【取り寄せ】BLACK SABBATH - SEVENTH ZONE: LEICESTER 1986(2CD + Ltd Bonus CDR) [Shades 370]
【取り寄せ】BLACK SABBATH - SEVENTH ZONE: LEICESTER 1986(2CD + Ltd Bonus CDR)
[Shades 370]
販売価格: 3,800円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at De Montfort Hall, Leicester, UK 27th May 1986 PERFECT SOUND(from Original Masters)
レイ・ギランがフロントマンを務めたBLACK SABBATHの1986年ツアーより、5月27日に行われたイギリス・レスター公演の模様が、名テーパー"CRAZY S."氏の録音による、完全世界初登場・超高音質オーディエンス・マスター使用でリリース! SABBATHの1986年イギリスツアーは同氏の手によって「TO DO OR DIE」(Powe Gate)や「LAST GIG WITH RAY」など決定版クラスの音源が残されていますが、今ここに新たなマスター・ピースが加わります!
1986年に発表された「SEVENTH STAR」に伴うライヴは、アルバムでも歌ったグレン・ヒューズを起用してアメリカツアーがスタートしたものの、不安定なグレンは僅か5公演で脱退。バンドはレイ・ギランを後任に迎えてツアーを続行し、グレン在籍時とは見違えるほど好転したライヴを披露していました(このアメリカツアーの模様はShadesの「COMPLETE GLENN HUGHES LIVES」シリーズや「NO STRANGER TO LIVE: FIRST GIG WITH RAY」「RAY'S 3RD GIG」などで詳細に聴くことができます)。
しかし、残念ながらアメリカツアーは4月19日のダラス公演を最後に打ち切りとなり、SABBATHは体勢を立て直して5月21日からイギリスツアーを始めることに。仕切り直しの本国ではバンドの状態もすっかり上向きで、従来のSABBATHサウンドにレイのフレッシュな感性を加味した演奏は、バンドの新たな方向性を感じさせるものとなりました。本作に収録された5月27日のレスター"デ・モントフォート・ホール"公演は、その本国ツアー6公演目にあたります。
本作最大の特徴は、なんと言っても音の良さ。オープニング・イントロから、サウンドボード音源も逃げ出すような最高のクリアネスで収められており、その臨場感には誰もが呆然としてしまうでしょう! 「Supertzar」の視界がみるみる開けていくような明度と見通し、卓越したステレオ感とダイレクト感で繰り広げられる「Mob Rules」など、本音源がそのまま公式ライヴ音源化されたとしても違和感を覚えないほどです! 特に「Children Of The Sea」は、アイオミの紡ぐアルペジオからめくるめく音世界が広がるようで、そのワイドな音響の素晴らしさは堪りません!
SABBATHが当時流行のL.A.メタルに模範を示すような「Danger Zone」では、デイヴ・スピッツのベースとエリック・シンガーのドラムも良い仕事をしています。彼らの金属的で骨太なリズムセクションは時代の色彩を反映したこのナンバーに打ってつけ。レイのパワフルでメロディアスな歌い回しも、アルバムで歌ったグレン・ヒューズ以上に曲へ馴染んでいます。
