HEART - DEFINITIVE BOSTON 1976(1CD + Ltd Bonus DVDR) [ZODIAC 369]
HEART - DEFINITIVE BOSTON 1976(1CD + Ltd Bonus DVDR)
[ZODIAC 369]
販売価格: 2,500円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Boston Music Hall, Boston, MA, USA 10th October 1976 ULTIMATE SOUND(UPGRADE)
『DREAMBOAT ANNIE』でデビューし、世界に羽ばたこうとしていた1976年のHEART。その超極上ライヴアルバムが登場です。
そんな本作が記録されたのは「1976年10月10日ボストン公演」。その超絶級オーディエンス録音です。ウソをつくわけにもいかないので「オーディエンス録音」と書くしかありませんが、本作のクオリティはその言葉から想像されるものとはまったく違う。とんでもない極上サウンドの1枚なのです。そのクオリティが気になるところですが、まずはショウのポジション。HEART初のワールド・ツアーが実現した1976年のスケジュールから振り返ってみましょう。
・1月1日+13日:北米#1(2公演)
・4月9日-6月28日:北米#2(13公演)
・7月21日-9月4日:北米#3(11公演)
・9月24日-11月6日:北米#4(18公演)←★ココ★
・11月13日-14日:欧州(5公演)
・12月9日:イングルウッド公演
これがHEARTの1976年。前年1975年秋に『DREAMBOAT ANNIE』がリリースされましたが、その直後はショウケース的なギグを数公演行ったのみ。その後、少しずつペースを上げながら全米を巡っており、連日連夜ショウと移動を絶え間なく繰り返すようになったのは「北米#4」あたりから。本作のボストン公演は、その10公演目にあたるコンサートでした。
そんなショウで記録された本作は、耳を疑う極上録音。とにかくオンでダイレクト、そして端麗。耳元に流れ込む芯はどこまでも力強く、それに伴って微細部まで超・鮮明。まったく距離感を感じないものの、単にサウンドボード的なだけではない。わずかなホール鳴りが恐ろしくきめ細かく、芯に輝く艶と厚みを与えつつ、まったくディテールを隠さない。実のところ、この録音が初登場したのは2007年なのですが、その際も専門誌から「全編1976年のオーディエンス録音とは思えない超高音質」「この音質は下手なサウンドボードよりも断然素晴らしい」「必聴の価値がある」と激賛。実際、初期HEARTと言えば1975年6月のシアトル公演や1976年8月のシカゴ公演のサウンドボードも残されておりますし、“THE SECOND ENDING”のプロショットも定番。そうしたライン録音の数々と比較しても、この録音の方が断然上なのです。
しかも、本作はそんな奇跡録音を最新マスタリングで磨き上げた最高峰更新盤。もちろん、原音の美しさを汚したら元も子もありませんので、そこは最大限に保持。その上で各音域を整理し、メリハリを向上させました。艶やかな美音の中で芯の間近さが一層鮮やかになり、輪郭もクッキリ。ナンシーのギターソロもグッと聴きやすく、美しく鳴っている。元からFMサウンドボードを凌駕するサウンドだったわけですが、本作は「まるでオフィシャル・アルバム」と呼べるほどの鮮やかさと気品を両立しているのです。
そんなサウンドで描かれるショウは、貴重にしてひたむきさが眩しい初期HEART。冒頭からして「初めてのボストン公演だ。シアトル“MUSHROOM”レコードのHEART!」のアナウンスが時代感満点ですし、そこから繰り広げられるショウがとにかく素晴らしい。この日はジェフ・ベックの前座だったためにショート・セットで、約45分の持ち時間に若きパッションを濃縮している。アンのフルートとハワード・リースのキーボードが織りなすアンサンブルはJETHRO TULLやFOCUSを想起させ、ZEPの影響が香り立つヴォーカルやギターがパワフルに轟く。セットはデビュー作『DREAMBOAT ANNIE』の半分となる5曲が軸となっているわけですが、中でも耳を惹くのがオープニング。プログレッシヴなインスト曲から「Sing Child」へ雪崩れ込む流れなのですが、この「Sing Child」だけでも途中にフリーキーなギターソロを盛り込んで10分超えの大熱演。1976年と言えば欧州プログレの勢いに陰りが見えてきたころですが、北米ではRUSHの『2112』やKANSASの『LEFTOVERTURE』が一世を風靡していた。そんな時代だからこその大胆さ。開演時には「ジェフ・ベック!」との叫び声も聞こえるのですが、そんな客さえもものの見事にねじ伏せているのです。
デビュー作しか出ていないだけに「生演奏版DREAMBOAT ANNIE」かと思いきや、そこに割って入る「Magazine」も聴きどころ。「今度出る新曲」と紹介されてもいますが、その冒頭には『BEBE LE STRANGE』で正式レコーディングされるギターソロ「Silver Wheels」が付せられ、「Crazy On You」のアコギ・イントロへ。そのまま『GREATEST HITS/LIVE』のように「Crazy On You」が炸裂……とはならず、「Magazine」へと入っていくアレンジ。「Crazy On You」自体も最後のハイライトでキチンと演奏されるわけですが、まだまだレパートリーが限られている初期ならではの流れが面白いのです。
未だレーベル移籍の裁判も「Barracuda」の大ヒットもなかった1976年のHEART。純粋無垢に突っ走るハードなロックバンドの姿をサウンドボード超えの超極上クオリティで味わわせてくれるライヴアルバムです。もはやHEARTのファンか否かといった次元を超え、70年代ロックそのもの文化遺産となる1枚。どうぞ、永久保存プレスCDで心ゆくまでご堪能ください。
