QUEEN - LYON 1979(2CD) [Wardour-326]

QUEEN - LYON 1979(2CD) [Wardour-326]

販売価格: 3,800(税込)

数量:

商品詳細

★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。

衝撃……もう、それしか言葉が出てこない。驚きを超えて震えが起こる衝撃の新発掘です。これまで「存在する」とだけ噂されつつ、コアなコレクターでさえ聴くことのなかった幻の録音。その全貌が遂に、遂に、明かされる日がやってきました。
 その幻音源が記録されたのは、今からちょうど40年前となる「1979年2月17日リヨン公演(フランス)」。そう、伝統の公式ライヴ作『LIVE KILLERS』収録日の1つとされるライヴをフル収録したオーディエンス録音なのです。その事情をご説明するためにも、まずは『LIVE KILLERS』を生んだ“JAAZ TOUR”の全景から振り返ってみましょう。

●1978年
・10月28日-11月9日:北米a(8公演)
《11月10日『JAZZ』発売》
・11月10日-12月20日:北米b(27公演)
●1979年
・1月17日-3月1日:欧州(28公演)←★ココ★
・4月13日-5月6日:日本(15公演)
《6月22日『LIVE KILLERS』発売》
・8月18日:SAARBRUCKEN OPEN AIR出演

 これが“JAAZ TOUR 1978-1979”の全体像。この中で『LIVE KILLERS』のために収録が行われたのは「欧州」レッグでした。この公式作は何公演ものテイクを組み合わせた編集作という事が知られていますが、まだその全容は解明されていない。1曲1曲で異なるだけでなく、1曲内でも組み合わせる込み入った編集が行われており、しかも当時のオーディエンス録音も出揃っていないので検証も進まないのです。ここで現在、知られている検証結果をご紹介しますと……

○ロッテルダム(1月30日):God Save the Queen
○フランクフルト(2月2日):Killer Queen、Bicycle Race、’39、Bohemian Rhapsody、Tie Your Mother Down、We Will Rock You、Get Down, Death on Two Legs(一部)、Make Love(一部)、Love of My Life(一部)
○チューリッヒ(2月4日):I'm in Love with My Car
○バルセロナ(2月20日):Death on Two Legs(一部)、Get Down, Make Love(一部)
○パリ(2月27日):We Are the Champions、Love of My Life(一部)
○パリ(2月28日):Brighton Rock(一部)
○パリ(3月1日);Get Down, Make Love(一部)、Brighton Rock(一部)
●リヨン(2月17日):Dreamer's Ball、Keep Yourself Alive、Don't Stop Me Now、Brighton Rock(一部)
○不明:We Will Rock You(fast)、Let Me Entertain You、You're My Best Friend、Now I'm Here、Spread Your Wings、Sheer Heart Attack

 ……と、このようになっています。実は資料によって異なる記述もあり、これで断定しているわけでもありません。(一部)や未だに手がかりもない「不明」曲の多さをご覧いただければ、その検証の難航ぶりを実感していただけると思います。そして、この中でフランクフルト公演に次いで多いのが本作のリヨン公演(資料によっては、上記4曲の他に「I’m In Love With My Car」「Get Down, Make Love」「You’re My Best Friend」「Now I'm Here」もリヨン公演としているものもあります)。まさに『LIVE KILLERS』の要となるコンサートなのです。
 先述の通り、このショウの録音は存在が噂に上るだけだったのですが、それが本作。そこまでの貴重録音だけに聴けるだけでありがたいクオリティ…………ではない! 開演パートで歪みがあるものの、それも最初だけ。1曲目「We Will Rock You (fast)」の中盤にはもう改善し、クリアな音世界が姿を現す。そこからショウが進むほどに良くなっていき「Somebody To Love」に至る頃には、見目麗しく艶やかでさえある。実のところ、中盤「Don't Stop Me Now」と次曲「Spread Your Wings」冒頭では劣化と思われるノイズもあるのですが、それもすぐに持ち直します。
 そして、大部分を占める美麗パートのレベルが高い。もちろん、サウンドボード的な密着録音ではありませんが、空気感が透き通っており、力強い芯が手元まで真っ直ぐ届く。マスター鮮度も絶品で、伸びる歌声にも歪みがほとんどなく、フレディが歌う歌詞の1語1語までハッキリ分かる。新発掘の衝撃や『LIVE KILLERS』うんぬんを抜きにしても“JAAZ TOUR”でも指折りの傑作録音なのです。
 そんなサウンドで描かれるショウこそが衝撃。『LIVE KILLERS』の分析はあまりに荷が勝ちすぎるので断言は避けさせていただきますが、上記した曲の中でも聞き覚えのあるフレーズや歌声にハッとし、熱狂の中で体験する感慨が胸に熱くなる。そして、聞き覚えのない曲では逆に初めて耳にする歌い回しやソロがライヴ名盤のアナザーバージョンのようであり、MCの一言一言に至るまで新鮮なのです。それ以上に実感するのがショウ自体の素晴らしさ。フレディはノリにノッていて気持ちよく伸びる声も絶品ですし、引っぱられるように演奏も気合い十分。初めてのライヴ盤に向けた情熱が燃え上がるショウなのです。そして、その熱演を目の当たりにした会場も盛大に盛り上がり、曲間で沸き上がる熱狂も大合唱もぶ厚い。さすが『LIVE KILLERS』の要となるだけの事はある。QUEENも観客も大充実のショウなのです。

 遂に全貌が明らかになったリヨン公演。本作の登場により、『LIVE KILLERS』の解析も一気に進むでしょう。「不明」曲も解消されるかもしれません。そんな新発掘の衝撃に加え、“JAAZ TOUR”の名録音を新たに知る喜び、『LIVE KILLERS』の現場を本生体験できる感動をくれる1本です。
 名盤の裏側を探索するにも超一級の資料ですが、それと同時に“JAAZ TOUR”の名演を開演から「God Save The Queen」まで素晴らしいサウンドで体験できるライヴアルバムでもある。まさに「衝撃」としか言いようのない。ライヴ本番から40周年の2019年2月に起きた奇跡の新発掘。永久保存プレス2CDでぜひご体験ください。

★世界初登場音源。『LIVE KILLERS』のテイクが収録された公演です。I'm In Love With My Car, Get Down Make Love, You're My Best Friend, Now I'm Here, Dreamer's Ballあたりがこの日の音源を使用しています。あの素晴らしい公式「Now I'm Here」(中盤のコール&レスポンスが秀逸)がオーディエンス録音で聴ける・・・それだけでも感動の一枚です。

Disc 1 (68:06)
1. Intro. 2. We Will Rock You (fast) 3. Let Me Entertain You 4. Somebody To Love
5. Fat Bottomed Girls 6. Death On Two Legs 7. Killer Queen 8. Bicycle Race
9. I'm In Love With My Car 10. Get Down Make Love 11. You're My Best Friend
12. Now I'm Here 13. Don't Stop Me Now 14. Spread Your Wings 15. Dreamers Ball
16. Love Of My Life 17. '39

Disc 2 (48:42)
1. It's Late 2. Brighton Rock 3. Guitar & Drum Solo 4. Brighton Rock(reprise)
5. Keep Yourself Alive 6. Bohemian Rhapsody 7. Tie Your Mother Down
8. Sheer Heart Attack 9. We Will Rock You 10. We Are The Champions
11. God Save The Queen