THE MICHAEL SCHENKER GROUP - EVE OF DESTRUCTION: OSAKA 1984(2CD + Ltd Bonus CDR) [ZODIAC 026]

THE MICHAEL SCHENKER GROUP - EVE OF DESTRUCTION: OSAKA 1984(2CD + Ltd Bonus CDR) [ZODIAC 026]

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商品詳細

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Live at Castle Hall, Osaka, Japan 20th January 1984 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)

 マイケル・シェンカーにとって通算三度目の来日となった、1984年1月の「BUILT TO DESTROY」ジャパンツアーより、7公演目に当たる1月20日,大阪城ホール公演が、2枚組の完全限定プレスCDでリリース決定! 録音者提供のオリジナル・カセット・マスターを元に、サウンドを徹底して磨き上げた本作はまさに決定版。各種の既発が登場してきたこのライヴでも、最上級と断言できるオーディエンス・ソースです!

 M.S.G.の「BUILT TO DESTROY」発表に伴う1984年ジャパンツアーは、1月11日の横浜公演を皮切りに、1月27日の名古屋公演まで全12公演がブッキングされました。このツアーでは前年も行なわれた福岡に加え、広島や仙台、さらに札幌・静岡と地方公演はさらに充実。この時期こそ'80年代におけるシェンカー人気のピークと言えます。
 それだけにライヴ音源の環境は充実の一言。このツアーからは東京二日目の武道館公演をプレスCD化した「THE MOVING ELEMENT」(Shades)を筆頭として、最終日の名古屋市公会堂公演を関係者流出のステレオ・サウンドボード音源で収めた「SYSTEMS NEVER FAILING」(Langley)など決定版クラスの音源が知られています(さらにはハーフ・オフィシャルのライヴ音源も存在しています)。
 これら東京や名古屋に並ぶ"大阪公演の定番"といえば、Langleyレーベルの「LEGENDARY CAPTAIN NEMO」や、そのテープ・ダイレクト版「ASSAULT TO DESTROY」(Shades)でしょう。この音源は、'83年来日音源の傑作「FLYING BACK IN OSAKA」(Shades)と同一テーパーによる録音。会場こそ大阪厚生年金会館と大阪城ホールという違いはありましたが、同じメンバーでの演奏を、ちょうど一年越し('83年は1月19日のライヴ)に収録しているという奇跡的な符合も、マニア心をくすぐるものがありました。
 このオリジナル・カセットに収められた録音を、プロユースの機材と最新の技術により徹底的にリマスターし、新たな生命を吹き込んだのが本作です! 前述の「FLYING BACK IN OSAKA」同様、このライヴ音源を「何度も聴いた」というマニアでさえ驚くであろうサウンドは、既発と"音の質"が根本からして違う超高音質。その格式と音質にふさわしい永久保存版として、2枚のプレスCDへ刻印しました! 

 本音源の音質は、同一テーパーの'83年録音(すなわち「FLYING BACK IN OSAKA」等)以上に素晴らしい! 透き通るようなクリアネスの中、聴き手の目の前に迫るようなマイケルのギターはサウンドボード音源にも匹敵します。それもそのはず、テーパーによれば、この録音は会場の2階席最前列・マイケル側で機材を回していたとの事。圧倒的なリアルさと極上の質感で捉えられたギター・サウンドは、聴くほどにファンを魅了します!
 トータルでのバランスや安定感、さらに抜群の臨場感でも、本作は言うまでも無く強みを見せています。バンドの演奏を優れた見通しと分離感で収めた聴き易さは「LEGENDARY CAPTAIN NEMO」での初登場当時から定評がありましたが、的確な音質補正は"数段階上"というより、"別次元"へとサウンドを向上させています。また、ナチュラルなサウンドの広がりも、聴き手に会場の空気を肌で感じさせるでしょう。
 キャッチーで心地よいオープニングは、ライヴの幕開けからファンの耳を惹き付けて離しません。「Ulcer」そして「Cry For The Nations」でのメドレーという'83年ライヴも印象的でしたが、聴き手を未知の世界へと誘うような「Captain Nemo」から、いきなりピークの盛り上がりを演出する「Rock My Nights Away」の組み合わせは、同時期JUDAS PRIESTの「The Hellion」と「Electric Eye」に通じるものがあります!
 さらにライヴ前半では「Cry For The Nations」に「On And On」・「Attack Of The Mad Axeman」とマイケルの定番曲が連発され、会場を多いに沸き立たせます。これらの曲で流れるようなメロディ、ハードなエッジ、そして官能のギター・トーンは、マイケルの好調さをまざまざと見せ付けます!
 バンド・ラインナップが固定された'82年の「ASSAULT ATTACK」ヨーロッパツアーから1年以上が経過し、すっかり熟れたアンサンブルもこの時期の魅力。ゲイリー・バーデンは前年以上に進歩した歌唱を聴かせ、「Cry For The Nations」や「Rock Will Never Die」では歌で見せ場を作っています。そしてクリス・グレンとテッド・マッケンナのリズム隊もタイトなプレイを連発。「Attack Of The Mad Axeman」や「Lost Horizons」の骨太なプレイや、マイケルのギターと以心伝心のチームワークを見せる「Into The Arena」は聴き所です。
 この「BUILT TO DESTROY」当時はキーボードのインプットが増えた事もあり、アンディ・ナイもバンド・サウンドの重要な一翼を担っています。とりわけ「Rock Will Never Die」から始まる新曲パートでは印象的なサウンドでバンドに貢献。「I'm Gonna Make You Mine」や「Systems Failing」などは、キャッチーで親しみやすいメロディが素晴らしく、当時のM.S.G.の魅力を凝縮しています。そしてライヴのクライマックスはお馴染みの「Armed And Ready」に、UFOナンバーの「Rock Bottom」そして「Doctor Doctor」。一見すると前年と同じ締めくくりのようですが、この場面もアンサンブルの違いを確かめられ、より変化・進化した'84年型M.S.G.のサウンドを実感できるでしょう!

