BLACK SABBATH - EVIL UNDER THE SUN(4CDR) [Shades 264]
BLACK SABBATH - EVIL UNDER THE SUN(4CDR)
[Shades 264]
販売価格: 2,800円(税込)
商品詳細
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★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Aloha Stadium, Honolulu, Hawaii, USA 31st August 1980 TRULY AMAZING SOUND
Live at The Capitol Theater, Sydney, Australia 25th November 1980 TRULY AMAZING SOUND
BLACK SABBATHの1980年「HEAVEN AND HELL」ツアーから、ドラムがヴィニー・アピスに交代した後のワールドツアーより、非常にレアな2公演がファン注目の初登場です!ヴォーカルにロニー・ジェイムズ・ディオを迎えた'80年の「HEAVEN AND HELL」ツアーは、各地でファンの熱烈な支持を受け、アルバム同様に大成功を収めていました。しかしオジー・オズボーンの解雇以降、オリジナル・メンバーの一人であるビル・ワードは様々な個人的問題から不安定な状態に陥り、トニー・アイオミが「ステージに上げてプレイさせるまで非常に苦労した」と述懐するほど、バンドにも悪影響を与え始めていました。ビルは最終的に8月19日のインディアナ州ブルーミントンでのライヴをを最後にバンドから脱退し、SABBATHはその直後の5公演をキャンセルして、新たなドラマーとしてヴィニー・アピスを迎え、体勢を立て直して再出発する事になりました。
本作はDisc1とDisc2へツアー再開直後に当たる'80年8月31日のハワイ・ホノルル公演を、さらにDisc3とDisc4にはオーストラリアツアーより11月25日のシドニー公演を、どちらも初登場となるオーディエンス録音マスターより完全収録しています。
Disc1と2に収録されたホノルル公演は、ヴィニーにとってSABBATHにおけるデビューライヴとなった記念すべきショウです。この日の音源はトレーダー間でも幾つかのソースが出回っているようですが、本作はそれらの中でも特に上位に位置するマスターをダイレクトに使用しており、ナチュラルでS/N比にも優れた高音質盤です。 テーパーとステージの距離を非常に近く感じる録音で、会場の音響によるものなのかやや音の入力が強い印象ですが、音質はクリアで濁りも少なく、ロニーの歌とアイオミのギターを中心にまとまりのあるバンドサウンドをしっかり捉えています。またエコーも少なめなので、非常にくっきりとした輪郭で演奏を楽しめます。この音源の主役はもちろんヴィニーです。ホノルルでのライヴという事情もあり、この日ヴィニーが使用できたドラムは彼の体格と比べて小さなセットだったそうで、アイオミからは後々まで冗談のタネにされたそうです。しかし本音源から伝わるヴィニーのプレイは、そんな事情は信じられないほどヘヴィでワイルドなもので、彼らしい手数もすでに各曲で叩き込まれています。「War Pigs」、「Neon Knights」、「N.I.B.」の前半3曲で早くも、ビル在籍当時の独特な倦怠的ヘヴィネスとは異なる、よりアグレッシヴで攻撃的なSABBATHサウンドが明確に表現されており、会場のファンも大変な盛り上がりを見せています。ヴィニーは「Sweet Leaf」でもロニーの強烈な歌唱に引けを取らない、存在感のあるプレイを聴かせています。続くドラムソロは1分強と短めの収録ですが、現在にも連なる彼ならではのフレーズを確認できます。しかし「Black Sabbath」では、このあまりにも個性的な曲に対してどのように自分らしさを織り込んだら良いのかという、まだ手探りな面を感じさせ、アイオミのギターとずれる所もあるなど初々しさを見せています。それでも危うい個所はそれくらいで、「Heaven And Hell」や「Die Young」などライヴのハイライトではしっかりとバンドのボトムを固めつつ、彼らしいハードなアタックを全開で聴き手に迫り、このバンドとの相性の良さを感じる事ができます。アンコールの「Children Of The Grave」終了後も、ショウエンドのアウトロ「Laguna Sunrise」を3分近く収録しており、この特別な約90分のドキュメンタリーを余さず満喫できます!
