【完売】LED ZEPPELIN - FOR BADGE HOLDERS ONLY (6CD) [GRAF ZEPPELIN / LZSC-623]
【完売】LED ZEPPELIN - FOR BADGE HOLDERS ONLY (6CD)
[GRAF ZEPPELIN / LZSC-623]
販売価格: 5,800円(税込)
商品詳細
*完売!
Live at The Forum, Inglewood, California, USA 23rd June 1977
★'77年伝説のLA公演6daysより三日目、6月23日の公演が怒濤の6枚組プレス決定盤で登場!
★LP音源とミラード音源をそれぞれメインに据えた史上初のカップリングタイトル!
★LPジャケをモチーフにした両面フロントジャケ仕様(初の試み)!
★4面曲目インサート(LPジャケを両面に掲載)付属!
★限定番号入り!
(音源整理)
Source 1・・・LPレコード盤で古くからお馴染みのもの。音の近さ・低音域の質感ではベストのサウンド。
本タイトルでは1-3枚目にメインで収録。
Source 2・・・お馴染みミラードによるステレオAud音源(ネットではない)。音の近さ・クリアさではベストのサウンド。
本タイトル4-6枚目にメインで収録。
Source 3・・・90年代に広く出回ったモノAud音源(ネットではない)。Source 1,2に未収録のSong Remainをノーカットで収録してため、同曲での採用頻度が高い音源。本盤でもSong Remainや曲間の補填などで採用されている。本音源は音質では劣るが歓声や拍手などからSource2のミラード音源に極めて近いポジションで捉えられた音源であることが分かる。
Source 4・・・90年代に広く出回った音源モノAud(ネットではない)。Source 3と混同される場合が多いですが違います。既発旧タラ、ARMS盤などでNQ以降で使われていた音源。今回も曲間カットの補填に若干採用されている。
Source 5・・・近年流通したと思われるモノAud音源。音質は最も厳しく収録時間も80分に満たないもの。今回は採用されていない。
Source 6・・・近年流通したと思われるサウンドボード音源でギターソロ部の抜粋音源のみが現在確認されている。本盤ではボーナス収録。
'77年6月23日、お馴染み伝説のライブが2種類の高音質音源をメインに据えたベストバージョンで登場!
1-3枚目が古くからお馴染みの高音質アナログLP(ソース1)を中心に編集されたバージョン、4-6枚目にやはりお馴染み超高音質ミラードソース(ソース2)を中心にしたバージョンで構成されており、ぞれぞれメインのソースで欠落している箇所を互いに補完しあい、さらに足りない箇所はソース3、4で補填しどちらのバージョンも完全収録を実現。毎度お馴染みの徹底した編集とマスタリングにより、既発で見逃されていた欠落補填も徹底フォロー。ここまで完璧に編集されたタイトルは初めてと言って良いでしょう。
1-3枚目のアナログLPメインの部分はアナログLPからダイレクトにデジタル化されております。音質的には同日の音源としてはミラードのソース2に次ぐ高音質音源にもかかわらず、良いCDには恵まれておらず、アナログLPからのダイレクトCD化となるとネット音源を除くと実に久々。過去にもアナログ盤からのデジタル化はある事にはありましたが、スクラッチが多大だったり、ノイズリダクションが掛かりすぎて鮮度が落ちていたり、あるいは編集がもう一息のネット音源だったりと、どれも今一歩のものばかりで決定的なタイトルのない状態でしたが、今回遂にアナログLPをベースにしたベストバージョンが登場です。アナログLPは「LZ 1234」と「LZ 7」のぞれぞれ2LPで2タイトルに分けて当時リリースされ、「LZ 1234」の方は収録内容が若干増えた状態でオリジナル再発されており、今回も「LZ 1234」の部分はその再発の方からデジタル化されています。スクラッチノイズは今回もピンポイントで丁寧に除去されており、膜を張ったり、音をコモらすような旧来の処理はなされていませんので、原盤LPの素晴らしい鮮度を保ったままスクラッチノイズだけが丁寧に除去されています。
欠落部の補填は極めて丁寧に行われ、今まで見逃されていた欠落も曲間に至るまで丁寧にフォローされています。補填要員はソース2のミラード音源(ネットではない)で、それでも足りない箇所はソース3、ソース4(ともにネットではない)が動員され全曲完全収録が実現しています。アナログLP盤未収の"Song Remain"についてはミラード音源もないためソース3からの丸ごと補填でこれは既発同様のコンセプトです。また既発で見逃されてきたカットについてですが、"NQ"のCDタイム19:41付近はLP盤の面代わりによるカットであり、当然そこは誰でも分かる欠落箇所ですが、それ以外にもカットが存在し、CDタイム7:22付近にアナログ盤では20秒程のカットがあり、そこが今回初めて補填されました。それ以外の曲間部分についても、きめ細かく、かつなるべく違和感の生じないようバランスを重視した補填編集で完全収録が実現しています。ネットのWinstonなどとは雲泥の差の品質で伝説公演のアナログ・メイン・バージョンが最長で堪能できます。
