DAVID BOWIE - SUNDERLAND 1987(2CDR) [Uxbridge 1198]

DAVID BOWIE - SUNDERLAND 1987(2CDR) [Uxbridge 1198]

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商品詳細

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Live at Roker Park, Sunderland, UK 23rd June 1987 PERFECT SOUND(from Original Masters)

 英国まで足を伸ばし、1987年のボウイを記録していた名門“キニー”。そのコレクションの最終弾となる傑作オリジナル・カセットが新発掘です。
 そんな本作に収められているのは「1987年6月23日:サンダーランド公演」。その一部始終を伝えるフル・オーディンス録音です。先日は、ボウイのキャリアでも特別な“ウェンブリー・スタジアム2公演”を完全収録した『WEMBLEY STADIUM 1987(Uxbridge 1192)』が大好評となり、今週は続編『CARDIFF 1987(Uxbridge 1197)』も同時リリースされます。ワールド・ツアーの全体像は『CARDIFF 1987』の解説をご覧頂くとして、ここでは欧州ツアーに絞り込んで諸作の関係を整理しておきましょう。

《4月20日『NEVER LET ME DOWN』発売》
・5月29日-6月16日(大陸10公演)
・6月19日:英国『WEMBLEY STADIUM 1987』Disc 1-2
・6月20日:英国『WEMBLEY STADIUM 1987』Disc 3-4
・6月21日:英国『CARDIFF 1987』
・6月23日:英国サンダーランド公演 ←★本作★
・6月27日-7月8日(大陸8公演)
・7月11日-15日(英国3公演)
・7月17日+18日(大陸2公演)

 これが1987年の欧州ツアー。大きく「大陸10→英国4→大陸8→英国3→大陸2」という流れになっており、イギリス編の前半は4連続公演。キニーが録音した3部作「WEMBLEY STADIUM 1987+CARDIFF 1987+本作」でその4公演をコンプリートできるというわけです。
 そんなショウで記録された本作は、姉妹作の中でも格別の1本。名門キニーの専売特許となる晴れ渡る空気感と美しい鳴りは3部作に共通していますが、本作は前2作と比べて芯がグッと力強くダイレクト感まで漂う名作なのです。その要因は恐らく会場にある。本作の現場となった“ローカー・パーク”は、天井も壁もないサッカースタジアム。その点では前2作も同じなのですが、広さが大きく異なり、“ウェンブリー・スタジアム”の約半分となる3万5000人規模。そのスケール感が音にも現れており、(もちろんサウンドボード的なド密着感ではないものの)演奏も歌声も前2作よりもグッと近くに聞こえるのです。
 その旨みは特にヴォーカルとギターに顕著。前2作も演奏自体はしっかりと感じられましたが、ピーター・フランプトンとカルロス・アロマーの音が重なると混じっているのは否めない。しかし、本作はギターの1本1本が描くメロディにラインが感じられるのです。そして、ボウイの歌声。前2作が「歌詞まで分かる」レベルだとすれば、本作はその言葉に込められた「ニュアンスまで分かる」感じ。もちろん、近さだけがすべてではありませんが、一般的な意味での聴きやすさは本作こそが一番なのです。
 そんなサウンドで描かれるショウは、母国イギリスでの巨大会場を満喫するボウイのフルショウ。セットは『WEMBLEY STADIUM 1987(の初日)』や『CARDIFF 1987』と同一なので繰り返しは避けますが、そのヒット・パレードをダイレクト感あるサウンドで楽しめる。そして、ボウイの歌声。ウェンブリー・スタジアム×2(計14万人)+カーディフ(5万人)という超巨大コンサート3日間を成功させ、1日オフを挟んで体調も整えたボウイはすべてが万全。気負いよりもリラックス感まで漂う歌声で名曲群を綴り、堂々たるショウ運びは横綱相撲かのような安定感。その一方で(上記の日程通り)この後3日間の休みが入るせいか思い切りの良さ、開放感もある。この点でも本作は格別に聴きやすく、3部作でもっとも充実したライヴアルバムとなっているのです。

 今回の3部作はいずれも名門キニーの作だけあってサウンドは素晴らしく、その個性も大きく異なるわけではありません。しかし、それでもなお「どれか1本」となったら本作をお薦めしたい。歴史的な意義や気迫、巨大スペクタクルでは『WEMBLEY STADIUM 1987』こそが象徴作であるのは間違いないのですが、本作は間近なサウンドが聴きやすく、ショウも充実感たっぷり。より万人向けのライヴアルバムなのです。
 ボウイのキャリアでも異彩を放っていた“GLASS SPIDER TOUR”。日本公演が実現しなかったツアーを名門のマジカル・サウンドで現場体験できる傑作です。もちろん、3部作を合わせてお楽しみ頂きたいところではありますが、もし迷われるのでしたらまずは本作。まさに格別の銘品。どうぞ、心ゆくまでとことんお楽しみください。

Disc 1 (59:09)
1. Purple Haze Intro
2. Carlos Guitar Intro
3. Up The Hill Backwards
4. Glass Spider
5. Up The Hill Backwards (reprise)
6. Day-In Day-Out
7. Bang Bang
8. Absolute Beginners
9. Loving The Alien
10. China Girl
11. Fashion
12. Scary Monsters (And Super Creeps)
13. All The Madmen
14. Never Let Me Down

Disc 2 (59:45)
1. Big Brother
2. '87 And Cry
3. "Heroes"
4. Time Will Crawl
5. Band Introductions
6. Beat Of Your Drum
7. Sons Of The Silent Age
8. Dancing With The Big Boys
9. Zeroes
10. Let's Dance
11. Fame
12. Blue Jean
13. Modern Love