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
1. Intro.
2. Instrumental
3. Sing Child
4. Dreamboat Annie
5. Silver Wheels
6. Crazy On You Intro.
7. Magazine
8. White Lightning & Wine
9. Magic Man
10. Crazy On You
Ann Wilson - Vocals, Flute
Nancy Wilson - Guitar, Vocals
Roger Fisher - Lead Guitar
Michael Derosier - Drums
Steve Fossen - Bass, Vocals
Howard Leese - Keyboards, Guitars, Vocals
★★特別企画
★デビュー直後のステージをサウンドボード超えの超絶クオリティで味わえるライヴアルバム『DEFINITIVE BOSTON 1976』。そのナンバー入りステッカー付きに限り、同じく1976年を代表するプロショット映像『THE SECOND ENDING』が特別に付属いたします。
HEART - THE SECOND ENDING: PULLMAN 1976(Bonus DVDR)
Live at KWSU-TV Studios, Washington State University, Pullman, WA. USA 9th April 1976 PRO-SHOT
本編プレスCDは、サウンドボードも裸足で逃げ出す超絶級のライヴアルバム。問答無用にデビュー直後のHEARTを代表する超名盤です。もちろん、その中身はボーナスなど不要の超絶作なのですが「オーディエンス録音」の先入観から躊躇われてしまう方もいるかも知れない。そんな方にも安心してお求めいただけるよう、当時を象徴する極上プロショット作品をご用意しました。
そんな本作が撮影されたのは、本編プレスCDと同じくデビュー直後となる「1976年4月9日プルマン公演」。本編解説の日程でいうところの「北米#2」初日にあたるワシントン州立大学でのショウを記録したマルチカメラ・プロショットです。驚くべきは、そのクオリティ。関係者流出マスターからデジタル化されているのですが、その映像美はまさにマスター・クオリティ。あまりにも自然な発色とクッキリとした輪郭が美しく、オフィシャル・リリースされていないのが罪に思えてくるほど。もちろん、カメラワークはウィルソン姉妹をばっちりとフォーカスしており、アン(当時25歳)もナンシー(当時22歳)の若々しい美しさと言ったら……。
もちろん、そんな彼女たちによるショウも素晴らしい。オープニングに演奏されるインストからアンのフルート、ナンシーのアコースティック・ギターが絡み合い、そこにロジャー・フィッシャーのギターが絶妙なハーモニーを奏でていく。まだまだ大物感などありませんが、英国ロックに心酔してきたひたむきさが眩しく、華やかでもある。セットは本編プレスCDと同じように『DREAMBOAT ANNIE』が中心ですが、同じではない。本編ボストン公演では演奏していない「Soul Of The Sea」が取り上げられ、『MAGAZINE』からもタイトル曲ではなく「Heartless」がセレクトされている。本編プレスCD合わせ、初期だからこその名曲群を一層華広く楽しめるです。
また、光景からうかがえるライヴの雰囲気も初期ならでは。非常に落ち着いていて、いわゆるハードロック・ライヴらしい熱狂や興奮とは少々異なるのですが、観客は楽曲を楽しみつつもバンドの演奏に意識を集中。やや「お手並み拝見」的なムードは、まだまだファンが開拓されていなかった時代だからこそのもの。そんな観客を前にしているせいか、バンドもシリアスでタイトな演奏でねじ伏せようとするかのようです。
この当時のHEARTはアコースティック色も濃く、一種プログレッシヴなフォーク・ロック的でもあった初期のHEART。そんな中でもアンは「Heartless」や「White Lightning & Wine」で強烈なハイトーンを披露し、「Dreamboat Annie」ではナンシーが息の合ったコーラス・ワークを聴かせる。もちろんナンシーのギター・プレイはこの当時からすでに印象的で、「Crazy On You」においてはフィッシャーと卓越したコンビネーションも美しく叙情的。そのフィッシャーのギター・ソロも見どころ。アンのフルートがフィーチャーされる「Sing Child」やメロディアスな「Soul Of The Sea」は後半など、ジミー・ペイジに傾倒したようなソロを披露。当時からすでにバンドの定番曲だった「Rock And Roll」などのLED ZEPPELINカバーは未収録(一説によると権利上の問題で放送できなかったとも言われています)ですが、バンドのオリジナル曲で統一されたセットリストはセットの焦点も絞れており、マニアから「デビュー直後の'70年代HEARTが最も良かった」と評価されるのも当然な素晴らしいショウをじっくりと楽しめます。
映像は全編で一時間に満たない長さですが、その中味は濃厚。極初期だからこそのレアなレパートリーに加え、LED ZEPPELINたフォークロックの影響をストレートにさらけ出した演奏などなど、HEARTが最もHEARTらしかった時代の57分間です。デビュー当時の若々しくフレッシュな魅力に満ちた名演の数々、サウンドボード超えの超絶ライヴアルバウである本編プレスCDと大定番プロショットの本作でたっぷりとご堪能ください。
1. Intro
2. Instrumental
3. Heartless
4. White Lightning & Wine
5. Dreamboat Annie
6. Silver Wheels
7. Crazy On You
8. Sing Child
9. Soul Of The Sea
10. Devil Delight
11. Magic Man
Ann Wilson - Vocals & Flute Nancy Wilson - Guitars & Vocals Roger
Fisher - Lead Guitar
Michael Derosier - Drums Steve Fossen - Bass & Vocals Howard Leese -
Keyboards, Guitars & Vocals
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 57min.