 当時のマイケル人気を反映し、'83年から'84年にかけての来日公演では、いずれも決定的といえるアイテムがひしめいています。前述した'83年の「FLYING BACK IN OSAKA」や、同じく'84年1月の「THE MOVING ELEMENT」、そしてMiracle Man録音による"スーパー・ロック '84"など、マイケル・シェンカーが日本のロック・シーンに与えた影響の強さを実感させるでしょう。
 それらの中でも、'84年1月の来日こそ'80年代M.S.G.のピーク! 耳が肥えた大阪のロック・ファンをも魅了した本ライヴでのステージは、シェンカー・ファンなら絶対に聴き逃せません。今ここに2枚組の完全限定プレスCDで永久に刻み込まれる85分の名演を、ファンの皆さんには是非ともゲットして頂きたいと思います!

Disc 1 (42:16)
1. Intro. 2. Captain Nemo 3. Rock My Nights Away 4. Are You Ready To Rock 5. Cry For The Nations
6. On And On 7. Attack Of The Mad Axeman 8. Member Introduction 9. Into The Arena
10. Courvoisier Concerto 11. Lost Horizons

Disc 2 (42:20)
1. Rock Will Never Die 2. I'm Gonna Make You Mine 3. Systems Failing
4. Still Love That Little Devil 5. Armed And Ready 6. Rock Bottom
7. Doctor Doctor/Thank You Jam

Michael Schenker - Guitar Gary Barden - Vocal Chris Glen - Bass Ted McKenna - Drums
Andy Nye - Keyboards

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★THE MICHAEL SCHENKER GROUPのプレスCD2枚組「EVE OF DESTRUCTION」初回納品分には、同じくM.S.G.の1984年1月のジャパンツアーより、初日となった1月11日の横浜公演を良質なオーディエンス・ソースで収録した「CONCERTO TO DESTROY」が、ボーナス・タイトルとして付属します。
 本作では熱気溢れる演奏と、アンコールで起きた不慮のアクシデントを、いずれも臨場感にあふれるサウンドで完全収録! 大阪公演の「EVE OF DESTRUCTION」、同年ライヴの大定番である東京公演の「THE MOVING ELEMENT」へ至る"出発点"になったジャパンツー初日を、どうぞじっくりとお楽しみください!

THE MICHAEL SCHENKER GROUP - CONCERTO TO DESTROY(Bonus CDR)
Live at Yokohama Bunka Taiikukan, Yokohama, Japan 11th January 1984 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters)

 M.S.G.が1983年に発表した「BUILT TO DESTROY」では、アメリカ進出を考えるマネージメントから、アルバムのリミックスと、サイドメンバーとしてのデレク・セント・ホルムズ加入が求められ、ツアー開始まで波乱が続きました。'83年秋のヨーロッパ・イギリスツアーこそデレクを含む6人体制でスタートし、このメンバーで公式ライヴ作品「ROCK WILL NEVER DIE」が製作されましたが、イギリスツアー終了後にデレクは結局脱退。'84年1月に予定されていたジャパンツアーは、元の5人編成で行なわれる事になりました。
 しかしこの'84年1月の再来日こそ、'80年代初めのM.S.G.にとって最も安定し、一体感のあるパフォーマンスを見せたツアーでもありました。'81年や'83年と較べてゲイリーのヴォーカルは明らかに上達し、気心の知れたクリス・グレンとテッド・マッケンナのリズムもタイト。マイケルの状態も良く、各地で素晴らしい演奏を聴かせました。
 本作ではそのジャパンツアー初日の横浜公演を、オープニングから波乱のラストまで、優れたオーディエンス・マスターを元に完全収録しています。