Disc3と4で楽しめるのは、SABBATHにとって初めての来日となった歴史的なジャパン・ツアー後に行われたオーストラリア・ツアーより、11月25日のシドニー公演の模様です。このシドニー公演は11月24日から27日まで4日連続で行われており、特に最終日の27日は'80年のSABBATHを代表するサウンドボード音源の「BRINGER OF EVIL」として、ファンには良く知られています。しかしこのサウンドボード音源が圧倒的な存在感を持つためか、これまでオーストラリアツアーのオーディエンス音源はほとんど出回っておらず、今回が初登場となる本音源の価値はとても高いものがあると言えるでしょう。ホノルル公演と比べてステージとテーパーは距離があるようですが、会場の規模に相応しいビッグなスケールでショウの全貌を収めており、ほど良いエコーと音の回り込みは、ロニーが歌うSABBATHの荘厳な魅力をより引き立てています。マスター段階ではやや強めにヒスノイズを感じる素材でしたが、リマスター工程で可能な限り除去されており、本作では聴いていてストレスなどは全く感じません。 録音そのものは大変にクリアで見通しに優れており、楽器のバランスも絶好と、オーディエンス音源の楽しさを100分間にわたって存分に味わえる極上素材です!オープニングの「Supertzar」そして「War Pigs」から、優れた臨場感と安定したサウンドを両立した音像で演奏を捉えており、「Children Of The Sea」など場所によっては放送音源にすら感じるクオリティで充実したライヴを楽しめます。「Sweet Leaf」の渦巻くようなグルーヴに、ジャパンツアーからセットに加えられた「Lady Evil」のヘヴィな躍動感に接すると、ギーザー バトラーとヴィニーのリズムセクションがその本領を発揮しているのがはっきりと判り、ヴィニーの加入から3ヶ月を経て、バンドが新たな次元に進んだ事を教えてくれます。
この日はアイオミのギターや周辺機器に問題があったようで、「Black Sabbath」のイントロでアンプの出力がダウンしてしまい、ロニーが観客に状況を説明して演奏をやり直すというハプニングが起きています。その後もアイオミの機材はやや不調のようですが、演奏そのものは最後まで通常通りに継続されています。こういった突発的な出来事までありのままに記録しているのもオーディエンス録音ならではの面白さでしょう。ライヴ後半はその機材トラブルなどすっかり忘れさせる白熱の演奏を聴かせてくれ、ドラマティックな「Heaven And Hell」からヘヴィネスの権化のような「Iron Man」への展開のように、バンドは完全な一体感をもって独自の世界観を描き出しています。 クライマックスはもう圧巻の一言で、「Die Young」と「Paranoid」そして「Children Of The Grave」が終わるまで、聴き手は耳を離すヒマも感じないでしょう。またこの「Heaven And Hell」のイントロやアンコールの「Children Of The Grave」など、「BRINGER OF EVIL」では欠落していた場所も本作では勿論しっかりと楽しめ、同時期のサウンドボード音源を補完するサブテキストとしても非常に興味深い一本だと言えます。
ヴィニー・アピス加入直後の初々しくフレッシュなショウと、生まれ変わったバンドがその魅力をフルに発揮し始めたライヴを対比すると、3ヶ月間でバンドに大きな化学反応が起きていた事が明確に判ります。さらにどちらのライヴも「その日限り」の希少性とドキュメント性に満ちた聴き所が一杯で、長いSABBATHの歴史に埋もれてしまうにはあまりにも惜しい、スペシャルな価値を持つオンリーワンの音源だと言えるでしょう。後の"HEAVEN & HELL"に直結する最序章のライヴを、2公演合わせて約190分のボリュームでたっぷりとお楽しみください! アイオミ・ロニー・ギーザー・ヴィニーのラインナップは最初から最高のバンドです!
