CAROLE KING - CHICAGOFEST 1982(2CDR) [Uxbridge 1289]

CAROLE KING - CHICAGOFEST 1982(2CDR) [Uxbridge 1289]

販売価格: 2,500(税込)

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商品詳細

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Navy Pier, Chicago, IL, USA 15th August 1982 ULTIMATE SOUND

 奇跡的な傑作を連発し、2020年最大のセンセーションを巻き起こしている“HOT OFF THE HEADS PRODUCTION”コレクション。そのキャロル・キング編が登場です。
 そんな本作に記録されているのは「1982年8月15日シカゴ公演」。観光名所でもある桟橋ネイビー・ピアで開催される恒例の音楽祭“CHICAGOFEST”に出演した際の極上オーディエンス録音です。「1982年」「CHICAGOFEST」でピンと来ている方も多いのではないでしょうか。そう、この年の“CHICAGOFEST”には、THE DOOBIE BROTHERSも出演しており、当店ではそのライヴアルバム『CHICAGOFEST 1982(Uxbridge 1265)』も大好評。本作は、あの傑作と同じ録音家による姉妹作でもあるわけです。
 THE DOOBIE BROTHERS編を体験された方ならもう心を決めていらっしゃるでしょうが、あの傑作は“HOT OFF THE HEADS PRODUCTION”コレクションでも格別の1本でした。そして、本作のサウンドもまったく引けを取らないから凄い。とにかく驚くべきは芯の力強さとディテールの鮮やかさ。ヘッドフォンで耳を澄ませても距離感など微塵もなく、演奏音も歌声も超ビビッド。ピアノはタッチのレベルで鮮明であり、キャロルの歌声はヴィヴラートのヒダどころか、マイクに吹き込む息の強さまでハッキリと分かる。1曲1曲を終える度に間近な拍手と生々しい喝采が飛び交うのでオーディエンス録音なのは間違いないのですが、いざ演奏が始まると客録感がサッと消え、「ミックス卓の直結サウンドボード!?」としか思えない音世界が広がる。ダイレクト・サウンドを旨とする“HOT OFF THE HEADS PRODUCTION”コレクションにあっても「超」を付けねばならないタイトな名録音なのです。
 その要因は、現場でしょう。前述の通りネイビー・ピアは桟橋であり、音を反射する壁や天井がないのです。もちろん、野外なら必ず名録音になるというほど単純ではありませんし、逆に距離感や風の影響でスッカスカになってもおかしくない。しかし、その現場に居合わせたのが“HOT OFF THE HEADS PRODUCTION”の達人技。これまでの名作群からしてシカゴのライヴスペースを熟知しているのは疑いようがなく、しかも地元の名物フェスともなれば、スウィート・スポットもお手の物。PAが吐き出すサウンドボード音をそっくりそのまま、最大漏らさず綺麗に捉えきっている。それこそ、本当のオン・ライン録音だったとしても変わらないであろうサウンドで記録しきっているのです。
 そして、そのサウンドで描かれるのは貴重極まる80年代キャロル・キングのショウ。彼女はいわゆる「ツアー生活」とは縁の遠い人であり、80年代を通しても生ステージは数えられるほどしかない。聴けるだけでもありがたい現場で綴られた名曲とは……

●70年代(12曲)
・ライター:Up on the Roof
・つづれおり:Tapestry/Will You Love Me Tomorrow?/Smackwater Jack/I Feel the Earth Move/(You Make Me Feel Like) A Natural Woman/You've Got a Friend
・ミュージック:Sweet Seasons
・喜びは悲しみの後に:Been To Canaan
・喜びにつつまれて:Jazzman
・シンプル・シングズ:Hard Rock Cafe
・ウェルカム・ホーム:Morning Sun
●80年代(10曲)
・パールズ:Hey Girl/One Fine Day/Chains
・ワン・トゥ・ワン:(Love Is Like A) Boomerang/Life Without Love/Lookin’ Out for Number One /Read Between the Lines/It's a War/One to One
・その他:Go Away Sam
●マーク・ホールマンのソロ(4曲)
・Foolin’ Yourself/Heart To Heart/Don’t Let Them Shake Ya/New Song

……と、このようになっていました。名作『つづれおり』と当時の最新作『ワン・トゥ・ワン』から厚めに選びつつ、幅広くセレクトされた名曲群は、まさに宝石箱の輝き。そんな中で意表を突くのはショウの中盤(DISC 1のラスト辺り)。ここでは『ワン・トゥ・ワン』にプロデューサー/プレイヤーとして全面参加したマーク・ホールマンが前面にフィーチュア。ソロ曲を4曲ほど披露するのです。
 もちろん、そんなマークのコーナーはあくまでも余興。肝心なのはキャロルの歌声。現在は78歳の彼女も、この当時は40歳になったばかり。女声シンガーにとっては脂の乗った一番良い時期であり、その張りのあるヴォーカリゼーションも、たっぷりとした抱擁力も、硬軟自在な機微も見事この上ない。その素晴らしさは数々の名盤で承知しているつもりでしたが、やはりライヴは違う。生声の凄味、感情の発露そのままにインプロヴァイズするロングトーンの開放感、そしてリアルタイムな観客の反応を間の当たりにするからこそのテンション。そのすべてを距離感ゼロながら超リアルな“HOT OFF THE HEADS PRODUCTION”コレクションの極上サウンドで浴びることができるのです。

 クオリティ・音楽的な価値の両面で、もはやサウンドボード/オーディエンスの区別も意味がない大傑作です。良い音・良い曲・良い演奏……素晴らしい音楽作品に必須な三要素ですが、それをここまでの高みで取りそろえたライヴアルバムが幾つあるというのでしょう。10年前の来日公演でも同じ感慨を受けましたが、80年代の現場はもっと素晴らしかった。本作は、その音の証拠。この生歌が魂に染み込むまで、どうぞじっくりと噛みしめるようにお楽しみください。

Disc 1(60:44)
1. Intro
2. Tapestry
3. MC
4. Hey Girl
5. MC
6. Been To Canaan
7. (Love Is Like A) Boomerang
8. Hard Rock Cafe
9. One Fine Day
10. MC
11. Life Without Love
12. Will You Love Me Tomorrow
13. Up on the Roof
14. Lookin’ Out for Number One
15. Introduction of Mark Hallman
16. Foolin’ Yourself
17. Heart To Heart
18. Don’t Let Them Shake Ya
19. New Song

Disc 2(57:56)
1. Chains
2. MC
3. Morning Sun
4. Sweet Seasons
5. Jazzman
6. MC
7. Read Between the Lines
8. MC
9. Go Away Sam
10. MC
11. It's a War
12. Smackwater Jack
13. One to One
14. I Feel the Earth Move
15. (You Make Me Feel Like) A Natural Woman
16. You've Got a Friend
17. Drum Intro