MOTORHEAD - LOUD PARK 10 : LEMMY'S LAST STAND IN KOBE(1CD + Ltd Bonus DVDR) [ZODIAC 165]
MOTORHEAD - LOUD PARK 10 : LEMMY'S LAST STAND IN KOBE(1CD + Ltd Bonus DVDR)
[ZODIAC 165]
販売価格: 2,500円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Kobe World Kinen Hall, Kobe, Japan 16th October 2010 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
傑作ライヴ・イン・ジャパンがプレスCDで登場です。40年に及ぶ歴史の中で、MOTORHEADが日本を訪れたのは9度。そのうち、本作が記録された「2010年10月16日・神戸公演」は、“LOUD PARK 2010”に伴う来日で8度目にあたる。最後の来日となった2015年は“FUJI ROCK FESTIVAL”の1回こっきりでしたから、本作はレミー最後の関西公演を収めたオーディエンス・アルバムなのです。
そんな本作を録音したのは、ヘヴィメタル録音の名匠“西日本最強テーパー氏”。西日本のライヴスペースを熟知し、どんな会場でもベストサウンドをモノにする一級の手練れ録音家だけに、彼の作品は数多くリリースされており、テーパーを意識されていなくても触れていらっしゃる方も多いと思います。しかし、かの名匠のコレクションのすべてが公開されているわけでもありません。本作は、そんな秘蔵の1本なのです。
そんな本作のサウンドは、いつも通りに素晴らしい名匠の銘品。なにより素晴らしいのは、ド直近のスーパーダイレクト感。まったくもってサウンドボードかのようなズ太い楽音が耳元で鳴るド迫力は、まさしく“最強氏”のトレードマークと言えるような見事なサウンド。あまりの迫力に(現場の出音の関係もあるのでしょう)、序盤こそ低音が太く鳴りすぎるきらいがありますが、それもどんどん向上していき、3曲目の「Be My Baby」に入る頃には、ド迫力とクリアさのバランスの取れた名匠サウンドが広がる。これはまさしく、“クリアな轟音”。MOTORHEAD自身がまき散らす爆音を、きめ細やかに美しく捕らえたサウンドなのです。
そして、そんなド迫力サウンドが重戦車のごとき後期MOTORHEADによく似合う。1975年結成のMOTORHEADには40年の歴史があり、その中でさまざまに変化しました。しかし、細かなラインナップをはしょって、その歴史を大ざっぱに分けると3つ。「黄金トリオ時代」「4人編成時代」「最後のトリオ時代」になります。もちろん、一番人気にして歴史上もっとも偉大なのは「黄金トリオ」なわけですが、それに匹敵するのがフィル・キャンベル、ミッキー・ディーの「最後のトリオ」。40年の歴史のうち、半分の20年間を不動で過ごし、最後の最後までレミーを支え続けました。もちろん、長く続けるだけでは意味がない。長いキャリアでパワーダウンしていくバンドが多い中、MOTORHEADへのリスペクトは落ちるどころか、時代を経るごとに高まる一方。晩年には黄金トリオでさえ果たせなかった全米チャートにもアルバムを送り込むほどでした。それができたのも、高まるリスペクトを裏切らないライヴの凄味。そして、本作にもその凄味が充満しているのです。
実際、本作で炸裂するライヴは、爆走だけでなく重い。こう書くと90年代に流行ったモダンヘヴィネスを思い出す方もいらっしゃるかも知れませんが、そうではありません。アンサンブル自体はトリオならではスカスカ感でがありながら、1音1音がぶっとくてパワフル。激重のようでありながら、決して重苦しくはならない。アグレッシヴではあっても、無闇やたらな怒号はなく、ひたすらカッコイイだけのMOTORHEAD印ロックンロールなのです。本作のセットリストは全14曲中「黄金トリオ時代=6曲」「最後トリオ時代=5曲」「4人編成時代=3曲」というバランスなのですが、最近の曲でも初めて聴いた気がしない。その不変ぶりに、いつの間にか顔がニヤけてしまう……。正直なところ、2013年にペースメーカーの手術を受けて以降、血腫や糖尿病など、晩年のレミーは体調不良に悩まされることも少なくなかった。しかし、本作ではそんな様子は露ほども見えず、全力投入ができた最後期の輝きで魅せてくれるのです。
