【取り寄せ】PAUL SIMON, JONI MITCHELL & JAMES TAYLOR - CLEVELAND 1972(2CDR) [Uxbridge 1263]
【取り寄せ】PAUL SIMON, JONI MITCHELL & JAMES TAYLOR - CLEVELAND 1972(2CDR)
[Uxbridge 1263]
販売価格: 2,500円(税込)
商品詳細
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★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Cleveland Arena, Cleveland, Ohio, USA 28th April 1972 TRULY AMAZING SOUND
A fundraising benefit concert on behalf of George McGovern's presidential campaign
1972のアメリカは大統領選挙一色に染まった年でした。特にベトナム戦争の泥沼化は若者の間に当時の大統領だったリチャード・ニクソンに対して大きな不信を抱かせることとなり、選挙にて彼の任期を終わらせるという機運が盛り上がります。そこに乗じて若者の支持層を経て注目を浴びたのがジョージ・マクガヴァン。彼はベトナムからの早期撤退を始めとしたスローガンを引っ提げて大統領候補に名乗りを上げました。
若年支持層を柱としたキャンペーンは当時のエンターテイナーやアーティストの支持をも取り付けることとなり、ローリング・ストーン誌などまでもマクガヴァン支持の姿勢を表明するなど、彼は1972年アメリカにおける時の人だったと言えるでしょう。
そこで彼を支援する集会にはアーティストも参加し、ライブを披露することでさらなる支持を得るためのキャンペーンが72年の春から積極的に行われました。この時期でもっとも有名なのがバーブラ・ストライサンドで、4月のLAフォーラムで行われたマクガヴァン支援集会の際に披露したステージは当時ライブ・アルバムとしてリリースされています。
こうしてフォーラムでエンターテイナーのストライサンドを出演させたマクガヴァン陣営ですが、次の集会となったクリーブランド・アリーナではポール・サイモン、ジョニ・ミッチェル、そしてジェイムス・テイラーといった当時全盛を極めていたシンガー・ソングライター系のアーティストの出演するライブ・イベントと化していたのです。こうしたアーティストが支持に回っていたことからも、当時のマクガヴァンがいかに若者からの注目を集めていたのかがわかるというもの。
政治集会として大々的に行われたイベントですので、当時から広く報じられていたのは当然でしょう。ところが音源となると存在が確認されていなかった。この後にマディソン・スクエア・ガーデンで6月に行われた集会はマクガヴァン支持キャンペーンの頂点とも言えるイベントで、そこではサイモン&ガーファンクルの再結成が行われて大きな注目を浴びました。ところが、それですら音質の悪い(おまけにマイクの調子が悪い)LPが生み出されたのみで、それ以外の録音が未だに発掘されない。これは一重にコンサートでなく、あくまで政治集会という性質のせいだったと思われます。
ところが先週、突如としてこの幻のイベントのオーディエンス録音が発掘されました。それは三組のアーティストのステージをしっかりキャッチしていてくれただけでなく、音質も驚くほど聞きやすい。モノラルのオーディエンス録音なのですが、演奏が近くに捉えられていているのがまた聞きやすい。正に理想的な(プレスでもいけそうなほど)ビンテージ・オーディエンスのお手本ではないでしょうか。
驚くのはそれぞれのアーティストが代表曲、例えばサイモンの「Bridge Over Troubled Water」にジョニの「Both Sides Now」、そしてテイラーの「You've Got A Friend」といった名曲かつ代表曲が披露されても意外なほど落ち着いた反応だということ。盛り上がっていないという訳でなく、これは政治集会というイベントだからこそ。おかげで周囲に騒がしいオーディエンスもおらす、これがまた聞きやすさに貢献してくれているのです。
このように、いつもと違ったイベントに参加したことで三組とも当時のベストと呼べる見事なセットリストとなっているのですが、注目すべきはサイモン。これがS&Gの活動停止後、初のソロ・ステージの記録という点が大変に貴重なのです。彼がバンドを従えて本格的なソロのライブ活動に乗り出すのは翌年から。よってシンプルな弾き語りでサイモン一人のステージが非常に良好な音質で聞けるという価値の高さたるや。実際に演奏や歌も素晴らしい。