ここでようやく登場するオリジナルSABBATHクラシックの「War Pigs」は、ジェフ・ニコルズによるキーボードやSEによる味付けがなされ、早くも近年のリユニオンSABBATHでの同曲を思わせるアレンジが出来上がっています。ほど良くエコーが効いたヴォーカルも、この時代ならではの個性を醸すのに一役買っています。落ち着いた重厚感が秀逸なSABBATH流ブルース・ナンバーの「Heart Like A Wheel」では、アイオミのギターソロが聴き手を虜にする叙情性を発揮します。こういった曲やソロを耳にすると、アイオミがMYTHOLOGY時代に身に付けたブルースやジャズの素養がいかに大きかったかが想像されます。ライヴ中盤を飾る「Symptom Of The Universe」から「Sweet Leaf」・「Zero The Hero」を経て「Seventh Star」に流れ込むメドレーはこの時代の大きな聴き所です。原始的な衝動性、沈み込む陰鬱さ、押しつぶすようなヘヴィネス、そして大河のようなスケール感と、ギター1本で一人四役をこなすアイオミのプレイには驚くほかありません。
ディスク2へ移っても、一貫したクリアな高音質と迫力ある音像にはいささかの変化もありません。ドラムソロをフィーチャーした「Turn To Stone」と、このイギリスツアーから加わった「Die Young」は、レイのポテンシャルを遺憾なく発揮する最高のパフォーマンスを楽しめます。特に「Black Sabbath」では、彼らしいハイトーンを織り込みつつも、オジーの歌唱を彷彿させる不気味なトーンが絶品です。
デイヴ・スピッツのプレイが極上のボリュームで迫るベースソロ(普段より長めの演奏!)と「N.I.B.」から急流のように「Neon Knights」が展開する場面は、SABBATHが得意とする演奏のメリハリと転調の妙をここぞとばかりに強調しています。ここから劇的な「Heaven And Hell」を迎えるライヴのクライマックスは、ブリティッシュ・ハードの雄に相応しい威風堂々たるものです!
なお、「Heaven And Hell」から続く長大なギターソロとジャムパートでは、「Sabbath Bloody Sabbath」のメインリフが出た後の6:05頃、「Heaven And Hell」へリプライズする前にテープチェンジのためカットが見られますが、ライヴの流れを阻むような欠落ではありません。
アンコールは「LAST GIG WITH RAY」では聴けない「Children Of The Grave」と、お約束の「Paranoid」の2連発です。オジーはもちろん前任のロニーやイアン・ギラン、後のトニー・マーティンとも異なり、レイが弾むような独特のテンポで聴かせる「Children Of The Grave」は必聴です。「Supernaut」をフィーチャーした「Paranoid」でライヴの幕を閉じた後、アイオミがオーディエンスに重ねて感謝のコメントを述べる場面まで、本音源は聞き逃せない名場面が引きも切りません!
全12回のイギリスツアーは、前述したように初日のシェフィールド公演を収録した「TO DO OR DIE」に、最終日となったノッティンガム公演の「LAST GIG WITH RAY」と、両端がCRAZY S.氏録音の素晴らしいオーディエンス・ソースで残されています。本音源が収録されたレスター公演はその両公演のまさにド真ん中の6公演目にあたり、この3本を続けて聴く事によってイギリスツアーの大枠が埋められるのです。
初日から充実した演奏の内容に大きな違いはないものの、ライヴの雰囲気はそれぞれ異なります。日ごとに一体感を増し、バンドらしさを強めていく1986年SABBATHのツアー・ドキュメントとして、本作はマニアならずとも見逃せない一本です!
ハイクオリティな105分間のサウンドを封じ込めるにふさわしい完全限定プレスCD2枚組で、充実した演奏を、記念すべきライヴを、心ゆくまでどうぞお楽しみください! 「TO DO OR DIE」・「LAST GIG WITH RAY」のラインナップに本作が加わって、名テーパーによるBLACK SABBATHの「1986年イギリスツアー三部作」がここに堂々完成です!美しいピクチャーディスク仕様のプレスCDにて限定入荷!
