NIRVANA - VIENNA 1989(1CD) plus Bonus DVDR [ZODIAC 377]
NIRVANA - VIENNA 1989(1CD) plus Bonus DVDR
[ZODIAC 377]
販売価格: 2,500円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at U4, Vienna, Austria 22nd November 1989
Pre-FM Master Recording
『BLEACH』をリリースし、世界に飛び立った1989年のNIRVANA。彼らにとって初となる欧州ツアーの現場を伝える極上サウンドボード・アルバムが登場です。
そんな本作に収められているのは「1989年11月22日ウィーン公演」。そのステレオ・サウンドボード録音です。この日は2001年にオーストリアの現地FM局で放送された事でも知られていますが、本作はそのエアチェックではありません。その大元となった放送前の流出サウンドボードをベースとし、長さもクオリティも最高峰を更新する1枚なのです。
とは言っても、従来のFMサウンドボードをご存じの方ばかりではないでしょうから、イチからご説明致します。まずは何より、ショウのポジション。世界に衝撃のサウンドをぶちまけた当時のスケジュールからショウのポジションを確かめてみましょう。
《1月24日『BLEACH』完成》
・1月6日-2月25日:北米#1(6公演)
・4月1日-26日:北米#2(4公演)
・5月26日-6月10日:北米#3a(3公演)
《6月15日『BLEACH』発売》
・6月16日-10月13日:北米#3b(33公演)
・10月23日-12月3日:欧州(37公演)←★ココ★
これが1989年のNIRVANA。それまで彼らはステージと移動を繰り返す“ツアー”を経験したことがなく、1989年も「北米#2」までは散発的なライヴのみ。『BLEACH』の発売を契機として初めてのツアー「北米#3」に乗り出し、その勢いを持ってヨーロッパにも進出しました。本作のウィーン公演は、そんな「欧州」レッグの26公演目にあたるコンサートでした。
そんな現場で記録された本作は、まさに超リアル・サウンドボード。前述の通りFM放送もされたわけですが、それはずっと後年になってからのこと。録音時点では放送を想定していなかったのか荒っぽいミックスながら、普通の卓直結系に比べるとグッと艶やか。まさにオフィシャル級の極上サウンドで若さに任せた灼熱のアンサンブルが脳みそに直接流れ込んでくるのです。もちろん、FM放送よりも遙かに音が良い。もっともFM放送はモノラルで今イチだったこともあり、比較にならない……と言いますか、引き合いに出したことで本作のイメージが悪くなってしまいそうなほど次元が違います。
しかも、約9分も長い。実のところ、この流出サウンドボードでも1曲目の「School」が欠けているのですが、本作では同日のオーディエンス録音で補完。当時のフルセットをシームレスにフル体験できるのです。しかも、このオーディエンス録音も「超」をズラズラ並べたい極上サウンド。ハッキリ言ってサウンドボードにしか聞こえない。何も知らなければ、ヘッドフォンで耳を澄ませても「卓のツマミでもちょっと触ったのかな?」程度にしか感じないほどの超絶サウンドなのです。
そんな超絶サウンドボードで吹き出すのは、野心と本能が丸出しになったような苛烈なフルショウ。彼ら初の欧州ツアーと言えば、当店でも公式級サウンドボードの超名盤『MANCHESTER 1989(Zodiac 200)』が大人気となっていますが、約1ヶ月後の本作はセットも異なる。比較しつつ、整理してみましょう。
・BLEACH:School(★)/Scoff/Love Buzz/Floyd The Barber/About A Girl/Negative Creep/Blew
・NEVERMIND:Breed(★)
・その他:Dive/Spank Thru/Big Cheese/Sappy(★)/Been A Son(★)/Vendetagainst (aka. Help Me, I'm Hungry)(★)
※注:「★」印は『MANCHESTER 1989』でも聴けない曲。
……と、このようになっています。『BLEACH』ナンバーをメインに、初期ならではのレパートリーが猛ラッシュ。早くも「Breed」が演奏されているのも目を弾きますが、それ以上にレアなのが「Vendetagainst」。2004年のBOXセット『WITH THE LIGHTS OUT』では「Help Me, I'm Hungry」として収録された曲ですが、ホンの数回しか演奏されていない激レア曲。それを極上サウンドボードで楽しめるのです。