テープチェンジと重なってしまった「For Free」が20秒足らずという状態は惜しまれますが、ジョニも同じように代表曲を並べてくれた一方、既にアルバム「バラにおくる」でリリースされる新曲をこのような特殊なイベントで披露するというアグレッシブさが面目躍如。そしてテイラーは唯一バンドを従えてステージに上がっていますが、バックはもちろんリー・スクラーとラス・カンケルといった名手に加え、メンバー紹介が途中からの録音だったせいで彼の名前が聞かれませんが、エレキを弾くのはもちろんダニー・クーチマー。
最後にマクガヴァン大統領候補が閉会の挨拶を述べることで、これが政治集会だということに気付かされますが、そんな中でこれほどまで充実した三者のライブが行われていたこと、しかもその貴重な音源が2020年になって発掘されたことには驚きを禁じ得ません。結局マクガヴァンはニクソンに大敗を喫してしまうのですが、これは1972年のアメリカの歴史をも切り取った貴重音源。絶頂期の三者それぞれの素晴らしい歌に聞き惚れてください。
Disc 1 (65:30)
PAUL SIMON
1. Me and Julio Down In The School Yard
2. Congratulations
3. Mother and Child Reunion / Cecelia
4. The Boxer
5. America
6. Mrs. Robinson
7. Sounds Of Silence
8. Bridge Over Troubled Waters
JONI MITCHELL
9. This Flight Tonight
10. Electricity
11. Cold Blue Steel and Sweet Fire
12. Big Yellow Taxi
13. Blue
14. For Free
15. Banquet
16. Woodstock
17. All I Want
18. A Case Of You
19. Both Sides Now
Disc 2(41:28)
JAMES TAYLOR & BAND
1. Long Ago and Far Away
2. Brighten Your Night With My Day
3. Something In The Way She Moves
4. Soldiers
5. Woh, Don't You Know?
6. Chili Dog
7. Don't Let Me Be Lonely Tonight
8. One Man Parade
9. Country Roads
10. Carolina In My Mind
11. You've Got A Friend
12. Fire and Rain
13. Sweet Baby James
GEORGE McGOVERN
14. Brief Speech
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Cleveland Arena, Cleveland, Ohio, USA 28th April 1972 TRULY AMAZING SOUND
A fundraising benefit concert on behalf of George McGovern's presidential campaign
1972のアメリカは大統領選挙一色に染まった年でした。特にベトナム戦争の泥沼化は若者の間に当時の大統領だったリチャード・ニクソンに対して大きな不信を抱かせることとなり、選挙にて彼の任期を終わらせるという機運が盛り上がります。そこに乗じて若者の支持層を経て注目を浴びたのがジョージ・マクガヴァン。彼はベトナムからの早期撤退を始めとしたスローガンを引っ提げて大統領候補に名乗りを上げました。
若年支持層を柱としたキャンペーンは当時のエンターテイナーやアーティストの支持をも取り付けることとなり、ローリング・ストーン誌などまでもマクガヴァン支持の姿勢を表明するなど、彼は1972年アメリカにおける時の人だったと言えるでしょう。
そこで彼を支援する集会にはアーティストも参加し、ライブを披露することでさらなる支持を得るためのキャンペーンが72年の春から積極的に行われました。この時期でもっとも有名なのがバーブラ・ストライサンドで、4月のLAフォーラムで行われたマクガヴァン支援集会の際に披露したステージは当時ライブ・アルバムとしてリリースされています。
こうしてフォーラムでエンターテイナーのストライサンドを出演させたマクガヴァン陣営ですが、次の集会となったクリーブランド・アリーナではポール・サイモン、ジョニ・ミッチェル、そしてジェイムス・テイラーといった当時全盛を極めていたシンガー・ソングライター系のアーティストの出演するライブ・イベントと化していたのです。こうしたアーティストが支持に回っていたことからも、当時のマクガヴァンがいかに若者からの注目を集めていたのかがわかるというもの。
