GIRLSCHOOL - TOKYO EXAM(2CDR) [Shades 204]

GIRLSCHOOL - TOKYO EXAM(2CDR) [Shades 204]

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商品詳細

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Shibuya Kokaido, Tokyo, Japan 21st January 1982 PERFECT SOUND(from Original Masters)
Nakano Sun Plaza, Tokyo, Japan 22nd January 1982 PERFECT SOUND(from Original Masters)

1982年1月の初来日公演より、2回行われた東京公演をどちらも極上レベルの高音質オーディエンス録音で完全収録。NWOBHM全盛期、そのストイックな魅力とエッジの効いたハードなサウンドでクラブシーンを中心にイギリスで人気を博していたGIRLSCHOOLの唯一の日本ツアーの貴重な記録。70年代ハードロックやブギロックをベースにしながら、ケリー・ジョンソンのストレートな歌声とパワフルなギタープレイをフィーチャーした、非常にオリジナルな演奏を楽しむことができます。女性バンドであることが最大の個性と魅力でありながら、あくまでメインにあるのは純粋にロックを演奏することであり、基本「女であること」を売りにしていないそのストイックな姿勢と、そこから生み出されるピュアな演奏と音楽はストレートに聴く者の心に響きます。演奏はクラブでのライブをホールで演奏しているような粗めのプレイですが、それがまた痛快で、知らないで聴いたらとても女性4人で演奏しているとは思えないであろう、ハードでエッジの効いたバンド演奏を楽しめます。ケリーの声はストレートで力強く、一体となったバンドサウンドから飛び出してくるようなバネがあり、フロント3人娘が一斉にコーラスをとるところなども異様に迫力があります。録音者は2010年代初頭にDEEP PURPLE 85年武道館、JUDAS PRIEST 84年武道館、IRON MAIDEN 82年東京3デイズ、AC/DC 82年東京タイトル等でこれまで未発表だったマスターを次々と発表し、ロックファンを驚愕させたテーパーによるもので、本テイクも当時のオーディエンス録音としては考えられない程の高品質な録音で完全収録されています。1月21日の渋谷公会堂公演、22日の中野サンプラザ公演ともども非常に素晴らしい音質で収録されており、日本のファンは勿論、熱心なファンの多いイギリスのファンの間でも大きな話題を呼ぶ一枚と言えるのではないでしょうか。

東京初日は、観客が前に押し寄せてしまっている状況で行われたライブらしく、ケリーも3曲目The Hunter終演後、「Thank you very much...thank you」の後で、やや戸惑ったような声で「皆、もう少し後ろに下がってくれる?前のほう壊れちゃってるみたいなんだけど・・・」とMC。すると男性客が「No! No!」と連呼(笑)。
ここで日本人の女性スタッフが登場。毅然とした声で「下の床が落ちてしまうんで、もうちょっと冷静になって後ろに下がって頂けますか」とアナウンス。このように、最近のコンサートではあり得ないような状況がクリアーなサウンドでドキュメントされています。途中、一旦下がった観客が再び前に押し寄せたようで、6曲目のRace With The Devilの後にもケリーがもう少し下がるようにとMCします。次のKick It Down終演後、今度は日本人男性スタッフが登場。コンサートは再び、中断され、全員が元の席に着いた上でコンサートを再開することがアナウンスされます。

東京2日目(ツアー最終日)は、トラブルでコンサートの流れが分断されることなく、より完成度の高いショウを堪能することができます。セットは「DEMOLITION」「HIT AND RUN」の2枚のアルバム収録曲から組まれており、 代表曲Emergency、Nothing To Lose、Race With The Devil(エイドリアン・ガーヴィッツの60年代末期のバンドThe Gunのカバー)、Tush(ZZ Topのカバー)から新曲Don't Call It Loveまで、パワフルで勢いに満ちたハード&グルーブなライブを聴くことができます。2007年、病気のため他界したケリー・ジョンソンの唯一の東京公演の貴重なライブ記録。今では語られることの少なくなってきたGIRLSCHOOLですが、彼女達がいかに魅力的なライブ・アクトであったかをリアルに体感できる一枚であり、この時代のライブドキュメントとして非常に素晴らしいタイトルに仕上がっています。