そんなフルショウだけでもお腹いっぱいですが、本作はさらに美味しいボーナス・トラックを3曲収録しています。しかも、いずれも1989年のスタジオ・サウンドボードで超極上テイクばかり。1つめはKISSのトリビュート盤『HARD TO BELIEVE』に提供された「Do You Love Me?」で、1989年春に録音されたもの。かなり崩れた演奏ぶりのラフなテイクですが、サウンドは極上。『BLEACH』の制作費を負担したことで演奏していなくてもクレジットされたというジェイソン・エヴァーマンが参加しています。
2つめはレッドベリーのカバー「Ain't It A Shame」。1989年8月録音で『WITH THE LIGHTS OUT』にも同じセッションのテイクが収録されていますが、本作はラフミックス・バージョンです。このテイクでドラマーを務めているのは、SCREAMING TREESのオリジナル・メンバーとしても知られるマーク・ピッケレルです。最後は1989年9月録音の「Even In His Youth」。これまた『WITH THE LIGHTS OUT』収録セッションのラフミックス版です。
FM放送を遙かに超える流出サウンドボードをさらにアップグレードさせ、『BLEACH』時代のロウなフルショウを極上サウンドで体験できてしまうライヴアルバムです。あの大名盤『MANCHESTER 1989』にも匹敵する……いえ、超えてしまうかも知れない超絶なる1枚。どうぞ、永久保存プレスCDで存分にご堪能ください。
(70:22)
01. Introduction
02. School
03. Scoff
04. Love Buzz
05. Floyd The Barber
06. Dive
07. About A Girl
08. Spank Thru
09. Big Cheese
10. Sappy
11. Breed
12. Been A Son
13. Negative Creep
14. Blew
15. Vendetagainst
Bonus Tracks
Chorus Rehearsal & Audio Studio, The Evergreen State College, Olympia, WA, USA Spring 1989
'Hard To Believe: A KISS Covers Compilation'
Producer/Engineer: Greg Babior
16: Do You Love Me?
'The Jury' Reciprocal Recording Studios, Seattle, WA, USA 20-28 August 1989 Rough Mix
Producer/Engineer: Jack Endino
17: Ain't It A Shame
The Music Source, Seattle, WA, USA September 1989 Rough Mix
Producer/Engineer: Steve Fisk
18: Even In His Youth
Kurt Cobain: Guitar / Vocals
Krist Novoselic: Bass / Backing Vocals
Chad Channing: Drums
Jason Everman: Guitar [Track 16]
Mark Pickerel: Drums [Track 17]
Notes for SBD : Pre-FM soundboard source. Missing Cobain's opening dialogue about his guitar, the screaming intro, the very first song ('School') and some announcer banter after 'Blew' about T-shirts being on sale. All other songs and between-song banter are present.
From Nirvana Guide:
Krist got involved with a bunch of drunks in the audience who were disrespecting women, prompting him to give a long speech about how he is a girl and a brief attempt at singing The Who's "I'm A Boy."
Tad Doyle most likely played guitar on "Vendetagainst," since Kurt invited him onstage to play and a guitar can be heard on circulating recordings (the song was normally played without guitar).
