MEGADETH - TOKYO 1988 1ST NIGHT(1CD) [ZODIAC 203]
MEGADETH - TOKYO 1988 1ST NIGHT(1CD)
[ZODIAC 203]
販売価格: 2,500円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 12th July 1988 PERFECT SOUND(from Original Masters)
世界初公開のキニー・マスターによる極上ライヴ・イン・ジャパンが登場です! 本作が記録されたのは“SO FAR SO GOOD... SO WHAT! JAPAN TOUR 1988”。初日となる「1988年7月12日:中野サンプラザ公演」のオーディエンス・アルバムです。“1988年”・“中野サンプラザ”と言うと、POWER GATEレーベルの『IN MY HOUR OF NEED(POWER GATE-104)』が浮かびますが、かの名作とは別録音……どころか、別ライヴ。ここで1988年ジャパンツアーの日程を確認してみましょう。
・1988年7月12日:中野サンプラザ 【本作】
・1988年7月13日:大阪厚生年金会館
・1988年7月14日:中野サンプラザ 『IN MY HOUR OF NEED』
・1988年7月15日:中野サンプラザ
・1988年7月18日:名古屋市公会堂
以上が2度目ジャパンツアーとなった1988年の日程。全5回中、東京公演は3回ですべて“中野サンプラザ”でした。『IN MY HOUR OF NEED』は来日3公演目で、本作は初日にあたります。そんな本作最大のポイントは、“キニー・マジック”による極上クオリティ。『IN MY HOUR OF NEED』からしてライン録音に肉薄するド迫力サウンドだったわけですが、本作は極太感こそ五分ではあるものの、その上にサウンドがきめ細やかで美しい。スラッシュ時代の爆走ライヴに“美しい”という表現は似つかわしくないかも知れませんが、実際に美麗サウンドなのだから仕方がない。名門のキニー・サウンドは「まるでサウンドボード」とはちょっと趣が異なりながらもバツグンなクリアさが信条。ほんのりとした会場音響をまといつつ、その空気感が透き通っていて各楽器が綺麗にセパレート。バンド側の現場PAがよほど轟音でもない限り、非常に“美しい”録音に仕上げる。その“キニー流”が本作にも(特級レベルで!)貫かれているわけです。
この“キニー・サウンド”と“1988年のMEGADETH”の出会い……これがまた、異様にマッチしている! 正直に告白しますと「キニー&スラッシュ」には、あまり期待していませんでした。「超クリアな轟音・爆音ねぇ……」と思っていたのです。ところが! 本作のクリアな空気感、絶妙な音響が『SO FAR, SO GOOD... SO WHAT!』の世界そのまんま! 今さらな話ではありますが、『SO FAR, SO GOOD... SO WHAT!』は、数あるMEGADETH名作群の中でも特異な1枚。その一番の理由はディレイ系の効いたサウンドにありました。本作のサウンドは、あの世界観を再現している。演奏の機微まで鮮明でリフの1つひとつがチリチリと神経を刺激し、透き通る空気感がドライで冷徹なムードを見事に演出しているのです。このツアーにはドイツのプロショットやオランダのサウンドボード等もありはしますが、冷たい“あの世界”を再現している事にかけては、本作は群を抜いているのです。
もちろん、その冷徹なサウンドで描かれるのは灼熱のインテレクチュアル・スラッシュ。オールド・ファンにとっては「クリス・ポーランド&ガル・サミュエルソン」コンビへの思い入れは特別なわけですが、こと来日公演に限っては「ジェフ・ヤング&チャック・ビーラー」の本作に軍配が上がる。猛烈に疾駆しながらも複雑精緻な楽曲をビシッとキメまくる演奏力は、わずか1年余りとは思えない凄まじい進化ぶり。その切れ味鋭く目まぐるしく切り替わるリフの1つひとつまでもが超鮮明に浴びせかけられるのです。
そんな絶好調を裏付ける……というか、異様に機嫌の良いMCも聞きもの。初来日ではいつブチ切れるか分からないムードが漂っていましたが、こちらでは逆の意味で危ない雰囲気。ショウの合間合間で入れるMCの口調が妙にハイ。「どうもありがとぉ! 2回目の東京だぜ、俺たちはお前達が大好きなんだぁ」「俺たちの新譜作ったぜ。SO FAR, SO GOOD…(観客「SO WHAT!」)へっへっへ」「IRON MAIDENと米国ツアーしてたんだけどよ、切り上げて日本に来たぜぇ」「この曲は俺たちのマネージャーについての曲だ。ヤツはFuckin’ mother fucker l’)”@;¥^?#$%&。。。Liar!!!」等々。幾分ろれつが回ってない超機嫌のデイヴ・ムステインが怖い。しかし、そんな「何をキメたんだ?」ムードも、各曲がスタートするやビシッと引き締まり、キビキビとリフを刻みまくるのです。