★beatleg誌 vol.134(2011年9月号)のレビュー要約です。ご参考まで。
1986年5月に行われたイギリス・ツアーから、5月27日-レスターでのステージをクリアで良好な音質のオーディエンス録音で収録したプレスCD。このツアーはアルバム『SEVENTH STAR』のプロモーションにともなうものだったが、イギリス・ツアーの前に行われたアメリカ・ツアーの序盤で『SEVENTH STAR』でヴォーカルを務めたグレン・ヒューズが脱退した為、急遽、レイ・ギランを加入させて数公演をこなした後、アメリカ・ツアーをキャンセルし、仕切り直しとも言うべき、イギリス・ツアーだった。
ステージは、オープニングS.E.の「Supertzar」から「The Mob Rules」でスタート。グレンの代役として加入したレイのヴォーカルは、アメリカ・ツアーの数公演を経験した後のイギリス・ツアー中盤ということもあり、実に堂々たるヴォーカルとパフォーマンスで観客にアピールしている。SABBATH CLASSICの「War Pigs」や「Sweet Leaf」ではオリジナル・ヴォーカルのオジーとは異なるハイトーンを駆使した見事なヴォーカルを披露しているし、グレン在籍時にはプレイされなかったロニー時代の「Die Young」ではレイのヴォーカルが、この名曲へ新たな命を吹き込むようなエナジーを感じることだろう。レイの曲紹介からプレイされるSABBATH生誕の曲とも言うべき、「Black Sabbath」でのレイのヴォーカルは一瞬、オジーかと思わせるようなヴォーカルを聴かせてくれてファンを驚かせる。終盤の「N.I.B.」を序章にしてプレイされる「Neon Knights」や「Heaven And Hell」はオリジナルのロニー・ヴァージョンとは異なるレイのハイトーンが際立つようなレイ・ヴァージョンとも言えるようなオリジナリティを感じるに違いない。アンコールはSABBATHの王道とも言えるような「Children Of The Grave」と「Paranoid」で締め括るが、ここでもヴォーカルがレイだからとも言えるようなHEAVYさよりも、FASTな印象を受けるパフォーマンスだ。レイのヴォーカルを聴いていると、今更ながら、レイ+SABBATHのアルバムが聴いてみたかったと思わせてくれるし、貴重なステージのひとつと言える。
なお、ボーナスディスクで、1986年4月18日、アメリカ-テキサスでのステージを放送用音源のサウンドボード録音で収録した『TEXAS DANGER ZONE』が付属している。
Disc 1
1. Supertzer 2. Mob Rules 3. Children Of The Sea 4. Danger Zone 5. War Pigs 6. Heart Like A Wheel
7. Symptom Of The Universe 8. Sweet Leaf 9. Zero The Hero 10. Sphinx 11. Seventh Star
Disc 2
1. Member Introduction 2. Turn To Stone 3. Drum Solo 4. Die Young 5. Black Sabbath
6. Bass Solo 7. N.I.B./Neon Knights 8. Heaven And Hell 9. Guitar Solo/Heaven And Hell(reprise)
10. Children Of The Grave 11. Supernaut/Paranoid 12. Laguna Sunrise(Outro)
Tony Iommi - Guitars Ray Gillen - Vocals Dave Spitz - Bass Eric Singer - Drums
Geoff Nicholls - Keyboards
Special Thanks: Crazy S.
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★BLACK SABBATH「SEVENTH ZONE」初回納品分に、1986年4月18日のテキサス州サン・アントニオ公演を過去最高のステレオ・ライン録音で収録した「TEXAS DANGER ZONE」をお付けします。
BLACK SABBATH - TEXAS DANGER ZONE(Bonus CDR)
Live at Convention Center Arena, San Antonio, Texas, USA 18th April 1986 STEREO SBD
