GEEZER BUTLER BAND - GEEZER BUTLER BAND: MARQUEE 1985(1CDR) [POWER GATE-117]
GEEZER BUTLER BAND - GEEZER BUTLER BAND: MARQUEE 1985(1CDR)
[POWER GATE-117]
販売価格: 1,500円(税込)
商品詳細
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Live at Marquee Club, London, UK 29th November 1985 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters)
2017年2月4日、伝統の重鎮BLACK SABBATHのラスト・ショウが終わりました。恐らく、多くの方が歴代アルバムで歴史の重みを噛みしめていらっしゃることでしょう。しかし、その歴史には正式な作品を残さずに消えていった名バンドもいたことをご存じでしょうか。本作は、そんな名バンドの貴重な記録なのです。
本作の主役はGEEZER BUTLER BAND。「ギーザーのバンド」と言うと、90年代にヘヴィネスを振りまいた「G//Z/R」「GZR」「GEEZER」を思い浮かべるかも知れませんが、本作は違います。アイオミがソロとして『SEVENTH STAR』を制作していた“1985年”に存在していた幻のバンド。90年代とはまったく違い、『SEVENTH STAR』にも近いメロディック・ハードを志向するバンドでした。それでは、時計を“1985年”に戻してみましょう……。
BLACK SABBATHが解散状態にあった1985年、ギーザー・バトラーはアイオミと同じくソロ・バンドを結成しました。メンバーは甥のペドロ・ハウスや元SABBATHメンバーのジェラルド・ウッドルフ、さらにアイオミも起用したジェフ・フェンホルト。そのメンツでデモ音源を製作(『THE BATTLE OF THE DEMOS(Shades 216)』でお楽しみ頂けます)するも、その後ペドロ以外のメンバーが交代。1985年11月28日にはロンドンの"マーキー・クラブ"でソロ・ライヴを敢行しました。本作ではその貴重なライヴを高音質で完全収録したオーディエンス・アルバムなのです。
この日の音源は一部のトレーダー間で昔から知られていましたが、多くのテープはラストの「Paranoid」が途中で切れた不完全版でした。しかし本作では「Paranoid」はもちろんの事、終演後の場内B.G.M.で使用されたAC/DCの「Whola Lotta Rosie」までしっかりと収録されている完全収録版。前述した『THE BATTLE OF THE DEMOS 1985』でも聴けた未発表のソロナンバー10曲に、ギーザーの代名詞「N.I.B.」、さらに「War Pigs」「Paranoid」と、美味しいBLACK SABBATHナンバーも演奏しています。
本作は珍しいだけでなく、クオリティも素晴らしい。「まるでサウンドボード」とは言えませんが、極太の楽音は重低音から高音まですべてが美しく、距離感もほとんどない。何しろ、スタジオ録音のない新曲であっても歌詞までしっかり聴き取れるほどにクリアなのです。特に極太の重低音は、ギーザーのうねるメロディック・ベースを1音漏らさず捉えきっているのです。
そう、メロディ。ギーザーといえば「ヘヴィネス」というイメージが先行しますが、ここで展開されているオリジナル曲はいかにも80年代な、キャッチーでメロディックな80年代ブリティッシュハードロック。ある種ハードポップやAORにさえ通じるほどに豊かなメロディが溢れ出るロック・コンサートなのです。このメロディアスな楽曲の数々は、アルバムとして正式リリースされなかった事が悔やまれる素晴らしさ。デモにおいても光っていた「Patrol」や「I'm Leaving」は、どこかサミー・ヘイガー在籍時のVAN HALENにも通じる優れたナンバーです。
そんな幻の名曲を描くメンバーも意外なほどの巧者揃い。フロントマンを務めるリッチー・キャリソンは、ハスキーながら力強いハイトーンを聴かせるヴォーカルで、伸びやかな歌いっぷりはレイ・ギランさえも彷彿とさせる。ヴォーカルがレイなら、ギターはジェイクでしょうか。ギーザーの甥っ子であるペドロ・ハウスも80年代に相応しいテクニカル・ギターをふんだんにブチ込んでくるのです。「レイ&ジェイク」を例にすると「BADLANDSっぽい?」となりそうですが、そうではない。メロディックな曲はブルージーだったBADLANDSよりも人懐こく、むしろ「SABBATHのレイ+OZZYのジェイク」といったイメージ。現場の観客も初めて聴く曲ばかりだったはずですが、曲間では盛大に盛り上がり、「ギーザー!」コールが湧き起こる。そのクラブの空間に居合わせ、一体となれるライヴアルバムなのです。
アイオミが『SEVENTH STAR』を、オジーが『THE ULTIMATE SIN』を作っていた“1985年”。もう1人のキーマンであるギーザーも同じ方向を見つめ、メロディックな極上のハードロックを生み出していました。本作はその貴重な、そして確かな記録です。
「ギーザーの音楽」とは何なのか。それをムキ出しで伝えてくれるだけでなく、BLACK SABBATHの諸作の聞こえ方まで変わってしまうライヴアルバム。デモ音源集の『THE BATTLE OF THE DEMOS 1985』と共に、80年代BLACK SABBATHヒストリーに欠かせない1枚。どうぞ、この機会に歴史の闇に消えていった幻の名曲群に出会ってください。
1. Intro
2. I Can't Stand Much Longer
3. Long Ago
4. Lonely One
5. Patrol
6. Looking Back
7. I'm Leaving
8. N.I.B
9. Reasons
10. Secret Lives
11. Dancing With The Devil
12. Street Wars
13. War Pigs