さらに、そんなムステインを目の当たりにした歓声もまた奇跡的。これも“キニー・マジック”なのですが、猛烈な盛り上がりが超リアルに記録されているものの、間近客の声が入ってない。会場に轟く「うぉおおぉぉ!」の雄叫びが灼熱でありながら、まったく耳障りではないのです。リフの1粒からMCの一言、1人ひとりの絶叫まで超クリアに記録されていながら、聴きづらさ皆無。曲間に遊んでいるピッキング・ノイズから会場に広がるどよめきまでもがきめ細かく、美しい。正直なところ、スラッシュメタルを聴くならド直結のサウンドボードか、やや爆音気味の方が良いと思っておりました。まさか、キニーの美麗オーディエンスとスラッシュの相性がこれほど良いとは……。いや、インテレクチュアルなMEGADETHだからこそ、なのかも知れません。
歌詞が怪しくなっても崩れないアンサンブル。激しくて、危なくて、それでいて高度。パンキッシュなヤケッぱち感を増量しながら、なぜか安定感も増したMEGADETHがたっぷり詰まったライヴアルバムの大傑作です。その後、何度となく日本を訪れている彼らの歴史上でも、2つとない個性をブチまける“1988年”。その現場を極上キニー・サウンドで封じ込めた世界初登場音源。今週末、あなたのお手元へお届けいたします!
(71:15)
1. Intro. (Orange Light from "Apocalypse Now" OST) 2. Wake Up Dead 3. The Conjuring
4. Hook In Mouth 5. Set The World On Fire 6. Mary Jane 7. In My Darkest Hour
8. Devil's Island 9. These Boots 10. Peace Sells... But Who's Buying? 11. MC
12. Liar 13. Mechanix 14. Anarchy In The U.K. 15. MC
Dave Mustaine - Guitar, Vocals David Ellefson - Bass, Vocals Jeff Young - Guitar
Chuck Behler - Drums
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 12th July 1988 PERFECT SOUND(from Original Masters)
世界初公開のキニー・マスターによる極上ライヴ・イン・ジャパンが登場です! 本作が記録されたのは“SO FAR SO GOOD... SO WHAT! JAPAN TOUR 1988”。初日となる「1988年7月12日:中野サンプラザ公演」のオーディエンス・アルバムです。“1988年”・“中野サンプラザ”と言うと、POWER GATEレーベルの『IN MY HOUR OF NEED(POWER GATE-104)』が浮かびますが、かの名作とは別録音……どころか、別ライヴ。ここで1988年ジャパンツアーの日程を確認してみましょう。
・1988年7月12日:中野サンプラザ 【本作】
・1988年7月13日:大阪厚生年金会館
・1988年7月14日:中野サンプラザ 『IN MY HOUR OF NEED』
・1988年7月15日:中野サンプラザ
・1988年7月18日:名古屋市公会堂
以上が2度目ジャパンツアーとなった1988年の日程。全5回中、東京公演は3回ですべて“中野サンプラザ”でした。『IN MY HOUR OF NEED』は来日3公演目で、本作は初日にあたります。そんな本作最大のポイントは、“キニー・マジック”による極上クオリティ。『IN MY HOUR OF NEED』からしてライン録音に肉薄するド迫力サウンドだったわけですが、本作は極太感こそ五分ではあるものの、その上にサウンドがきめ細やかで美しい。スラッシュ時代の爆走ライヴに“美しい”という表現は似つかわしくないかも知れませんが、実際に美麗サウンドなのだから仕方がない。名門のキニー・サウンドは「まるでサウンドボード」とはちょっと趣が異なりながらもバツグンなクリアさが信条。ほんのりとした会場音響をまといつつ、その空気感が透き通っていて各楽器が綺麗にセパレート。バンド側の現場PAがよほど轟音でもない限り、非常に“美しい”録音に仕上げる。その“キニー流”が本作にも(特級レベルで!)貫かれているわけです。