レイ・ギランが歌うBLACK SABBATHの最高音質FMライブアルバムが再登場! 特筆すべきはスーパー・サウンド。先日リリースされた「SEVENTH STAR」のデラックスエディションにもレイ時代のライブ盤(6月2日ハマースミス・オデオン公演)が付属され、マニア達が色めき立ったのも記憶に新しいところ。ところが、フタを開けてみると大昔の「RAY RULES」のコピー。とても公式とは思えない酷い音質、レベルの低いダメ仕事にガッカリしたファンも多かったことでしょう。本作は1986年4月18日サン・アントニオのライブで、デラックスエディションとはまったくの別公演。わずか7曲の短い放送ですが、あまりにも完璧なサウンド・バランスは「公式リリース可能」ではなく「公式でもこんなハイクオリティ・サウンドはそうそうない」というレベルであり、当然デラックスエディションのガッカリ音質など比べるべくもありません。各楽器のバランスから歓声に至るまで、録音もミックスも完璧な“真のオフィシャル・ワーク”で、マニアの間ではサバスの全放送音源の中でも屈指のウルトラ高音質として知られるライブです。元々伝説的な高音質放送に、さらに放送原盤から直落としのマスターを使用、その上で丁寧にリマスタリングを施したディフィニティヴ仕様に仕上がっています。かつては「Black Sabbath」などで針パチが耳障りなこともありましたが、本盤には一切ありません。今後、完全版でも発掘されない限り、本作が最終決定盤となることでしょう。ただ音が良いだけでなく、ライブの内容も充実。レイも加入後初ライブから丸3週間を経て調子を上げてきており、(本人以外誰もまともに歌えていなかった)ロニー時代の難曲も難なくこなす凄まじい実力を聴かせ、すでにオリジナルな世界を築き始めています。バンドも問題の多かったグレンから解き放たれた開放感からか、清々しささえ漂うステージは(音の良さも手伝って)輝くよう。ここには70年代の禍々しいサバスはいませんが、英国ロックファンにとってはBADLANDSのアメリカ風味なブルーズ・ロックよりも馴染みやすく、レイの代表作となることでしょう。7曲という短さではありますが、オジー、ロニー、グレンの曲をバランス良く収録しており、レイ・サバスのサンプルとしてはこれ以上の物はありません。レイ・ギラン時代のサバスの音源としては避けて通れない、定番音源の問答無用の最高グレード版!大推薦の1枚です。
1. Danger Zone 2. War Pigs 3. Heart Like A Wheel 4. Symptom Of The Universe 5. Sweet Leaf
6. Black Sabbath 7. Neon Knights
Tony Iommi - Guitars Ray Gillen - Vocals Dave Spitz - Bass Eric Singer - Drums
Geoff Nicholls - Keyboards
STEREO SOUNDBOARD RECORDING
Ltd Bonus CDR for 1st set of "SEVENTH ZONE"(Shades 370)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at De Montfort Hall, Leicester, UK 27th May 1986 PERFECT SOUND(from Original Masters)
レイ・ギランがフロントマンを務めたBLACK SABBATHの1986年ツアーより、5月27日に行われたイギリス・レスター公演の模様が、名テーパー"CRAZY S."氏の録音による、完全世界初登場・超高音質オーディエンス・マスター使用でリリース! SABBATHの1986年イギリスツアーは同氏の手によって「TO DO OR DIE」(Powe Gate)や「LAST GIG WITH RAY」など決定版クラスの音源が残されていますが、今ここに新たなマスター・ピースが加わります!
1986年に発表された「SEVENTH STAR」に伴うライヴは、アルバムでも歌ったグレン・ヒューズを起用してアメリカツアーがスタートしたものの、不安定なグレンは僅か5公演で脱退。バンドはレイ・ギランを後任に迎えてツアーを続行し、グレン在籍時とは見違えるほど好転したライヴを披露していました(このアメリカツアーの模様はShadesの「COMPLETE GLENN HUGHES LIVES」シリーズや「NO STRANGER TO LIVE: FIRST GIG WITH RAY」「RAY'S 3RD GIG」などで詳細に聴くことができます)。
しかし、残念ながらアメリカツアーは4月19日のダラス公演を最後に打ち切りとなり、SABBATHは体勢を立て直して5月21日からイギリスツアーを始めることに。仕切り直しの本国ではバンドの状態もすっかり上向きで、従来のSABBATHサウンドにレイのフレッシュな感性を加味した演奏は、バンドの新たな方向性を感じさせるものとなりました。本作に収録された5月27日のレスター"デ・モントフォート・ホール"公演は、その本国ツアー6公演目にあたります。
本作最大の特徴は、なんと言っても音の良さ。オープニング・イントロから、サウンドボード音源も逃げ出すような最高のクリアネスで収められており、その臨場感には誰もが呆然としてしまうでしょう! 「Supertzar」の視界がみるみる開けていくような明度と見通し、卓越したステレオ感とダイレクト感で繰り広げられる「Mob Rules」など、本音源がそのまま公式ライヴ音源化されたとしても違和感を覚えないほどです! 特に「Children Of The Sea」は、アイオミの紡ぐアルペジオからめくるめく音世界が広がるようで、そのワイドな音響の素晴らしさは堪りません!
