【取り寄せ】YNGWIE J. MALMSTEEN - PHILADELPHIA 1986(1CDR) [Shades 1214]

【取り寄せ】YNGWIE J. MALMSTEEN - PHILADELPHIA 1986(1CDR) [Shades 1214]

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商品詳細

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Live at Spectrum, Philadelphia, PA, USA 24th October 1986 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
 歴史を塗り替えたギター革命児イングヴェイ・マルムスティーンが実演家として頂点にあった『TRILOGY』時代。その現場を伝える極上オリジナル録音が登場です。
 そんな本作に収められているのは「1986年10月24日フィラデルフィア公演」。彼の地の名会場“スペクトラム”で記録された強力オーディエンス録音です。「TRILOGY時代」「スペクトラム」「オリジナル録音」と並ぶとどうしても浮かぶのが先日大好評を賜った『PHILADELPHIA 1987(Zodiac 388)』。実は、本作はあのプレス名盤の姉妹作でもある。当時、渡米していた日本人テーパーによる同会場録音なのです。もちろん、同じツアー/同会場であっても別コンサート。その位置関係を把握するためにも、当時のスケジュールから振り返ってみましょう。

●1986年
・1月3日-12日:北米#1(6公演)
・7月4日-9月21日(?):北米#2a(15公演)
《9月:マーク・ボールズ離脱→ジェフ・スコット・ソート復帰》
・9月25日(?)-11月2日:北米#2b(30公演) ←★ココ★
《11月4日『TRILOGY』発売》
・11月7日-14日:日本(5公演)
・11月25日-12月20日:北米#3(19公演)
●1987年
・1月7日-20日:北米#4(10公演)←※『PHILADELPHIA 1987』
《6月22日:愛車ジャガーで交通事故》
・8月1日:アーバイン公演

 これが1986年/1987年のイングヴェイ。“TRILOGY TOUR”と言えば、途中でマーク・ボールズからジェフ・スコット・ソートに交代しているわけですが、交代のタイミングは厳密には分かっておらず、まだマークがいるのにジェフが歌う日もあるなど混沌としています。ともあれ、本作のスペクトラム公演はジェフの交代後。公演数は厳密ではないものの、おおよそ「北米#2b」の24公演目。「北米#4」のプレス盤『PHILADELPHIA 1987』はIRON MAIDENの前座でしたが、本作はTRIUMPHのオープニング・アクトでした。
 そんなショウを記録した本作は、まさに極上。『PHILADELPHIA 1987』がプレス化されたのに対して本作はShadesレーベルだけに格落ちだろう……と思いきや、そうではない。本作もまったく負けておらず、極太の芯が目の前に迫り、ディテールも超詳細。開演すると「イングヴェイ!イングヴェイ!」の盛大なコールが渦巻く(当時はアメリカでも凄い人気だったのがよく分かります)のですが、演奏が始まると極太にして肉厚な演奏音がすべてを蹂躙する。鳴りの美しさを求めるタイプではないものの、激しく密着したギター・サウンドは革命児の凄味を活写するのには最適。そして、そこに割って入るイェンス・ヨハンソンのシンセがまたド直球。曲間で沸く大熱狂さえなければ「80年代なのにIEMs!?」などとトンチンカンな事まで考えてしまいそうです。
 まさに『PHILADELPHIA 1987』の姉妹となる傑作なのですが、今回はShadesレーベルからの紹介となったのにも理由があります。それはアンコール。実は終盤の「Black Star」が2分弱ほど進んだところでテープが終了。録音が終わってしまい、最終曲「Liar」も聴けないのです。実のところ、トータルの録音時間は『PHILADELPHIA 1987』より長かったりもするのですが、不完全収録で永久保存は難しい。惜しい。あまりにも惜しい……。
 と言うわけで、プレス化には至らなかったわけですが、サウンドも強烈ならショウ内容はさらに凄絶。もちろんセットも『PHILADELPHIA 1987』とは似て非なるものですので、ここで比較しながらまとめておきましょう。

・RISING FORCE:Far Beyond the Sun/Icarus' Dream Suite Op.4/Black Star(★)
・MARCHING OUT:I'll See the Light Tonight(★)/I Am A Viking
・TRILOGY:Queen in Love/Fire/You Don't Remember, I'll Never Forget
※注:「★」印はプレス名盤『PHILADELPHIA 1987』では聴けない曲。

……と、このようになっています。先述した「Liar」が聴けないのは残念なものの、その代わり(?)本作は「I'll See the Light Tonight」も入ってさらに美味しい。そして、その演奏ぶりこそが圧倒的。今さら言葉にするのも気が引けますが、とにかく同じ曲でも丸っきり違うインプロヴィゼーションがたっぷりとブチかまされ、しかもその1フレーズ1フレーズが事前に練り込んであったかのようにキャッチー。
 その後のイングヴェイも「インプロこそが重要」と繰り返していますが、この時期の才気はまさに神懸かっている。しかも、本作の極太・詳細サウンドは、凄まじい速射の1粒1粒のさらに機微まですべて記録しきっている。キリッと構築美まで湛えた乱射を浴びまくる快感に充ち満ちたライヴアルバムなのです。
 とにかく凄絶極まる80年代中期のイングヴェイ・マルムスティーン。そのキレッキレのショウを超密着サウンドで味わえる文化遺産級の本作だけのオリジナル録音です。惜しいところで永久保存出来なかったとは言え、そのクオリティも演奏も『PHILADELPHIA 1987』にまったく劣らない。あのプレス名盤に心溶かされた方はもちろん、逆に『PHILADELPHIA 1987』を疑似体験されたい方にもお薦めの1枚です。

★録音者提供の史上初登場音源。極上音質盤。

(47:14)
1. Intro
2. I'll See the Light Tonight
3. Queen in Love
4. Far Beyond the Sun
5. Fire
6. Keyboard Solo
7. Icarus' Dream Suite Op.4
8. I Am a Viking
9. Guitar Solo
10. Band Introductions
11. You Don't Remember, I'll Never Forget
12. Black Star

Yngwie Malmsteen - Guitar Jeff Scott Soto - Vocals Jens Johansson - Keyboards
Wally Voss - Bass Anders Johansson - Drums