metal On Metal 11. Abzug
12. The Robots 13. Aero Dynamik 14. Planet Of Visions 15. Boing Boom Tschak
16. Techno Pop 17. Music Non Stop