DIO - R.J.D. 1983(2CD + Ltd Bonus CDR) [Langley Deluxe 014]

DIO - R.J.D. 1983(2CD + Ltd Bonus CDR) [Langley Deluxe 014]

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商品詳細

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De Montfort Hall, Leicester, UK 8th November 1983 TRULY PERFECT SOUND
Draken, Stockholm, Sweden 17th November 1983 TRULY PERFECT SOUND

 「1983年のロニー・ディオは特別だ」……この言葉の重みがズシリとくる、特濃のライヴ・テープ2公演を完全限定プレスのCD2枚組でパッケージしました! ロニー・ジェイムズ・ディオが世界最高峰のシンガーであることは周知の事実ですが、では「どこまで歌えるヴォーカリストだったのか?」を知っている人はどれだけいるでしょう。その答えが本作の中に真空パックされているのです!
 思えばロニーは長い下積みを持つ、遅咲きのシンガーでした。1958年、16歳にて初録音を経験したロニーが、コンスタントにアルバムを出せるようになったのは30代になったELF。その後RAINBOWでワールドツアーができるようになり、BLACK SABBATHでプラチナム・アーティストの仲間入りしたときには40歳前後。リッチー・ブラックモアやBLACK SABBATHのネームバリューも借りつつ徐々に成功の階段を昇り、いよいよ41歳のロニーが自らの名を看板に据えたバンド“DIO”で世界に打って出たのが「1983年」でした。
 “己の名をもって世界を制す”は、男児にとって究極の目標。しかも単なる名前に止まらず、マネジメントから人選、音楽まですべてを掌握し、資金面でも自分の家屋敷を二重抵当に入れてアルバム「HOLY DIVER」とツアーに充てていました。もし失敗すれば借金の山だけが残るという「イチかバチか」の大勝負。妻子や家庭を持つ40代の男が、失敗は許されぬ背水の陣で世界に臨んだのです。
 その苛烈なる決意により、ロニーはこの大博打に勝ちました。アルバム「HOLY DIVER」は好調なセールスを記録、現在まで至る“ヘヴィメタル史に残る名盤”との名声を勝ち取るだけでなく、ツアーでも全米を力づくでねじ伏せ、デビュー早々で「シーンを代表するバンド」のひとつとして認知を確かなものにしました。彼自身の想像をも超えた成功を得た……それがロニーにとっての「1983年」だったのです。
 実際、音を聴いても1983年のライヴは世界に打って出た男の気迫と不退転の決意がみなぎり、その歌声には各地で期待以上の反響を得た喜びと高揚に満ちています。翌年の「THE LAST IN LINE」以降もヘヴィ・メタルのパイオニアとして王者の風格を聴かせてくれますが、それは言わば勝利者の防衛戦。初録音から実に25年、上を見つめて登り続けた“挑戦者ロニー”の咆哮は、この「1983年」にとどめを刺すのです!