そして、その旨みがたっぷりと本生100%のぶっといサウンドで捉えきるからこそ、“最強氏”は凄い。特に、歳を重ねるごとに金属感を増していったレミーのベースと、単語「POWER」の意味がそのまま音になったようなミッキーのドラムが強烈。さすがにレミーが「こいつが世界一」と呼び、20年以上も組み続けるだけはある相性の良さ。その魅力をここまで見事にパックできた空間録音はちょっと覚えがありません。
ぶっきらぼうなベースのフィードバックを残して、神戸を去ったレミー。その轟音までもが美しく轟く中、本作は幕を閉じます。この後、LOUD PARK 2010の関東公演とFUJI ROCK 2015という2回の“LEMMY IN JAPAN”がありますが、残念ながら本作ほどのサウンドで捉えられたライヴアルバムは見つかっていません。
この2010年でMOTORHEADは結成35周年、「最後のトリオ」だけでも15年。今になって、“不動のMOTORHEAD”、“いつも通りのレミー”の凄味が痛烈に突き刺さる。己の道を貫き通すことは、容易いことではありません。特に、ヘヴィであり続けること、不良であり続けること、ワイルドであり続けることは。それを貫き通した、類い希なるヒーロー、イアン・“レミー”・キルミスター。その生き様が息づいているライヴ・イン・ジャパン。今週末、あなたのお手元にお届けいたします。
(60:06)
1. Intro 2. Iron Fist 3. Stay Clean 4. Be My Baby 5. Rock Out 6. Metropolis 7. Over the Top
8. One Night Stand 9. Guitar Solo 10. The Thousand Names of God 11. Cradle to the Grave
12. In the Name of Tragedy 13. Going to Brazil 14. Killed by Death 15. Ace of Spades
16. Band Introductions 17. Overkill
Lemmy Kilmister - Bass, Vocals Phil Campbell - Guitar Mikkey Dee - Drums
ZODIAC 165 \2,500 発売中 ★ギフト対象品
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★★特別企画
★レミー最後の関西公演を収めた傑作ライヴアルバム『LOUD PARK 2010 : LEMMY'S LAST STAND IN KOBE』。ボーナス・ディスクとして、その翌日に行われた最期の関東ライヴの映像集「LOUD PARK 2010 SAITAMA」が特別に付属致します。
MOTORHEAD - LOUD PARK 10: SAITAMA SUPER ARENA(Special Bonus DVDR)
Saitama Super Arena, Saitama, Japan 17th October 2010
本編プレスCDの解説でも触れましたが、MOTORHEAD最後の来日は、最晩年の2015年でした。しかし、そのときのライヴは、新潟の“FUJI ROCK FESTIVAL”1回のみ。本編プレスCD『LOUD PARK 2010 : LEMMY'S LAST STAND IN KOBE』がレミー最後の関西公演だとすれば、その翌日に行われた“LOUD PARK 2010”のさいたまスーパーアリーナ公演は、関東最後のライヴなのです。本作は、そんな「2010年10月17日」のステージを収めたオーディエンス・ショット。残念ながら8曲ほどの収録ですが、首都圏のファンが見つめた“レミー最後の姿”がしっかりと刻まれた1本です。
気になるクオリティは、素晴らしいデジタル・クオリティ。シンバルの支柱1本1本も金属光沢に輝く鮮明な画質で、近年のデジタルカメラでもここまで美しいものはそうそうないもの。ステージにたゆたうスモークの粒子まで見えてきそうな映像美です。それ以上に素晴らしいのがアングル。ステージ右側の2階席から見下ろすショットで、遮蔽物が全然ない! ズームこそないものの、視界いっぱいにMOTORHEADのステージが広がる。1階アリーナで暴れてこそのMOTORHEADという気もしますが、映像で振り返る以上はキッチリと安定してもらわなくては困る。その意味で、本作の“特等席感覚”は満点なのです。