この“キニー・サウンド”と“1988年のMEGADETH”の出会い……これがまた、異様にマッチしている! 正直に告白しますと「キニー&スラッシュ」には、あまり期待していませんでした。「超クリアな轟音・爆音ねぇ……」と思っていたのです。ところが! 本作のクリアな空気感、絶妙な音響が『SO FAR, SO GOOD... SO WHAT!』の世界そのまんま! 今さらな話ではありますが、『SO FAR, SO GOOD... SO WHAT!』は、数あるMEGADETH名作群の中でも特異な1枚。その一番の理由はディレイ系の効いたサウンドにありました。本作のサウンドは、あの世界観を再現している。演奏の機微まで鮮明でリフの1つひとつがチリチリと神経を刺激し、透き通る空気感がドライで冷徹なムードを見事に演出しているのです。このツアーにはドイツのプロショットやオランダのサウンドボード等もありはしますが、冷たい“あの世界”を再現している事にかけては、本作は群を抜いているのです。
もちろん、その冷徹なサウンドで描かれるのは灼熱のインテレクチュアル・スラッシュ。オールド・ファンにとっては「クリス・ポーランド&ガル・サミュエルソン」コンビへの思い入れは特別なわけですが、こと来日公演に限っては「ジェフ・ヤング&チャック・ビーラー」の本作に軍配が上がる。猛烈に疾駆しながらも複雑精緻な楽曲をビシッとキメまくる演奏力は、わずか1年余りとは思えない凄まじい進化ぶり。その切れ味鋭く目まぐるしく切り替わるリフの1つひとつまでもが超鮮明に浴びせかけられるのです。
そんな絶好調を裏付ける……というか、異様に機嫌の良いMCも聞きもの。初来日ではいつブチ切れるか分からないムードが漂っていましたが、こちらでは逆の意味で危ない雰囲気。ショウの合間合間で入れるMCの口調が妙にハイ。「どうもありがとぉ! 2回目の東京だぜ、俺たちはお前達が大好きなんだぁ」「俺たちの新譜作ったぜ。SO FAR, SO GOOD…(観客「SO WHAT!」)へっへっへ」「IRON MAIDENと米国ツアーしてたんだけどよ、切り上げて日本に来たぜぇ」「この曲は俺たちのマネージャーについての曲だ。ヤツはFuckin’ mother fucker l’)”@;¥^?#$%&。。。Liar!!!」等々。幾分ろれつが回ってない超機嫌のデイヴ・ムステインが怖い。しかし、そんな「何をキメたんだ?」ムードも、各曲がスタートするやビシッと引き締まり、キビキビとリフを刻みまくるのです。
さらに、そんなムステインを目の当たりにした歓声もまた奇跡的。これも“キニー・マジック”なのですが、猛烈な盛り上がりが超リアルに記録されているものの、間近客の声が入ってない。会場に轟く「うぉおおぉぉ!」の雄叫びが灼熱でありながら、まったく耳障りではないのです。リフの1粒からMCの一言、1人ひとりの絶叫まで超クリアに記録されていながら、聴きづらさ皆無。曲間に遊んでいるピッキング・ノイズから会場に広がるどよめきまでもがきめ細かく、美しい。正直なところ、スラッシュメタルを聴くならド直結のサウンドボードか、やや爆音気味の方が良いと思っておりました。まさか、キニーの美麗オーディエンスとスラッシュの相性がこれほど良いとは……。いや、インテレクチュアルなMEGADETHだからこそ、なのかも知れません。
歌詞が怪しくなっても崩れないアンサンブル。激しくて、危なくて、それでいて高度。パンキッシュなヤケッぱち感を増量しながら、なぜか安定感も増したMEGADETHがたっぷり詰まったライヴアルバムの大傑作です。その後、何度となく日本を訪れている彼らの歴史上でも、2つとない個性をブチまける“1988年”。その現場を極上キニー・サウンドで封じ込めた世界初登場音源。今週末、あなたのお手元へお届けいたします!
(71:15)
1. Intro. (Orange Light from "Apocalypse Now" OST) 2. Wake Up Dead 3. The Conjuring
4. Hook In Mouth 5. Set The World On Fire 6. Mary Jane 7. In My Darkest Hour
8. Devil's Island 9. These Boots 10. Peace Sells... But Who's Buying? 11. MC
12. Liar 13. Mechanix 14. Anarchy In The U.K. 15. MC
Dave Mustaine - Guitar, Vocals David Ellefson - Bass, Vocals Jeff Young - Guitar
Chuck Behler - Drums