★beatleg誌 vol.126(2011年1月号)のレビュー要約です。ご参考まで。
1980年に行なわれたアルバム『HEAVEN AND HELL』ツアーから、8月19日のステージを最後にSABBATHを脱退したドラムのビル・ワードに代わって加入したヴィニー・アピスの初ステージとなった、8月31日-ハワイ-ホノルルでのステージと、11月25日-オーストラリア-シドニーでのステージを中程度の音質のオーディエンス録音で収録した30セット限定の番号入りのステッカーがケースに貼られたCD-R。
まず、Disc-1,2のホノルルのステージは、ハワイの屋外スタジアムとBLACK SABBATHという異質とも言える組み合わせながら、オープニングを告げるS.E.が流れる中、ヴィニーのドラムが「War Pigs」のイントロをスタートさせる。当時のヴィニーのドラム・サウンドは、ビルと比較して硬質な印象を与えるもので、この日、使用したドラム・セットはレンタルだったことを加味しても、ビルとの違いを明確に印象付けてくれる。ロニーがRAINBOW時代に、やはり硬質なサウンドのコージー・パウエルのドラムをバックに歌っていたことを重ね合わせると、ヴィニーの加入は必然と言うべきものだったのかも知れない。アンコールで最後にプレイされる「Children Of The Grave」まで初ステージとは思えないプレイを聴かせてくれるヴィニーに今更ながら拍手を送りたいステージだ。
Disc-3,4のシドニーでのステージは音質はホノルルよりも良好で、「War Pigs」から、より迫力のあるステージを楽しむことが出来る。セットに入って間もない「Lady Evil」が弾むようにプレイされた後、対極にあるような「Black Sabbath」のイントロをトニーが奏でるが機材にトラブルがあったようで、ヘヴィなリフを刻んだ瞬間、サウンドがオフになってしまうが、ロニーがMCで繋いで再び、曲をスタートさせる。後半では大曲とも言える「Heaven And Hell」が会場を包み込むようにプレイされるとロニーが観客にコーラスを促し、バンドと観客が一体となる。「Die Young」のイントロでは、ヴィニーがカウントの後、モタついて一瞬裏打ち状態となる面白いシーンを聴くことが出来る。
ヴィニーのSABBATH加入後の初ステージと、4回のみのステージだったオーストラリア・ツアーの内の1ステージという貴重なステージを収録しているので、30セット限定の為、既に売り切れているがメーカーの再販を期待したい。
★2010年に限定リリースされ、ファン・メディアから好評を博した貴重なライヴ音源2種を収録したタイトルが8年ぶりに再リリース決定です。
Live at Aloha Stadium, Honolulu, Hawaii, USA 31st August 1980
"Vinny Appice's 1st gig with Sabbath"
Disc 1
1. Supertzar 2. War Pigs 3. Neon Knights 4. N.I.B. 5. Children Of The Sea 6. Sweet Leaf
7. Drum Solo 8. Sweet Leaf(reprise) 9. Black Sabbath
Disc 2
1. Heaven And Hell 2. Iron Man 3. Guitar Solo 4. Die Young 5. Paranoid/Heaven And Hell(reprise)
6. Children Of The Grave 7. Outro(Laguna Sunrise)
Live at The Capitol Theater, Sydney, Australia 25th November 1980
"2nd Night In Down Under"
Disc 3
1. Supertzar 2. War Pigs 3. Neon Knights 4. N.I.B. 5. Children Of The Sea 6. Sweet Leaf
7. Drum Solo 8. Sweet Leaf(reprise) 9. Lady Evil 10. Guitar Intro (troubled)
11. Black Sabbath
Disc 4
1. Heaven And Hell 2. Iron Man 3. Guitar Solo 4. Die Young 5. Paranoid/Heaven And Hell(reprise)
