NIRVANA - MANCHESTER 1989(1CD) [ZODIAC 200]

NIRVANA - MANCHESTER 1989(1CD) [ZODIAC 200]

販売価格: 2,500(税込)

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商品詳細

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Students' Union, Manchester Polytechnic, Manchester, UK 24th October 1989 STEREO SBD

 初期NIRVANAのオフィシャル級極上サウンドボード・アルバムがプレスCDで登場です。本作は「1989年10月24日マンチェスター公演」のステレオ・サウンドボード音源で、デビュー作『BLEACH』の約4ヶ月後に実現したイギリス公演で記録されたもの。NIRVANA初の海外ツアーの模様であり、ドラムスツールに座るのもチャド・チャニング。まさにこれから世界に羽ばたかんとする新世代バンドの熱演がオフィシャル級の極上サウンドで吹き出すライヴアルバムです。
 このライヴ自体は、以前からオーディエンス録音が知られていましたが、本作は正真正銘の卓直結サウンドボード。最近になって突如として発掘されたもので、開演ナンバーの「School」こそ録音漏れですが、それ以外の全編をド直球ステレオ・サウンドボードで捉えきった逸品です。そのクオリティたるや、超絶までの極上品。「オフィシャル級」を連呼していますが、実はコレが褒め言葉ではなく、貶し言葉になってしまいそうなくらいです。
 実のところ、オフィシャルというのは、良くも悪くも万人向けにトリートメントや丁寧なミックスを経ますし、その結果のサウンドはエンジニアの腕/センスにも左右されるもの。ぶっちゃけた話、「オフィシャル級」もピンキリなのです。しかし、本作はまさにサウンドボード卓から直結の録りっぱなし。現場のPAに直接流し込まれていたサウンドそのままの生々しさたっぷりなのです。バンドによっては、それも良し悪しなのですが、ことNIRVANA、それも時代を力づくで動かしていたインディーズ時代は、生サウンドこそが真実。実際、本作のドヘヴィなサウンドはメジャーはおろか、いかなるサウンド・プロデューサーの歓声さえも凌駕した時代の最先端であり、革命児しか生み出せない凄味が塊となってスピーカーから飛び出してくる。正直な話、卓直結すぎて観客の熱狂はほとんど録音されていないのですが、恐らくは現場の観客(50人から100人程度だったそう)も、茫然と立ちすくむだけだったでしょう。録音から27年経った現代の耳にも、こんなにヘヴィでリアルで混沌としたサウンドはあり得ない次元です。
 そんなサウンドで繰り広げられるショウは……いや、「ショウ」等という言葉を使って良いのかさえ迷うほどに圧倒的。たった3人、ギター、ベース、ドラム、ヴォーカルの4つの音しかないハズなのに、確かに4つしか聞こえないのに、それが信じられないほどの存在感。これはもう「ショウ」ではなく「音楽現象」と呼ぶべきものです。極端に歪みまくったサウンドが耳に直接プラグ・インされ、放電しながら脳ミソをグチャグチャにかき回す。最初は『BLEACH』から7曲演奏されていることから「BLEACHのライヴバージョン」などと書こうかとも考えましたが、そんなことをしようものなら、本作を汚すことになる。そう、この「本生演奏+卓直結サウンド」は、歴史的なデビュー作『BLEACH』さえも霞む激烈ロック。そのサウンドで「Even In His Youth」や「Stain」、さらには未発表の「Token Eastern Song」「Spank Thru」まで披露(本作には、さらに同時期のスタジオ・デモ「Even In His Youth」「Polly」「Token Eastern Song」もボーナス収録しています)されていく……。当日のカート・コバーンは、「もう曲がねぇよ」と言ってアンコールを断ったそうですが、初めての異国のオーディエンスを前に、総てを出し切って去っていくNIRVANA。これを「現象」以外にどう呼べばいいのでしょう。

 当時、『BLEACH』とシングル『LOVE BUZZ』しか世に問うていなかったNIRVANA。太平洋を渡った3人が、わずか50-100人を前にして革命的サウンドをぶっきらぼうにブチかました混沌ロック。その総てを超絶な卓直結ステレオ・サウンドボードで記録しきった歴史的大発掘です。この現場にいた50人、100人は、目の当たりにした、全身に浴びたサウンドに人生を変えられ、全力で周囲に伝えていったことでしょう。そう確信させるサウンド、そうせざるを得ない音楽が、本作にはあるのです。これこそがロック、これこそが歴史が動く現場。今週末あなたのお手元へ、1989年に脈打っていた“時代のうねり”をお届けいたします。



(54:38)
1. Scoff 2. Love Buzz 3. Floyd The Barber 4. Dive 5. Polly 6. Big Cheese 7. About A Girl
8. Token Eastern Song 9. Spank Thru 10. Even In His Youth 11. Stain 12. Negative Creep 13. Blew

Bonus Tracks
The Music Source, Seattle, WA. USA September 1989.

14. Even In His Youth 15. Polly 16. Token Eastern Song

Kurt Cobain - Guitar, Vocals Krist Novoselic - Bass Chad Channing - Drums

STEREO SOUNDBOARD RECORDING