BLACKMORE'S NIGHT - TOKYO 2004(4CDR + DVDR) [Shades 632]

BLACKMORE'S NIGHT - TOKYO 2004(4CDR + DVDR) [Shades 632]

販売価格: 2,800(税込)

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商品詳細

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Shibuya Kokaido, Tokyo, Japan 22nd & 23rd October 2004 PERFECT SOUND(from Original Masters)

 (現在のところ)リッチー・ブラックモア最後のライヴ・イン・ジャパンをたっぷりと詰め込んだ豪華5枚組が登場です。“リッチー最後の来日”、それはすなわち2004年のBLACKMORE'S NIGHT2度目のジャパンツアー。本作は、その中でも東京2公演「2004年10月22日・23日:渋谷公会堂公演」のオーディエンス録音です。まずは、2004年ジャパンツアーの日程を確認してみましょう。

・10月18日:大阪サンケイホール
・10月19日:広島クラブクアトロ
・10月20日:愛知県勤労会館
・10月22日:渋谷公会堂  【本作】
・10月23日:渋谷公会堂  【本作】

 このように、リッチー最後のジャパンツアーは全5公演で、東京公演はそのラスト2回。つまり、本作はリッチー日本最後の2公演をフル収録しているライヴ・セットなのです。ディスク1・2には「10月22日」、ディスク3・4には「10月23日」のフル・オーディエンスを収録しており、さらにDVDRで「10月22日」の貴重なテレビ映像を収めています。
 そんなメモリアル価値バツグンの本作ですが、クオリティもまた素晴らしい。両日とも録音家本人から直接渡されたDATマスターをダイレクトに使用しており、かつて『QUEEN FOR A DAY』『THE LAST NIGHT IN TOKYO』としてリリースされ、絶賛を博したこともある録音です。特に「10月22日」を収めたディスク1・2のクリアさ、ダイレクト感は最高級。いわゆる「まるでサウンドボード」と呼べる類のもので、あまりの激近サウンドにリッチーの指先がギター弦をこする音までハッキリと聞こえる。「聞こえそう」ではありません。しっかりと耳元に聞こえるのです。もちろん、ギターだけが特出しているわけではなく、バンド・アンサンブルも美しく均整が取れている。まったくもって極上のサウンドなのです。「それならプレスを……」となるところなのですが、残念ながら、わずかばかりの欠点がある。ところどころで、マスターに起因するデジタル・ノイズが入ってしまうのです。ほとんどは言われても気づかない程度のものなのですが、ショウ中盤の3曲「Ghost Of A Rose」「I Still Remember」「Avalon」では、そうもいかない。もし黙ってリリースしたら、プレイヤーの故障と思われかねない。もちろん、一番酷いパートでも聴くに耐えないレベルにはならないのですが、基本録音があまりにもハイクオリティなために、脳が「こんなに高品質なのにノイズが入るわけない」と思い込んでしまうのです。まったく、まったくもって惜しい……。
 代わっての最終日「10月23日」もまた、とんでもなく素晴らしいサウンド。クリアさはディスク1・2にも匹敵し、なによりもノイズや劣化が一切ない。激近だったディスク1・2に比べるとやや距離感もあるものの、その残響がいっそ幻想的なムードを醸しだし、BLACKMORE'S NIGHTの音楽世界によく似合う。少々気取って言わせていただくと、「10月22日」は影の輪郭までくっきりと描き出す眩しい陽光、「10月23日」は英国の深い森をイメージするようなサウンドなのです。
 そんなクオリティで残された日本最後の2日間は、BLACKMORE'S NIGHT世界の理想郷。初来日から7年の年月によって飛躍的にバンドらしくなり、ただただ美しかった音楽がダイナミックに成長している。特にひたすら繊細可憐だったキャンディス・ナイトは、ほぼ別人。ときに雄大に歌い上げ、ときに妖艶に囁き、ときに母性豊かに包み込む。それでいて可憐な魅力も損なわれることなく、よりコケティッシュなトーンを聴かせる。「Soldier Of Fortune」でも(デイヴィッド・カヴァデールとはまるで違いながら)一節、一言に表情を使い分けるような歌唱力を身につけているのです。さらにはステージ度胸も比較にならない。現場を盛り上げるMCには日本語を交え、観客から笑いを取るほど場慣れている。さらに驚くのは最終日に起きた地震。客席からも「おおっ」「地震」「凄い揺れ」という声が聞こえ、リッチーも演奏をストップ。さすがに地震慣れしていない外国人だけに若干の狼狽も見せます(リッチーは揺れる天井の照明を心配そうに見ていたそうです)が、観客の日本語英語「Don't Worry About It!」にも笑って応え、メンバーが落ち着くまでMCで場を繋ぐ余裕ぶりを見せます。
 演奏、歌唱に加えてショウ運びの熟練ぶりも隔世の感。デビュー作しかなかった初来日よりもレパートリーは豊富になり、名曲を選りすぐってセットを組めるだけの贅沢さがたっぷり。DEEP PURPLE、RAINBOWの曲にしてもより自然に、よりBLACKMORE'S NIGHTらしく演奏されるようになり、「10月22日」には「Mond Tanz」に「Child In Time」を挟み込み、「Black Night」「Woman From Tokyo」のメドレーを聴かせる余裕さえ見せる。代わっての「10月23日」に至っては最終日だからなのか、アンコールに美味しい曲盛りだくさん。RAINBOW時代を彷彿とさせる「Blues」に続き、「The Temple Of The King」「Purple Haze」「Since You Been Gone」「Sixteenth Century Greensleeves」の大盤振る舞いなのです。
 長くなりましたが、本作はまだ終わらない。最後のボーナス的なディスクはDVDR。わずか6分ほどのワンカメではありますが、プロショット映像です。テレビ放送された「10月22日」の模様で、暗闇の中でリッチーがローランドのギターシンセの付いたエレクトリック・アコースティック・ギター(テレキャスター型のオーダーメイド)でシンセギターのソロをつま弾く姿からスタート。「Cartouche」に入るとヴァイオリンのチューダー・ローズがソロを弾いている間にリッチーはラウド(スペインの楽器)に持ち替え、中間部ではキャンディスによるショ―ムのソロも披露します。単にアコースティックなだけでなく、さまざまな楽器の音色を駆使するBLACKMORE'S NIGHTの魅力が凝縮された6分間なのです。