Special Bonus DVDR for limited numbered stickered edition of "DEFINITIVE BOSTON 1976"(ZODIAC 369)
Live at Boston Music Hall, Boston, MA, USA 10th October 1976 ULTIMATE SOUND(UPGRADE)
『DREAMBOAT ANNIE』でデビューし、世界に羽ばたこうとしていた1976年のHEART。その超極上ライヴアルバムが登場です。
そんな本作が記録されたのは「1976年10月10日ボストン公演」。その超絶級オーディエンス録音です。ウソをつくわけにもいかないので「オーディエンス録音」と書くしかありませんが、本作のクオリティはその言葉から想像されるものとはまったく違う。とんでもない極上サウンドの1枚なのです。そのクオリティが気になるところですが、まずはショウのポジション。HEART初のワールド・ツアーが実現した1976年のスケジュールから振り返ってみましょう。
・1月1日+13日:北米#1(2公演)
・4月9日-6月28日:北米#2(13公演)
・7月21日-9月4日:北米#3(11公演)
・9月24日-11月6日:北米#4(18公演)←★ココ★
・11月13日-14日:欧州(5公演)
・12月9日:イングルウッド公演
これがHEARTの1976年。前年1975年秋に『DREAMBOAT ANNIE』がリリースされましたが、その直後はショウケース的なギグを数公演行ったのみ。その後、少しずつペースを上げながら全米を巡っており、連日連夜ショウと移動を絶え間なく繰り返すようになったのは「北米#4」あたりから。本作のボストン公演は、その10公演目にあたるコンサートでした。
そんなショウで記録された本作は、耳を疑う極上録音。とにかくオンでダイレクト、そして端麗。耳元に流れ込む芯はどこまでも力強く、それに伴って微細部まで超・鮮明。まったく距離感を感じないものの、単にサウンドボード的なだけではない。わずかなホール鳴りが恐ろしくきめ細かく、芯に輝く艶と厚みを与えつつ、まったくディテールを隠さない。実のところ、この録音が初登場したのは2007年なのですが、その際も専門誌から「全編1976年のオーディエンス録音とは思えない超高音質」「この音質は下手なサウンドボードよりも断然素晴らしい」「必聴の価値がある」と激賛。実際、初期HEARTと言えば1975年6月のシアトル公演や1976年8月のシカゴ公演のサウンドボードも残されておりますし、“THE SECOND ENDING”のプロショットも定番。そうしたライン録音の数々と比較しても、この録音の方が断然上なのです。
しかも、本作はそんな奇跡録音を最新マスタリングで磨き上げた最高峰更新盤。もちろん、原音の美しさを汚したら元も子もありませんので、そこは最大限に保持。その上で各音域を整理し、メリハリを向上させました。艶やかな美音の中で芯の間近さが一層鮮やかになり、輪郭もクッキリ。ナンシーのギターソロもグッと聴きやすく、美しく鳴っている。元からFMサウンドボードを凌駕するサウンドだったわけですが、本作は「まるでオフィシャル・アルバム」と呼べるほどの鮮やかさと気品を両立しているのです。
そんなサウンドで描かれるショウは、貴重にしてひたむきさが眩しい初期HEART。冒頭からして「初めてのボストン公演だ。シアトル“MUSHROOM”レコードのHEART!」のアナウンスが時代感満点ですし、そこから繰り広げられるショウがとにかく素晴らしい。この日はジェフ・ベックの前座だったためにショート・セットで、約45分の持ち時間に若きパッションを濃縮している。アンのフルートとハワード・リースのキーボードが織りなすアンサンブルはJETHRO TULLやFOCUSを想起させ、ZEPの影響が香り立つヴォーカルやギターがパワフルに轟く。セットはデビュー作『DREAMBOAT ANNIE』の半分となる5曲が軸となっているわけですが、中でも耳を惹くのがオープニング。プログレッシヴなインスト曲から「Sing Child」へ雪崩れ込む流れなのですが、この「Sing Child」だけでも途中にフリーキーなギターソロを盛り込んで10分超えの大熱演。1976年と言えば欧州プログレの勢いに陰りが見えてきたころですが、北米ではRUSHの『2112』やKANSASの『LEFTOVERTURE』が一世を風靡していた。そんな時代だからこその大胆さ。開演時には「ジェフ・ベック!」との叫び声も聞こえるのですが、そんな客さえもものの見事にねじ伏せているのです。
デビュー作しか出ていないだけに「生演奏版DREAMBOAT ANNIE」かと思いきや、そこに割って入る「Magazine」も聴きどころ。「今度出る新曲」と紹介されてもいますが、その冒頭には『BEBE LE STRANGE』で正式レコーディングされるギターソロ「Silver Wheels」が付せられ、「Crazy On You」のアコギ・イントロへ。そのまま『GREATEST HITS/LIVE』のように「Crazy On You」が炸裂……とはならず、「Magazine」へと入っていくアレンジ。「Crazy On You」自体も最後のハイライトでキチンと演奏されるわけですが、まだまだレパートリーが限られている初期ならではの流れが面白いのです。
未だレーベル移籍の裁判も「Barracuda」の大ヒットもなかった1976年のHEART。純粋無垢に突っ走るハードなロックバンドの姿をサウンドボード超えの超極上クオリティで味わわせてくれるライヴアルバムです。もはやHEARTのファンか否かといった次元を超え、70年代ロックそのもの文化遺産となる1枚。どうぞ、永久保存プレスCDで心ゆくまでご堪能ください。