ボーナストラックとしてアナログ盤「LZ 7」のラストに収録されていたLPの作者自身によると思われる短いメッセージを収録。既発CDでも何度か収録されているもので、ライブとは無関係なものですが、やはり入れない訳にはいかないでしょう。
4-6枚目はミラード音源(ソース2)ベースのバージョンです。
ミラード音源自体は1990年代に入ってしばらくしてからCD化がなされるようになったものです。ライブ出だしから"丘"までが捉えられておらず"Since"からエンディングまでを収録した音源であり(録音に失敗したとか諸説あったような・・・)、それ以外にもカットやドロップダウンの多い音源のためか、当時は一斉にミラード音源になびいたわけでもなく、旧タラ盤やARMS盤などのようにミラード音源ではなく曲中カットのないトラックを含むソース3やソース4のモノラルAud音源をメインに据え(ミラード音源は終盤にのみ利用されていた)、全曲収録を謳ったタイトルの方がどちらかというと高い評価を得ていたように思います。今のようにベスト音質の音源をベースに複数音源を編集するようなCDが当たり前になる以前の話です。'90年代も後半に入ると、いにしえのコブラやTDOLZなどのレーベルから、ミラードで未収の序盤はソース3で収録し"Since"以降をミラードで収録したアイテムが続き、以降この収録形式が定番化、その後リリースされるタイトルは概ねこの収録形式を踏襲したうえで素材の音質向上と補填技術、精度を競いあう(?)方向へ。現在では2007年末に出たスコ盤が総合的にベストなタイトルとして現在に至る、といった所ではないでしょうか。伝説の'77LAライブであることに加え高音質音源なので、21日収録の初日"エディー"ほどではないにしろ、アナログLPの音源に比べると、結構多くのミラード絡みのCDアイテムがここ20年ほどの間に登場してきており、そのたびに「今度のはどうだろう」「どれが良い?」「これが良い」などと振り回されてきたわけです。
近年はこのミラード音源をベースに欠落部を複数ソースで補填するパターンがすっかり定着していますが、何故かミラードに次いで高音質にもかかわらず補填にアナログLP盤を使用したものは殆どなく(むしろアナログLP盤の方が良いと思う方もいるであろう、にも関わらず、です)、やはりスクラッチノイズ処理に躊躇するということなのでしょう。ちょっとした欠落にアナログLP盤を一瞬だけ使用するようなタイトルはEV盤やスコ盤などが近年もありますが、"The Rover - Sick Again"から"丘"にかけてをアナログLPを大々的に使用したものとなると意外にも皆無でした。アタマのライブイントロから"Song Remain"にかけてはミラード音源、アナログLP盤とも未収録のため、そこはソース3で収録するのが現状ベストであり、これは今回盤でも多くの既発盤と同様ですが、その後の"Since"に至るまでの3曲についてはこの日の音源でミラード音源と音質トップを争うアナログLPで補填するのが本来ベターな選択のはず。よってこの4-6枚目は初めて補填にアナログLP盤を大々的に取り入れたミラード音源ベースでセカンドソースがアナログLPの決定盤となります。このアナログLP盤の"Sick Again"、"Nobody's Fault"、"丘"をソース3で補填している既発の近年タイトルで聞き比べれば、音像の大きさ・演奏の近さ・音の解像度・音圧など、どれもがアナログLP盤の方が圧倒的に上回っており、今回の編集に大いに納得されることでしょう。もっとも、このできる限りベターな選択による編集の結果、今回のCD1枚目の序盤とCD4枚目の序盤では収録内容が同じものとなっておりますので、ご了承下さい。"丘"演奏後の曲間編集部からCD1枚目とCD4枚目でそれぞれ異なる編集となりますので、その違いと比べると、これまた面白いものとなるでしょう。
本セクションでメインのミラード音源(ソース2)についてですが、ネットではなく、鮮度も抜群の極上ステレオAud録音で、既発ベストのスコ盤に似た高域と低域も兼ね備えた超高音質サウンドです。スコ盤ではビデオのトラッキングノイズとハムノイズぽいものを終始かなり含んでいるのが汚点と言えば汚点でしたが、今回のタイトルではトラッキングノイズ、ハムノイズ臭も殆どなく、ヒスはもちろんありますが、ど迫力かつクリアで瑞々しいサウンドで、間違いなくこの日のミラードマスターのベストサウンドと言えるのではないでしょうか。
編集については上述の通りサブにアナログLP盤が主に採用され、足りない箇所はソース3、ソース4の順序で採用されています。またこちらでも既発で見逃していたカットまで丁寧に補填されており、"NQ"のCDタイム13:01付近、26:04付近、27:46付近における若干のドロップアウトは既発ではつまんで処理したものばかりでしたが、つまんで処理ではどうやら聞いていてつんのめってしまうのが気になるようです。よって、本盤ではこれらドロップアウトは区間にしてほんの数秒ですがアナログLPで潔く補填されています。また"NQ"演奏直後の曲間部分についても既発タイトルでは17秒ほどの欠落がありますがそこもアナログLPで補填されています。
以上細かいポイントは上げればキリがありませんので省きますが全編に渡り丁寧なマスタリングがなされた本盤がバッジホルダーの新たな決定盤となることは間違いありません。