6. Children Of The Grave
Ronnie James Dio - Vocal Tony Iommi - Guitar Geezer Butler - Bass Vinny Appice - Drums
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Aloha Stadium, Honolulu, Hawaii, USA 31st August 1980 TRULY AMAZING SOUND
Live at The Capitol Theater, Sydney, Australia 25th November 1980 TRULY AMAZING SOUND
BLACK SABBATHの1980年「HEAVEN AND HELL」ツアーから、ドラムがヴィニー・アピスに交代した後のワールドツアーより、非常にレアな2公演がファン注目の初登場です!ヴォーカルにロニー・ジェイムズ・ディオを迎えた'80年の「HEAVEN AND HELL」ツアーは、各地でファンの熱烈な支持を受け、アルバム同様に大成功を収めていました。しかしオジー・オズボーンの解雇以降、オリジナル・メンバーの一人であるビル・ワードは様々な個人的問題から不安定な状態に陥り、トニー・アイオミが「ステージに上げてプレイさせるまで非常に苦労した」と述懐するほど、バンドにも悪影響を与え始めていました。ビルは最終的に8月19日のインディアナ州ブルーミントンでのライヴをを最後にバンドから脱退し、SABBATHはその直後の5公演をキャンセルして、新たなドラマーとしてヴィニー・アピスを迎え、体勢を立て直して再出発する事になりました。
本作はDisc1とDisc2へツアー再開直後に当たる'80年8月31日のハワイ・ホノルル公演を、さらにDisc3とDisc4にはオーストラリアツアーより11月25日のシドニー公演を、どちらも初登場となるオーディエンス録音マスターより完全収録しています。
Disc1と2に収録されたホノルル公演は、ヴィニーにとってSABBATHにおけるデビューライヴとなった記念すべきショウです。この日の音源はトレーダー間でも幾つかのソースが出回っているようですが、本作はそれらの中でも特に上位に位置するマスターをダイレクトに使用しており、ナチュラルでS/N比にも優れた高音質盤です。 テーパーとステージの距離を非常に近く感じる録音で、会場の音響によるものなのかやや音の入力が強い印象ですが、音質はクリアで濁りも少なく、ロニーの歌とアイオミのギターを中心にまとまりのあるバンドサウンドをしっかり捉えています。またエコーも少なめなので、非常にくっきりとした輪郭で演奏を楽しめます。この音源の主役はもちろんヴィニーです。ホノルルでのライヴという事情もあり、この日ヴィニーが使用できたドラムは彼の体格と比べて小さなセットだったそうで、アイオミからは後々まで冗談のタネにされたそうです。しかし本音源から伝わるヴィニーのプレイは、そんな事情は信じられないほどヘヴィでワイルドなもので、彼らしい手数もすでに各曲で叩き込まれています。「War Pigs」、「Neon Knights」、「N.I.B.」の前半3曲で早くも、ビル在籍当時の独特な倦怠的ヘヴィネスとは異なる、よりアグレッシヴで攻撃的なSABBATHサウンドが明確に表現されており、会場のファンも大変な盛り上がりを見せています。ヴィニーは「Sweet Leaf」でもロニーの強烈な歌唱に引けを取らない、存在感のあるプレイを聴かせています。続くドラムソロは1分強と短めの収録ですが、現在にも連なる彼ならではのフレーズを確認できます。しかし「Black Sabbath」では、このあまりにも個性的な曲に対してどのように自分らしさを織り込んだら良いのかという、まだ手探りな面を感じさせ、アイオミのギターとずれる所もあるなど初々しさを見せています。それでも危うい個所はそれくらいで、「Heaven And Hell」や「Die Young」などライヴのハイライトではしっかりとバンドのボトムを固めつつ、彼らしいハードなアタックを全開で聴き手に迫り、このバンドとの相性の良さを感じる事ができます。アンコールの「Children Of The Grave」終了後も、ショウエンドのアウトロ「Laguna Sunrise」を3分近く収録しており、この特別な約90分のドキュメンタリーを余さず満喫できます!
