FREE - WEST GERMANY 1970 REVISITED (1CD) [Wardour-390]

FREE - WEST GERMANY 1970 REVISITED (1CD) [Wardour-390]

販売価格: 2,500(税込)

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商品詳細

★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。

Taken from the original reel to reel tapes (Recorded by a Japanese taper who lived in Dusseldorf in 1970)
暫定ですが、日時は下記となります。
Tr.1-9: 1970-11-14
Tr.10-16: 1970-05-18

 FREE伝説のオリジナル録音がブラッシュ・アップ。永久保存プレスCDで登場です。
 その伝説録音とは、全世界初登場マスターを連発した“REEL MASTERS”の大人気作『LIVE IN WEST GERMANY 1970』。あの名作オーディエンス録音の大元リールを再デジタル化し、究極アップグレードを計った決定盤です。

【世界中のマニアが驚いた謎のマスター・リール】
 『LIVE IN WEST GERMANY 1970』は、真に衝撃でした。何しろ、1970年のFREEと言えば、大名盤『FIRE AND WATER』『HIGHWAY』を連発していた絶頂時代にも関わらず、満足な録音がほとんど存在しない。『LIVE AT THE BBC』の“BBC IN CONCERT”をかけては「存在するモノは何でも聴きたい……」と溜息をついている方も多いでしょう。そんな歴史のスキマからフッと現れたのが『LIVE IN WEST GERMANY 1970』でした。独自ルートからもたらされたリール・ケースには「Live in West Germany」とだけ記され、公演日も会場も不明。しかし、そこから流れ出てきたのは濃厚なヴィンテージFREE。それまで出回ってきたあらゆる記録とも異なる演奏であり、しかもクオリティまで絶品だったのです。それもそのはず、このリールを録音したのは“REEL MASTERS”シリーズに大量の西ドイツ公演を提供したテーパー。そう、あのLED ZEPPELINの『DUSSELDORF 1970』と同じ人物なのです。
 その衝撃の内容に世界中のマニアが震撼。あまりに素晴らしいサウンドとショウに探求に火が付いたのか、実際のステージがいつ、どこだったのか盛んにリサーチも行われてきました。「All Right Nowがないから本当は1969年録音だろう」「いや、Ride On A PonyやBe My Friendをやってるから1970年で合ってるはずだ」「ZEPと同じテーパーならやはりデュッセルドルフじゃないか!?」等々など。2019年現在では「5月16日-18日の“JOINT MEETING”」説が有力視されていますが、それも決定的な証拠が発見には至っていない。未だ謎多き不明のライヴアルバムとなっているのです。

【あらゆる手段を講じて至高のクオリティを実現した意匠盤】
 本作は、そんな世界中のマニアを掻き立てたマスター。単なる再発盤ではなく、考え得るありとあらゆる手法で磨き込んだ究極盤なのです。まず第一に、大元マスターからの再デジタル化。“REEL MASTERS”から初登場したのは2004年でしたが、その後にデジタル化ノウハウも飛躍的に進歩。今回は大元リールに吹き込まれたサウンドを細部の微細部に至るまでデジタル化したのです。しかも、サウンドだけでなく最長。前回盤を体験された方ならご存じと思いますが、この録音はテープ節約のため、70年代特有の長ーいチューニングでは録音を一時停止している。前回盤ではその端の音が数秒切れていましたが、本作は録音されていた現場音をゼロコンマ以下まですべて引き出した。質的にも長さ的にも「大元リールのすべて」を完全にデジタルへ移し替えたのです。
 そして、デジタル化後のリマスター精度も格段に向上。これは「イコライジング」という意味ではありません。いろいろとあるのですが、一番のポイントはベスト・コンディションでの統一化。「???」という方が多いと思いますが、これが絶大なのです。ご説明するために、大元リールの録音状況まで遡ってみましょう。
 ヴィンテージ愛好家の方ならピンと来ると思いますが、70年代初期はモノラル録音が多い。ただし、モノラル・テープとは限らず、ステレオ・テープの事も多いのです。モノラル・マイクを使ってステレオ・テープに録音することで右チャンネルと左チャンネルで同じ音が記録され、「1本のテープで2本の大元マスター」ができる。この手法で録音されると、片チャンネルに不具合(音落ちやノイズなど)が起きても片チャンネルが補完してくれるわけです。しかし、これが時代を経てしまうと話が変わる。左右のチャンネルで保存状態に差が出来てしまい、ステレオ環境で再生すると片方が美しくても片方からノイズやヨレが聞こえてチグハグになってしまうのです。
 前回盤はマスターの真実という事でチグハグもそのままにCD化しましたが、今回は左・右チャンネルを個別にデジタル化。無傷のチャンネルだけで全曲・全編を貫いたのです(録音時の揺れやテープそのもののヨレは残ります)。「チャンネルを行き来する!?」と思われるかも知れませんが、録音自体がモノラルなのでご心配には及びません。先ほど述べたように「2本の大元マスター」が存在するのと同じですので、ベスト・パートを組んでも違和感はゼロ。ただひたすら、ノイズや経年劣化もなく艶やかシームレスな安定感を実現している。しかも、ノイズレスな曲/パートでも鳴りの良さを比較し、徹底的にベストな状態で全編を統一しているのです。