ボーナストラックとして6枚目ラストに近年流通したギターソロ部のサウンドボード音源を12分ほど収録。
恐らく片チャンネルをMono化したもののようで、大した音質ではありませんのでボーナスでの収録。CD収録時間の都合で補填等はなされていません。カットが非常に多く、2箇所程度のカットなら誰でも気づくのでしょうが、実際のカットは1:04、4:55、5:37、5:44、7:25、10:28と思われます。
ジャケはアナログLP盤の2種のジャケをモチーフにCDケース両面に配置した両面フロントジャケ仕様です。
ちなみに「LZ 1234」(ジミーの絵柄)は今回CDの中身同様にオリジナル再発盤ジャケをベースに、文字配置と色をCDケース向けにアレンジしたもの。1st イシューLPではZEPPELINの「Z」の上に隙間がなく、また絵柄下端のトリミングが再発盤ジャケとは異なり「LZ 1234」文字とジミーの写真下端が1st イシューLPジャケでは揃っていますが、オリジナル再発では絵柄と「LZ 1234」文字の下端に段差があります(情報thanks)。
曲目記載のインサートが同梱。そちらにはLPそのままのジャケが記載されています。
限定ナンバリング入りで、ステッカーが添付された仕様。
CDラベルはピクチャーディスクの永久仕様の愛蔵盤で登場です!
Version 1
Main Source: FOR BADGE HOLDERS ONLY (2LP LZ-1234)
& FOR BADGE HOLDERS ONLY (PART 2) (2LP LZ-7)
Disc 1 (71:47)
1. Introduction (Source 3)
2. The Song Remains The Same (Source 3)
3. The Rover / Sick Again
4. Nobody's Fault But Mine
5. Over The Hills And Far Away
6. Since I've Been Loving You
7. No Quarter (+Source 2)
Disc 2 (63:29)
1. MC (+Source 2, 4)
2. Ten Years Gone
3. Battle Of Evermore (+Source 2)
4. Going To California
5. Black Country Woman
6. Bron-Y-Aur Stomp
7. White Summer (+Source 2)
8. Black Mountain Side
9. Kashmir
10. Trampled Underfoot
Disc 3 (65:06)
1. MC (+Source 2)
2. Out On The Tiles / Moby Dick
3. Guitar Solo
4. Achilles Last Stand (+Source 2)
5. Stairway To Heaven
6. Whole Lotta Love
7. Rock And Roll
Bonus Track
8. Message
Version 2
Main Source: Source 2 (Famous Millard Matser)
Disc 4 (71:44)
1. Introduction (Source 3)
2. The Song Remains The Same (Source 3)
3. The Rover / Sick Again (LP Source)
4. Nobody's Fault But Mine (LP Source)
5. Over The Hills And Far Away (LP Source)
6. Since Ive Been Loving You (+LP Source)
7. No Quarter (+LP Source)
Disc 5 (63:23)
1. MC (+LP Source, Source 4)
2. Ten Years Gone (+LP Source)
3. Battle Of Evermore
4. Going To California
5. Black Country Woman
6. Bron-Y-Aur Stomp (+LP Source)
7. White Summer
8. Black Mountain Side
9. Kashmir
10. Trampled Underfoot (+LP Source)
Disc 6 (77:24)
1. MC
2. Out On The Tiles / Moby Dick (+LP Source)
3. Guitar Solo
4. Achilles Last Stand
5. Stairway To Heaven
6. Whole Lotta Love
7. Rock And Roll
Bonus Track
8. Guitar Solo (Soundboard)
Live at The Forum, Inglewood, California, USA 23rd June 1977
★'77年伝説のLA公演6daysより三日目、6月23日の公演が怒濤の6枚組プレス決定盤で登場!