14. Paranoid
Geezer Butler - Bass
Pedro Howse - Guitars
Ritchie Callison - Vocals
John Mee - Drums
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Marquee Club, London, UK 29th November 1985 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters)
2017年2月4日、伝統の重鎮BLACK SABBATHのラスト・ショウが終わりました。恐らく、多くの方が歴代アルバムで歴史の重みを噛みしめていらっしゃることでしょう。しかし、その歴史には正式な作品を残さずに消えていった名バンドもいたことをご存じでしょうか。本作は、そんな名バンドの貴重な記録なのです。
本作の主役はGEEZER BUTLER BAND。「ギーザーのバンド」と言うと、90年代にヘヴィネスを振りまいた「G//Z/R」「GZR」「GEEZER」を思い浮かべるかも知れませんが、本作は違います。アイオミがソロとして『SEVENTH STAR』を制作していた“1985年”に存在していた幻のバンド。90年代とはまったく違い、『SEVENTH STAR』にも近いメロディック・ハードを志向するバンドでした。それでは、時計を“1985年”に戻してみましょう……。
BLACK SABBATHが解散状態にあった1985年、ギーザー・バトラーはアイオミと同じくソロ・バンドを結成しました。メンバーは甥のペドロ・ハウスや元SABBATHメンバーのジェラルド・ウッドルフ、さらにアイオミも起用したジェフ・フェンホルト。そのメンツでデモ音源を製作(『THE BATTLE OF THE DEMOS(Shades 216)』でお楽しみ頂けます)するも、その後ペドロ以外のメンバーが交代。1985年11月28日にはロンドンの"マーキー・クラブ"でソロ・ライヴを敢行しました。本作ではその貴重なライヴを高音質で完全収録したオーディエンス・アルバムなのです。
この日の音源は一部のトレーダー間で昔から知られていましたが、多くのテープはラストの「Paranoid」が途中で切れた不完全版でした。しかし本作では「Paranoid」はもちろんの事、終演後の場内B.G.M.で使用されたAC/DCの「Whola Lotta Rosie」までしっかりと収録されている完全収録版。前述した『THE BATTLE OF THE DEMOS 1985』でも聴けた未発表のソロナンバー10曲に、ギーザーの代名詞「N.I.B.」、さらに「War Pigs」「Paranoid」と、美味しいBLACK SABBATHナンバーも演奏しています。
本作は珍しいだけでなく、クオリティも素晴らしい。「まるでサウンドボード」とは言えませんが、極太の楽音は重低音から高音まですべてが美しく、距離感もほとんどない。何しろ、スタジオ録音のない新曲であっても歌詞までしっかり聴き取れるほどにクリアなのです。特に極太の重低音は、ギーザーのうねるメロディック・ベースを1音漏らさず捉えきっているのです。
そう、メロディ。ギーザーといえば「ヘヴィネス」というイメージが先行しますが、ここで展開されているオリジナル曲はいかにも80年代な、キャッチーでメロディックな80年代ブリティッシュハードロック。ある種ハードポップやAORにさえ通じるほどに豊かなメロディが溢れ出るロック・コンサートなのです。このメロディアスな楽曲の数々は、アルバムとして正式リリースされなかった事が悔やまれる素晴らしさ。デモにおいても光っていた「Patrol」や「I'm Leaving」は、どこかサミー・ヘイガー在籍時のVAN HALENにも通じる優れたナンバーです。
そんな幻の名曲を描くメンバーも意外なほどの巧者揃い。フロントマンを務めるリッチー・キャリソンは、ハスキーながら力強いハイトーンを聴かせるヴォーカルで、伸びやかな歌いっぷりはレイ・ギランさえも彷彿とさせる。ヴォーカルがレイなら、ギターはジェイクでしょうか。ギーザーの甥っ子であるペドロ・ハウスも80年代に相応しいテクニカル・ギターをふんだんにブチ込んでくるのです。「レイ&ジェイク」を例にすると「BADLANDSっぽい?」となりそうですが、そうではない。メロディックな曲はブルージーだったBADLANDSよりも人懐こく、むしろ「SABBATHのレイ+OZZYのジェイク」といったイメージ。現場の観客も初めて聴く曲ばかりだったはずですが、曲間では盛大に盛り上がり、「ギーザー!」コールが湧き起こる。そのクラブの空間に居合わせ、一体となれるライヴアルバムなのです。
アイオミが『SEVENTH STAR』を、オジーが『THE ULTIMATE SIN』を作っていた“1985年”。もう1人のキーマンであるギーザーも同じ方向を見つめ、メロディックな極上のハードロックを生み出していました。本作はその貴重な、そして確かな記録です。
「ギーザーの音楽」とは何なのか。それをムキ出しで伝えてくれるだけでなく、BLACK SABBATHの諸作の聞こえ方まで変わってしまうライヴアルバム。デモ音源集の『THE BATTLE OF THE DEMOS 1985』と共に、80年代BLACK SABBATHヒストリーに欠かせない1枚。どうぞ、この機会に歴史の闇に消えていった幻の名曲群に出会ってください。
1. Intro
2. I Can't Stand Much Longer
3. Long Ago
4. Lonely One
5. Patrol
6. Looking Back
7. I'm Leaving
8. N.I.B
9. Reasons
10. Secret Lives
11. Dancing With The Devil
12. Street Wars
13. War Pigs
14. Paranoid
Geezer Butler - Bass
Pedro Howse - Guitars
Ritchie Callison - Vocals
John Mee - Drums