政治集会として大々的に行われたイベントですので、当時から広く報じられていたのは当然でしょう。ところが音源となると存在が確認されていなかった。この後にマディソン・スクエア・ガーデンで6月に行われた集会はマクガヴァン支持キャンペーンの頂点とも言えるイベントで、そこではサイモン&ガーファンクルの再結成が行われて大きな注目を浴びました。ところが、それですら音質の悪い(おまけにマイクの調子が悪い)LPが生み出されたのみで、それ以外の録音が未だに発掘されない。これは一重にコンサートでなく、あくまで政治集会という性質のせいだったと思われます。
ところが先週、突如としてこの幻のイベントのオーディエンス録音が発掘されました。それは三組のアーティストのステージをしっかりキャッチしていてくれただけでなく、音質も驚くほど聞きやすい。モノラルのオーディエンス録音なのですが、演奏が近くに捉えられていているのがまた聞きやすい。正に理想的な(プレスでもいけそうなほど)ビンテージ・オーディエンスのお手本ではないでしょうか。
驚くのはそれぞれのアーティストが代表曲、例えばサイモンの「Bridge Over Troubled Water」にジョニの「Both Sides Now」、そしてテイラーの「You've Got A Friend」といった名曲かつ代表曲が披露されても意外なほど落ち着いた反応だということ。盛り上がっていないという訳でなく、これは政治集会というイベントだからこそ。おかげで周囲に騒がしいオーディエンスもおらす、これがまた聞きやすさに貢献してくれているのです。
このように、いつもと違ったイベントに参加したことで三組とも当時のベストと呼べる見事なセットリストとなっているのですが、注目すべきはサイモン。これがS&Gの活動停止後、初のソロ・ステージの記録という点が大変に貴重なのです。彼がバンドを従えて本格的なソロのライブ活動に乗り出すのは翌年から。よってシンプルな弾き語りでサイモン一人のステージが非常に良好な音質で聞けるという価値の高さたるや。実際に演奏や歌も素晴らしい。
テープチェンジと重なってしまった「For Free」が20秒足らずという状態は惜しまれますが、ジョニも同じように代表曲を並べてくれた一方、既にアルバム「バラにおくる」でリリースされる新曲をこのような特殊なイベントで披露するというアグレッシブさが面目躍如。そしてテイラーは唯一バンドを従えてステージに上がっていますが、バックはもちろんリー・スクラーとラス・カンケルといった名手に加え、メンバー紹介が途中からの録音だったせいで彼の名前が聞かれませんが、エレキを弾くのはもちろんダニー・クーチマー。
最後にマクガヴァン大統領候補が閉会の挨拶を述べることで、これが政治集会だということに気付かされますが、そんな中でこれほどまで充実した三者のライブが行われていたこと、しかもその貴重な音源が2020年になって発掘されたことには驚きを禁じ得ません。結局マクガヴァンはニクソンに大敗を喫してしまうのですが、これは1972年のアメリカの歴史をも切り取った貴重音源。絶頂期の三者それぞれの素晴らしい歌に聞き惚れてください。
Disc 1 (65:30)
PAUL SIMON
1. Me and Julio Down In The School Yard
2. Congratulations
3. Mother and Child Reunion / Cecelia
4. The Boxer
5. America
6. Mrs. Robinson
7. Sounds Of Silence
8. Bridge Over Troubled Waters
JONI MITCHELL
9. This Flight Tonight
10. Electricity
11. Cold Blue Steel and Sweet Fire
12. Big Yellow Taxi
13. Blue
14. For Free
15. Banquet
16. Woodstock
17. All I Want
18. A Case Of You
19. Both Sides Now
Disc 2(41:28)
JAMES TAYLOR & BAND
1. Long Ago and Far Away
2. Brighten Your Night With My Day
3. Something In The Way She Moves
4. Soldiers
5. Woh, Don't You Know?
6. Chili Dog
7. Don't Let Me Be Lonely Tonight
8. One Man Parade
9. Country Roads
10. Carolina In My Mind
11. You've Got A Friend
12. Fire and Rain
13. Sweet Baby James
GEORGE McGOVERN
14. Brief Speech