その撮影ポジションが可能にした音声も素晴らしい。視野と同じく、録音でも遮蔽物は最大の障壁。物体が回り込んでしまうと、とたんにこもってしまうからです。ところが、遮蔽物ゼロの本作のサウンドは、真っ直ぐに直撃するレーザービームのよう。さすがに本編プレスCDには及ばないですし、少々ピークに割れも感じられますが、歪みまくったレミーのベースの1音1音までクッキリと聞こえるクリアさで飛び込んでくるのです。
そのクオリティで映し出される、“関東最後の勇姿”のかっこよさ! おもむろに現れてはリッケンバッカーをかき鳴らし、「オーライ? 俺たちはMOTORHEADだ。ロックンロールを演るぜ」と一声かけるだけで会場を完全に支配。しわがれ声でぶちかまされる激烈ロックンロールがオーディエンスを蹂躙していく。元々、激しいアクションやテクニカルな歌い上げもしない人ではありますが、齢64にしてこの激しさ、かっこよさ。もう二度とこんな人は現れないでしょう……。
さらに胸に迫るのは、ラストの「Overkill」。アンコールに呼び出されたレミーが一声、「俺たちを忘れるな、忘れるなよ。俺たちはMOTORHEADだ」と………。えぇ、忘れません。忘れませんとも! 画面の中のレミーも観客も想像だにしてはいないでしょうが、今だからこそ、この言葉が胸に突き刺さる。そして「Overkill」が目映いフラッシュの中で疾駆し、永遠に消えて欲しくないフィードバックが轟く中、レミーは去っていく。本編プレスCDの神戸と同じ、お馴染みのエンディングですが、その光景がここにはあるのです。本編プレスCDの極上サウンドをさらに鮮やかに、光景レベルにまで引き上げてくれる1枚。もしかしたら、直に目撃できた最後の姿。今週末は、ぜひ日本まで来てくれたレミーに再会してください。ジャック&コークを飲りながら。
(31:21)
1. Iron Fist 2. Stay Clean 3. Be My Baby 4. Metropolis 5. Over The Top
6. One Night Stand 7. Ace Of Spades 8. Overkill
Lemmy Kilmister - Bass, Vocals Phil Campbell - Guitar Mikkey Dee - Drums
COLOUR NTSC Approx. 31min.
Special Bonus DVDR for "LOUD PARK 10 : LEMMY'S LAST STAND IN KOBE"(ZODIAC 165)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Kobe World Kinen Hall, Kobe, Japan 16th October 2010 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
傑作ライヴ・イン・ジャパンがプレスCDで登場です。40年に及ぶ歴史の中で、MOTORHEADが日本を訪れたのは9度。そのうち、本作が記録された「2010年10月16日・神戸公演」は、“LOUD PARK 2010”に伴う来日で8度目にあたる。最後の来日となった2015年は“FUJI ROCK FESTIVAL”の1回こっきりでしたから、本作はレミー最後の関西公演を収めたオーディエンス・アルバムなのです。
そんな本作を録音したのは、ヘヴィメタル録音の名匠“西日本最強テーパー氏”。西日本のライヴスペースを熟知し、どんな会場でもベストサウンドをモノにする一級の手練れ録音家だけに、彼の作品は数多くリリースされており、テーパーを意識されていなくても触れていらっしゃる方も多いと思います。しかし、かの名匠のコレクションのすべてが公開されているわけでもありません。本作は、そんな秘蔵の1本なのです。
そんな本作のサウンドは、いつも通りに素晴らしい名匠の銘品。なにより素晴らしいのは、ド直近のスーパーダイレクト感。まったくもってサウンドボードかのようなズ太い楽音が耳元で鳴るド迫力は、まさしく“最強氏”のトレードマークと言えるような見事なサウンド。あまりの迫力に(現場の出音の関係もあるのでしょう)、序盤こそ低音が太く鳴りすぎるきらいがありますが、それもどんどん向上していき、3曲目の「Be My Baby」に入る頃には、ド迫力とクリアさのバランスの取れた名匠サウンドが広がる。これはまさしく、“クリアな轟音”。MOTORHEAD自身がまき散らす爆音を、きめ細やかに美しく捕らえたサウンドなのです。