STEREO SOUNDBOARD RECORDING
★★特別企画
★初の欧州ツアーを伝える極上サウンドボード・アルバム『VIENNA 1989』に、2日前のショウ目撃できる大傑作映像『LINZ 1989』が特別に付属致します。
NIRVANA - LINZ 1989(Bonus DVDR)
Live at Kapu, Linz, Austria 20th November 1989 AMAZING SHOT!!!(2 CAM MIX)
本編プレスCDは、NIRVANAが世界に飛び出した刹那を極上サウンドで味わえる決定盤。本来であればボーナスなど不要な大名盤なのですが、その現場となったウィーン公演の直近には1989年を代表する傑作映像も存在します。そこで、本編プレスCDの”向こう側”をイメージするためにも特別ボーナス付属決定です。
そんな本作が撮影されたのは「1989年11月20日リンツ公演(オーストリア)」。本編プレスCDのウィーン公演の2日前となるショウを目撃できる映像作品です。そして、その要はクオリティ。こうれがもう、猛烈に素晴らしい! 分類上は「オーディエンス・ショット」になるのかも知れませんが、もはや「プロか、オーディエンスか」の次元を超えている。その最大の要因は会場の狭さ。現場となった“カプ”は約500人収容の小さな地下クラブ……とデータにはあるのですが、画面から見えるスペースは「50人の間違いじゃないのか!?」というくらい狭い。天井も低く、バンザイもできない超・密室なライヴスペースなのです。そこで会場設営と思われるカメラで撮影されているのですが、そこまで狭いためにどんなアングルだろうとすべて接写になってしまうのです。
それにも関わらず、本作は(なぜか)視野が切り替わるマルチ・アングル。いや、アングルの角度は同じなのですが、メンバー3人が辛うじて画面に収まる接写と、カート・コバーンの顔面ドアップが切り替わるのです。会場設営カメラが2台横並びになっていたのか、もしくは1台で撮影した映像を「全景」と「ドアップのトリミング」で切り替えているのか……。いずれにせよ、視野が切り替わる醍醐味と超・間近感がたっぷりと味わえる。それだけ激近であっても、あくまでも会場設営。大暴れの観客たちに紛れることなく、その頭上ごしにNIRVANAを直視。固定か三脚なのは間違いない安定感にブレは微塵もなく、3人の表情アップまで滑らかに見渡すのです。
そんな“目の前感覚”と“安定感”は、サウンドにおいても然り。狭い狭い密室に彼らのロックが充満。恐らくはビデオカメラのマイク収録とは思うのですが、あまりに近くて「オーディエンス録音」とは呼びづらい。ラインで録音しても大して違わないのではないかという超ド直近ダイレクトなサウンド。もちろん、NIRVANAですから轟音ではあるのですが、それは録音のラフさではなく、あくまでも3人がブチかます出音そのもの。徹底的に混沌としたサウンドが溢れ出しても、聴きづらさとは(まったく!)無縁の美しい爆音が炸裂するのです。
そんな光景・サウンドで描かれる初期NIRVANAのパフォーマンスは、本編プレスCDにも通じるマグマの胎動。直近だけにセットの基本は通じていますが、まったく同じでもない。ここで本編プレスCDと比較しながら整理してみましょう。
・BLEACH:School/Scoff/Love Buzz/Floyd The Barber/About A Girl/Negative Creep/Blew
・NEVERMIND:Polly(★)/Breed
・HORMOANING:Molly's Lips(★)/Even In His Youth(★)
・その他:Dive/Spank Thru/Big Cheese/Sappy/Been A Son/Stain(★)
※注:「★」印は本編プレスCDでは聴けない曲。
……と、このようになっています。本編で聴けない4曲が美味しいわけですが、それ以上なのがパフォーマンスそのもの。身動きできない狭い狭いステージでお辞儀のようなヘドバンを繰り返しつつ、轟音・爆音の限りをぶちまける3人。その暴虐のサウンドは不思議なまでにキャッチーで、ぶっきらぼうな絶叫調の歌声が心を鷲掴む。そのスタイルは『NEVERMIND』以降と変わらないものの、そのエネルギーが外に放出されず、密室の中をグルグルとかき回し、曲を重ねる毎にその場に溜まっていく。欲望・衝動のままに荒れ狂いながら、異様なまでにストイック。革命児NIRVANAが牙を?きつつ、まだまだ地下で足掻いていた時代だからこその混沌が画面いっぱいに広がるのです。
全世界をひっくり返すことになるNIRVANA。その膨大な熱量が極々小さな空間に力づくで封じ込まれた映像です。ロック史がいかに長かろうと、世界がいかに広かろうと、ここまで濃密な空間、映像は他に思いつかない……そんな奇跡の大傑作映像です。本編プレスCDとは別公演ではあるものの、渦巻くエネルギーも当時ならではの光景も名盤ライヴアルバムの“向こう側”を想起させるのに十分すぎる。どうぞ、併せてたっぷりとお楽しみください!