SABBATHが当時流行のL.A.メタルに模範を示すような「Danger Zone」では、デイヴ・スピッツのベースとエリック・シンガーのドラムも良い仕事をしています。彼らの金属的で骨太なリズムセクションは時代の色彩を反映したこのナンバーに打ってつけ。レイのパワフルでメロディアスな歌い回しも、アルバムで歌ったグレン・ヒューズ以上に曲へ馴染んでいます。
ここでようやく登場するオリジナルSABBATHクラシックの「War Pigs」は、ジェフ・ニコルズによるキーボードやSEによる味付けがなされ、早くも近年のリユニオンSABBATHでの同曲を思わせるアレンジが出来上がっています。ほど良くエコーが効いたヴォーカルも、この時代ならではの個性を醸すのに一役買っています。落ち着いた重厚感が秀逸なSABBATH流ブルース・ナンバーの「Heart Like A Wheel」では、アイオミのギターソロが聴き手を虜にする叙情性を発揮します。こういった曲やソロを耳にすると、アイオミがMYTHOLOGY時代に身に付けたブルースやジャズの素養がいかに大きかったかが想像されます。ライヴ中盤を飾る「Symptom Of The Universe」から「Sweet Leaf」・「Zero The Hero」を経て「Seventh Star」に流れ込むメドレーはこの時代の大きな聴き所です。原始的な衝動性、沈み込む陰鬱さ、押しつぶすようなヘヴィネス、そして大河のようなスケール感と、ギター1本で一人四役をこなすアイオミのプレイには驚くほかありません。
ディスク2へ移っても、一貫したクリアな高音質と迫力ある音像にはいささかの変化もありません。ドラムソロをフィーチャーした「Turn To Stone」と、このイギリスツアーから加わった「Die Young」は、レイのポテンシャルを遺憾なく発揮する最高のパフォーマンスを楽しめます。特に「Black Sabbath」では、彼らしいハイトーンを織り込みつつも、オジーの歌唱を彷彿させる不気味なトーンが絶品です。
デイヴ・スピッツのプレイが極上のボリュームで迫るベースソロ(普段より長めの演奏!)と「N.I.B.」から急流のように「Neon Knights」が展開する場面は、SABBATHが得意とする演奏のメリハリと転調の妙をここぞとばかりに強調しています。ここから劇的な「Heaven And Hell」を迎えるライヴのクライマックスは、ブリティッシュ・ハードの雄に相応しい威風堂々たるものです!
なお、「Heaven And Hell」から続く長大なギターソロとジャムパートでは、「Sabbath Bloody Sabbath」のメインリフが出た後の6:05頃、「Heaven And Hell」へリプライズする前にテープチェンジのためカットが見られますが、ライヴの流れを阻むような欠落ではありません。
アンコールは「LAST GIG WITH RAY」では聴けない「Children Of The Grave」と、お約束の「Paranoid」の2連発です。オジーはもちろん前任のロニーやイアン・ギラン、後のトニー・マーティンとも異なり、レイが弾むような独特のテンポで聴かせる「Children Of The Grave」は必聴です。「Supernaut」をフィーチャーした「Paranoid」でライヴの幕を閉じた後、アイオミがオーディエンスに重ねて感謝のコメントを述べる場面まで、本音源は聞き逃せない名場面が引きも切りません!