そして、そんなド迫力サウンドが重戦車のごとき後期MOTORHEADによく似合う。1975年結成のMOTORHEADには40年の歴史があり、その中でさまざまに変化しました。しかし、細かなラインナップをはしょって、その歴史を大ざっぱに分けると3つ。「黄金トリオ時代」「4人編成時代」「最後のトリオ時代」になります。もちろん、一番人気にして歴史上もっとも偉大なのは「黄金トリオ」なわけですが、それに匹敵するのがフィル・キャンベル、ミッキー・ディーの「最後のトリオ」。40年の歴史のうち、半分の20年間を不動で過ごし、最後の最後までレミーを支え続けました。もちろん、長く続けるだけでは意味がない。長いキャリアでパワーダウンしていくバンドが多い中、MOTORHEADへのリスペクトは落ちるどころか、時代を経るごとに高まる一方。晩年には黄金トリオでさえ果たせなかった全米チャートにもアルバムを送り込むほどでした。それができたのも、高まるリスペクトを裏切らないライヴの凄味。そして、本作にもその凄味が充満しているのです。
実際、本作で炸裂するライヴは、爆走だけでなく重い。こう書くと90年代に流行ったモダンヘヴィネスを思い出す方もいらっしゃるかも知れませんが、そうではありません。アンサンブル自体はトリオならではスカスカ感でがありながら、1音1音がぶっとくてパワフル。激重のようでありながら、決して重苦しくはならない。アグレッシヴではあっても、無闇やたらな怒号はなく、ひたすらカッコイイだけのMOTORHEAD印ロックンロールなのです。本作のセットリストは全14曲中「黄金トリオ時代=6曲」「最後トリオ時代=5曲」「4人編成時代=3曲」というバランスなのですが、最近の曲でも初めて聴いた気がしない。その不変ぶりに、いつの間にか顔がニヤけてしまう……。正直なところ、2013年にペースメーカーの手術を受けて以降、血腫や糖尿病など、晩年のレミーは体調不良に悩まされることも少なくなかった。しかし、本作ではそんな様子は露ほども見えず、全力投入ができた最後期の輝きで魅せてくれるのです。
そして、その旨みがたっぷりと本生100%のぶっといサウンドで捉えきるからこそ、“最強氏”は凄い。特に、歳を重ねるごとに金属感を増していったレミーのベースと、単語「POWER」の意味がそのまま音になったようなミッキーのドラムが強烈。さすがにレミーが「こいつが世界一」と呼び、20年以上も組み続けるだけはある相性の良さ。その魅力をここまで見事にパックできた空間録音はちょっと覚えがありません。
ぶっきらぼうなベースのフィードバックを残して、神戸を去ったレミー。その轟音までもが美しく轟く中、本作は幕を閉じます。この後、LOUD PARK 2010の関東公演とFUJI ROCK 2015という2回の“LEMMY IN JAPAN”がありますが、残念ながら本作ほどのサウンドで捉えられたライヴアルバムは見つかっていません。
この2010年でMOTORHEADは結成35周年、「最後のトリオ」だけでも15年。今になって、“不動のMOTORHEAD”、“いつも通りのレミー”の凄味が痛烈に突き刺さる。己の道を貫き通すことは、容易いことではありません。特に、ヘヴィであり続けること、不良であり続けること、ワイルドであり続けることは。それを貫き通した、類い希なるヒーロー、イアン・“レミー”・キルミスター。その生き様が息づいているライヴ・イン・ジャパン。今週末、あなたのお手元にお届けいたします。
(60:06)
1. Intro 2. Iron Fist 3. Stay Clean 4. Be My Baby 5. Rock Out 6. Metropolis 7. Over the Top
8. One Night Stand 9. Guitar Solo 10. The Thousand Names of God 11. Cradle to the Grave
12. In the Name of Tragedy 13. Going to Brazil 14. Killed by Death 15. Ace of Spades
16. Band Introductions 17. Overkill
Lemmy Kilmister - Bass, Vocals Phil Campbell - Guitar Mikkey Dee - Drums
ZODIAC 165 \2,500 発売中 ★ギフト対象品
------------------------------------------------
★★特別企画