(64:04)
1. Intro.
2. School
3. Scoff
4. Love Buzz
5. Floyd The Barber
6. Dive
7. Polly
8. Big Cheese
9. About A Girl
10. Spank Thru
11. Molly's Lips
12. Breed
13. Been A Son
14. Negative Creep
15. Blew
16. Sappy
17. Even In His Youth
18. Stain
Kurt Cobain - Guitar, Vocals Krist Novoselic - Bass Chad Channing - Drums
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at U4, Vienna, Austria 22nd November 1989
Pre-FM Master Recording
『BLEACH』をリリースし、世界に飛び立った1989年のNIRVANA。彼らにとって初となる欧州ツアーの現場を伝える極上サウンドボード・アルバムが登場です。
そんな本作に収められているのは「1989年11月22日ウィーン公演」。そのステレオ・サウンドボード録音です。この日は2001年にオーストリアの現地FM局で放送された事でも知られていますが、本作はそのエアチェックではありません。その大元となった放送前の流出サウンドボードをベースとし、長さもクオリティも最高峰を更新する1枚なのです。
とは言っても、従来のFMサウンドボードをご存じの方ばかりではないでしょうから、イチからご説明致します。まずは何より、ショウのポジション。世界に衝撃のサウンドをぶちまけた当時のスケジュールからショウのポジションを確かめてみましょう。
《1月24日『BLEACH』完成》
・1月6日-2月25日:北米#1(6公演)
・4月1日-26日:北米#2(4公演)
・5月26日-6月10日:北米#3a(3公演)
《6月15日『BLEACH』発売》
・6月16日-10月13日:北米#3b(33公演)
・10月23日-12月3日:欧州(37公演)←★ココ★
これが1989年のNIRVANA。それまで彼らはステージと移動を繰り返す“ツアー”を経験したことがなく、1989年も「北米#2」までは散発的なライヴのみ。『BLEACH』の発売を契機として初めてのツアー「北米#3」に乗り出し、その勢いを持ってヨーロッパにも進出しました。本作のウィーン公演は、そんな「欧州」レッグの26公演目にあたるコンサートでした。
そんな現場で記録された本作は、まさに超リアル・サウンドボード。前述の通りFM放送もされたわけですが、それはずっと後年になってからのこと。録音時点では放送を想定していなかったのか荒っぽいミックスながら、普通の卓直結系に比べるとグッと艶やか。まさにオフィシャル級の極上サウンドで若さに任せた灼熱のアンサンブルが脳みそに直接流れ込んでくるのです。もちろん、FM放送よりも遙かに音が良い。もっともFM放送はモノラルで今イチだったこともあり、比較にならない……と言いますか、引き合いに出したことで本作のイメージが悪くなってしまいそうなほど次元が違います。
しかも、約9分も長い。実のところ、この流出サウンドボードでも1曲目の「School」が欠けているのですが、本作では同日のオーディエンス録音で補完。当時のフルセットをシームレスにフル体験できるのです。しかも、このオーディエンス録音も「超」をズラズラ並べたい極上サウンド。ハッキリ言ってサウンドボードにしか聞こえない。何も知らなければ、ヘッドフォンで耳を澄ませても「卓のツマミでもちょっと触ったのかな?」程度にしか感じないほどの超絶サウンドなのです。
そんな超絶サウンドボードで吹き出すのは、野心と本能が丸出しになったような苛烈なフルショウ。彼ら初の欧州ツアーと言えば、当店でも公式級サウンドボードの超名盤『MANCHESTER 1989(Zodiac 200)』が大人気となっていますが、約1ヶ月後の本作はセットも異なる。比較しつつ、整理してみましょう。
・BLEACH:School(★)/Scoff/Love Buzz/Floyd The Barber/About A Girl/Negative Creep/Blew
・NEVERMIND:Breed(★)
・その他:Dive/Spank Thru/Big Cheese/Sappy(★)/Been A Son(★)/Vendetagainst (aka. Help Me, I'm Hungry)(★)
※注:「★」印は『MANCHESTER 1989』でも聴けない曲。
……と、このようになっています。『BLEACH』ナンバーをメインに、初期ならではのレパートリーが猛ラッシュ。早くも「Breed」が演奏されているのも目を弾きますが、それ以上にレアなのが「Vendetagainst」。2004年のBOXセット『WITH THE LIGHTS OUT』では「Help Me, I'm Hungry」として収録された曲ですが、ホンの数回しか演奏されていない激レア曲。それを極上サウンドボードで楽しめるのです。
