BLACKMORE'S NIGHT - KOBE 1997(2CD) [Black Box 001]
BLACKMORE'S NIGHT - KOBE 1997(2CD)
[Black Box 001]
販売価格: 2,800円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Kobe Harborland Plaza, Kobe, Japan 4th November 1997 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
1997年の初来日公演の中から「1997年11月4日・神戸国際会館ハーバーランドプラザ公演」を収めたオーディエンス・アルバムです。まずは、初来日のツアー・スケジュールから見てみましょう。
・11月2日:中野サンプラザ
・11月3日:愛知厚生年金会館
・11月4日:神戸国際会館ハーバーランドプラザ 【本作】
・11月6日:広島郵便貯金ホール
・11月7日:大阪フェスティバルホール
・11月8日:東京国際フォーラム
・11月10日:神奈川県民ホール
・11月11日:仙台サンプラザホール
このように、日本公演は全8公演。本作はツアー3日目を収めています。ところが、これはただの“日本3回目”ではありません。BLACKMORE'S NIGHTの初舞台はロングアイランドでのシークレット・ギグですが、その後に予定されていたヨーロッパ・ツアーは、リッチーの指に故障があってキャンセル。結局、日本が世界初のツアーとなったのです。つまり、本作に収められているのは、BLACKMORE'S NIGHTにとって3回目の公開公演というわけなのです。貴重なのは、バンド側だけではありません。現場となったのは、今はなき“神戸国際会館ハーバーランドプラザ”。阪神・淡路大震災で全壊した神戸国際会館が立て直されるまでの間、“文化の灯火を消さないために”と作られた臨時会場でした。しかし、臨時ではあっても旧・神戸国際会館とほぼ同じ1,900席規模で、音響・設備は充実した会場でした。
本作のサウンドは、そんなハーバーランドプラザの音響が素晴らしかったことを証明するような見事なオーディエンス・サウンド。アコースティックなBLACKMORE'S NIGHTは、とかく音が軽く、薄い印象になりがちですが、本作は低音までしっかりと芯が通っている。さすがにロック・バンドの重低音とは比較になりませんが、繊細なリッチーの指先をしっかりと下支えし、会場中にルネッサンス世界が満ちていく様子が美しく捉えているのです。その広がりがまた、BLACKMORE'S NIGHTによく似合う。現場では、ロックを離れたリッチーの新たな音楽世界に固唾を飲むムードが支配していますが、そのピンと張り詰め、透き通った空気の中を柔らかいキャンディス・ナイトの歌声が響き渡る。普通、オーディエンス録音で会場残響や空間感覚について語りすぎると「ぼやぼやしたサウンド?」と思われてしまうのですが、本作にその心配は無用です。火花を散らす演奏家の激突よりも時代を空間を超えたムードを重視する音楽だけに、空間に広がるスペクタクルは重要な要素。この残響があるとないとでは、まるで世界の豊かさが違う。そして、本作の残響は極上中の極上なのです。「Under A Violet Moon」で降り注ぐ、パイプオルガン風ソロの美しさ、それを受けるからこそ熱くなるリッチーのフレーズのキレ。その空気に注ぎ込まれる「Temple Of The King」の切ない旋律……なんと、なんと素晴らしい……。
しかも、そんなハーバーランドプラザの透明感溢れるサウンドを捉えきれたのも、録音家の凄腕があればこそ。テーパーは、先日リリースされたデヴィッド・ボウイの『A REALITY IN OSAKA: THE LAST CONCERT IN JAPAN』でも恐ろしいほどの高音質を聴かせてくれた名手でして、本人から譲られたマスターをダイレクトに使用しました。そのテクニックも素晴らしいのですが、その瑞々しさを欠片も失っていないのも、大元のオリジナル・マスターだからこそなのです。
リッチーの新たなルネッサンス世界に緊張していた観客たちも徐々に暖まっていくハーバーランドプラザ。その熱気が一気に燃え上がるのはアンコールのエレクトリック・セットです。ストラトキャスターを1音かき鳴らすや、めくるめく虹色の世界に染め変わる。お馴染みの「Still I'm Sad」から「Difficult To Cure」。そして「運命」から躍動的なベースソロ、荘厳でクラシカルな鍵盤ソロへと移り、「Writing On The Wall」でリッチーも熱く熱く燃え上がる。この鮮やかな流れ、見事な構成力は、間違いなく私たちが愛してきたブラックモア・ミュージックそのもの。耳馴染んだエレクトリックの世界に、改めて本作サウンドの極上ぶりにため息が漏れます。
キャンディスに3公演目の硬さは見られるものの、その美しいルネサンス世界が素晴らしい音響で広がる絶品のライヴ・イン・ジャパン。その後、四半世紀にわたってリッチーのライフワークとなる音楽世界が、今まさに花開いた刹那。新レーベルの門出に相応しい極上の1本、ぜひたっぷりとご堪能ください。
Disc 1 (41:08)
1. Intro. 2. Shadow Of The Moon 3. Be Mine Tonight 4. Play Minstrel Play 5. St. Teresa
6. Minstrel Hall 7. Under A Violet Moon 8. Temple Of The King
Disc 2 (45:19)
1. 16th Century Greensleeves 2. Renaissance Faire 3. Mond Tanz 4. Ariel 5. The Clock Ticks On
6. Still I'm Sad 7. Difficult To Cure 8. Bass Solo 9. Keyboard Solo 10. Writing On The Wall
Ritchie Blackmore - Guitars Candice Night - Vocal Jessie Haynes - Guitars Mick Cervino - Bass