全12回のイギリスツアーは、前述したように初日のシェフィールド公演を収録した「TO DO OR DIE」に、最終日となったノッティンガム公演の「LAST GIG WITH RAY」と、両端がCRAZY S.氏録音の素晴らしいオーディエンス・ソースで残されています。本音源が収録されたレスター公演はその両公演のまさにド真ん中の6公演目にあたり、この3本を続けて聴く事によってイギリスツアーの大枠が埋められるのです。
初日から充実した演奏の内容に大きな違いはないものの、ライヴの雰囲気はそれぞれ異なります。日ごとに一体感を増し、バンドらしさを強めていく1986年SABBATHのツアー・ドキュメントとして、本作はマニアならずとも見逃せない一本です!
ハイクオリティな105分間のサウンドを封じ込めるにふさわしい完全限定プレスCD2枚組で、充実した演奏を、記念すべきライヴを、心ゆくまでどうぞお楽しみください! 「TO DO OR DIE」・「LAST GIG WITH RAY」のラインナップに本作が加わって、名テーパーによるBLACK SABBATHの「1986年イギリスツアー三部作」がここに堂々完成です!美しいピクチャーディスク仕様のプレスCDにて限定入荷!
★beatleg誌 vol.134(2011年9月号)のレビュー要約です。ご参考まで。
1986年5月に行われたイギリス・ツアーから、5月27日-レスターでのステージをクリアで良好な音質のオーディエンス録音で収録したプレスCD。このツアーはアルバム『SEVENTH STAR』のプロモーションにともなうものだったが、イギリス・ツアーの前に行われたアメリカ・ツアーの序盤で『SEVENTH STAR』でヴォーカルを務めたグレン・ヒューズが脱退した為、急遽、レイ・ギランを加入させて数公演をこなした後、アメリカ・ツアーをキャンセルし、仕切り直しとも言うべき、イギリス・ツアーだった。
ステージは、オープニングS.E.の「Supertzar」から「The Mob Rules」でスタート。グレンの代役として加入したレイのヴォーカルは、アメリカ・ツアーの数公演を経験した後のイギリス・ツアー中盤ということもあり、実に堂々たるヴォーカルとパフォーマンスで観客にアピールしている。SABBATH CLASSICの「War Pigs」や「Sweet Leaf」ではオリジナル・ヴォーカルのオジーとは異なるハイトーンを駆使した見事なヴォーカルを披露しているし、グレン在籍時にはプレイされなかったロニー時代の「Die Young」ではレイのヴォーカルが、この名曲へ新たな命を吹き込むようなエナジーを感じることだろう。レイの曲紹介からプレイされるSABBATH生誕の曲とも言うべき、「Black Sabbath」でのレイのヴォーカルは一瞬、オジーかと思わせるようなヴォーカルを聴かせてくれてファンを驚かせる。終盤の「N.I.B.」を序章にしてプレイされる「Neon Knights」や「Heaven And Hell」はオリジナルのロニー・ヴァージョンとは異なるレイのハイトーンが際立つようなレイ・ヴァージョンとも言えるようなオリジナリティを感じるに違いない。アンコールはSABBATHの王道とも言えるような「Children Of The Grave」と「Paranoid」で締め括るが、ここでもヴォーカルがレイだからとも言えるようなHEAVYさよりも、FASTな印象を受けるパフォーマンスだ。レイのヴォーカルを聴いていると、今更ながら、レイ+SABBATHのアルバムが聴いてみたかったと思わせてくれるし、貴重なステージのひとつと言える。
なお、ボーナスディスクで、1986年4月18日、アメリカ-テキサスでのステージを放送用音源のサウンドボード録音で収録した『TEXAS DANGER ZONE』が付属している。
Disc 1
1. Supertzer 2. Mob Rules 3. Children Of The Sea 4. Danger Zone 5. War Pigs 6. Heart Like A Wheel
7. Symptom Of The Universe 8. Sweet Leaf 9. Zero The Hero 10. Sphinx 11. Seventh Star
Disc 2
1. Member Introduction 2. Turn To Stone 3. Drum Solo 4. Die Young 5. Black Sabbath
6. Bass Solo 7. N.I.B./Neon Knights 8. Heaven And Hell 9. Guitar Solo/Heaven And Hell(reprise)
10. Children Of The Grave 11. Supernaut/Paranoid 12. Laguna Sunrise(Outro)
Tony Iommi - Guitars Ray Gillen - Vocals Dave Spitz - Bass Eric Singer - Drums
Geoff Nicholls - Keyboards
Special Thanks: Crazy S.