そんなフルショウだけでもお腹いっぱいですが、本作はさらに美味しいボーナス・トラックを3曲収録しています。しかも、いずれも1989年のスタジオ・サウンドボードで超極上テイクばかり。1つめはKISSのトリビュート盤『HARD TO BELIEVE』に提供された「Do You Love Me?」で、1989年春に録音されたもの。かなり崩れた演奏ぶりのラフなテイクですが、サウンドは極上。『BLEACH』の制作費を負担したことで演奏していなくてもクレジットされたというジェイソン・エヴァーマンが参加しています。
2つめはレッドベリーのカバー「Ain't It A Shame」。1989年8月録音で『WITH THE LIGHTS OUT』にも同じセッションのテイクが収録されていますが、本作はラフミックス・バージョンです。このテイクでドラマーを務めているのは、SCREAMING TREESのオリジナル・メンバーとしても知られるマーク・ピッケレルです。最後は1989年9月録音の「Even In His Youth」。これまた『WITH THE LIGHTS OUT』収録セッションのラフミックス版です。
FM放送を遙かに超える流出サウンドボードをさらにアップグレードさせ、『BLEACH』時代のロウなフルショウを極上サウンドで体験できてしまうライヴアルバムです。あの大名盤『MANCHESTER 1989』にも匹敵する……いえ、超えてしまうかも知れない超絶なる1枚。どうぞ、永久保存プレスCDで存分にご堪能ください。
(70:22)
01. Introduction
02. School
03. Scoff
04. Love Buzz
05. Floyd The Barber
06. Dive
07. About A Girl
08. Spank Thru
09. Big Cheese
10. Sappy
11. Breed
12. Been A Son
13. Negative Creep
14. Blew
15. Vendetagainst
Bonus Tracks
Chorus Rehearsal & Audio Studio, The Evergreen State College, Olympia, WA, USA Spring 1989
'Hard To Believe: A KISS Covers Compilation'
Producer/Engineer: Greg Babior
16: Do You Love Me?
'The Jury' Reciprocal Recording Studios, Seattle, WA, USA 20-28 August 1989 Rough Mix
Producer/Engineer: Jack Endino
17: Ain't It A Shame
The Music Source, Seattle, WA, USA September 1989 Rough Mix
Producer/Engineer: Steve Fisk
18: Even In His Youth
Kurt Cobain: Guitar / Vocals
Krist Novoselic: Bass / Backing Vocals
Chad Channing: Drums
Jason Everman: Guitar [Track 16]
Mark Pickerel: Drums [Track 17]
Notes for SBD : Pre-FM soundboard source. Missing Cobain's opening dialogue about his guitar, the screaming intro, the very first song ('School') and some announcer banter after 'Blew' about T-shirts being on sale. All other songs and between-song banter are present.
From Nirvana Guide:
Krist got involved with a bunch of drunks in the audience who were disrespecting women, prompting him to give a long speech about how he is a girl and a brief attempt at singing The Who's "I'm A Boy."
Tad Doyle most likely played guitar on "Vendetagainst," since Kurt invited him onstage to play and a guitar can be heard on circulating recordings (the song was normally played without guitar).