★レミー最後の関西公演を収めた傑作ライヴアルバム『LOUD PARK 2010 : LEMMY'S LAST STAND IN KOBE』。ボーナス・ディスクとして、その翌日に行われた最期の関東ライヴの映像集「LOUD PARK 2010 SAITAMA」が特別に付属致します。
MOTORHEAD - LOUD PARK 10: SAITAMA SUPER ARENA(Special Bonus DVDR)
Saitama Super Arena, Saitama, Japan 17th October 2010
本編プレスCDの解説でも触れましたが、MOTORHEAD最後の来日は、最晩年の2015年でした。しかし、そのときのライヴは、新潟の“FUJI ROCK FESTIVAL”1回のみ。本編プレスCD『LOUD PARK 2010 : LEMMY'S LAST STAND IN KOBE』がレミー最後の関西公演だとすれば、その翌日に行われた“LOUD PARK 2010”のさいたまスーパーアリーナ公演は、関東最後のライヴなのです。本作は、そんな「2010年10月17日」のステージを収めたオーディエンス・ショット。残念ながら8曲ほどの収録ですが、首都圏のファンが見つめた“レミー最後の姿”がしっかりと刻まれた1本です。
気になるクオリティは、素晴らしいデジタル・クオリティ。シンバルの支柱1本1本も金属光沢に輝く鮮明な画質で、近年のデジタルカメラでもここまで美しいものはそうそうないもの。ステージにたゆたうスモークの粒子まで見えてきそうな映像美です。それ以上に素晴らしいのがアングル。ステージ右側の2階席から見下ろすショットで、遮蔽物が全然ない! ズームこそないものの、視界いっぱいにMOTORHEADのステージが広がる。1階アリーナで暴れてこそのMOTORHEADという気もしますが、映像で振り返る以上はキッチリと安定してもらわなくては困る。その意味で、本作の“特等席感覚”は満点なのです。
その撮影ポジションが可能にした音声も素晴らしい。視野と同じく、録音でも遮蔽物は最大の障壁。物体が回り込んでしまうと、とたんにこもってしまうからです。ところが、遮蔽物ゼロの本作のサウンドは、真っ直ぐに直撃するレーザービームのよう。さすがに本編プレスCDには及ばないですし、少々ピークに割れも感じられますが、歪みまくったレミーのベースの1音1音までクッキリと聞こえるクリアさで飛び込んでくるのです。
そのクオリティで映し出される、“関東最後の勇姿”のかっこよさ! おもむろに現れてはリッケンバッカーをかき鳴らし、「オーライ? 俺たちはMOTORHEADだ。ロックンロールを演るぜ」と一声かけるだけで会場を完全に支配。しわがれ声でぶちかまされる激烈ロックンロールがオーディエンスを蹂躙していく。元々、激しいアクションやテクニカルな歌い上げもしない人ではありますが、齢64にしてこの激しさ、かっこよさ。もう二度とこんな人は現れないでしょう……。
さらに胸に迫るのは、ラストの「Overkill」。アンコールに呼び出されたレミーが一声、「俺たちを忘れるな、忘れるなよ。俺たちはMOTORHEADだ」と………。えぇ、忘れません。忘れませんとも! 画面の中のレミーも観客も想像だにしてはいないでしょうが、今だからこそ、この言葉が胸に突き刺さる。そして「Overkill」が目映いフラッシュの中で疾駆し、永遠に消えて欲しくないフィードバックが轟く中、レミーは去っていく。本編プレスCDの神戸と同じ、お馴染みのエンディングですが、その光景がここにはあるのです。本編プレスCDの極上サウンドをさらに鮮やかに、光景レベルにまで引き上げてくれる1枚。もしかしたら、直に目撃できた最後の姿。今週末は、ぜひ日本まで来てくれたレミーに再会してください。ジャック&コークを飲りながら。
(31:21)
1. Iron Fist 2. Stay Clean 3. Be My Baby 4. Metropolis 5. Over The Top
6. One Night Stand 7. Ace Of Spades 8. Overkill
Lemmy Kilmister - Bass, Vocals Phil Campbell - Guitar Mikkey Dee - Drums
COLOUR NTSC Approx. 31min.
Special Bonus DVDR for "LOUD PARK 10 : LEMMY'S LAST STAND IN KOBE"(ZODIAC 165)