 そんな最強ツアーを記録したテープは数多くありますが、本作に収められた録音は「特別中の特別」。まず、ディスク1では1983年イギリスツアーの後半、11月8日に行われたレスターの“デ・モントフォート・ホール”におけるライヴが収録されています。この音源は8年ほど前にリリースされた「NIGHTMARE(Langley-207)」にボーナス収録されていましたが、ファンから「本編のサウンドボード音源よりも凄い」と絶賛された、同時代を代表するオーディエンス録音の大傑作。実際、録音から30年近く経ちますが、ツアーベストの座を守り通すばかりか、80年代全般で見渡しても大定番のオーディエンス録音として君臨し続けています。さらに、今回はマスター・テープの段階から全面的なリマスターを施し、大幅に狂っていた既発のピッチも正確にアジャスト。ファン待望の無敵仕様でプレスCD化を実現しました。
 ライヴ序盤の「Stand Up And Shout」から、ステージと会場の熱気すべてを包み込むように捉えられた録音は、まさに絶品。ほんのりとテープ由来のアナログな質感を湛えつつ、近年のデジタル録音のようにくっきりと演奏がそそり立つ音質は、オーディエンス録音のお手本のような素晴らしさです。ステージに近すぎず遠すぎず、理想的な距離感でバランスよく聴こえるギターとドラムの間から、突き抜けるように轟くロニーのヴォーカルには、誰もがひれ伏すことでしょう。「Straight Through The Heart」では重厚に、「Children Of The Sea」ではメロディアスに、ロニーの歌声は千変万化の表情をもって客席を魅了する中、白眉は「Shame On The Night」。決して代表曲として名を轟かせるタイプではないにも関わらず、歌の情念が全パートを引っ張り、無二の傑作にまで昇華させていく様は圧巻。どこまでも熱く熱く歌い込む強力無比なヴォーカリゼイションは「1983年」の魅力を凝縮した珠玉のパフォーマンスです! 残念ながら2005年の「HOLY DIVER LIVE」まで封印されてしまう曲ですが、確かにこんな凄まじい歌を毎晩何年も歌えるはずがない……などと、妙な納得すらしてしまうほどの絶唱です。
 さらにドラムソロから流れ込む「Stagerzer」の立体感、SABBATH時代をも上回るドラマ性で歌い上げる「Heaven And Hell」、RAINBOWとは一線を画する鋭く若々しいヴォーカルを聴かせる「Man On The Silver Mountain」など、ロニーが過去に在籍したバンドの定番曲も“1983年仕様”として新たな息吹きを授けられ、「HOLY DIVER」の名曲群と違和感なく溶け込んでいます。「Heaven And Hell」におけるヴィヴィアンのソロに一部欠落があるものの、ロニーのパフォーマンスをとことん楽しませる本音源はファンに至福のひと時を味わわせる、掛け値なしの70分間です!

 続くディスク2はレスター公演から9日後に行われた11月17日スウェーデン・ストックホルムでのショウを音盤化。1,050人キャパの会場に2,000人をつめ込んだという伝説も残る灼熱のライヴです。初登場となるオーディエンス・マスターは(一部の熱心なコレクターを除き)国内ではあまり知られていないものの、海外マニアの間において「放送音源ではないのか」「黄金のレスター83に唯一匹敵する」とも囁かれる破格のオーディエンス・ソース。今回は特別なルートからそのオリジナル・マスターの入手に成功、ディスク1のレスター公演同様にさらなる音質向上を目指して入念なトリートメントを施し、約75分の演奏をディスク1枚に目いっぱい盛り込みました。
 こちらはディスク1以上にテーパーがステージに近く、それぞれのメンバーより発せられる演奏はヘヴィ級のパワーを放ち、とにかく強烈なパンチ力で迫ってきます。エネルギッシュな「Stand Up And Shout」や「Straight Through The Heart」などは、PAの関係もあってややノイジーに感じる場面がなきにしもあらずですが、この押しの強さが「1983年」の凄味によく似合う。聴き手の間近で炸裂するような音像は、ロニーの揺るがぬ信念をそのまま音にしたような重みと説得力で語りかけてくるかのようです。
 もちろん目立つのはロニーやヴィヴィアンだけでなく、「Children Of The Sea」や「Holy Diver」「Heaven And Hell」ではジミー・ベインのベースラインも厚みのある低音で浮かび上がり、クロードのキーボードも絶妙な配分でミックスされています。これらを聴くと、耳の肥えた海外マニアの間でもライン音源と誤解されるのが納得できるというもの。「Rainbow In The Dark」は演奏が勢いあまってやや入力オーバー気味ですが、本来ポップな曲をまごう事なきヘヴィメタルに押し上げるロニーのパワフルな歌唱は、この音でいよいよ絶頂に達します(演奏後にオーディエンスが挙げる「ディオ!チャチャチャ!」のコールは、クリアで話し声に邪魔されないため、本当にライン音源のように聴こえます)。
 アンコールにおける「Evil Eye」もディスク2の聴き所。この曲のライヴといえばユトレヒト公演のサウンドボード録音が有名ですが、ド迫力に突っ走る本テイクの凄まじさも格別です。ラストの「Don't Talk To Strangers」までノンストップのテンションで突き進むライヴには、聴き手も思わず身体が疼いてしまうはず。終演後の会場にこだまする「ディオ!」コールは、そんな聴き手に優しく降りかかり、最高の余韻とともに熱くなった心をクールダウンさせながら、本作は終了します。

