RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW - MAYBE NEXT TIME: FINAL CONCERT(2CDR + Ltd Bonus DVDR) [Shades 195]
RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW - MAYBE NEXT TIME: FINAL CONCERT(2CDR + Ltd Bonus DVDR)
[Shades 195]
販売価格: 2,500円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Festpladsen, Esbjerg, Denmark 31st May 1997 PERFECT SOUND
RAINBOW復活を間近に控えた2016年にぜひお楽しみ頂きたいスペシャル・アルバムの再発です。本作は1997年に行われた、RAINBOW最後のコンサートを収めたライヴアルバム。その最終公演とは「1997年5月31日エスビエル・フェスティバル(デンマーク)公演」でした。そんなメモリアル・ライヴを収めた本作ですが、流れ出るサウンドは「レア価値など関係ない!」と叫んでくるかのようにハイクオリティ。最高グレードの極上音質が1時間33分にわたってひたすら続き、ライン録音に匹敵するようなクリアーさでショウの全貌を楽しめるのです。
このラスト・コンサートは、1回だけのスペシャル・ライヴでもありました。ツアー本編はとっくに終了しており、この日は約2カ月前ぶりのライブ。しかし、それでもバンドのアンサンブルやコンビネーションはばっちり。前日に同フェスティバルに出演したジェスロ・タルを見にいってしまったリッチー抜きでリハーサルを行ったそうですが、本作でも非常に質の高いパフォーマンスを聴かせてくれます。そのショウは、MCも短めに次々とノリ良く楽曲を連発し、聴きごたえ満点。ドゥギー・ホワイトのエモーショナルなボーカルも絶好調で各曲で見事なパフォーマンス。久々のライブと言うことでかリッチーは手癖に任せた手探り的なプレイも多いですが、各所でらしいプレイをたっぷりと楽しめる。1997年になって加入した最後のRAIBOWマン、ジョン・ミセリ(マチェリと発音してますが)はミートローフ、ブルー・オイスター・カルトとのツアー経験もあり、ストレートで物怖じしないドラミングを聴かせてくれ、リッチーのソロに合わせて激しく叩きまくっています。
少々、聴きどころを列挙してみましょう。「Long Live Rock 'n' Roll」後半ではお馴染みのスコットランド民謡調のアドリブソングが登場。6分台のボーカル&ギターのキメは迫力あります。「Mistreated」は前ふり無しのストレートな演奏。全体の演奏が熱気立ってくると多少ベースサウンドがぼわんぼわんしますが、ギターソロとリズム隊のプレイがここまでクリアーに録れている「Mistreated」は過去に例がないかもしれません。「Wolf To The Moon」のドラミングもストレートでかっこいい。ボーカルの立ちも見事で、ハードに盛り上がる部分でもキレイにメロディをキープする様は素晴らしく、パワフルでコントロールの効いたその歌唱力には惚れ惚れする。曲はメドレーで「Difficult To Cure」へ。コンパクトにまとめたライブアレンジですが、全体を牽引するパワフルなドラム&ベースが圧巻で、見事なドラマを体感することができます。ボーカル、リズム隊が最高の「Still I'm Sad」後半では迫力満点のベース&ドラムソロが用意されています。「Man On The Silver Mountain」のイントロでは、あまりRAINBOWらしくないファンキーなジャム風の演奏が聴けます。楽曲に入ってからは演奏も素晴らしいですが、とにかくサウンドが感動的です。ポール・モリスのオルガンバッキングも見事。おそらくフェスの時間が押しているためか、MCも短めで「The Temple Of The King」がリッチーのリフリードでスタートします。曲中の3分近いリッチーのロングソロは良い感じにまとまっており、この日一番とも言える感動的な演奏が聴ける。ドゥギーとグレッグのツインボーカルも見事です。「The Temple Of The King」をイントロのようにスタートするドラマチックな「Black Masquerade」も、流れるようなボーカルと勢いあるバンドアンサンブルの対比が素晴らしく、聴きごたえ満点。ガッチリした演奏が楽しめる名曲「Ariel」ではラストのキャンディスのコーラスが聴けます。「Blues」「Since You Been Gone」と、それぞれ短めの演奏をイントロに配してプレイされる大曲「Perfect Strangers」で堂々とこの日のメインセットを締めます。アンコールはリッチーが迫力あるソロを決め、メンバーもジャム風の演奏でサポート、そのまま「Burn」になだれ込みます。「Since You Been Gone」のグリッサンドといい、「Burn」のぴゅわーんというシンセといい、ポールの味付けはセンスが良い。ジョンのドラムも絶頂期ペイスのごとき手数満載のドラミングで全体を勢いよく引っ張ります。