 1972年のDEEP PURPLE初来日以来、13回のツアーで日本を訪れてきたリッチー・ブラックモア。その最後の2夜を最高級クオリティで捉えきったライヴセットです。本作のコンサートを最後にリッチーに逢えない日々を重ね、16年もの歳月が流れてしまいました。RAINBOW復活の狼煙と共に来日を切望する声が絶えない昨今ですが、奇跡の来日は実現してくれるのでしょうか。それとも本当にこれが最後になってしまうのか……。本作から流れ出るフレーズが滑らかだからこそ、「もう一度!」の想いが止まらない。そんな罪作りな1本、今週末あなたのお手元へお届けします。

★10月23日渋谷公演の「Soldier of Fortune」終演後に地震が発生。客席からも「おおっ」「地震」「凄い揺れ」という声が聞こえ、リッチーも演奏をストップ。(リッチーは揺れる天井の照明を心配そうに見ていたそうです)。キャンディスは、観客からの「Don't Worry About It!」に笑って応え、メンバーが落ち着くまでMCで場を繋ぐ余裕ぶりを見せてくれます。

Live at Shibuya Kokaido, Tokyo, Japan 22nd October 2004

Disc 1(74:25)
1. Opening SE : Santissimo
2. Dome Epais Le Jasmin A La Rose S'Assemble from "Lakme"(by Sister of The Moon)
3. Way To Mandalay(intro) / Cartouche
4. Queen For A Day
5. Under A Violet Moon
6. Minstrel Hall
7. Past Time With Good Company
8. Soldier Of Fortune
9. Durch Den Wald Zum Bach Haus / Violin Solo (incl. Japanese Folk Song "Shojoji")
10. Diamonds And Rust
11. Home Again
12. Fires At Midnight
13. Renaissance Faire

Disc 2(77:25)
1. Hurdy Gurdy Solo / The Clock Ticks On
2. Ghost Of A Rose*
3. I Still Remember*
4. Avalon*
5. Mr. Peagram's Morris And Sword
6. Mond Tanz / Child in Time / Mond Tanz(reprise)

* 一部、マスターに起因するノイズがあります。予めご了承ください。

1st Encore
7. All For One
8. Difficult To Cure / Self Portrait
9. Piano Solo(incl. Chopin's Revolutionary)
10. Violin Solo "Swan Lake" / Writing On The Wall / Burn / Writing On The Wall(reprise)11. Black Night / Woman from Tokyo

2nd Encore:
12. Beyond Sunset
13. The Times They Are A Changin' / Mid-Winter's Night / Dandelion Wine

Live at Shibuya Kokaido, Tokyo, Japan 23rd October 2004

Disc 3(75:32)

1. Opening SE : Susatissimo
2. Dome Epais Le Jasmin A La Rose S'Assemble from "Lakme"(by Sister of The Moon)
3. Way To Mandalay(Intro) / Cartouche
4. Queen For A Day
5. Under A Violet Moon
6. Minstrel Hall
7. Past Time with Good Company
8. Soldier Of Fortune
9. "Earthquake" ★地震発生
10. Praetorius(Courrante)
11. Diamonds And Rust
12. Durch Den Wald Zum Bach Haus / Violin Solo(incl. Japanese Folk Song "Shojoji")
13. Home Again / Woman from Tokyo / Home Again(reprise)
14. Fires At Midnight
15. Nur Eine Minute / Hanging Tree

Disc 4(68:45)
1. MC
2. Renaissance Faire
3. Hurdy Gurdy Solo / The Clock Ticks On
4. I Still Remember

Encore 1
5. All For One 6. Rainbow Blues
7. Difficult To Cure / Self Portrait
8. Blues
9. The Temple Of The King
10. Purple Haze 11. Since You Been Gone

Encore 2
12. Sixteenth Century Greensleeves
13. Piano Solo(incl. "Chopin's Revolutionary")
14. Violin Solo "Swan Lake" / Writing On the Wall / Burn / Writing On The Wall(reprise)
15. The Times They Are A Changin' / Mid-Winter's Night / Dandelion Wine

DVD
Live at Shibuya Kokaido, Tokyo, Japan 22nd October 2004

1. Way To Mandalay(intro) 2. Cartouche

PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.6min.