RUSH - DETROIT 1978: SPEED ADJUSTED UPGRADE(2CDR) [Uxbridge 768]

RUSH - DETROIT 1978: SPEED ADJUSTED UPGRADE(2CDR) [Uxbridge 768]

販売価格: 2,500(税込)

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商品詳細

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Live at Cobo Hall, Detroit, MI. USA 2nd December 1978 STEREO SBD(UPGRADE)

 プログレ・ハードの極北とも言える“TOUR OF THE HEMISPHERES 1978-1979”。その模様をリアルに捉えたステレオサウンドボード・アルバムがアップグレードで登場です。
 そんな本作に収められているのは「1978年12月2日デトロイト公演」。このツアーのサウンドボードと言えば、問答無用のオフィシャル級最高傑作盤『HEMISPHERES IN FRANKFURT(Cygnus 019/020)』がありますが、本作はあの超傑作をお持ちの方にも無視できない逸品。気になる内容の前に、まずはプログレ・ハードを極めたツアー全容からショウのポジションを確認しておきましょう。

【1978年】
《10月29日『HEMISPHERES』発売》
・10月14日-11月21日:北米#1(29公演)
・11月30日-12月31日:北米#2a(23公演)←★ココ★
【1979年】
・1月3日-2月7日:北米#2b(22公演)
・2月15日-3月19日:北米#3(24公演)
・3月27日-4月15日:北米#4(14公演)
・4月23日-6月4日:欧州(27公演)

 以上、全139公演。約8ヶ月の間にこれだけのショウをこなしていたのですから、日程だけでも全盛を極めんとするバンドの勢いが感じられます。『HEMISPHERES IN FRANKFURT』は最終盤の「欧州」レッグだったわけですが、本作のデトロイト公演は、グッと初期に遡った「北米#2a」3公演目にあたるコンサートでした。
 このショウからは近年になってサウンドボード録音が発掘され、大いに注目を集めました。そのクオリティは生々しさ全開のド直結サウンドボード。ライン録音にも様々な個性があるものですが、本作の超ダイレクト感はちょっと凄い。経緯はよく分かりませんが、音の感じは明らかにサウンドボード卓からの直接録音。大歓声が遠くに渦巻きつつ、歌声と演奏が丸裸で耳に突撃。左右のパンも強烈で、RUSHがズカズカと土足で脳髄に上がり込んでくるよう。もちろん、3人のアンサンブルもこれ以上はあり得ない超ド迫力&超鮮明。脳みその中にRUSHがいると言いますか、頭の中でギター弦やドラムの皮が震えてるような密着・没入感なのです。
 それだけの強烈サウンドボードなのですが、発掘マスターには大きな欠点があった。それはピッチ。そこで海外マニアがピッチを正確に補正し、新たにアップグレード・バージョンを公開。本作は、そのマニア制作マスターをCD化したものなのです。
 正確なピッチでさらに激烈になったサウンドで描かれるのは、これまた強烈極まる“TOUR OF THE HEMISPHERES”の世界。三部作『2112』『A FAREWELL TO KINGS』『HEMISPHERES』で頂点を究めたSF大作主義が全開で、大代表曲「2112」をはじめ「Xanadu」「Cygnus X-1」「Cygnus X-1, Book II」「La Villa Strangiato」などなど、10分超えの大作が怒濤のラッシュ。しかも、そうした大作群がLP片面ずつの枠からも開放され、自在な曲順で世界を組み上げていくのです。
 しかも、上記したようにツアー前半なのが素晴らしい。「北米#1」でエンジンも充分に暖まりつつ、9日間のオフを挟んだことで体力も回復。そこからツアー再開3公演目……もう、すべてのお膳立てが揃っており、なるべくしてなった名演がド直結サウンドボードで耳にねじ込まれるのです。もう1つ、ツアー前半の旨みはセット。実は、このツアーは途中で演奏されなくなった曲があります。「Something for Nothing」「Cygnus X-1」「Circumstances」の3つなのですが、本作はツアー前半なためにそのすべてが演奏されているマキシマム・セットなのです。特に「Circumstances」は、大名盤『HEMISPHERES IN FRANKFURT』でさえ聴けなかったレパートリー。それを卓直結サウンドでたっぷりと味わえるライヴアルバムなのです。

 正直なところ、卓直結サウンドボードのワイルドさは、完全オフィシャル級な『HEMISPHERES IN FRANKFURT』に半歩ほど及ばない。ツアー頂点の王座を奪うまでには至っていませんが、だからこそ鮮烈アンサンブルのド迫力は本作の方が凄まじくもある。その上に来て「Circumstances」まで楽しめる大傑作です。『HEMISPHERES IN FRANKFURT』に感動された方にこそぜひ触れていただきたい灼熱の激烈サウンドボード。どうぞ、圧倒されちゃってください!

Disc 1(67:37)
1. Intro 2. Anthem 3. A Passage to Bangkok 4. By-Tor and the Snow Dog 5. Xanadu
6. Something for Nothing 7. The Trees 8. Cygnus X-1 9. Cygnus X-1, Book II: Hemispheres
10. Closer to the Heart

Disc 2(51:12)
1. Circumstances 2. A Farewell to Kings 3. La Villa Strangiato 4. 2112 5. Working Man
6. Bastille Day 7. In the Mood 8. Drum Solo

STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Geddy Lee - Lead vocals, bass guitar, keyboards, synthesizers
Alex Lifeson - Guitar, backing vocals
Neil Peart - Drums, percussion