そして、なんと言っても最大の聴きどころは、RAINBOW最後の1曲。本作のタイトルにもなっているファイナルアンコールの「Maybe Next Time」です。ポールのハモンドをバックにした感動的な1曲ですが、リッチー自身もRAINBOWのラストナンバーであることを意識していたのか、寂しげにつま弾くギターが心に染み入る。実は、本来であれば、この後に芯のラストナンバーが演奏されるはずでした。それはなんと、コージー・パウエルをゲストに迎えての「Smoke On The Water」。ところが、実際に予定されてはいたものの、フェスの時間が押してしまい、流れてしまった。なんて、なんてもったいない……。
このライヴから19年を経た2016年6月。ついに、ついにRAINBOWが復活します。待ちに待った、と言うよりはとうの昔にあきらめて、二度と戻ることはないと思っていた虹色の世界が帰ってくるのです。その時まであと少し。もう少しの辛抱なのです。この押さえきれない気持ちを押さえ、カウントダウンをなんとか持ちこたえるための1本。その役目に相応しいほどメモリアルで、ハイクオリティなライヴアルバムなのです。どうぞ、あなたの心の支えに本作をお楽しみください。
★beatleg誌vol.1191(2010年6月号)のレビュー要訳です。(ご参考まで)
1995年に再結成した、RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOWが、約2年の活動に終止符を打ったと言える、1997年5月31日、デンマークで開催された“Esbjerg Festival”でのステージを、クリアでリアルな素晴らしい音質のオーディエンス録音で収録したCD-R。この日のステージは、海外では一部のマニア・レベルで製作されたと思われるCD-R等が出回っていたが、日本では一般的には、これまでリリースされたことが無く、待望のリリースと言えるだろう。この日は、2月20日-ニュージャージーから3月19日-パロアルトまで行なわれたアメリカ・ツアー以来のステージで、セット・リストはアメリカ・ツアーを踏襲したものとなっている。ステージはオープニングの「Spotlight Kid」からツアーのブランクを感じさせないパフォーマンスで、リッチーのギターも、この頃のお約束とも言うべき、流すようなソロにはなっているがキメのフレーズは外さないところは流石だ。95年に行なわれた日本公演では、サプライズのようにショート・ヴァージョンでプレイされた「Mistreated」もフル・ヴァージョンでプレイされる。DEEP PURPLEや70年代のRAINBOWの頃に比べるとライトになった印象は否めないが、それでも中間部でのリッチーのソロでは、縦横無尽に弾きまくるギター・プレイが堪能出来るし、80年代の薫りに満ちた「Difficult To Cure」ではリッチーが僅かに走り気味ながら、懐かしさと共に時代を超えたリッチーのパフォーマンスの素晴らしさを再確認出来るのが嬉しい。「Man On The Silver Mountain」ではイントロでもリッチーを中心としたジャムからリフに入る展開が面白く、聴きどころのひとつだ。アンコールはリッチーが観客の期待を煽るようにバンドと一体となったソロを展開してから、一気に「Burn」のイントロを炸裂させる。70年代のDEEP PURPLEでのステージを彷彿とさせる曲中でのブレイクも最高だ。現時点では再結成RAINBOWのラスト・パフォーマンスとなった「Maybe Next Time」でのリッチーの哀愁に満ち溢れたギター・プレイを聴くと、この時のリッチーがRAINBOWの最後のステージになることを意識しているようにも感じるが、あくまで結果論としてだろう。このステージがRAINBOWのと言うよりも、ROCKしているリッチーのラスト・ステージとなることをファンは望んでいないが、もし、そうであれば非常に貴重なステージになるだろうし、出来うればCD-Rではなく、プレスCDでのリリースを改めて期待したいし、それほどまでに重要な音源と断言出来る。
Disc 1
1. Over The Rainbow 2. Spotlight Kid 3. Long Live Rock 'n' Roll 4. Mistreated 5. Wolf To The Moon