★LP音源とミラード音源をそれぞれメインに据えた史上初のカップリングタイトル!
★LPジャケをモチーフにした両面フロントジャケ仕様(初の試み)!
★4面曲目インサート(LPジャケを両面に掲載)付属!
★限定番号入り!
(音源整理)
Source 1・・・LPレコード盤で古くからお馴染みのもの。音の近さ・低音域の質感ではベストのサウンド。
本タイトルでは1-3枚目にメインで収録。
Source 2・・・お馴染みミラードによるステレオAud音源(ネットではない)。音の近さ・クリアさではベストのサウンド。
本タイトル4-6枚目にメインで収録。
Source 3・・・90年代に広く出回ったモノAud音源(ネットではない)。Source 1,2に未収録のSong Remainをノーカットで収録してため、同曲での採用頻度が高い音源。本盤でもSong Remainや曲間の補填などで採用されている。本音源は音質では劣るが歓声や拍手などからSource2のミラード音源に極めて近いポジションで捉えられた音源であることが分かる。
Source 4・・・90年代に広く出回った音源モノAud(ネットではない)。Source 3と混同される場合が多いですが違います。既発旧タラ、ARMS盤などでNQ以降で使われていた音源。今回も曲間カットの補填に若干採用されている。
Source 5・・・近年流通したと思われるモノAud音源。音質は最も厳しく収録時間も80分に満たないもの。今回は採用されていない。
Source 6・・・近年流通したと思われるサウンドボード音源でギターソロ部の抜粋音源のみが現在確認されている。本盤ではボーナス収録。
'77年6月23日、お馴染み伝説のライブが2種類の高音質音源をメインに据えたベストバージョンで登場!
1-3枚目が古くからお馴染みの高音質アナログLP(ソース1)を中心に編集されたバージョン、4-6枚目にやはりお馴染み超高音質ミラードソース(ソース2)を中心にしたバージョンで構成されており、ぞれぞれメインのソースで欠落している箇所を互いに補完しあい、さらに足りない箇所はソース3、4で補填しどちらのバージョンも完全収録を実現。毎度お馴染みの徹底した編集とマスタリングにより、既発で見逃されていた欠落補填も徹底フォロー。ここまで完璧に編集されたタイトルは初めてと言って良いでしょう。
1-3枚目のアナログLPメインの部分はアナログLPからダイレクトにデジタル化されております。音質的には同日の音源としてはミラードのソース2に次ぐ高音質音源にもかかわらず、良いCDには恵まれておらず、アナログLPからのダイレクトCD化となるとネット音源を除くと実に久々。過去にもアナログ盤からのデジタル化はある事にはありましたが、スクラッチが多大だったり、ノイズリダクションが掛かりすぎて鮮度が落ちていたり、あるいは編集がもう一息のネット音源だったりと、どれも今一歩のものばかりで決定的なタイトルのない状態でしたが、今回遂にアナログLPをベースにしたベストバージョンが登場です。アナログLPは「LZ 1234」と「LZ 7」のぞれぞれ2LPで2タイトルに分けて当時リリースされ、「LZ 1234」の方は収録内容が若干増えた状態でオリジナル再発されており、今回も「LZ 1234」の部分はその再発の方からデジタル化されています。スクラッチノイズは今回もピンポイントで丁寧に除去されており、膜を張ったり、音をコモらすような旧来の処理はなされていませんので、原盤LPの素晴らしい鮮度を保ったままスクラッチノイズだけが丁寧に除去されています。
欠落部の補填は極めて丁寧に行われ、今まで見逃されていた欠落も曲間に至るまで丁寧にフォローされています。補填要員はソース2のミラード音源(ネットではない)で、それでも足りない箇所はソース3、ソース4(ともにネットではない)が動員され全曲完全収録が実現しています。アナログLP盤未収の"Song Remain"についてはミラード音源もないためソース3からの丸ごと補填でこれは既発同様のコンセプトです。また既発で見逃されてきたカットについてですが、"NQ"のCDタイム19:41付近はLP盤の面代わりによるカットであり、当然そこは誰でも分かる欠落箇所ですが、それ以外にもカットが存在し、CDタイム7:22付近にアナログ盤では20秒程のカットがあり、そこが今回初めて補填されました。それ以外の曲間部分についても、きめ細かく、かつなるべく違和感の生じないようバランスを重視した補填編集で完全収録が実現しています。ネットのWinstonなどとは雲泥の差の品質で伝説公演のアナログ・メイン・バージョンが最長で堪能できます。