1. Intro.
2. Instrumental
3. Sing Child
4. Dreamboat Annie
5. Silver Wheels
6. Crazy On You Intro.
7. Magazine
8. White Lightning & Wine
9. Magic Man
10. Crazy On You
Ann Wilson - Vocals, Flute
Nancy Wilson - Guitar, Vocals
Roger Fisher - Lead Guitar
Michael Derosier - Drums
Steve Fossen - Bass, Vocals
Howard Leese - Keyboards, Guitars, Vocals
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★★特別企画
★デビュー直後のステージをサウンドボード超えの超絶クオリティで味わえるライヴアルバム『DEFINITIVE BOSTON 1976』に、同じく1976年を代表するプロショット映像『THE SECOND ENDING』が特別に付属いたします。
HEART - THE SECOND ENDING: PULLMAN 1976(Bonus DVDR)
Live at KWSU-TV Studios, Washington State University, Pullman, WA. USA 9th April 1976 PRO-SHOT
本編プレスCDは、サウンドボードも裸足で逃げ出す超絶級のライヴアルバム。問答無用にデビュー直後のHEARTを代表する超名盤です。もちろん、その中身はボーナスなど不要の超絶作なのですが「オーディエンス録音」の先入観から躊躇われてしまう方もいるかも知れない。そんな方にも安心してお求めいただけるよう、当時を象徴する極上プロショット作品をご用意しました。
そんな本作が撮影されたのは、本編プレスCDと同じくデビュー直後となる「1976年4月9日プルマン公演」。本編解説の日程でいうところの「北米#2」初日にあたるワシントン州立大学でのショウを記録したマルチカメラ・プロショットです。驚くべきは、そのクオリティ。関係者流出マスターからデジタル化されているのですが、その映像美はまさにマスター・クオリティ。あまりにも自然な発色とクッキリとした輪郭が美しく、オフィシャル・リリースされていないのが罪に思えてくるほど。もちろん、カメラワークはウィルソン姉妹をばっちりとフォーカスしており、アン(当時25歳)もナンシー(当時22歳)の若々しい美しさと言ったら……。
もちろん、そんな彼女たちによるショウも素晴らしい。オープニングに演奏されるインストからアンのフルート、ナンシーのアコースティック・ギターが絡み合い、そこにロジャー・フィッシャーのギターが絶妙なハーモニーを奏でていく。まだまだ大物感などありませんが、英国ロックに心酔してきたひたむきさが眩しく、華やかでもある。セットは本編プレスCDと同じように『DREAMBOAT ANNIE』が中心ですが、同じではない。本編ボストン公演では演奏していない「Soul Of The Sea」が取り上げられ、『MAGAZINE』からもタイトル曲ではなく「Heartless」がセレクトされている。本編プレスCD合わせ、初期だからこその名曲群を一層華広く楽しめるです。
また、光景からうかがえるライヴの雰囲気も初期ならでは。非常に落ち着いていて、いわゆるハードロック・ライヴらしい熱狂や興奮とは少々異なるのですが、観客は楽曲を楽しみつつもバンドの演奏に意識を集中。やや「お手並み拝見」的なムードは、まだまだファンが開拓されていなかった時代だからこそのもの。そんな観客を前にしているせいか、バンドもシリアスでタイトな演奏でねじ伏せようとするかのようです。
この当時のHEARTはアコースティック色も濃く、一種プログレッシヴなフォーク・ロック的でもあった初期のHEART。そんな中でもアンは「Heartless」や「White Lightning & Wine」で強烈なハイトーンを披露し、「Dreamboat Annie」ではナンシーが息の合ったコーラス・ワークを聴かせる。もちろんナンシーのギター・プレイはこの当時からすでに印象的で、「Crazy On You」においてはフィッシャーと卓越したコンビネーションも美しく叙情的。そのフィッシャーのギター・ソロも見どころ。アンのフルートがフィーチャーされる「Sing Child」やメロディアスな「Soul Of The Sea」は後半など、ジミー・ペイジに傾倒したようなソロを披露。当時からすでにバンドの定番曲だった「Rock And Roll」などのLED ZEPPELINカバーは未収録(一説によると権利上の問題で放送できなかったとも言われています)ですが、バンドのオリジナル曲で統一されたセットリストはセットの焦点も絞れており、マニアから「デビュー直後の'70年代HEARTが最も良かった」と評価されるのも当然な素晴らしいショウをじっくりと楽しめます。
映像は全編で一時間に満たない長さですが、その中味は濃厚。極初期だからこそのレアなレパートリーに加え、LED ZEPPELINたフォークロックの影響をストレートにさらけ出した演奏などなど、HEARTが最もHEARTらしかった時代の57分間です。デビュー当時の若々しくフレッシュな魅力に満ちた名演の数々、サウンドボード超えの超絶ライヴアルバウである本編プレスCDと大定番プロショットの本作でたっぷりとご堪能ください。
1. Intro
2. Instrumental
3. Heartless
4. White Lightning & Wine
5. Dreamboat Annie
6. Silver Wheels
7. Crazy On You
8. Sing Child
9. Soul Of The Sea
10. Devil Delight
11. Magic Man
Ann Wilson - Vocals & Flute Nancy Wilson - Guitars & Vocals Roger
Fisher - Lead Guitar
Michael Derosier - Drums Steve Fossen - Bass & Vocals Howard Leese -
Keyboards, Guitars & Vocals
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 57min.
