BILLY JOEL - SYRACUSE 1993(2CDR) [Uxbridge 1232]

BILLY JOEL - SYRACUSE 1993(2CDR) [Uxbridge 1232]

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商品詳細

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Live at Carrier Dome, Syracuse, New York, USA 13th November 1993 SBD

 90年代の唯一作『RIVER OF DREAMS』を全米1位/全英3位に送り込み、根強い人気を見せつけた1993年のビリー・ジョエル。その超極上サウンドボード・アルバムが登場です。
 そんな本作に収められているのは「1993年11月13日シラキュース公演」。その流出サウンドボード録音です。2001年にもクラシカルな『FANTASIES & DELUSIONS』を発表しましたが、本道のロックアルバムとしては『RIVER OF DREAMS』が最終作。本作は、そのツアーを極上サウンドでフル体験できるライヴアルバムの決定盤なのです。
 その最大のポイントは超絶なサウンド・クオリティにあるわけですが、まずはショウのポジション。当時のスケジュールから振り返ってみましょう。

・7月1日:ロンドン公演
《8月10日『RIVER OF DREAMS』発売》
・9月10日-10月23日:北米#1(22公演)
・11月4日-19日:北米#2(9公演)←★ココ★
・11月29日-12月18日:北米#3(11公演)
・12月29日+31日:北米#4(2公演)

 これが1993年のビリー。1994年/1995年にはヨーロッパや日本も巡りましたが、1993年中は主戦場の北米をサーキット。本作のシラキュース公演は、「北米#2」の6公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウで記録された本作は、まさに極上のサウンドボード。ライン録音と言っても個性は多種多様ですが、本作はいわゆる「ミックス卓の直結録音タイプ」。会場のムードを再現する歓声やエフェクトといった演出がまるでなく、現場PA出力用のサウンドがそっくりそのまま録音されています。そのため、ライヴアルバムに臨場感を求める方には不向きだったりもするのですが、逆に「ステージ上の生演奏」に注目したい方には絶大。何しろ、出力用ですからありとあらゆる音が超ビビッド。楽器から紡がれる1音1音は芯も極太なら微細部のディテールも超繊細。ヴォーカルに至っては、頭がマイクそのものになったかのような耳元ダイレクトです。
 もちろん、会場反響を考慮しているので芯が丸出しですし、本作の場合はモノラルでもある。そのために響き渡るスペクタクルは感じられず、ラストの「Piano Man」などでは感動的な大合唱が1キロ先のさざ波のようにしか聞こえない。ややシラッとしてしまうのは否めないものの、その反面、バンドやビリー自身とシンクロするような一体感は他のいかなる記録でも味わえないもの。ある意味でオフィシャル作品さえも凌駕する超リアル・ライヴアルバムなのです。
 そんなサウンドで描かれるのは、新作を引っさげて歌う最後のビリー。当店では、日本公演の名盤『OSAKA 1995 1ST NIGHT(Zion-051)』『YOKOHAMA 1995(Zion-159)』も大定番となっておりますが、来日までに“FACE TO FACE”を挟んだ事もあってかセットが異なる。ここで日本と比較しながら整理してみましょう。

●70年代(8曲)
・ピアノ・マン:Piano Man
・ニューヨーク物語:New York State Of Mind(★)/Prelude/Angry Young Man/Summer, Highland Falls(★)
・ストレンジャー:Scenes from an Italian Restaurant/Only the Good Die Young
・ニューヨーク52番街:My Life/Big Shot
●80年代以降(13曲)
・グラス・ハウス:It's Still Rock 'n' Roll to Me/You May Be Right
・ナイロン・カーテン:Pressure/Allentown/Goodnight Saigon
・イノセント・マン:An Innocent Man(★)
・ザ・ブリッジ:A Matter Of Trust(★)
・ストーム・フロント:I Go To Extremes/Downeaster Alexa(★)/We Didn't Start The Fire
・リヴァー・オブ・ドリーム:No Man's Land/Lullabye (Goodnight, My Angel)/The River of Dreams
※注:「★」印は1995年の来日公演では聴けなかった曲。

……と、このようになっています。ツアー序盤とあってか『RIVER OF DREAMS』から3曲と少ない反面、日本では聴けなかったクラシックスもたっぷりと披露してくれる。そして、そのセットを綴るパフォーマンスこそが素晴らしい。サックスのマーク・リヴェラはリッチー・カナータとは異なる独特なブロウを轟かせ、ホール&オーツでも知られるTボーン・ウォークもチョッパー・ベースを披露。「Downeaster Alexa」でフィーチュアされるアコーディオンも日本では味わえなかったナンバーです。
 そして、何と言ってもビリー。ギターを弾きながらシャウトする姿は70年代/80年代前半までの“ピアノ・マン”のイメージも払拭され、レイ・チャールズを思わせるヴォーカリゼーションも実にパワフル。さらにMCも面白く、「New York State Of Mind」の前には「酔っ払って車で帰るのは止めてくれよ」と何度も念押ししたり、「チケット高額で買ってしまった人はいるかい? 本当に申し訳ない」と語る。「Summer, Highland Falls」では後半にキーボード・ノイズが入るのですが、演奏後に「今のはなんだ!?」と大袈裟にリアクションして笑いを誘ったりもしている。本作は、そんなビリーの歌声も言葉の1つひとつも超極上サウンドで耳元ダイレクトに楽しめるのです。

 最後のロックアルバム『RIVER OF DREAMS』を送り出し、全世界へと旅立ったばかりのビリー・ジョエル。その現場を超絶サウンドでフル体験できるライヴアルバムです。力強い歌声で名曲群を綴る音楽作品の大傑作であるのはもちろん、オフィシャル作品ではあり得ないシンクロ感を満喫できる。オーディエンスの臨場感とは違う意味で絶大なリアリティやビリーの存在感を味わえる2枚組。どうぞ、思う損お楽しみください。

Disc 1(73:54)
1. A Matter Of Trust
2. No Man's Land
3. Pressure
4. New York State Of Mind
5. Lullabye
6. The River of Dreams
7. Prelude / Angry Young Man
8. Allentown
9. Scenes from an Italian Restaurant
10. Summer, Highland Falls
11. My Life
12. I Go To Extremes

Disc 2(56:55)
1. An Innocent Man
2. Downeaster Alexa
3. Goodnight Saigon
4. We Didn't Start The Fire
5. It's Still Rock 'n' Roll to Me
6. You May Be Right
7. Only the Good Die Young
8. Big Shot
9. Piano Man

Billy Joel - Vocal, Piano, Guitar Marc Rivera - Saxophone Tommy Burns - Guitar Dave
Rosenthal - Keyboards T-Bone Wolk - Bass Liberty DeVitto - Drums

SOUNDBOARD RECORDING