ボーナストラックとしてアナログ盤「LZ 7」のラストに収録されていたLPの作者自身によると思われる短いメッセージを収録。既発CDでも何度か収録されているもので、ライブとは無関係なものですが、やはり入れない訳にはいかないでしょう。
4-6枚目はミラード音源(ソース2)ベースのバージョンです。
ミラード音源自体は1990年代に入ってしばらくしてからCD化がなされるようになったものです。ライブ出だしから"丘"までが捉えられておらず"Since"からエンディングまでを収録した音源であり(録音に失敗したとか諸説あったような・・・)、それ以外にもカットやドロップダウンの多い音源のためか、当時は一斉にミラード音源になびいたわけでもなく、旧タラ盤やARMS盤などのようにミラード音源ではなく曲中カットのないトラックを含むソース3やソース4のモノラルAud音源をメインに据え(ミラード音源は終盤にのみ利用されていた)、全曲収録を謳ったタイトルの方がどちらかというと高い評価を得ていたように思います。今のようにベスト音質の音源をベースに複数音源を編集するようなCDが当たり前になる以前の話です。'90年代も後半に入ると、いにしえのコブラやTDOLZなどのレーベルから、ミラードで未収の序盤はソース3で収録し"Since"以降をミラードで収録したアイテムが続き、以降この収録形式が定番化、その後リリースされるタイトルは概ねこの収録形式を踏襲したうえで素材の音質向上と補填技術、精度を競いあう(?)方向へ。現在では2007年末に出たスコ盤が総合的にベストなタイトルとして現在に至る、といった所ではないでしょうか。伝説の'77LAライブであることに加え高音質音源なので、21日収録の初日"エディー"ほどではないにしろ、アナログLPの音源に比べると、結構多くのミラード絡みのCDアイテムがここ20年ほどの間に登場してきており、そのたびに「今度のはどうだろう」「どれが良い?」「これが良い」などと振り回されてきたわけです。
近年はこのミラード音源をベースに欠落部を複数ソースで補填するパターンがすっかり定着していますが、何故かミラードに次いで高音質にもかかわらず補填にアナログLP盤を使用したものは殆どなく(むしろアナログLP盤の方が良いと思う方もいるであろう、にも関わらず、です)、やはりスクラッチノイズ処理に躊躇するということなのでしょう。ちょっとした欠落にアナログLP盤を一瞬だけ使用するようなタイトルはEV盤やスコ盤などが近年もありますが、"The Rover - Sick Again"から"丘"にかけてをアナログLPを大々的に使用したものとなると意外にも皆無でした。アタマのライブイントロから"Song Remain"にかけてはミラード音源、アナログLP盤とも未収録のため、そこはソース3で収録するのが現状ベストであり、これは今回盤でも多くの既発盤と同様ですが、その後の"Since"に至るまでの3曲についてはこの日の音源でミラード音源と音質トップを争うアナログLPで補填するのが本来ベターな選択のはず。よってこの4-6枚目は初めて補填にアナログLP盤を大々的に取り入れたミラード音源ベースでセカンドソースがアナログLPの決定盤となります。このアナログLP盤の"Sick Again"、"Nobody's Fault"、"丘"をソース3で補填している既発の近年タイトルで聞き比べれば、音像の大きさ・演奏の近さ・音の解像度・音圧など、どれもがアナログLP盤の方が圧倒的に上回っており、今回の編集に大いに納得されることでしょう。もっとも、このできる限りベターな選択による編集の結果、今回のCD1枚目の序盤とCD4枚目の序盤では収録内容が同じものとなっておりますので、ご了承下さい。"丘"演奏後の曲間編集部からCD1枚目とCD4枚目でそれぞれ異なる編集となりますので、その違いと比べると、これまた面白いものとなるでしょう。