Special Bonus DVDR for "DEFINITIVE BOSTON 1976"(ZODIAC 369)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Boston Music Hall, Boston, MA, USA 10th October 1976 ULTIMATE SOUND(UPGRADE)
『DREAMBOAT ANNIE』でデビューし、世界に羽ばたこうとしていた1976年のHEART。その超極上ライヴアルバムが登場です。
そんな本作が記録されたのは「1976年10月10日ボストン公演」。その超絶級オーディエンス録音です。ウソをつくわけにもいかないので「オーディエンス録音」と書くしかありませんが、本作のクオリティはその言葉から想像されるものとはまったく違う。とんでもない極上サウンドの1枚なのです。そのクオリティが気になるところですが、まずはショウのポジション。HEART初のワールド・ツアーが実現した1976年のスケジュールから振り返ってみましょう。
・1月1日+13日:北米#1(2公演)
・4月9日-6月28日:北米#2(13公演)
・7月21日-9月4日:北米#3(11公演)
・9月24日-11月6日:北米#4(18公演)←★ココ★
・11月13日-14日:欧州(5公演)
・12月9日:イングルウッド公演
これがHEARTの1976年。前年1975年秋に『DREAMBOAT ANNIE』がリリースされましたが、その直後はショウケース的なギグを数公演行ったのみ。その後、少しずつペースを上げながら全米を巡っており、連日連夜ショウと移動を絶え間なく繰り返すようになったのは「北米#4」あたりから。本作のボストン公演は、その10公演目にあたるコンサートでした。
そんなショウで記録された本作は、耳を疑う極上録音。とにかくオンでダイレクト、そして端麗。耳元に流れ込む芯はどこまでも力強く、それに伴って微細部まで超・鮮明。まったく距離感を感じないものの、単にサウンドボード的なだけではない。わずかなホール鳴りが恐ろしくきめ細かく、芯に輝く艶と厚みを与えつつ、まったくディテールを隠さない。実のところ、この録音が初登場したのは2007年なのですが、その際も専門誌から「全編1976年のオーディエンス録音とは思えない超高音質」「この音質は下手なサウンドボードよりも断然素晴らしい」「必聴の価値がある」と激賛。実際、初期HEARTと言えば1975年6月のシアトル公演や1976年8月のシカゴ公演のサウンドボードも残されておりますし、“THE SECOND ENDING”のプロショットも定番。そうしたライン録音の数々と比較しても、この録音の方が断然上なのです。
しかも、本作はそんな奇跡録音を最新マスタリングで磨き上げた最高峰更新盤。もちろん、原音の美しさを汚したら元も子もありませんので、そこは最大限に保持。その上で各音域を整理し、メリハリを向上させました。艶やかな美音の中で芯の間近さが一層鮮やかになり、輪郭もクッキリ。ナンシーのギターソロもグッと聴きやすく、美しく鳴っている。元からFMサウンドボードを凌駕するサウンドだったわけですが、本作は「まるでオフィシャル・アルバム」と呼べるほどの鮮やかさと気品を両立しているのです。
そんなサウンドで描かれるショウは、貴重にしてひたむきさが眩しい初期HEART。冒頭からして「初めてのボストン公演だ。シアトル“MUSHROOM”レコードのHEART!」のアナウンスが時代感満点ですし、そこから繰り広げられるショウがとにかく素晴らしい。この日はジェフ・ベックの前座だったためにショート・セットで、約45分の持ち時間に若きパッションを濃縮している。アンのフルートとハワード・リースのキーボードが織りなすアンサンブルはJETHRO TULLやFOCUSを想起させ、ZEPの影響が香り立つヴォーカルやギターがパワフルに轟く。セットはデビュー作『DREAMBOAT ANNIE』の半分となる5曲が軸となっているわけですが、中でも耳を惹くのがオープニング。プログレッシヴなインスト曲から「Sing Child」へ雪崩れ込む流れなのですが、この「Sing Child」だけでも途中にフリーキーなギターソロを盛り込んで10分超えの大熱演。1976年と言えば欧州プログレの勢いに陰りが見えてきたころですが、北米ではRUSHの『2112』やKANSASの『LEFTOVERTURE』が一世を風靡していた。そんな時代だからこその大胆さ。開演時には「ジェフ・ベック!」との叫び声も聞こえるのですが、そんな客さえもものの見事にねじ伏せているのです。
デビュー作しか出ていないだけに「生演奏版DREAMBOAT ANNIE」かと思いきや、そこに割って入る「Magazine」も聴きどころ。「今度出る新曲」と紹介されてもいますが、その冒頭には『BEBE LE STRANGE』で正式レコーディングされるギターソロ「Silver Wheels」が付せられ、「Crazy On You」のアコギ・イントロへ。そのまま『GREATEST HITS/LIVE』のように「Crazy On You」が炸裂……とはならず、「Magazine」へと入っていくアレンジ。「Crazy On You」自体も最後のハイライトでキチンと演奏されるわけですが、まだまだレパートリーが限られている初期ならではの流れが面白いのです。
未だレーベル移籍の裁判も「Barracuda」の大ヒットもなかった1976年のHEART。純粋無垢に突っ走るハードなロックバンドの姿をサウンドボード超えの超極上クオリティで味わわせてくれるライヴアルバムです。もはやHEARTのファンか否かといった次元を超え、70年代ロックそのもの文化遺産となる1枚。どうぞ、永久保存プレスCDで心ゆくまでご堪能ください。