Joseph James - Keyboards John O. Reilly - Drums
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Kobe Harborland Plaza, Kobe, Japan 4th November 1997 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
1997年の初来日公演の中から「1997年11月4日・神戸国際会館ハーバーランドプラザ公演」を収めたオーディエンス・アルバムです。まずは、初来日のツアー・スケジュールから見てみましょう。
・11月2日:中野サンプラザ
・11月3日:愛知厚生年金会館
・11月4日:神戸国際会館ハーバーランドプラザ 【本作】
・11月6日:広島郵便貯金ホール
・11月7日:大阪フェスティバルホール
・11月8日:東京国際フォーラム
・11月10日:神奈川県民ホール
・11月11日:仙台サンプラザホール
このように、日本公演は全8公演。本作はツアー3日目を収めています。ところが、これはただの“日本3回目”ではありません。BLACKMORE'S NIGHTの初舞台はロングアイランドでのシークレット・ギグですが、その後に予定されていたヨーロッパ・ツアーは、リッチーの指に故障があってキャンセル。結局、日本が世界初のツアーとなったのです。つまり、本作に収められているのは、BLACKMORE'S NIGHTにとって3回目の公開公演というわけなのです。貴重なのは、バンド側だけではありません。現場となったのは、今はなき“神戸国際会館ハーバーランドプラザ”。阪神・淡路大震災で全壊した神戸国際会館が立て直されるまでの間、“文化の灯火を消さないために”と作られた臨時会場でした。しかし、臨時ではあっても旧・神戸国際会館とほぼ同じ1,900席規模で、音響・設備は充実した会場でした。
本作のサウンドは、そんなハーバーランドプラザの音響が素晴らしかったことを証明するような見事なオーディエンス・サウンド。アコースティックなBLACKMORE'S NIGHTは、とかく音が軽く、薄い印象になりがちですが、本作は低音までしっかりと芯が通っている。さすがにロック・バンドの重低音とは比較になりませんが、繊細なリッチーの指先をしっかりと下支えし、会場中にルネッサンス世界が満ちていく様子が美しく捉えているのです。その広がりがまた、BLACKMORE'S NIGHTによく似合う。現場では、ロックを離れたリッチーの新たな音楽世界に固唾を飲むムードが支配していますが、そのピンと張り詰め、透き通った空気の中を柔らかいキャンディス・ナイトの歌声が響き渡る。普通、オーディエンス録音で会場残響や空間感覚について語りすぎると「ぼやぼやしたサウンド?」と思われてしまうのですが、本作にその心配は無用です。火花を散らす演奏家の激突よりも時代を空間を超えたムードを重視する音楽だけに、空間に広がるスペクタクルは重要な要素。この残響があるとないとでは、まるで世界の豊かさが違う。そして、本作の残響は極上中の極上なのです。「Under A Violet Moon」で降り注ぐ、パイプオルガン風ソロの美しさ、それを受けるからこそ熱くなるリッチーのフレーズのキレ。その空気に注ぎ込まれる「Temple Of The King」の切ない旋律……なんと、なんと素晴らしい……。
しかも、そんなハーバーランドプラザの透明感溢れるサウンドを捉えきれたのも、録音家の凄腕があればこそ。テーパーは、先日リリースされたデヴィッド・ボウイの『A REALITY IN OSAKA: THE LAST CONCERT IN JAPAN』でも恐ろしいほどの高音質を聴かせてくれた名手でして、本人から譲られたマスターをダイレクトに使用しました。そのテクニックも素晴らしいのですが、その瑞々しさを欠片も失っていないのも、大元のオリジナル・マスターだからこそなのです。
リッチーの新たなルネッサンス世界に緊張していた観客たちも徐々に暖まっていくハーバーランドプラザ。その熱気が一気に燃え上がるのはアンコールのエレクトリック・セットです。ストラトキャスターを1音かき鳴らすや、めくるめく虹色の世界に染め変わる。お馴染みの「Still I'm Sad」から「Difficult To Cure」。そして「運命」から躍動的なベースソロ、荘厳でクラシカルな鍵盤ソロへと移り、「Writing On The Wall」でリッチーも熱く熱く燃え上がる。この鮮やかな流れ、見事な構成力は、間違いなく私たちが愛してきたブラックモア・ミュージックそのもの。耳馴染んだエレクトリックの世界に、改めて本作サウンドの極上ぶりにため息が漏れます。
キャンディスに3公演目の硬さは見られるものの、その美しいルネサンス世界が素晴らしい音響で広がる絶品のライヴ・イン・ジャパン。その後、四半世紀にわたってリッチーのライフワークとなる音楽世界が、今まさに花開いた刹那。新レーベルの門出に相応しい極上の1本、ぜひたっぷりとご堪能ください。
Disc 1 (41:08)
1. Intro. 2. Shadow Of The Moon 3. Be Mine Tonight 4. Play Minstrel Play 5. St. Teresa
6. Minstrel Hall 7. Under A Violet Moon 8. Temple Of The King
Disc 2 (45:19)
1. 16th Century Greensleeves 2. Renaissance Faire 3. Mond Tanz 4. Ariel 5. The Clock Ticks On
6. Still I'm Sad 7. Difficult To Cure 8. Bass Solo 9. Keyboard Solo 10. Writing On The Wall
Ritchie Blackmore - Guitars Candice Night - Vocal Jessie Haynes - Guitars Mick Cervino - Bass
Joseph James - Keyboards John O. Reilly - Drums