WHITESNAKE - FINAL JUDGMENT: BUDOKAN 1990(2CD) [Shades 390]

WHITESNAKE - FINAL JUDGMENT: BUDOKAN 1990(2CD) [Shades 390]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

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Live at Budokan, Tokyo, Japan 26th September 1990 PERFECT SOUND(from Original Masters)

 終演後にカヴァデールが号泣したという、WHITESNAKEの歴史上でも最重要の一夜がついにライヴ・アルバムにパッケージされました!録音はDIOの「DRAGON HEAD」でお馴染みの凄腕テーパーで、ギターやヴォーカルのクリアさは絶品。スケールの大きな歓声が武道館の“あの”空間を感じさせつつ、オーディエンス録音らしからぬ芯の強い楽音がダイレクトに飛び込んでくる美麗サウンドは、まさに「DRAGON HEAD」譲り。もちろん、ネットでもトレーダー間でも一切出回っていないオリジナル・マスターによるプレスCDです!

 本作が収録されたのは1990年「SLIP OF THE TONGUE」日本ツアーより9月26日・武道館最終日。新ギタリストに鬼才スティーヴ・ヴァイを迎え、賛否両論を巻き起こしながらも好セールスを記録したアルバムに続き、ツアーもバンド史上最大の規模とゴージャスなステージを披露しました。この武道館最終日は、日本公演だけではなくツアー全体の、つまり全世界千秋楽にあたります。しかも、本公演をもってWHITESNAKEは正式に活動停止を発表、事実上の解散コンサートとなりました。'80年代にも何度か活動休止しましたが、それらはアルバム制作中のトラブルや頓挫ばかり。「今日が最後だ!」との決意で臨むショウはこの夜が初めてでした。

 ライヴのオープニングを飾る「Slip Of The Tongue」からカヴァデール&ヴァイの個性が爆発するパフォーマンスは強烈で、「Kitten's Got Claws」「Cheap An' Nasty」などの新曲はスタジオアルバム以上に刺激的。曲自体はエイドリアンのペンによる伝統メタルなので、ヴァイのソロアルバムのような“変な曲”が苦手な人にも、素直にヴァイ節が楽しいのではないでしょうか。
 逆に言うと、自分の曲でもないのに自分色が炸裂するヴァイのプレイは圧倒的で、「Slide It In」「Slow An' Easy」といった昔の曲でも一気に染め変える。カヴァデールの絶叫ヴォーカルとも相まって、新旧全曲が“SLIP OF THE TONGUEバージョン”かのようです。特に凄まじいのが「Crying In The Rain」。好き嫌いは大いに分かれるところですが、ヴァイ以外の誰でもない独特なフレーズを絡めながら、サイクスばりの爆テンションで弾き抜く様はまさに圧巻。さらに二部構成となるソロタイムでは完全に“スティーヴ・ヴァイ・ショウ”と化し、この時ばかりはWHITESNAKEがどうこうではなく、ギター名盤「PASSION AND WARFARE」の世界。歴史に残る名盤を造り上げるほど脂の乗った、1人の天才ギタリストを存分に味わえるひとときです。
 さらに、そんな異才をも圧倒するのが主役カヴァデール。先日公式化されたドニントンと同じく、正直言って声は荒れています。が、絶叫パワーはキャリアハイと言っても過言ではなく、最終公演に挑む死力を尽くしたパフォーマンスは「凄絶」の二字に尽きます。

 そんなオールドファンが眉をひそめそうなメタルサウンドが炸裂する中、どこかで聴き覚えのある熱いパッションが……ここでふと浮かんだのが、WHITESNAKE結成直後の熱気溢れるパフォーマンスを記録した「COME TASTE THE BAND(Langley294)」でした!もちろん、曲も音像も音楽性もまるで違います。しかし、熱く息づくカヴァデールのパッションは確かに。
 思えば、1978年の誕生の瞬間から、白蛇は熱かったのです。男性ソロ歌手路線だったソロアルバムから転換、「パワフルなロックを歌いたい!」との決意で結成されたWHITESNAKE。それ以降も「よりビッグなショウ、よりパワフルなロック」を目論んでペイスを迎え、コージーやサイクスと新たな血をすすり続け、ついには鬼才スティーヴ・ヴァイをも飲み込んだWHITESNAKE。音楽もルックスも大きく脱皮しながらも、ただ1つ不変であった燃えるたぎる野心、“白蛇の魂”はここでもハッキリと聴くことができます。
 なりふり構わず前進し続け、世界を制覇したWHITESNAKEはこの夜、前のめりに倒れました。その後、WHITESNAKEは何度も復活しますが、初期から抱き続けた“たぎる野心”は消え失せ、サヨナラ興行やベスト盤の宣伝ツアー、過去作を意識したアルバムなど、“カヴァデールの気が向いたことをする”活動にシフトしていきます。そう、この武道館はただのツアー最終日などではありません。'70年代から挑戦者が歩み続けた旅路の到達地。我が身の血を替え、皮を脱ぎ捨てでも突き進んだ白蛇がたどり着いた終着駅なのです!

 アカペラで深く歌い込まれる、この日だけの「Soldier Of Fortune」、思わずドキッとする“This is the last concert…”のMCに導かれた「Here I Go Again」、“これが最後だ!”の気迫で迫る「Still Of The Night」では涙ながらに感謝を述べるMCが……すべてがカヴァデール、一世一代のテイクばかりです。そして、爽やかな感動と供に会場に響き渡る「We Wish You Well」に続き、「ただ今をもちまして、本日のコンサートは全て終了いたしました……」のアナウンス(この時、カヴァデールはバックステージで号泣していたそうです)。万感の想いに溢れ、マスターテープは終了します。
 ひとつの時代を締めくくった1990年WHITESNAKE最後のライヴを、溢れる感動や興奮と共に、最高のオーディエンス録音で余すところなく封じ込めた本音源は、文句なしに全てのハードロック・ヘヴィメタルファン必聴です。WHITESNAKE史を彩るライヴのひとつとして皆さんのコレクションにぜひ加えて頂きたい一本、完全限定プレスCD2枚組で堂々のリリース決定です!

Disc 1 (55:08)
1. Intro. 2. Slip Of The Tongue 3. Slide It In 4. Judgment Day 5. Slow An' Easy
6. Kittens Got Claws Adrian Vandenberg Solo 7. Adagio For Strato 8. Flying Dutchman Boogie
9. Is This Love 10. Cheap An' Nasty

Disc 2 (69:55)
1. Crying In The Rain 2. Drum Solo 3. Crying In The Rain (Reprise) 4. Fool For Your Loving
5. Soldier Of Fortune Steve Vai Solo 6. For The Love Of God 7. The Audience Is Listening
8. Here I Go Again 9. Kimigayo 10. Bad Boys incl. Children Of The Night
11. Ain't No Love In The Heart Of The City 12. Still Of The Night 13. We Wish You Well

David Coverdale - Vocals Steve Vai - Guitar Adrian Vandenberg - Guitar Rudy Sarzo - Bass
Tommy Aldridge - Drums