Disc3と4で楽しめるのは、SABBATHにとって初めての来日となった歴史的なジャパン・ツアー後に行われたオーストラリア・ツアーより、11月25日のシドニー公演の模様です。このシドニー公演は11月24日から27日まで4日連続で行われており、特に最終日の27日は'80年のSABBATHを代表するサウンドボード音源の「BRINGER OF EVIL」として、ファンには良く知られています。しかしこのサウンドボード音源が圧倒的な存在感を持つためか、これまでオーストラリアツアーのオーディエンス音源はほとんど出回っておらず、今回が初登場となる本音源の価値はとても高いものがあると言えるでしょう。ホノルル公演と比べてステージとテーパーは距離があるようですが、会場の規模に相応しいビッグなスケールでショウの全貌を収めており、ほど良いエコーと音の回り込みは、ロニーが歌うSABBATHの荘厳な魅力をより引き立てています。マスター段階ではやや強めにヒスノイズを感じる素材でしたが、リマスター工程で可能な限り除去されており、本作では聴いていてストレスなどは全く感じません。 録音そのものは大変にクリアで見通しに優れており、楽器のバランスも絶好と、オーディエンス音源の楽しさを100分間にわたって存分に味わえる極上素材です!オープニングの「Supertzar」そして「War Pigs」から、優れた臨場感と安定したサウンドを両立した音像で演奏を捉えており、「Children Of The Sea」など場所によっては放送音源にすら感じるクオリティで充実したライヴを楽しめます。「Sweet Leaf」の渦巻くようなグルーヴに、ジャパンツアーからセットに加えられた「Lady Evil」のヘヴィな躍動感に接すると、ギーザー バトラーとヴィニーのリズムセクションがその本領を発揮しているのがはっきりと判り、ヴィニーの加入から3ヶ月を経て、バンドが新たな次元に進んだ事を教えてくれます。
この日はアイオミのギターや周辺機器に問題があったようで、「Black Sabbath」のイントロでアンプの出力がダウンしてしまい、ロニーが観客に状況を説明して演奏をやり直すというハプニングが起きています。その後もアイオミの機材はやや不調のようですが、演奏そのものは最後まで通常通りに継続されています。こういった突発的な出来事までありのままに記録しているのもオーディエンス録音ならではの面白さでしょう。ライヴ後半はその機材トラブルなどすっかり忘れさせる白熱の演奏を聴かせてくれ、ドラマティックな「Heaven And Hell」からヘヴィネスの権化のような「Iron Man」への展開のように、バンドは完全な一体感をもって独自の世界観を描き出しています。 クライマックスはもう圧巻の一言で、「Die Young」と「Paranoid」そして「Children Of The Grave」が終わるまで、聴き手は耳を離すヒマも感じないでしょう。またこの「Heaven And Hell」のイントロやアンコールの「Children Of The Grave」など、「BRINGER OF EVIL」では欠落していた場所も本作では勿論しっかりと楽しめ、同時期のサウンドボード音源を補完するサブテキストとしても非常に興味深い一本だと言えます。
ヴィニー・アピス加入直後の初々しくフレッシュなショウと、生まれ変わったバンドがその魅力をフルに発揮し始めたライヴを対比すると、3ヶ月間でバンドに大きな化学反応が起きていた事が明確に判ります。さらにどちらのライヴも「その日限り」の希少性とドキュメント性に満ちた聴き所が一杯で、長いSABBATHの歴史に埋もれてしまうにはあまりにも惜しい、スペシャルな価値を持つオンリーワンの音源だと言えるでしょう。後の"HEAVEN & HELL"に直結する最序章のライヴを、2公演合わせて約190分のボリュームでたっぷりとお楽しみください! アイオミ・ロニー・ギーザー・ヴィニーのラインナップは最初から最高のバンドです!
