PAUL McCARTNEY - TOKYO DOME 2017 1ST & 2ND NIGHT(4CDR) [NO LABEL]

PAUL McCARTNEY - TOKYO DOME 2017 1ST & 2ND NIGHT(4CDR) [NO LABEL]

販売価格: 2,800(税込)

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Tokyo Dome, Tokyo, Japan 27th & 29th April 2017 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)

 日本中の音楽ファンを巻き込んだ“ONE ON ONE JAPAN TOUR 2017”。その現場が甦るオリジナル録音セットが復刻リリース決定です。
 そんな本作に収められているのは2公演「2017年4月27日+4月29日:東京ドーム公演」。そのフル・オーディエンス録音をディスク2枚ずつに配した4枚組です。今週は復刻タイトルが3作同時リリースでもありますので、ここで日程を振り返り、ポジションを思い出しておきましょう。

・4月25日:日本武道館
・4月27日:東京ドーム ←★本作ディスク1-2★
・4月29日:東京ドーム ←★本作ディスク3-4★
・4月30日:東京ドーム

 以上、全4公演。来日当時、傑作録音の数々が矢継ぎ早に登場しましたが、本作もその1つ。ギフト・タイトルとして大人気を博したライヴセットで、録音家本人から直接譲られたマスターをダイレクトにCD化したものです。
 もちろん、その人気の要因となったのはクオリティ。まず、「4月27日(ディスク1-2)」ですが、これは当時通常リリースされた『LIVE AT TOKYO DOME 2017 FINAL NIGHT』と同じ録音者によるもの。名録音家の最高級機材を借用し、「A11ブロック・3列目」という超極上席から録音されたライヴアルバムなのです。そのクオリティは絶品。『LIVE AT TOKYO DOME 2017 FINAL NIGHT』では「マイクを(最前列の)柵の下に置いた」のような特殊な状況だったのですが、本作はそうしたことはなく演奏も歌声もクリアで、芯も図太く、鳴りも美しい。会場反響もほとんどなく、間近席の旨みたっぷり。実際のところ、楽音だけなら頂点盤とさえ言われた『TOKYO DOME 2017 1ST NIGHT』にも匹敵するほどです。
 とは言え、当時プレス化されなかったのにも理由がある。それは“臨場感”。実は、この録音は極上席の喜びに溢れた熱狂も吸い込んでいるのです。もちろん、個人的な話し声ではなく喝采ですので演奏にも静かに聴き入っているのですが、それでも「ポールだけに集中したい」という方には不向き。むしろ、現場でまたポールに出逢えたムードに浸りたい方にこそ味わっていただきたい録音。万人向きではけれど、ハイクオリティで聴いているだけで嬉しくなるサウンドなのです。
 そして、「4月29日(ディスク3-4)」。こちらもまた、名手中の名手の録音。ジェフ・ベックやエリック・クラプトンなど、さまざまなアーティストのプレス・タイトルを手がけてこられた録音家の作です。本来であれば、プレスも当然の名手なのですが、本作はそこまでではなかった。「ポールの日本武道館」は特別中の特別だけに激しい最良席チケット争奪戦が起きるのですが、この人物はそれには参加しなかった。そのため、「C9ブロック」での録音となり、ダイレクト感の点でプレス・タイトル群に及ばなかったのです。
 しかし、そこは名手。サウンドのクリアさ、芯の骨太感はCブロックとは思えない極上ぶり。ほんのり纏った会場音響のド真ん中を芯がレーザービームのように貫く。そのコントラストと立体感がいっそ美しい録音なのです。やはり万人に向けて“これが頂点”とは言えないものの、“透き通る音響”が醸す音世界は名手でしかあり得ない“美”がたっぷりと詰まった銘品なのです。

 とかく「マニア向け」と言うと「質が悪い事の言い訳」と捉えられてしまいますが、そうではありません。“万人に分かりやすい”ではないというだけです。特にオーディエンス録音はポジション、機材、現場のムードと配慮……そのすべてで表情を変える。その面白さ、味わいの深みがあることを知っている。だからこそ「1本でも多く聴きたい」と思ってしまう。それが「マニア」なのです。そんな業を背負った方にこそ味わっていただきたい逸品。マニアだから分かる、感じられる“美のライヴアルバム”です。ぜひ、この機会にじっくりと味わってみてください。

Live at Tokyo Dome, Tokyo, Japan 27th April 2017
A11ブロック・3列目

Disc 1 (79:32)
1. Intro. 2. A Hard Day's Night 3. Junior's Farm 4. Can't Buy Me Love 5. Letting Go
6. Temporary Secretary 7. Let Me Roll It 8. I've Got A Feeling 9. My Valentine
10. Nineteen Hundred and Eighty-Five 11. Maybe I'm Amazed 12. We Can Work It Out
13. In Spite of All the Danger 14. You Won't See Me 15. Love Me Do 16. And I Love Her
17. Blackbird 18. Here Today 19. Queenie Eye 20. New

Disc 2 (79:50)
1. The Fool on the Hill 2. Lady Madonna 3. FourFiveSeconds 4. Eleanor Rigby 5. I Wanna Be Your Man
6. Being for the Benefit of Mr. Kite! 7. Something 8. Ob-La-Di, Ob-La-Da 9. Band on the Run
10. Back in the U.S.S.R. 11. Let It Be 12. Live and Let Die 13. Hey Jude 14. Yesterday
15. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) 16. Hi, Hi, Hi 17. Birthday
18. Golden Slumbers 19. Carry That Weight 20. The End

Live at Tokyo Dome, Tokyo, Japan 29th April 2017
C9ブロック・中列

Disc 3 (79:55)
1. Intro. 2. A Hard Day's Night 3. Save Us 4. Can't Buy Me Love 5. Jet 6. Temporary Secretary
7. Let Me Roll It 8. I've Got a Feeling 9. My Valentine 10. Nineteen Hundred and Eighty-Five
11. Maybe I'm Amazed 12. I've Just Seen a Face 13. In Spite of All the Danger
14. You Won't See Me 15. Love Me Do 16. And I Love Her 17. Blackbird 18. Here Today
19. New 20. Queenie Eye

Disc 4 (77:44)
1. The Fool on the Hill 2. Lady Madonna 3. FourFiveSeconds 4. Eleanor Rigby 5. I Wanna Be Your Man
6. Being for the Benefit of Mr. Kite! 7. Something 8. Ob-La-Di, Ob-La-Da 9. Band on the Run
10. Back in the U.S.S.R. 11. Let It Be 12. Live and Let Die 13. Hey Jude 14. Yesterday
15. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) 16. Hi, Hi, Hi 17. I Saw Her Standing There
18. Golden Slumbers 19. Carry That Weight 20. The End