 男子は「三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知る」。この時のロニーは迷いのない決意、己の道への確信、成功の手応えを感じていたはずです。少なくとも音楽は雄弁にそう語っています。なかには本作に込められた激しい情念に、「やりすぎ」と感じる方もいるかもしれません。しかし、彼は「ここまで歌える人」だったのです。それを1人でも多くの方に知っていただきたい。後世に伝えたい。そのためにも歴史的に定評のある高品質保証マスターをアップグレードし、永久保存版のプレスCDに仕上げました。
 このツアーはドニントンのMonsters Of Rockを収めた公式ライヴ盤や「WE ROCK : COMPLETE THE CD」のユトレヒト公演などのサウンドボード音源でも聴けます。しかし、“成功”の二文字が熱気となってロニーを包んでいく様を感じ取れるのは、生々しく会場の空気を封じ込めたオーディエンス録音なればこそ。“最後の挑戦者、ロニー・ディオ”の真実を収めた「R.J.D. 1983」、ピクチャープレスの完全限定仕様でLangley Deluxeレーベルよりリリース決定です!

Disc 1
Live at De Montfort Hall, Leicester, UK 8th November 1983

1. Intro. 2. Stand Up And Shout 3. Straight Through The Heart 4. Shame On The Night
5. Children Of The Sea 6. Holy Diver 7. Drums Solo 8. Stargazer 9. Heaven And Hell
10. Guitar Solo 11. Heaven And Hell (Reprise) 12. Rainbow In The Dark
13. Member Introduction 14. Man On The Silver Mountain
15. Starstruck/Man On The Silver Mountain (Reprise) 16. Don't Talk To Strangers

Disc 2
Live at Draken, Stockholm, Sweden 17th November 1983

1. Intro 2. Stand Up And Shout 3. Straight Through The Heart 4. Shame On The Night
5. Children Of The Sea 6. Holy Diver 7. Drums Solo 8. Stargazer 9. Heaven And Hell
10. Guitar Solo 11. Heaven And Hell (Reprise) 12. Rainbow In The Dark
13. Member Introduction 14. Man On The Silver Mountain
15. Starstruck/Man On The Silver Mountain (Reprise) 16. Evil Eyes 17. Don't Talk To Strangers

Ronnie James Dio - Vocals Vivian Campbell - Guitars Jimmy Bain - Bass
Vinny Appice - Drums Claude Schnell - Keyboards

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★「R.J.D. 1983」初回納品分に限り、1984年6月11日にオランダ・ヘレーンで行われた“ピンク・ポップフェスティバル”におけるDIOの演奏を高品位ステレオ・サウンドボード音源で収録した「THE FIRST IN LINE」を特別にお付けします。

DIO - FIRST IN LINE(Bonus CDR)
Live at Pinkpop Festival, Geleen, Netherlands 11th June 1984 STEREO SBD