 会場におけるPA設定の関係か、「Captain Nemo」などライヴ前半でやや低音の入力が強いのですが(50秒目 - 1分目付近で録音者の調整が入り、良好になります。)、高音の抜け全体の見通しは最初から良好で、聴き手にマスター・クオリティを確信させます。来日初演ながらバンドの演奏は優れていて、「Rock My Nights Away」そして「Are You Ready To Rock」から、シャープでメロディアスな当時のM.S.G.らしい演奏を楽しめます。
 この日はゲイリー・バーデンの歌も良く出ていて、「Cry For The Nations」や「On And On」といった定番はもとより、上記した「Rock My Nights Away」ほか、「I'm Gonna Make You Mine」・「Still Love That Little Devil」などの新曲でもアルバム並みにしっかりと歌えているのが特徴。マイケルのギターも絶好調で、「Attack Of The Mad Axeman」に「Armed And Ready」などでは冴え渡るギターソロを炸裂させています。特に「Into The Arena」でのスリリングな前半とメロウな後半の対比は見事で、この日の好調ぶりを強烈に印象付けています。充実した演奏にオーディエンスも熱狂的な反応を見せ、お約束の「Doctor Doctor」では会場中が大合唱してライヴのハイライトを盛り上げています。
 本ライヴ最大の聴き所はアンコール1曲目で取り上げられる「Looking For Love」。'83年秋のヨーロッパツアーではセット入りしていたものの、年が明けた来日ではこの初日ぐらいしか演奏されていません。好調なバンドの演奏も聴き応え満点で、ここはファンを大いに興奮させるでしょう。

 しかしアンコール2曲目の「Rock Bottom」で、マイケルに思わぬアクシデントが降りかかります。オープニングからここまで素晴らしい演奏を聴かせてきたバンドに興奮しすぎたのか、とある観客が同曲の2分台でステージにライターを投げ込み、それがマイケルを直撃してしまったのです。負傷したマイケルはステージを去り、このため「Rock Bottom」は3分程度で締めくくられ、ライヴも打ち切られてしまいます。
 「ライターが投げられてマイケルの頭に当たった事で、コンサートの続行が不可能になりました」とアナウンスする関係者、鳴り止まない大ブーイング・・・・・・録音からは会場の不穏な空気まで生々しく伝わってきます。
 ファンならばご存知のとおり、マイケルはUFOで来日した'98年4月や「TALES OF ROCK'N'ROLL」ツアーの'06年11月など、日本で何度か"ライヴ放棄"を起しており、この'84年1月の"ライター事件"もそれらとワンセットで語られています。他にもマイケルのライヴではアクシデントがしばしば起こりますが、これほど緊迫感のある録音も、ちょっと珍しいのではないでしょうか。
 しかしこの'84年はアクシデント発生までバンド全体がクオリティの高いショウを披露しており、ライヴ冒頭からマイケルが精彩を欠いていた'98年や'06年とは、経緯からして根本的に異なっています。すなわち本録音はこのショウが"アクシデントありき"ではなく、"優れた演奏で記憶されるべき"だと悟らせるライヴ・ドキュメンタリーなのです!
 このライヴを皮切りに、大阪公演の「EVE OF DESTRUCTION」や、同時期ライヴ音源の大定番である「THE MOVING ELEMENT」、そして最終日となった名古屋公演の「SYSTEMS NEVER FALLING」と聴いていけば、M.S.G.の1984年1月の来日はほぼ万全。バンド・ヒストリー上でも特筆されるライヴを、未聴の方には「EVE OF DESTRUCTION」とともに、是非お楽しみ頂きたいと思います!

1. Intro. 2. Captain Nemo 3. Rock My Nights Away 4. Are You Ready To Rock 5. Cry For The Nations
6. On And On 7. Attack Of The Mad Axeman 8. Member Introduction 9. Into The Arena
10. Courvoisier Concerto 11. Rock Will Never Die 12. I'm Gonna Make You Mine
13. Still Love That Little Devil 14. Armed And Ready 15. Doctor Doctor/Thank You Jam
16. Looking For Love 17. Rock Bottom 18. Announcement

Michael Schenker - Guitar Gary Barden - Vocal Chris Glen - Bass Ted McKenna - Drums
Andy Nye - Keyboards

Special Bonus CDR for 1st set of "EVE OF DESTRUCTION"(ZODIAC 026)