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
1. Intro.
2. Instrumental
3. Sing Child
4. Dreamboat Annie
5. Silver Wheels
6. Crazy On You Intro.
7. Magazine
8. White Lightning & Wine
9. Magic Man
10. Crazy On You
Ann Wilson - Vocals, Flute
Nancy Wilson - Guitar, Vocals
Roger Fisher - Lead Guitar
Michael Derosier - Drums
Steve Fossen - Bass, Vocals
Howard Leese - Keyboards, Guitars, Vocals
★★特別企画
★デビュー直後のステージをサウンドボード超えの超絶クオリティで味わえるライヴアルバム『DEFINITIVE BOSTON 1976』。そのナンバー入りステッカー付きに限り、同じく1976年を代表するプロショット映像『THE SECOND ENDING』が特別に付属いたします。
HEART - THE SECOND ENDING: PULLMAN 1976(Bonus DVDR)
Live at KWSU-TV Studios, Washington State University, Pullman, WA. USA 9th April 1976 PRO-SHOT
本編プレスCDは、サウンドボードも裸足で逃げ出す超絶級のライヴアルバム。問答無用にデビュー直後のHEARTを代表する超名盤です。もちろん、その中身はボーナスなど不要の超絶作なのですが「オーディエンス録音」の先入観から躊躇われてしまう方もいるかも知れない。そんな方にも安心してお求めいただけるよう、当時を象徴する極上プロショット作品をご用意しました。
そんな本作が撮影されたのは、本編プレスCDと同じくデビュー直後となる「1976年4月9日プルマン公演」。本編解説の日程でいうところの「北米#2」初日にあたるワシントン州立大学でのショウを記録したマルチカメラ・プロショットです。驚くべきは、そのクオリティ。関係者流出マスターからデジタル化されているのですが、その映像美はまさにマスター・クオリティ。あまりにも自然な発色とクッキリとした輪郭が美しく、オフィシャル・リリースされていないのが罪に思えてくるほど。もちろん、カメラワークはウィルソン姉妹をばっちりとフォーカスしており、アン(当時25歳)もナンシー(当時22歳)の若々しい美しさと言ったら……。
もちろん、そんな彼女たちによるショウも素晴らしい。オープニングに演奏されるインストからアンのフルート、ナンシーのアコースティック・ギターが絡み合い、そこにロジャー・フィッシャーのギターが絶妙なハーモニーを奏でていく。まだまだ大物感などありませんが、英国ロックに心酔してきたひたむきさが眩しく、華やかでもある。セットは本編プレスCDと同じように『DREAMBOAT ANNIE』が中心ですが、同じではない。本編ボストン公演では演奏していない「Soul Of The Sea」が取り上げられ、『MAGAZINE』からもタイトル曲ではなく「Heartless」がセレクトされている。本編プレスCD合わせ、初期だからこその名曲群を一層華広く楽しめるです。
また、光景からうかがえるライヴの雰囲気も初期ならでは。非常に落ち着いていて、いわゆるハードロック・ライヴらしい熱狂や興奮とは少々異なるのですが、観客は楽曲を楽しみつつもバンドの演奏に意識を集中。やや「お手並み拝見」的なムードは、まだまだファンが開拓されていなかった時代だからこそのもの。そんな観客を前にしているせいか、バンドもシリアスでタイトな演奏でねじ伏せようとするかのようです。
この当時のHEARTはアコースティック色も濃く、一種プログレッシヴなフォーク・ロック的でもあった初期のHEART。そんな中でもアンは「Heartless」や「White Lightning & Wine」で強烈なハイトーンを披露し、「Dreamboat Annie」ではナンシーが息の合ったコーラス・ワークを聴かせる。もちろんナンシーのギター・プレイはこの当時からすでに印象的で、「Crazy On You」においてはフィッシャーと卓越したコンビネーションも美しく叙情的。そのフィッシャーのギター・ソロも見どころ。アンのフルートがフィーチャーされる「Sing Child」やメロディアスな「Soul Of The Sea」は後半など、ジミー・ペイジに傾倒したようなソロを披露。当時からすでにバンドの定番曲だった「Rock And Roll」などのLED ZEPPELINカバーは未収録(一説によると権利上の問題で放送できなかったとも言われています)ですが、バンドのオリジナル曲で統一されたセットリストはセットの焦点も絞れており、マニアから「デビュー直後の'70年代HEARTが最も良かった」と評価されるのも当然な素晴らしいショウをじっくりと楽しめます。
映像は全編で一時間に満たない長さですが、その中味は濃厚。極初期だからこそのレアなレパートリーに加え、LED ZEPPELINたフォークロックの影響をストレートにさらけ出した演奏などなど、HEARTが最もHEARTらしかった時代の57分間です。デビュー当時の若々しくフレッシュな魅力に満ちた名演の数々、サウンドボード超えの超絶ライヴアルバウである本編プレスCDと大定番プロショットの本作でたっぷりとご堪能ください。
1. Intro
2. Instrumental
3. Heartless
4. White Lightning & Wine
5. Dreamboat Annie
6. Silver Wheels
7. Crazy On You
8. Sing Child
9. Soul Of The Sea
10. Devil Delight
11. Magic Man
Ann Wilson - Vocals & Flute Nancy Wilson - Guitars & Vocals Roger
Fisher - Lead Guitar
Michael Derosier - Drums Steve Fossen - Bass & Vocals Howard Leese -
Keyboards, Guitars & Vocals
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 57min.