 1983年7月23日からスタートした「HOLY DIVER」ツアーは、翌'84年1月7日のカリフォルニア州サンタ・バーバラ公演をもって、大好評のうちに幕を閉じました。半年に及ぶツアーを経験し、バンドとしてさらに一体感とスケールを増したDIOは、ロニー入魂の「HOLY DIVER」を超えるアルバムを目指してスタジオ入りしました。上昇一途のDIOは、その1stアルバムを上回るという難しい目標を見事クリア。確固たるバンドの世界観を打ちたて、前作以上に完成度を高めた大傑作「THE LAST IN LINE」を完成させました。
 バンドは「THE LAST IN LINE」のリリースに合わせ、アルバムのプロモーション・ツアーを'84年7月17日のカリフォルニア州ベーカーズフィールド公演から開始すると発表します。しかしそれに先駆けるウォーミング・アップという形で、彼らは6月11日にオランダで行われる“ピンク・ポップ・フェスティバル”への出演を決定。これが「THE LAST IN LINE」製作後、DIOにとって最初のライヴとなりました。本作はこの貴重かつ重要なライヴの模様を、最上位のFM放送エアチェック・ソースを元に音盤化しています。

 この'84年の“ピンク・ポップ・フェスティバル”は、MARILLIONやTHE PRETENDERS、BIG COUNTRYなどといったバンド/アーティストが参加していました。バンドとしていまだ2年目のDIOは、日の高い昼間の出演で、割り当てられた持ち時間も短めでしたが、その演奏は普段のライヴと何ら変わらない気迫溢れる内容です。特に「ライヴで手抜きをしない」ロニーの信条はここでも全開で、パワフルで説得力の塊のような、彼以外ではあり得ないヴォーカルを全編で楽しめます。元となったマスターでは高音がやや歪み気味でしたが、リマスターにより同種の音源と較べても聴きやすいサウンドへと補正されています。クリアな見通しとパワフルなサウンドで迫力満点に繰り広げられるライヴは素晴らしい聴き応えがあり、本音源は初演にして「THE LAST IN LINE」ツアー有数の一本とも言えるでしょう。
 このステージが初演となる「One Night In The City」や「We Rock」といった新曲はオープニングからいきなりの聴き所。まだライヴでのパフォーマンスが固まっていないのか、特に「We Rock」はバンド全体でミスが出ており、ロニーも歌い出しを誤っているほどですが、これも初演ならでは。実際のところ、このステージは前回ツアーの最終公演から約5ヶ月ぶりのライヴとあって、演奏は7月からのツアーを見据えたゲネプロのような印象があり、「Holy Diver」や「Rainbow In The Dark」といった前作ツアーからの定番曲も、プレイのひとつひとつを確認するような慎重さが見られます。
 また「HOLY DIVER」ツアーと「THE LAST IN LINE」ツアーの中間という時期から、ここでのセットリストは'84年ライヴの定型とも異なり、'83年の色合いを残しているのも特徴です。「Heaven And Hell」の前に取り上げられる「Stargazer」や、「Starstruck」をきちんとフィーチャーした「Man On The Silver Mountain」など、この先は聴けなくなるRAINBOWナンバーの組曲アレンジは必聴のポイントです。

 当日の持ち時間の都合もあってセットは短めで、さらに当時の定番「Stand Up And Shout」が見られない等、放送された内容からしてショウ全部ではないと思われます。しかし、「One Night In The City」からアンコールの「Don't Talk To Stranger」まで、約50分間の演奏を素晴らしいサウンドボードで収めた本音源は、間違いなくすべてのDIOファン必聴です。衝動的なエネルギーがステージを支配していた'83年ライヴから、バンドがより完成・熟成されていく「THE LAST IN LINE」ライヴへの架け橋として、本作を「R.J.D. 1983」と共にどうぞお楽しみください。

1. One Night In The City 2. We Rock 3. Holy Diver 4. Stargazer 5. Heaven And Hell
6. Rainbow In The Dark 7. Man On The Silver Mountain 8. Starstruck
9. Man On The Silver Mountain(reprise) 10. Don't Talk to Stranger

STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Ronnie James Dio - Vocals Vivian Campbell - Guitars Jimmy Bain - Bass
Vinny Appice - Drums Claude Schnell - Keyboards

Sepcial Bonus CDR for 1st set of "R.J.D. 1983"(Langley Deluxe 014)