★beatleg誌 vol.126(2011年1月号)のレビュー要約です。ご参考まで。
1980年に行なわれたアルバム『HEAVEN AND HELL』ツアーから、8月19日のステージを最後にSABBATHを脱退したドラムのビル・ワードに代わって加入したヴィニー・アピスの初ステージとなった、8月31日-ハワイ-ホノルルでのステージと、11月25日-オーストラリア-シドニーでのステージを中程度の音質のオーディエンス録音で収録した30セット限定の番号入りのステッカーがケースに貼られたCD-R。
まず、Disc-1,2のホノルルのステージは、ハワイの屋外スタジアムとBLACK SABBATHという異質とも言える組み合わせながら、オープニングを告げるS.E.が流れる中、ヴィニーのドラムが「War Pigs」のイントロをスタートさせる。当時のヴィニーのドラム・サウンドは、ビルと比較して硬質な印象を与えるもので、この日、使用したドラム・セットはレンタルだったことを加味しても、ビルとの違いを明確に印象付けてくれる。ロニーがRAINBOW時代に、やはり硬質なサウンドのコージー・パウエルのドラムをバックに歌っていたことを重ね合わせると、ヴィニーの加入は必然と言うべきものだったのかも知れない。アンコールで最後にプレイされる「Children Of The Grave」まで初ステージとは思えないプレイを聴かせてくれるヴィニーに今更ながら拍手を送りたいステージだ。
Disc-3,4のシドニーでのステージは音質はホノルルよりも良好で、「War Pigs」から、より迫力のあるステージを楽しむことが出来る。セットに入って間もない「Lady Evil」が弾むようにプレイされた後、対極にあるような「Black Sabbath」のイントロをトニーが奏でるが機材にトラブルがあったようで、ヘヴィなリフを刻んだ瞬間、サウンドがオフになってしまうが、ロニーがMCで繋いで再び、曲をスタートさせる。後半では大曲とも言える「Heaven And Hell」が会場を包み込むようにプレイされるとロニーが観客にコーラスを促し、バンドと観客が一体となる。「Die Young」のイントロでは、ヴィニーがカウントの後、モタついて一瞬裏打ち状態となる面白いシーンを聴くことが出来る。
ヴィニーのSABBATH加入後の初ステージと、4回のみのステージだったオーストラリア・ツアーの内の1ステージという貴重なステージを収録しているので、30セット限定の為、既に売り切れているがメーカーの再販を期待したい。
★2010年に限定リリースされ、ファン・メディアから好評を博した貴重なライヴ音源2種を収録したタイトルが8年ぶりに再リリース決定です。
Live at Aloha Stadium, Honolulu, Hawaii, USA 31st August 1980
"Vinny Appice's 1st gig with Sabbath"
Disc 1
1. Supertzar 2. War Pigs 3. Neon Knights 4. N.I.B. 5. Children Of The Sea 6. Sweet Leaf
7. Drum Solo 8. Sweet Leaf(reprise) 9. Black Sabbath
Disc 2
1. Heaven And Hell 2. Iron Man 3. Guitar Solo 4. Die Young 5. Paranoid/Heaven And Hell(reprise)
6. Children Of The Grave 7. Outro(Laguna Sunrise)
Live at The Capitol Theater, Sydney, Australia 25th November 1980
"2nd Night In Down Under"
Disc 3
1. Supertzar 2. War Pigs 3. Neon Knights 4. N.I.B. 5. Children Of The Sea 6. Sweet Leaf
7. Drum Solo 8. Sweet Leaf(reprise) 9. Lady Evil 10. Guitar Intro (troubled)
11. Black Sabbath
Disc 4
1. Heaven And Hell 2. Iron Man 3. Guitar Solo 4. Die Young 5. Paranoid/Heaven And Hell(reprise)
6. Children Of The Grave
Ronnie James Dio - Vocal Tony Iommi - Guitar Geezer Butler - Bass Vinny Appice - Drums