【ナチュラル・サウンドで綴られる絶頂のFREE】
 このように万策を講じていますが、1つだけ行わなかったのがイコライジング。前回盤はリールから拾いきれなかった質感を補完するように調整しましたが、今回はその必要がなかった。それほどリッチなサウンドを大元リールから引き出せたのです。実際、前回盤とはまるで違う。もちろん、録音自体が違うわけではないので距離感はそのままですが、ナチュラル感は圧倒的。強調せずとも重低音のヴァイヴは美しく、質量感まである中音域の手応えも絶品。それでいて、無加工な自然な鳴りがどこまでも深いのです。
 そんなサウンドで描かれるライヴこそが素晴らしい。前述の通り、この録音は詳細不明ながら2公演から録音されており、前半9曲が「REEL #1」、後半7曲が「REEL #2」に収録されていました。その内容を整理してみましょう。

●TONS OF SOBS(3曲・4テイク)
・I’m A Mover(2テイク)/The Hunter/Walk In My Shadow
●FREE(3曲・5テイク)
・Woman(2テイク)
・FREE LIVE!で聴けない曲:Songs Of Yesterday(2テイク)/Free Me
●FIRE AND WATER(3曲・4テイク)
・Fire And Water/Mr. Big(2テイク)
・FREE LIVE!で聴けない曲:Don't Say You Love Me
●HIGHWAY(3曲)
・Ride On Pony/Be My Friend
・FREE LIVE!で聴けない曲:The Stealer

……と、このようになっています。2公演合わせると『HIGHWAY』までの4作品から綺麗に3曲ずつセレクトされており、伝統の公式ライヴ作『FREE LIVE!』では聴けない「Songs Of Yesterday」「Free Me」「Don't Say You Love Me」「The Stealer」といったナンバーも楽しめる。そして、それ以上となるのがブルースロックの極みとなるアンサンブル。魂から絞り出される歌声、変幻自在なベース、1音で泣き叫ぶギター、さり気ないグルーヴが深すぎるドラム……語り尽くされたFREEの凄みを繰り返すのは避けますが、そんな4人と圧倒的な現実感と臨場感で対面することができるのです。
 全世界のマニアが震撼したマスター・リール。その可能性を徹底的に追究したライヴアルバムです。そこまで究めたくなるほどこのリールは素晴らしく、ショウの正体を探らずにいられないほどライヴが熱い。マニアの心を掻き立てて止まない1枚。どうぞ、永久保存プレスCDでとことんご堪能ください。

★売り切れ廃盤になっていた名盤が最新マスタリングでCD化!
★改めてマスターからデジタル化。
★ピッチ修正
★前回盤よりナチュラルなのでEQ処理なし
★細部の切れ端部に既発より僅かながら初登場断片等あり。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

(76:04)

Reel #1

1. Fire And Water
2. I'm A Mover
3. Ride On A Pony ★ トラック頭に1秒程度初登場部あり
4. Be My Friend
5. The Stealer ★ 前回盤で見られたトラック頭のデジタルノイズなし
6. Woman ★ トラック頭に2秒弱程度初登場部あり
7. Mr. Big
8. Don't Say You Love Me
9. Songs Of Yesterday

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Reel #2

10. The Hunter★トラック頭コンマ数秒ながら初登場部分あり
11. Walk In My Shadow
12. Songs Of Yesterday ★頭1秒ほど初登場あり
13. Woman
14. Free Me
15. I'm A Mover
16. Mr. Big

Paul Rodgers - Vocals
Paul Kossoff - Guitar
Simon Kirke - Drums
Andy Fraser - Bass