TRAPEZE - LONDON 1973(1CDR) [Shades 866]
TRAPEZE - LONDON 1973(1CDR)
[Shades 866]
販売価格: 1,500円(税込)
商品詳細
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★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at the Paris Theatre, London, UK 3rd March 1973 SBD
BBC Radio 1“In Concert”
グレン・ヒューズと故メル・ギャレイ、故デイヴ・ホランドが組んでいた伝説のグループ、TRAPEZE。その全盛の刹那を捉えた貴重なライヴアルバムが登場です。
本作に収められているのは「1973年3月3日ロンドン公演」。名門BBCの名物番組“IN CONCERT”に出演(放送は3月31日18時30分)した際のライヴアルバムです。この放送は以前から知られていましたが、本作は海外のコアなマニアがベスト・マスターを選定、さらにリマスタリングで磨き上げた極上品です。
実際、本作から流れ出るのは極めて滋味深くも、艶やかなヴィンテージ・サウンド。この番組は観客を入れたコンサート形式の収録のはずですが、大歓声はほとんど聞こえず、まるでスタジオライヴのように間近。さすがにオフィシャル・アルバムのようなビカビカのサウンドではありませんが、45年前の録音にも関わらず、丁寧なマスタリングのおかげで歪みや劣化もほとんど感じられません。
それ以上に素晴らしいのがどこまでも自然な鳴り。実のところ、わずかにヒスノイズもあったりするのですが、これを無理に消さなかったのが大正解。迫力を押し出すようなイコライジングもしておらず、“当時の音”の再現に注力。ピッチや劣化の補正はしても、オリジナルの機微を微塵も削らないセンスの良いマスタリングなのです。この意識の高こそ、ヴィンテージ記録には重要。(ちょっと遠い喩えになりますが)1990年に戦前ブルースの象徴ロバート・ジョンソンの『THE COMPLETE RECORDINGS』が発掘された際には豪快なノイズリダクションで機微まで失われてしまいましたが、2011年になって出た『THE CENTENNIAL COLLECTION』はノイズが増えつつもオリジナルの艶を活かしたサウンドで絶賛を浴びました。本作のマスタリングには、それと同じ美意識がしっかりと感じられるのです。
そして、そのサウンドで甦ったTRAPEZEが実に素晴らしい。実のところ、全4曲で30分にも満たない番組なのですが、『LIVE WAY BACK TO THE BONE』との被りは一切なし。アラン・ブラックの名調子で紹介されていくステージは、ほとんど生演奏版『YOU ARE THE MUSIC... WE'RE JUST THE BAND』の趣き。あの名作から3曲が披露され、しかもアルバムでは「What Is a Woman's Role」だけだったパーカッショニストのジョン・オグデンも全面参加しているのが素晴らしい。ジョンは「You Are The Music (We're Just The Band)」でも「Way Back To The Bone」でもグレンに匹敵するほどの大活躍で、ファンクロックをさらにカラフルにしている。そして、〆は『MEDUSA』の名曲「Your Love Is Alright」。メルのファンキーなリフも素晴らしければ、グレンのヴォーカルもアルバム以上に素晴らしく、ここでもジョンのパーカッションが凄い。
この1973年3月にはイアン・ペイスとジョン・ロードがグレンに接触し、TRAPEZE黄金のトリオは崩れ去りました。しかし、グレンの真価は間違いなくDEEP PURPLEではなくTRAPEZE。そして、メルにはWHITESNAKE、デイヴにはJUDAS PRIESTでの栄光も待っていたわけですが、彼ら3人がここまで輝いたバンドは他にありませんでした。
現在でもミクスチャー・ロックの先駆けとして名を残す伝説のバンドですが、このままジョンを正式加入させて4人編成として活動していたら、さらに巨大な足跡を遺したかも……。そんな妄想に駆られるほどに素晴らしく、カラフルなファンクロックが渦巻く1枚です。泡沫ながらもロックの先進を見せつけ、眩しく輝いたTRAPEZE。その黄金期の刹那。どうぞ、本作から垣間見てください。
(26:56)
1. Alan Black Intro 2. You Are The Music (We're Just The Band) 3. Alan Black Intro
4. What Is A Woman's Role 5. Alan Black Intro 6. Way Back To The Bone
7. Alan Black Intro 8. Your Love Is Alright