6. Difficult To Cure 7. Keyboard Solo 8. Still I'm Sad 9. Bass & Drum Solo
Disc 2
1. Man On The Silver Mountain 2. The Temple Of The King 3. Black Masquerade 4. Ariel 5. Blues
6. Since You Been Gone 7. Perfect Strangers 8. Guitar Solo 9. Burn 10. Maybe Next Time
Ritchie Blackmore - Guitar Doogie White - Vocal Greg Smith - Bass Paul Morris - Keyboards
John Micelli - Drums
------------------------------------------------------------------------------
★「MAYBE NEXT TIME: FINAL CONCERT」の限定再リリース盤には、同時期のUSツアー最終日「3月19日パロ・アルト公演」を完全収録したハイクオリティなオーディエンス・ショットが付属します。
RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW - OVER THE EDGE: US TOUR FINAL(Bonus DVDR)
Live at Edge, Palo Alto, CA. USA 19th March 1997 AMAZING HIGH QALITY SHOT!!!
本編『MAYBE NEXT TIME: FINAL CONCERT』でも触れましたが、RAINBOWのラスト・コンサートは、ツアー終了後のスペシャル・ライヴでもありました。では、通常ツアーの最終日は? それが本作に収められた「1997年3月19日パロ・アルト公演」なのです。現場となったのは“エッジ”というクラブで、その全編1時間41分をハイクオリティなオーディエンス・ショットで完全収録しています。
そのクオリティは驚異的で、会場内後方に三脚を立てて撮影された安定感はバツグン。カメラマンがバンドと音楽を熟知しているらしく、ギターソロになるとリッチーの手元アップになったりと、素晴らしいショットが連発します。もちろん、画面の主役はリッチー・ブラックモアその人ですが、各メンバーのパフォーマンスもそれぞれ素晴らしいカメラワークで収録されており、見たいところをしっかりと見せてくれる。明らかにビデオがマスターの映像ではあるものの、ジェネレーションは確かで、オフィシャルビデオのパーツにも使用できる程の高品質なクオリティ。音声もマイク収録されたと思われるクリアさです。
そのクオリティで描かれるライヴも素晴らしい。1か月にわたるUSツアーを行ってきただけあって、演奏のまとまりは素晴らしく、なんといってもリッチーのプレイがキレッキレ。終始安定しており、疲れを感じさせない高品質なパフォーマンスをたっぷりと堪能できるのです。見どころはここでは書き尽くせないほどに山盛りですが、リッチーの独特のアクションやポーカーフェイスぶりも画面いっぱいに広がり、映像だからこその面白さが満載。RAINBOW末期の輝きを極上のクオリティで収めきった映像タイトル決定版です。
1. Over The Rainbow 2. Spotlight Kid 3. Long Live Rock 'N' Roll 4. Mistreated 5. Wolf To The Moon
6. Difficult To Cure 7. Keyboard Solo 8. Still I'm Sad incl Bass & Drums Solo
9. Man On The Silver Mountain 10. Temple Of The King 11. Black Masquerade 12. Woman From Tokyo
13. Ariel 14. Since You Been Gone 15. Perfect Strangers 16. Maybe Next Time 17. Burn
18. Over The Rainbow
Ritchie Blackmore - Guitar Doogie White - Vocal Greg Smith - Bass Paul Morris - Keyboards
John Micelli - Drums
COLOUR NTSC Approx. 101min.
