AC/DC - OSAKA 2001(2CD) [ZODIAC 182]

AC/DC - OSAKA 2001(2CD) [ZODIAC 182]

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Live at Osaka-Jo Hall, Osaka, Japan 22nd February 2001 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)

 遂にクリフ・ウィリアムズまでもが引退を示唆し、ますます未来が分からなくなってしまったAC/DC。2014年にはマルコム・ヤングが認知症を患い、フィル・ラッドが逮捕。2016年にはブライアン・ジョンソンが聴力障害のために離脱し、今度はクリフが「今のツアーを最後に、僕はツアーやレコーディングから身を引く」と公言してしまったのです。長年にわたって愛された“黄金の5人”のうち、残されたのはアンガス・ヤング、ただ独りとなってしまうのです。
 そんなタイミングで登場した本作は、その“黄金の5人”が日本に残してくれた名録音。「2001年2月22日:大阪城ホール公演」のオーディエンス・アルバムなのです。3度目のジャパンツアーの一幕なのですが、まずは“STIFF UPPER LIP JAPAN TOUR 2001”を振り返ってみましょう。

・2001年2月19日:横浜アリーナ
・2001年2月20日:横浜アリーナ
・2001年2月23日:大阪城ホール 【本作】

 このように、2001年のジャパンツアーは全3公演。大阪城は、その最終日でした。そんな大阪公演を記録したのは、90年代の大阪で随一と噂されていた名手。近年、当店ではこの名手の作品を数多く手がけており、デヴィッド・ボウイ『A REALITY IN OSAKA: THE LAST CONCERT IN JAPAN(Wardour-169)』やプリンス『ONE NITE ALONE IN OSAKA(ZION-080)』、KANSAS『OSAKA 2001(Virtuoso 298/299 )』、RAINBOW『OSAKA 1995 1ST NIGHT(BLACK BOX 006)』が大好評。本作は、そのオリジナル・マスター・シリーズの最新作にして、2001年ジャパンツアーのベスト録音なのです。
 上記の名作群が語るように、この名録音家の腕は絶品。本作のクオリティもまた、その名声に違わぬものです。冒頭の「You Shook Me All Night Long」ではAC/DCのあまりの大音量にオーバーピークになってしまうシーンもあるのですが、すぐさま修正。2曲目の「Stiff Upper Lip」からは、上記の名作群と同様のクリアサウンドが広がるのです。この事実がまた、名手の凄味。イヤホンをして聴きながらの録音だったのかは分かりませんが、聴きながらだったとしても、現場の大音量の中で録音サウンドを聞き分ける耳は常人離れしていますし、聴かずにカンだけで調整したのならもっと凄い。いずれにせよ、相当な手練れには違いなく、そのセンスと技術だからこそ生み出し得るサウンドを存分に味わえる。その楽音は、クリアなだけではなく極太でダイレクト。大きな大阪城ホールのはずなのに会場残響が一切なく、ゼロ距離感のサウンドがたっぷりと詰まっているのです。
 この1点を取っても「まるでサウンドボード」と呼べるクオリティなのですが、それでも本作は確実にオーディエンス録音。それを痛感するのは、会場の熱狂です。大音量の楽音に合わせているため、曲間であっても大歓声はさほど感じないのですが、調整する前に録音された開演前の熱気は超リアル。この時の来日は1982年以来、実に19年ぶり。そこに集った観客たちの熱気は異様で、待ちに待って待ちきれないのに待たされた“長大なオアズケ”が今にも破裂しそう……いえ、破裂し始めている。定番の「アンガス!」コールはもちろんのこと、その端々から雄叫びも聞こえ、野太い「はよ来いやぁ!」の怒声(?)まで轟く。この9年後の2010年来日も凄かったですが、本作に渦巻く大気はそれどころではないのです。そんな異常な熱気に後押しされたAC/DCが悪かろうハズがない。先ほども書いた通り、本作の歓声は控えめなボリュームなのですが、その熱狂はバンドの熱演ぶりから滲み出してくる。「シラけた客を前だったら、こんな演奏できやしないよ」というハイテンションぶりが凄いのです。

 1人、また1人とAC/DCを去っていった“黄金の5人”。世界史レベルの超名盤『BACK IN BLACK』を生み出し、地球をロックさせ続けた5人はもう揃いません。仮にブライアンが回復し、クリフが引退を撤回し、アンガスがフィルを許したとしても、マルコムは戻れない。もう二度と、唯一無二のマジックは還ってこないのです。そんな今だからこそ、“19年”を乗り越えた2001年の熱狂が胸に突き刺さる。“黄金の5人”がこの日本に残してくれたロックンロール、長大な時間を乗り越えたからこその熱演。それを当代きっての名録音家が収めきった“日本の名盤”。永久に残るプレス2CDに封じ込め、今週末あなたのお手元へ。

Disc 1 (60:22)
1. Intro 2. You Shook Me All Night Long 3. Stiff Upper Lip 4. Shot Down In Flames
5. Thunderstruck 6. Hell Ain't A Bad Place To Be 7. Hard As A Rock 8. Shoot To Thrill
9. Rock And Roll Ain't Noise Pollution 10. Sin City 11. Bad Boy Boogie

Disc 2 (61:56)
1. Hells Bells 2. Get It Hot 3. The Jack 4. Back In Black 5. Dirty Deeds Done Dirt Cheap
6. Highway To Hell 7. Whole Lotta Rosie 8. Let There Be Rock 9. T.N.T.
10. For Those About To Rock (We Salute You)

Brian Johnson - Vocal Angus Young - Guitar Malcom Young - Guitar, Vocal
Cliff Williams - Bass, Vocal Phil Rudd - Drums