Special Bonus DVDR for limited numbered stickered edition of "DEFINITIVE BOSTON 1976"(ZODIAC 369)
Live at Boston Music Hall, Boston, MA, USA 10th October 1976 ULTIMATE SOUND(UPGRADE)
『DREAMBOAT ANNIE』でデビューし、世界に羽ばたこうとしていた1976年のHEART。その超極上ライヴアルバムが登場です。
そんな本作が記録されたのは「1976年10月10日ボストン公演」。その超絶級オーディエンス録音です。ウソをつくわけにもいかないので「オーディエンス録音」と書くしかありませんが、本作のクオリティはその言葉から想像されるものとはまったく違う。とんでもない極上サウンドの1枚なのです。そのクオリティが気になるところですが、まずはショウのポジション。HEART初のワールド・ツアーが実現した1976年のスケジュールから振り返ってみましょう。
・1月1日+13日:北米#1(2公演)
・4月9日-6月28日:北米#2(13公演)
・7月21日-9月4日:北米#3(11公演)
・9月24日-11月6日:北米#4(18公演)←★ココ★
・11月13日-14日:欧州(5公演)
・12月9日:イングルウッド公演
これがHEARTの1976年。前年1975年秋に『DREAMBOAT ANNIE』がリリースされましたが、その直後はショウケース的なギグを数公演行ったのみ。その後、少しずつペースを上げながら全米を巡っており、連日連夜ショウと移動を絶え間なく繰り返すようになったのは「北米#4」あたりから。本作のボストン公演は、その10公演目にあたるコンサートでした。
そんなショウで記録された本作は、耳を疑う極上録音。とにかくオンでダイレクト、そして端麗。耳元に流れ込む芯はどこまでも力強く、それに伴って微細部まで超・鮮明。まったく距離感を感じないものの、単にサウンドボード的なだけではない。わずかなホール鳴りが恐ろしくきめ細かく、芯に輝く艶と厚みを与えつつ、まったくディテールを隠さない。実のところ、この録音が初登場したのは2007年なのですが、その際も専門誌から「全編1976年のオーディエンス録音とは思えない超高音質」「この音質は下手なサウンドボードよりも断然素晴らしい」「必聴の価値がある」と激賛。実際、初期HEARTと言えば1975年6月のシアトル公演や1976年8月のシカゴ公演のサウンドボードも残されておりますし、“THE SECOND ENDING”のプロショットも定番。そうしたライン録音の数々と比較しても、この録音の方が断然上なのです。
しかも、本作はそんな奇跡録音を最新マスタリングで磨き上げた最高峰更新盤。もちろん、原音の美しさを汚したら元も子もありませんので、そこは最大限に保持。その上で各音域を整理し、メリハリを向上させました。艶やかな美音の中で芯の間近さが一層鮮やかになり、輪郭もクッキリ。ナンシーのギターソロもグッと聴きやすく、美しく鳴っている。元からFMサウンドボードを凌駕するサウンドだったわけですが、本作は「まるでオフィシャル・アルバム」と呼べるほどの鮮やかさと気品を両立しているのです。
そんなサウンドで描かれるショウは、貴重にしてひたむきさが眩しい初期HEART。冒頭からして「初めてのボストン公演だ。シアトル“MUSHROOM”レコードのHEART!」のアナウンスが時代感満点ですし、そこから繰り広げられるショウがとにかく素晴らしい。この日はジェフ・ベックの前座だったためにショート・セットで、約45分の持ち時間に若きパッションを濃縮している。アンのフルートとハワード・リースのキーボードが織りなすアンサンブルはJETHRO TULLやFOCUSを想起させ、ZEPの影響が香り立つヴォーカルやギターがパワフルに轟く。セットはデビュー作『DREAMBOAT ANNIE』の半分となる5曲が軸となっているわけですが、中でも耳を惹くのがオープニング。プログレッシヴなインスト曲から「Sing Child」へ雪崩れ込む流れなのですが、この「Sing Child」だけでも途中にフリーキーなギターソロを盛り込んで10分超えの大熱演。1976年と言えば欧州プログレの勢いに陰りが見えてきたころですが、北米ではRUSHの『2112』やKANSASの『LEFTOVERTURE』が一世を風靡していた。そんな時代だからこその大胆さ。開演時には「ジェフ・ベック!」との叫び声も聞こえるのですが、そんな客さえもものの見事にねじ伏せているのです。
デビュー作しか出ていないだけに「生演奏版DREAMBOAT ANNIE」かと思いきや、そこに割って入る「Magazine」も聴きどころ。「今度出る新曲」と紹介されてもいますが、その冒頭には『BEBE LE STRANGE』で正式レコーディングされるギターソロ「Silver Wheels」が付せられ、「Crazy On You」のアコギ・イントロへ。そのまま『GREATEST HITS/LIVE』のように「Crazy On You」が炸裂……とはならず、「Magazine」へと入っていくアレンジ。「Crazy On You」自体も最後のハイライトでキチンと演奏されるわけですが、まだまだレパートリーが限られている初期ならではの流れが面白いのです。
未だレーベル移籍の裁判も「Barracuda」の大ヒットもなかった1976年のHEART。純粋無垢に突っ走るハードなロックバンドの姿をサウンドボード超えの超極上クオリティで味わわせてくれるライヴアルバムです。もはやHEARTのファンか否かといった次元を超え、70年代ロックそのもの文化遺産となる1枚。どうぞ、永久保存プレスCDで心ゆくまでご堪能ください。
