RIOT - HARRISBURG 1982(1CDR) [Shades 1114]

RIOT - HARRISBURG 1982(1CDR) [Shades 1114]

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Live at City Island, Harrisburg, PA, USA 21st June 1982 PERFECT SOUND

 貴重なレット・フォリスター時代の極上録音が新発掘。同日/同録音家コレクションのRAINBOW編・SCORPIONS編と共に一挙リリース決定です。
 そんな本作に収められているのは「1982年6月21日ハリスバーグ公演」。その極上オーディエンス録音です。すでにRAINBOW編のプレスCD『Black Box 029』やSCORPIONS編『Shades 1113』をご覧になった方も多いと思いますが、この日はライン簿をヘッドライナーに、SCORPIONSとRIOTがサポートを務めたカップリング・ショウ。今週同時リリースの同タイトル3作は、その3組を同一録音家が記録した姉妹作なのです。
 3作併せて丸1日を体験するのが最高ですが、本作だけでも貴重なRIOTの大傑作でもあります。そこで、ここではRIOT視点のツアー・スケジュールでショウのポジションを確かめておきましょう。

《3月21日『RESTLESS BREED』発売》
・6月2日-7月5日:北米#1(23公演)←★ココ★
・8月12日-19日:北米#2(4公演)
・10月30日:スタテンアイランド公演

 以上が『RESTLESS BREED』にまつわるツアー。実のところ、当時のRIOTは情報が少なく、これですべてとは断言しがたい。あまり参考にもならないものの、それだけ貴重な時代だったという事はご想像いただけるのではないでしょうか。ともあれ、本作のハリスバーグ公演は『RESTLESS BREED』リリースから丁度3ヶ月後となる「北米#1」の(たぶん)15公演目。レット時代と言えば公式EP『RIOT LIVE』にも残されていますが、その2週間前にあたるコンサートでした。
 そんなショウを記録した本作は、RAINBOW編・SCORPIONS編にも負けない。実際、RAINBOW編がプレスCD化されていることからもご想像いただけると思いますが、極上のオーディエンス録音なのです。本作は現在、話題沸騰中の「luvsufo」なる録音家のマスター・コレクションでして、とにかく瑞々しい。RAINBOW編やSCORPIONS編では「サウンドボード的な密着感ではない」と書きましたが、本作は前座のせいで出音が違うのか、それともポジション自体が違うのか、芯は一層逞しく、距離もグッと近くに感じる。もちろん、ディテールまで伝わる繊細さはRAINBOW/SCORPIONS編と同じですし、キニー録音ばりの美しさもしっかりと封じ込められています。
 そんなサウンドで描かれるのは、故レット・フォリスターの歌声も貴重な本生100%のRIOT。公式EP『RIOT LIVE』と比較しつつ、セットを整理してみましょう。

●FIRE DOWN UNDER(2曲)
・Swords & Tequila
・EP[RIOT LIVE]で聴けない曲:Outlaw
●RESTLESS BREED(5曲)
・Hard Lovin' Man/Loanshark/Restless Breed/Loved by You
・EP[RIOT LIVE]で聴けない曲:When I Was Young

……と、このようになっています。当日3組でも一番手だけに持ち時間は30分ほどで「Warrior」も「Narita」もなく、全曲『FIRE DOWN UNDER』『RESTLESS BREED』からのセレクト。『FIRE DOWN UNDER』ナンバーをレットの歌声で聴けるのも珍しいですし、『RESTLESS BREED』に至っては生演奏なだけで貴重。「When I Was Young」「Outlaw」は『RIOT LIVE』でも聴けなかったですし、特に「When I Was Young」はANIMALSの原曲をRIOT特有の勇壮感でコーティングした隠れた名カバー。ライヴならではのアップテンポでさらにメタル度を増しており、とにかくカッコイイのです。
 そして、驚くのは会場の熱狂。念のために書きますが、本作の演奏音は力強く、現場の熱狂がいかに盛大でもキッチリと制圧します。その上で思うのは、意外なほど(失礼!)の盛り上がり。現場に集っているのはRAINBOWのファンであり、いくばくかのSCORPIONSファン。それにも関わらず、RIOTは開演からヘッドライナーに負けないほどの歓待を受けており、それほど浸透してはいなかったであろう『RESTLESS BREED』でも歓喜が沸き立つ。そして、その期待に十二分に応えるレットの歌声も熱く、ケヴィン・ダブロウを思わせるほどにパワフル。思わず「お客さん、QUIET RIOTと間違ってないかい?」と言いたくなるほどに盛り上がっているのですが、当時はQUIET RIOTもまだ『METAL HEALTH』での復活前で、それもあり得ない。この2年後にRIOTは活動停止(仮面解散)に追いやられてしまうわけですが、しっかりとしたマネジメントを味方に付け、もう少しレットと粘っていたらRIOTのブレイクスルーも夢ではなかったのではないか……そんな妄想にまで駆られるショウなのです。
 それもこれもレット・フォリスター時代RIOTの真実。その現場を語り伝える“音の証人”たる極上オーディエンス録音です。オフィシャル等で再評価もされ始めていますが、真実はやはり客録にこそある。RAINBOW/SCORPIONS編と併せて“1982年の初夏”を体験するのも良いですし、本作だけでももちろん貴重な傑作。そして、本作がレット時代RIOTの入り口になっても十分にOK! どのようにも楽しめるライヴアルバム。どうぞ、じっくりとご堪能ください。

(31:02)
1. Intro
2. Hard Lovin' Man
3. Loanshark
4. Restless Breed
5. When I Was Young
6. Swords & Tequila
7. Outlaw
8. Loved by You

Rhett Forrester - vocals, harmonica
Mark Reale - guitar
Rick Ventura - guitar
Kip Leming - bass
Sandy Slavin - drums