IRON MAIDEN - SACRAMENTO 1992(2CDR) [Shades 1206]

IRON MAIDEN - SACRAMENTO 1992(2CDR) [Shades 1206]

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商品詳細

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Live at Cal Expo Amphitheatre, Sacramento, CA, USA 30th June 1992 TRULY PERFECT SOUND

 黄金時代の終焉となった“FEAR OF THE DARK TOUR”。その新たなマスター・ピースが登場です。
 そんな本作が記録されたのは「1992年6月30日サクラメント公演」。その全貌を真空パックした絶品オーディエンス録音です。『FEAR OF THE DARK』時代と言えば、メイデン史上最大となる公式ライヴ作の乱発時代。それぞれの位置関係を理解する意味でも“FEAR OF THE DARK/REAL LIVE TOUR”の全体像からショウのポジションを確かめてみましょう。

●1992年“FEAR OF THE DARK TOUR”
《5月11日『FEAR OF THE DARK』発売》
・6月3日+5日:英国(2公演)
・6月8日-7月17日:北米(25公演)←★ココ★
・7月25日-8月4日:南米(5公演)
・8月15日-9月19日:欧州#1(18公演)←※公式
・9月26日-10月10日:中南米(6公演)
・10月20日-11月4日:オセアニア/日本(10公演)
●1993年”REAL LIVE TOUR”
《5月11日『A REAL LIVE ONE』発売》
・3月25日-6月4日:欧州#2(44公演)←※公式
・8月27日+28日:英国(2公演)←※公式『RAISING HELL』

 これが1992年/1993年のIRON MAIDEN。『A REAL LIVE DEAD ONE』『LIVE AT DONINGTON』『RAISING HELL』等の公式ライヴ作品がリリースされましたが、それらは(時期は違えど)すべて欧州ツアーの記録でした。それに対して本作は米国編のライヴアルバム。「北米」レッグ14公演目にあたるコンサート。当店では、同じく米国編の『IRVINE 1992(Shades 1144)』をレポートしたことがありますが、本作のサクラメント公演はその3日前でした。
 そんなショウで記録された本作は、パワフルでダイレクトな絶品オーディエンス。実のところ、録音自体は以前から知られていたのですが、本作はごく最近になって公開された1stジェネ・マスター。しかも、録音した人物も知る人ぞ知る名手「Karl Lundmark」氏。それほど多産家ではないのですが、ずば抜けた名作を残している。当店のHR/HM系でいうならオジー・オズボーンのプレス2CD『OAKLAND 1989(Zodiac 277)』が代表的でしょうか。本作は、あのクリアな名録音のメイデン版なのです。
 実際、1stジェネの鮮度こそが圧倒的。微細部のディテールがえらく細やか。普通ならダビングの過程で失われてしまう低音の手応えや幾何学的ドラムの輪郭も1音1音でクッキリとしており、バキバキとしたベースのアタックも超鮮やかなのです。そして、そのディテール以上なのが距離感のまるでないオンな芯。これがもうド肝を抜く素晴らしさ! ヘッドフォンで耳を済ませてもホール鳴り成分が感じられない密着感で、普通ならスカスカになりがちなスネアもすごい密度。実のところ、オープニングの「Be Quick or Be Dead」で「あれ? ブルースが不調!?」と思ったりもするのですが、その機微さえもが容赦なく描かれまくるのです。
 そんなダイレクト・サウンドで描かれるのは、黄金時代の全アルバムのエッセンスを濃縮したフルショウ。全体的にはオフィシャルの名作『LIVE AT DONINGTON』を圧縮したスタイルなのですが、その濃密感がたまらない。実際にここで整理してみましょう。

・鋼鉄の処女:Iron Maiden/Sanctuary
・キラーズ:Wrathchild
・魔力の刻印:The Number Of The Beast/Run To The Hills/Hallowed Be Thy Name
・頭脳改革:The Trooper
・パワースレイヴ:2 Minutes To Midnight
・サムホエア・イン・タイム:Heaven Can Wait
・第七の予言:The Evil That Men Do/The Clairvoyant
・ノー・プレイヤー・フォー・ザ・ダイイング:Tailgunner
・フィア・オブ・ザ・ダーク:Be Quick Or Be Dead/From Here To Eternity/Wasting Love/Afraid To Shoot Strangers/Fear Of The Dark

……と、このようになっています。『LIVE AT DONINGTON』と比べて「Can I Play With Madness」「Bring Your Daughter to the Slaughter」「Running Free」が少ないわけですが、全作から満遍なくセレクトするコンセプトは堅持。その濃縮感があるからこそ、各アルバムから「コレぞ!」の必殺曲が連発する濃度がすごい。先ほど、ブルースが不調気味と書きましたが、それは1曲だけ。2曲めでは何百回も歌い込んだ「The Number of the Beast」のせいか一気にノドが温まるのがよくわかります。
 そして、そんな大代表曲に囲まれた『FEAR OF THE DARK』の名曲群がまた貴重で素晴らしい。当時、母国メディアから「魔力の刻印以来の傑作」と絶賛され、実際に全英No.1にも輝いた名作(ちなみに彼らの英国No.1アルバムは三枚目。次は18年後の『THE FINAL FRONTIER』でした)なわけですが、公式の復刻事業が中断しているせいか現在ではほとんど演奏しない曲だらけ。全盛の勢いに溢れつつ、現在の耳にもフレッシュなナンバーが目白押し。今でもなお……いえ、今だからこそ新鮮なライヴアルバムなのです。

 かつて公式のリリース・ラッシュのために軽んじられた“FEAR OF THE DARK TOUR”。復刻事業が止まってしまった現在、その再評価が急速に高まっています。本作は、そんな”今こそ美味しいツアー”を味わうのにピッタリな1stジェネの新名盤。どうぞ、じっくりとご賞味ください。
UP THE IRONS!!!

Disc 1(31:46)
1. Intro
2. Be Quick or Be Dead
3. The Number of the Beast
4. Wrathchild
5. From Here to Eternity
6. Wasting Love
7. Tailgunner
8. The Evil That Men Do

Disc 2(60:46)
1. MC
2. Afraid to Shoot Strangers
3. Fear of the Dark
4. The Clarivoyant
5. Heaven Can Wait
6. Run to the Hills
7. 2 Minutes to Midnight
8. Iron Maiden
9. Hallowed Be Thy Name
10. The Trooper
11. Sanctuary

Bruce Dickinson - Vocals
Steve Harris - Bass
Dave Murray - Guitar
Janick Gers - Guitar
Nicko McBrain - Drums