1. Intro.
2. Instrumental
3. Sing Child
4. Dreamboat Annie
5. Silver Wheels
6. Crazy On You Intro.
7. Magazine
8. White Lightning & Wine
9. Magic Man
10. Crazy On You
Ann Wilson - Vocals, Flute
Nancy Wilson - Guitar, Vocals
Roger Fisher - Lead Guitar
Michael Derosier - Drums
Steve Fossen - Bass, Vocals
Howard Leese - Keyboards, Guitars, Vocals
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★★特別企画
★デビュー直後のステージをサウンドボード超えの超絶クオリティで味わえるライヴアルバム『DEFINITIVE BOSTON 1976』に、同じく1976年を代表するプロショット映像『THE SECOND ENDING』が特別に付属いたします。
HEART - THE SECOND ENDING: PULLMAN 1976(Bonus DVDR)
Live at KWSU-TV Studios, Washington State University, Pullman, WA. USA 9th April 1976 PRO-SHOT
本編プレスCDは、サウンドボードも裸足で逃げ出す超絶級のライヴアルバム。問答無用にデビュー直後のHEARTを代表する超名盤です。もちろん、その中身はボーナスなど不要の超絶作なのですが「オーディエンス録音」の先入観から躊躇われてしまう方もいるかも知れない。そんな方にも安心してお求めいただけるよう、当時を象徴する極上プロショット作品をご用意しました。
そんな本作が撮影されたのは、本編プレスCDと同じくデビュー直後となる「1976年4月9日プルマン公演」。本編解説の日程でいうところの「北米#2」初日にあたるワシントン州立大学でのショウを記録したマルチカメラ・プロショットです。驚くべきは、そのクオリティ。関係者流出マスターからデジタル化されているのですが、その映像美はまさにマスター・クオリティ。あまりにも自然な発色とクッキリとした輪郭が美しく、オフィシャル・リリースされていないのが罪に思えてくるほど。もちろん、カメラワークはウィルソン姉妹をばっちりとフォーカスしており、アン(当時25歳)もナンシー(当時22歳)の若々しい美しさと言ったら……。
もちろん、そんな彼女たちによるショウも素晴らしい。オープニングに演奏されるインストからアンのフルート、ナンシーのアコースティック・ギターが絡み合い、そこにロジャー・フィッシャーのギターが絶妙なハーモニーを奏でていく。まだまだ大物感などありませんが、英国ロックに心酔してきたひたむきさが眩しく、華やかでもある。セットは本編プレスCDと同じように『DREAMBOAT ANNIE』が中心ですが、同じではない。本編ボストン公演では演奏していない「Soul Of The Sea」が取り上げられ、『MAGAZINE』からもタイトル曲ではなく「Heartless」がセレクトされている。本編プレスCD合わせ、初期だからこその名曲群を一層華広く楽しめるです。
また、光景からうかがえるライヴの雰囲気も初期ならでは。非常に落ち着いていて、いわゆるハードロック・ライヴらしい熱狂や興奮とは少々異なるのですが、観客は楽曲を楽しみつつもバンドの演奏に意識を集中。やや「お手並み拝見」的なムードは、まだまだファンが開拓されていなかった時代だからこそのもの。そんな観客を前にしているせいか、バンドもシリアスでタイトな演奏でねじ伏せようとするかのようです。
この当時のHEARTはアコースティック色も濃く、一種プログレッシヴなフォーク・ロック的でもあった初期のHEART。そんな中でもアンは「Heartless」や「White Lightning & Wine」で強烈なハイトーンを披露し、「Dreamboat Annie」ではナンシーが息の合ったコーラス・ワークを聴かせる。もちろんナンシーのギター・プレイはこの当時からすでに印象的で、「Crazy On You」においてはフィッシャーと卓越したコンビネーションも美しく叙情的。そのフィッシャーのギター・ソロも見どころ。アンのフルートがフィーチャーされる「Sing Child」やメロディアスな「Soul Of The Sea」は後半など、ジミー・ペイジに傾倒したようなソロを披露。当時からすでにバンドの定番曲だった「Rock And Roll」などのLED ZEPPELINカバーは未収録(一説によると権利上の問題で放送できなかったとも言われています)ですが、バンドのオリジナル曲で統一されたセットリストはセットの焦点も絞れており、マニアから「デビュー直後の'70年代HEARTが最も良かった」と評価されるのも当然な素晴らしいショウをじっくりと楽しめます。
映像は全編で一時間に満たない長さですが、その中味は濃厚。極初期だからこそのレアなレパートリーに加え、LED ZEPPELINたフォークロックの影響をストレートにさらけ出した演奏などなど、HEARTが最もHEARTらしかった時代の57分間です。デビュー当時の若々しくフレッシュな魅力に満ちた名演の数々、サウンドボード超えの超絶ライヴアルバウである本編プレスCDと大定番プロショットの本作でたっぷりとご堪能ください。
1. Intro
2. Instrumental
3. Heartless
4. White Lightning & Wine
5. Dreamboat Annie
6. Silver Wheels
7. Crazy On You
8. Sing Child
9. Soul Of The Sea
10. Devil Delight
11. Magic Man
Ann Wilson - Vocals & Flute Nancy Wilson - Guitars & Vocals Roger
Fisher - Lead Guitar
Michael Derosier - Drums Steve Fossen - Bass & Vocals Howard Leese -
Keyboards, Guitars & Vocals
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 57min.
Special Bonus DVDR for "DEFINITIVE BOSTON 1976"(ZODIAC 369)