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★BLACK SABBATH「SEVENTH ZONE」初回納品分に、1986年4月18日のテキサス州サン・アントニオ公演を過去最高のステレオ・ライン録音で収録した「TEXAS DANGER ZONE」をお付けします。
BLACK SABBATH - TEXAS DANGER ZONE(Bonus CDR)
Live at Convention Center Arena, San Antonio, Texas, USA 18th April 1986 STEREO SBD
レイ・ギランが歌うBLACK SABBATHの最高音質FMライブアルバムが再登場! 特筆すべきはスーパー・サウンド。先日リリースされた「SEVENTH STAR」のデラックスエディションにもレイ時代のライブ盤(6月2日ハマースミス・オデオン公演)が付属され、マニア達が色めき立ったのも記憶に新しいところ。ところが、フタを開けてみると大昔の「RAY RULES」のコピー。とても公式とは思えない酷い音質、レベルの低いダメ仕事にガッカリしたファンも多かったことでしょう。本作は1986年4月18日サン・アントニオのライブで、デラックスエディションとはまったくの別公演。わずか7曲の短い放送ですが、あまりにも完璧なサウンド・バランスは「公式リリース可能」ではなく「公式でもこんなハイクオリティ・サウンドはそうそうない」というレベルであり、当然デラックスエディションのガッカリ音質など比べるべくもありません。各楽器のバランスから歓声に至るまで、録音もミックスも完璧な“真のオフィシャル・ワーク”で、マニアの間ではサバスの全放送音源の中でも屈指のウルトラ高音質として知られるライブです。元々伝説的な高音質放送に、さらに放送原盤から直落としのマスターを使用、その上で丁寧にリマスタリングを施したディフィニティヴ仕様に仕上がっています。かつては「Black Sabbath」などで針パチが耳障りなこともありましたが、本盤には一切ありません。今後、完全版でも発掘されない限り、本作が最終決定盤となることでしょう。ただ音が良いだけでなく、ライブの内容も充実。レイも加入後初ライブから丸3週間を経て調子を上げてきており、(本人以外誰もまともに歌えていなかった)ロニー時代の難曲も難なくこなす凄まじい実力を聴かせ、すでにオリジナルな世界を築き始めています。バンドも問題の多かったグレンから解き放たれた開放感からか、清々しささえ漂うステージは(音の良さも手伝って)輝くよう。ここには70年代の禍々しいサバスはいませんが、英国ロックファンにとってはBADLANDSのアメリカ風味なブルーズ・ロックよりも馴染みやすく、レイの代表作となることでしょう。7曲という短さではありますが、オジー、ロニー、グレンの曲をバランス良く収録しており、レイ・サバスのサンプルとしてはこれ以上の物はありません。レイ・ギラン時代のサバスの音源としては避けて通れない、定番音源の問答無用の最高グレード版!大推薦の1枚です。
1. Danger Zone 2. War Pigs 3. Heart Like A Wheel 4. Symptom Of The Universe 5. Sweet Leaf
6. Black Sabbath 7. Neon Knights
Tony Iommi - Guitars Ray Gillen - Vocals Dave Spitz - Bass Eric Singer - Drums
Geoff Nicholls - Keyboards
STEREO SOUNDBOARD RECORDING
Ltd Bonus CDR for 1st set of "SEVENTH ZONE"(Shades 370)