Ltd bonus DVDR for "MAYBE NEXT TIME: FINAL CONCERT"(Shades 195)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Festpladsen, Esbjerg, Denmark 31st May 1997 PERFECT SOUND
RAINBOW復活を間近に控えた2016年にぜひお楽しみ頂きたいスペシャル・アルバムの再発です。本作は1997年に行われた、RAINBOW最後のコンサートを収めたライヴアルバム。その最終公演とは「1997年5月31日エスビエル・フェスティバル(デンマーク)公演」でした。そんなメモリアル・ライヴを収めた本作ですが、流れ出るサウンドは「レア価値など関係ない!」と叫んでくるかのようにハイクオリティ。最高グレードの極上音質が1時間33分にわたってひたすら続き、ライン録音に匹敵するようなクリアーさでショウの全貌を楽しめるのです。
このラスト・コンサートは、1回だけのスペシャル・ライヴでもありました。ツアー本編はとっくに終了しており、この日は約2カ月前ぶりのライブ。しかし、それでもバンドのアンサンブルやコンビネーションはばっちり。前日に同フェスティバルに出演したジェスロ・タルを見にいってしまったリッチー抜きでリハーサルを行ったそうですが、本作でも非常に質の高いパフォーマンスを聴かせてくれます。そのショウは、MCも短めに次々とノリ良く楽曲を連発し、聴きごたえ満点。ドゥギー・ホワイトのエモーショナルなボーカルも絶好調で各曲で見事なパフォーマンス。久々のライブと言うことでかリッチーは手癖に任せた手探り的なプレイも多いですが、各所でらしいプレイをたっぷりと楽しめる。1997年になって加入した最後のRAIBOWマン、ジョン・ミセリ(マチェリと発音してますが)はミートローフ、ブルー・オイスター・カルトとのツアー経験もあり、ストレートで物怖じしないドラミングを聴かせてくれ、リッチーのソロに合わせて激しく叩きまくっています。
少々、聴きどころを列挙してみましょう。「Long Live Rock 'n' Roll」後半ではお馴染みのスコットランド民謡調のアドリブソングが登場。6分台のボーカル&ギターのキメは迫力あります。「Mistreated」は前ふり無しのストレートな演奏。全体の演奏が熱気立ってくると多少ベースサウンドがぼわんぼわんしますが、ギターソロとリズム隊のプレイがここまでクリアーに録れている「Mistreated」は過去に例がないかもしれません。「Wolf To The Moon」のドラミングもストレートでかっこいい。ボーカルの立ちも見事で、ハードに盛り上がる部分でもキレイにメロディをキープする様は素晴らしく、パワフルでコントロールの効いたその歌唱力には惚れ惚れする。曲はメドレーで「Difficult To Cure」へ。コンパクトにまとめたライブアレンジですが、全体を牽引するパワフルなドラム&ベースが圧巻で、見事なドラマを体感することができます。ボーカル、リズム隊が最高の「Still I'm Sad」後半では迫力満点のベース&ドラムソロが用意されています。「Man On The Silver Mountain」のイントロでは、あまりRAINBOWらしくないファンキーなジャム風の演奏が聴けます。楽曲に入ってからは演奏も素晴らしいですが、とにかくサウンドが感動的です。ポール・モリスのオルガンバッキングも見事。おそらくフェスの時間が押しているためか、MCも短めで「The Temple Of The King」がリッチーのリフリードでスタートします。曲中の3分近いリッチーのロングソロは良い感じにまとまっており、この日一番とも言える感動的な演奏が聴ける。ドゥギーとグレッグのツインボーカルも見事です。「The Temple Of The King」をイントロのようにスタートするドラマチックな「Black Masquerade」も、流れるようなボーカルと勢いあるバンドアンサンブルの対比が素晴らしく、聴きごたえ満点。ガッチリした演奏が楽しめる名曲「Ariel」ではラストのキャンディスのコーラスが聴けます。「Blues」「Since You Been Gone」と、それぞれ短めの演奏をイントロに配してプレイされる大曲「Perfect Strangers」で堂々とこの日のメインセットを締めます。アンコールはリッチーが迫力あるソロを決め、メンバーもジャム風の演奏でサポート、そのまま「Burn」になだれ込みます。「Since You Been Gone」のグリッサンドといい、「Burn」のぴゅわーんというシンセといい、ポールの味付けはセンスが良い。ジョンのドラムも絶頂期ペイスのごとき手数満載のドラミングで全体を勢いよく引っ張ります。