Mel Galley - Guitar, Vocal Glenn Hughes - Bass, Vocal Dave Holland - drums
John Ogden (guest) - congas
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at the Paris Theatre, London, UK 3rd March 1973 SBD
BBC Radio 1“In Concert”
グレン・ヒューズと故メル・ギャレイ、故デイヴ・ホランドが組んでいた伝説のグループ、TRAPEZE。その全盛の刹那を捉えた貴重なライヴアルバムが登場です。
本作に収められているのは「1973年3月3日ロンドン公演」。名門BBCの名物番組“IN CONCERT”に出演(放送は3月31日18時30分)した際のライヴアルバムです。この放送は以前から知られていましたが、本作は海外のコアなマニアがベスト・マスターを選定、さらにリマスタリングで磨き上げた極上品です。
実際、本作から流れ出るのは極めて滋味深くも、艶やかなヴィンテージ・サウンド。この番組は観客を入れたコンサート形式の収録のはずですが、大歓声はほとんど聞こえず、まるでスタジオライヴのように間近。さすがにオフィシャル・アルバムのようなビカビカのサウンドではありませんが、45年前の録音にも関わらず、丁寧なマスタリングのおかげで歪みや劣化もほとんど感じられません。
それ以上に素晴らしいのがどこまでも自然な鳴り。実のところ、わずかにヒスノイズもあったりするのですが、これを無理に消さなかったのが大正解。迫力を押し出すようなイコライジングもしておらず、“当時の音”の再現に注力。ピッチや劣化の補正はしても、オリジナルの機微を微塵も削らないセンスの良いマスタリングなのです。この意識の高こそ、ヴィンテージ記録には重要。(ちょっと遠い喩えになりますが)1990年に戦前ブルースの象徴ロバート・ジョンソンの『THE COMPLETE RECORDINGS』が発掘された際には豪快なノイズリダクションで機微まで失われてしまいましたが、2011年になって出た『THE CENTENNIAL COLLECTION』はノイズが増えつつもオリジナルの艶を活かしたサウンドで絶賛を浴びました。本作のマスタリングには、それと同じ美意識がしっかりと感じられるのです。
そして、そのサウンドで甦ったTRAPEZEが実に素晴らしい。実のところ、全4曲で30分にも満たない番組なのですが、『LIVE WAY BACK TO THE BONE』との被りは一切なし。アラン・ブラックの名調子で紹介されていくステージは、ほとんど生演奏版『YOU ARE THE MUSIC... WE'RE JUST THE BAND』の趣き。あの名作から3曲が披露され、しかもアルバムでは「What Is a Woman's Role」だけだったパーカッショニストのジョン・オグデンも全面参加しているのが素晴らしい。ジョンは「You Are The Music (We're Just The Band)」でも「Way Back To The Bone」でもグレンに匹敵するほどの大活躍で、ファンクロックをさらにカラフルにしている。そして、〆は『MEDUSA』の名曲「Your Love Is Alright」。メルのファンキーなリフも素晴らしければ、グレンのヴォーカルもアルバム以上に素晴らしく、ここでもジョンのパーカッションが凄い。
この1973年3月にはイアン・ペイスとジョン・ロードがグレンに接触し、TRAPEZE黄金のトリオは崩れ去りました。しかし、グレンの真価は間違いなくDEEP PURPLEではなくTRAPEZE。そして、メルにはWHITESNAKE、デイヴにはJUDAS PRIESTでの栄光も待っていたわけですが、彼ら3人がここまで輝いたバンドは他にありませんでした。
現在でもミクスチャー・ロックの先駆けとして名を残す伝説のバンドですが、このままジョンを正式加入させて4人編成として活動していたら、さらに巨大な足跡を遺したかも……。そんな妄想に駆られるほどに素晴らしく、カラフルなファンクロックが渦巻く1枚です。泡沫ながらもロックの先進を見せつけ、眩しく輝いたTRAPEZE。その黄金期の刹那。どうぞ、本作から垣間見てください。
(26:56)
1. Alan Black Intro 2. You Are The Music (We're Just The Band) 3. Alan Black Intro
4. What Is A Woman's Role 5. Alan Black Intro 6. Way Back To The Bone
7. Alan Black Intro 8. Your Love Is Alright
Mel Galley - Guitar, Vocal Glenn Hughes - Bass, Vocal Dave Holland - drums
John Ogden (guest) - congas