★beatleg誌 vol.119(2010年6月号)のレビュー要約です。ご参考まで。

 1982年1月に行なわれた、GIRLSCHOOLの初来日公演から、21日と22日に行なわれた東京でのステージを良好な音質のオーディエンス録音で収録したCD-R。まず、21日のステージは、当時、比較的、警備の手薄なプロモーターだった為、前列の観客がオープニングからステージ前に押し寄せ、混乱する中でのライヴとなった。バンドもなんとか2曲をプレイするが、危険な状況を察知したのか、ヴォーカル&ギターのキム・マコーリフが観客に注意するが、観客が英語を理解出来ないことから、日本側の女性スタッフが、再度、席に戻るように注意し、混乱が静まってから、「Midnight Ride」をプレイ。バンドのプレイはプロのバンドとしてはテクニックこそ、お世辞にもあるとは思えないが、ファーストとセカンド・アルバムを中心に組まれたセット・リストで当時のバンドの勢いそのままの荒々しいながらも、スピード感のあるステージングで観客を熱くさせている。客席の混乱は多少静まったものの、最前列の観客がキムの脚にしがみついたりと、レディース・バンドらしいシーンもあった。「Kick It Down」の後でも、客席の混乱した状況に日本のスタッフが観客に席に戻るように注意している。キャッチーなメロディの曲が多いので、観客も終始盛り上がっているし、観客の反応の良さにバンドも気を良くして、曲間のMCも楽しそうだ。ステージ終盤では、ZZ TOPのカヴァー「Tush」をプレイするが、残念ながら日本のファンには馴染みの薄い曲だったからか、曲のノリの良さと観客の盛り上がりは残念ながら正比例していない。アンコールは、当時、シングル・カットされた「Take It All Away」と、「Emergency」を最高のノリでプレイし、東京公演初日を飾った。2日目-22日のステージも、初日のステージ同様、オープニングの「C'mon Let's Go」から最高の盛り上がりを見せる。シングル・カットされた「Race With The Devil」の曲紹介に歓声を上げた観客の一人が、「これしか、知らねぇや!」と自嘲気味に言っているのが笑える。この日のセット・リストは一部の曲順が違うが、曲目は前日と同様。この日もZZ TOPのカヴァーは見事に盛り上がりに欠けている。それでも、アンコールでは最高の盛り上がりで、素晴らしい。ギターのケリー・ジョンソンが2007年に亡くなったのは残念だが、ある意味、追悼盤としてファンには必聴のアイテムだろう。

Live at Shibuya Kokaido, Tokyo, Japan 21st January 1982

Disc 1
1. Opening 2. C'mon Let's Go 3. The Hunter 4. (I'm Your) Victim 5. Midnight Ride
6. Race With The Devil 7. Kick It Down 8. Don't Stop 9. Don't Call It Love 10. Breakdown
11. Nothing To Lose 12. Watch Your Step 13. Future Flash 14. Yeah Right 15. Hit And Run 16. Tonight
17. Tush 18. Demolition Boys 19. Take It All Away 20. Emergency

Live at Nakano Sun Plaza, Tokyo, Japan 22nd January 1982

Disc 2
1. Opening 2. C'mon Let's Go 3. The Hunter 4. (I'm Your) Victim 5. Midnight Ride
6. Race With The Devil 7. Kick It Down 8. Don't Call It Love 9. Don't Stop 10. Breakdown
11. Nothing To Lose 12. Watch Your Step 13. Future Flash 14. Yeah Right 15. Hit And Run
16. Tonight 17. Tush 18. Demolition Boys 19. Take It All Away 20. Emergency

Kelly Johnson - Lead Guitar, Vocals Kim McAuliffe - Rhythm Guitar, Vocals
Enid Williams - Bass, Vocals Denise Dufort - Drums