そして、なんと言っても最大の聴きどころは、RAINBOW最後の1曲。本作のタイトルにもなっているファイナルアンコールの「Maybe Next Time」です。ポールのハモンドをバックにした感動的な1曲ですが、リッチー自身もRAINBOWのラストナンバーであることを意識していたのか、寂しげにつま弾くギターが心に染み入る。実は、本来であれば、この後に芯のラストナンバーが演奏されるはずでした。それはなんと、コージー・パウエルをゲストに迎えての「Smoke On The Water」。ところが、実際に予定されてはいたものの、フェスの時間が押してしまい、流れてしまった。なんて、なんてもったいない……。
このライヴから19年を経た2016年6月。ついに、ついにRAINBOWが復活します。待ちに待った、と言うよりはとうの昔にあきらめて、二度と戻ることはないと思っていた虹色の世界が帰ってくるのです。その時まであと少し。もう少しの辛抱なのです。この押さえきれない気持ちを押さえ、カウントダウンをなんとか持ちこたえるための1本。その役目に相応しいほどメモリアルで、ハイクオリティなライヴアルバムなのです。どうぞ、あなたの心の支えに本作をお楽しみください。
★beatleg誌vol.1191(2010年6月号)のレビュー要訳です。(ご参考まで)
1995年に再結成した、RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOWが、約2年の活動に終止符を打ったと言える、1997年5月31日、デンマークで開催された“Esbjerg Festival”でのステージを、クリアでリアルな素晴らしい音質のオーディエンス録音で収録したCD-R。この日のステージは、海外では一部のマニア・レベルで製作されたと思われるCD-R等が出回っていたが、日本では一般的には、これまでリリースされたことが無く、待望のリリースと言えるだろう。この日は、2月20日-ニュージャージーから3月19日-パロアルトまで行なわれたアメリカ・ツアー以来のステージで、セット・リストはアメリカ・ツアーを踏襲したものとなっている。ステージはオープニングの「Spotlight Kid」からツアーのブランクを感じさせないパフォーマンスで、リッチーのギターも、この頃のお約束とも言うべき、流すようなソロにはなっているがキメのフレーズは外さないところは流石だ。95年に行なわれた日本公演では、サプライズのようにショート・ヴァージョンでプレイされた「Mistreated」もフル・ヴァージョンでプレイされる。DEEP PURPLEや70年代のRAINBOWの頃に比べるとライトになった印象は否めないが、それでも中間部でのリッチーのソロでは、縦横無尽に弾きまくるギター・プレイが堪能出来るし、80年代の薫りに満ちた「Difficult To Cure」ではリッチーが僅かに走り気味ながら、懐かしさと共に時代を超えたリッチーのパフォーマンスの素晴らしさを再確認出来るのが嬉しい。「Man On The Silver Mountain」ではイントロでもリッチーを中心としたジャムからリフに入る展開が面白く、聴きどころのひとつだ。アンコールはリッチーが観客の期待を煽るようにバンドと一体となったソロを展開してから、一気に「Burn」のイントロを炸裂させる。70年代のDEEP PURPLEでのステージを彷彿とさせる曲中でのブレイクも最高だ。現時点では再結成RAINBOWのラスト・パフォーマンスとなった「Maybe Next Time」でのリッチーの哀愁に満ち溢れたギター・プレイを聴くと、この時のリッチーがRAINBOWの最後のステージになることを意識しているようにも感じるが、あくまで結果論としてだろう。このステージがRAINBOWのと言うよりも、ROCKしているリッチーのラスト・ステージとなることをファンは望んでいないが、もし、そうであれば非常に貴重なステージになるだろうし、出来うればCD-Rではなく、プレスCDでのリリースを改めて期待したいし、それほどまでに重要な音源と断言出来る。
Disc 1
1. Over The Rainbow 2. Spotlight Kid 3. Long Live Rock 'n' Roll 4. Mistreated 5. Wolf To The Moon
6. Difficult To Cure 7. Keyboard Solo 8. Still I'm Sad 9. Bass & Drum Solo