STEREO SOUNDBOARD RECORDING
★★特別企画
★初の欧州ツアーを伝える極上サウンドボード・アルバム『VIENNA 1989』に、2日前のショウ目撃できる大傑作映像『LINZ 1989』が特別に付属致します。
NIRVANA - LINZ 1989(Bonus DVDR)
Live at Kapu, Linz, Austria 20th November 1989 AMAZING SHOT!!!(2 CAM MIX)
本編プレスCDは、NIRVANAが世界に飛び出した刹那を極上サウンドで味わえる決定盤。本来であればボーナスなど不要な大名盤なのですが、その現場となったウィーン公演の直近には1989年を代表する傑作映像も存在します。そこで、本編プレスCDの”向こう側”をイメージするためにも特別ボーナス付属決定です。
そんな本作が撮影されたのは「1989年11月20日リンツ公演(オーストリア)」。本編プレスCDのウィーン公演の2日前となるショウを目撃できる映像作品です。そして、その要はクオリティ。こうれがもう、猛烈に素晴らしい! 分類上は「オーディエンス・ショット」になるのかも知れませんが、もはや「プロか、オーディエンスか」の次元を超えている。その最大の要因は会場の狭さ。現場となった“カプ”は約500人収容の小さな地下クラブ……とデータにはあるのですが、画面から見えるスペースは「50人の間違いじゃないのか!?」というくらい狭い。天井も低く、バンザイもできない超・密室なライヴスペースなのです。そこで会場設営と思われるカメラで撮影されているのですが、そこまで狭いためにどんなアングルだろうとすべて接写になってしまうのです。
それにも関わらず、本作は(なぜか)視野が切り替わるマルチ・アングル。いや、アングルの角度は同じなのですが、メンバー3人が辛うじて画面に収まる接写と、カート・コバーンの顔面ドアップが切り替わるのです。会場設営カメラが2台横並びになっていたのか、もしくは1台で撮影した映像を「全景」と「ドアップのトリミング」で切り替えているのか……。いずれにせよ、視野が切り替わる醍醐味と超・間近感がたっぷりと味わえる。それだけ激近であっても、あくまでも会場設営。大暴れの観客たちに紛れることなく、その頭上ごしにNIRVANAを直視。固定か三脚なのは間違いない安定感にブレは微塵もなく、3人の表情アップまで滑らかに見渡すのです。
そんな“目の前感覚”と“安定感”は、サウンドにおいても然り。狭い狭い密室に彼らのロックが充満。恐らくはビデオカメラのマイク収録とは思うのですが、あまりに近くて「オーディエンス録音」とは呼びづらい。ラインで録音しても大して違わないのではないかという超ド直近ダイレクトなサウンド。もちろん、NIRVANAですから轟音ではあるのですが、それは録音のラフさではなく、あくまでも3人がブチかます出音そのもの。徹底的に混沌としたサウンドが溢れ出しても、聴きづらさとは(まったく!)無縁の美しい爆音が炸裂するのです。
そんな光景・サウンドで描かれる初期NIRVANAのパフォーマンスは、本編プレスCDにも通じるマグマの胎動。直近だけにセットの基本は通じていますが、まったく同じでもない。ここで本編プレスCDと比較しながら整理してみましょう。
・BLEACH:School/Scoff/Love Buzz/Floyd The Barber/About A Girl/Negative Creep/Blew
・NEVERMIND:Polly(★)/Breed
・HORMOANING:Molly's Lips(★)/Even In His Youth(★)
・その他:Dive/Spank Thru/Big Cheese/Sappy/Been A Son/Stain(★)
※注:「★」印は本編プレスCDでは聴けない曲。
……と、このようになっています。本編で聴けない4曲が美味しいわけですが、それ以上なのがパフォーマンスそのもの。身動きできない狭い狭いステージでお辞儀のようなヘドバンを繰り返しつつ、轟音・爆音の限りをぶちまける3人。その暴虐のサウンドは不思議なまでにキャッチーで、ぶっきらぼうな絶叫調の歌声が心を鷲掴む。そのスタイルは『NEVERMIND』以降と変わらないものの、そのエネルギーが外に放出されず、密室の中をグルグルとかき回し、曲を重ねる毎にその場に溜まっていく。欲望・衝動のままに荒れ狂いながら、異様なまでにストイック。革命児NIRVANAが牙を?きつつ、まだまだ地下で足掻いていた時代だからこその混沌が画面いっぱいに広がるのです。
全世界をひっくり返すことになるNIRVANA。その膨大な熱量が極々小さな空間に力づくで封じ込まれた映像です。ロック史がいかに長かろうと、世界がいかに広かろうと、ここまで濃密な空間、映像は他に思いつかない……そんな奇跡の大傑作映像です。本編プレスCDとは別公演ではあるものの、渦巻くエネルギーも当時ならではの光景も名盤ライヴアルバムの“向こう側”を想起させるのに十分すぎる。どうぞ、併せてたっぷりとお楽しみください!
(64:04)
1. Intro.
2. School
3. Scoff
4. Love Buzz
5. Floyd The Barber
6. Dive
7. Polly
8. Big Cheese
9. About A Girl
10. Spank Thru
11. Molly's Lips
12. Breed
13. Been A Son
14. Negative Creep
15. Blew
16. Sappy
17. Even In His Youth
18. Stain
Kurt Cobain - Guitar, Vocals Krist Novoselic - Bass Chad Channing - Drums