Disc 2
1. Man On The Silver Mountain 2. The Temple Of The King 3. Black Masquerade 4. Ariel 5. Blues
6. Since You Been Gone 7. Perfect Strangers 8. Guitar Solo 9. Burn 10. Maybe Next Time
Ritchie Blackmore - Guitar Doogie White - Vocal Greg Smith - Bass Paul Morris - Keyboards
John Micelli - Drums
------------------------------------------------------------------------------
★「MAYBE NEXT TIME: FINAL CONCERT」の限定再リリース盤には、同時期のUSツアー最終日「3月19日パロ・アルト公演」を完全収録したハイクオリティなオーディエンス・ショットが付属します。
RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW - OVER THE EDGE: US TOUR FINAL(Bonus DVDR)
Live at Edge, Palo Alto, CA. USA 19th March 1997 AMAZING HIGH QALITY SHOT!!!
本編『MAYBE NEXT TIME: FINAL CONCERT』でも触れましたが、RAINBOWのラスト・コンサートは、ツアー終了後のスペシャル・ライヴでもありました。では、通常ツアーの最終日は? それが本作に収められた「1997年3月19日パロ・アルト公演」なのです。現場となったのは“エッジ”というクラブで、その全編1時間41分をハイクオリティなオーディエンス・ショットで完全収録しています。
そのクオリティは驚異的で、会場内後方に三脚を立てて撮影された安定感はバツグン。カメラマンがバンドと音楽を熟知しているらしく、ギターソロになるとリッチーの手元アップになったりと、素晴らしいショットが連発します。もちろん、画面の主役はリッチー・ブラックモアその人ですが、各メンバーのパフォーマンスもそれぞれ素晴らしいカメラワークで収録されており、見たいところをしっかりと見せてくれる。明らかにビデオがマスターの映像ではあるものの、ジェネレーションは確かで、オフィシャルビデオのパーツにも使用できる程の高品質なクオリティ。音声もマイク収録されたと思われるクリアさです。
そのクオリティで描かれるライヴも素晴らしい。1か月にわたるUSツアーを行ってきただけあって、演奏のまとまりは素晴らしく、なんといってもリッチーのプレイがキレッキレ。終始安定しており、疲れを感じさせない高品質なパフォーマンスをたっぷりと堪能できるのです。見どころはここでは書き尽くせないほどに山盛りですが、リッチーの独特のアクションやポーカーフェイスぶりも画面いっぱいに広がり、映像だからこその面白さが満載。RAINBOW末期の輝きを極上のクオリティで収めきった映像タイトル決定版です。
1. Over The Rainbow 2. Spotlight Kid 3. Long Live Rock 'N' Roll 4. Mistreated 5. Wolf To The Moon
6. Difficult To Cure 7. Keyboard Solo 8. Still I'm Sad incl Bass & Drums Solo
9. Man On The Silver Mountain 10. Temple Of The King 11. Black Masquerade 12. Woman From Tokyo
13. Ariel 14. Since You Been Gone 15. Perfect Strangers 16. Maybe Next Time 17. Burn
18. Over The Rainbow
Ritchie Blackmore - Guitar Doogie White - Vocal Greg Smith - Bass Paul Morris - Keyboards
John Micelli - Drums
COLOUR NTSC Approx. 101min.
Ltd bonus DVDR for "MAYBE NEXT TIME: FINAL CONCERT"(Shades 195)