本セクションでメインのミラード音源(ソース2)についてですが、ネットではなく、鮮度も抜群の極上ステレオAud録音で、既発ベストのスコ盤に似た高域と低域も兼ね備えた超高音質サウンドです。スコ盤ではビデオのトラッキングノイズとハムノイズぽいものを終始かなり含んでいるのが汚点と言えば汚点でしたが、今回のタイトルではトラッキングノイズ、ハムノイズ臭も殆どなく、ヒスはもちろんありますが、ど迫力かつクリアで瑞々しいサウンドで、間違いなくこの日のミラードマスターのベストサウンドと言えるのではないでしょうか。
編集については上述の通りサブにアナログLP盤が主に採用され、足りない箇所はソース3、ソース4の順序で採用されています。またこちらでも既発で見逃していたカットまで丁寧に補填されており、"NQ"のCDタイム13:01付近、26:04付近、27:46付近における若干のドロップアウトは既発ではつまんで処理したものばかりでしたが、つまんで処理ではどうやら聞いていてつんのめってしまうのが気になるようです。よって、本盤ではこれらドロップアウトは区間にしてほんの数秒ですがアナログLPで潔く補填されています。また"NQ"演奏直後の曲間部分についても既発タイトルでは17秒ほどの欠落がありますがそこもアナログLPで補填されています。
以上細かいポイントは上げればキリがありませんので省きますが全編に渡り丁寧なマスタリングがなされた本盤がバッジホルダーの新たな決定盤となることは間違いありません。
ボーナストラックとして6枚目ラストに近年流通したギターソロ部のサウンドボード音源を12分ほど収録。
恐らく片チャンネルをMono化したもののようで、大した音質ではありませんのでボーナスでの収録。CD収録時間の都合で補填等はなされていません。カットが非常に多く、2箇所程度のカットなら誰でも気づくのでしょうが、実際のカットは1:04、4:55、5:37、5:44、7:25、10:28と思われます。
ジャケはアナログLP盤の2種のジャケをモチーフにCDケース両面に配置した両面フロントジャケ仕様です。
ちなみに「LZ 1234」(ジミーの絵柄)は今回CDの中身同様にオリジナル再発盤ジャケをベースに、文字配置と色をCDケース向けにアレンジしたもの。1st イシューLPではZEPPELINの「Z」の上に隙間がなく、また絵柄下端のトリミングが再発盤ジャケとは異なり「LZ 1234」文字とジミーの写真下端が1st イシューLPジャケでは揃っていますが、オリジナル再発では絵柄と「LZ 1234」文字の下端に段差があります(情報thanks)。
曲目記載のインサートが同梱。そちらにはLPそのままのジャケが記載されています。
限定ナンバリング入りで、ステッカーが添付された仕様。
CDラベルはピクチャーディスクの永久仕様の愛蔵盤で登場です!
Version 1
Main Source: FOR BADGE HOLDERS ONLY (2LP LZ-1234)
& FOR BADGE HOLDERS ONLY (PART 2) (2LP LZ-7)
Disc 1 (71:47)
1. Introduction (Source 3)
2. The Song Remains The Same (Source 3)
3. The Rover / Sick Again
4. Nobody's Fault But Mine
5. Over The Hills And Far Away
6. Since I've Been Loving You
7. No Quarter (+Source 2)
Disc 2 (63:29)
1. MC (+Source 2, 4)
2. Ten Years Gone
3. Battle Of Evermore (+Source 2)
4. Going To California
5. Black Country Woman
6. Bron-Y-Aur Stomp
7. White Summer (+Source 2)
8. Black Mountain Side
9. Kashmir
10. Trampled Underfoot
Disc 3 (65:06)
1. MC (+Source 2)
2. Out On The Tiles / Moby Dick
3. Guitar Solo
4. Achilles Last Stand (+Source 2)
5. Stairway To Heaven
6. Whole Lotta Love
7. Rock And Roll
Bonus Track
8. Message
Version 2
Main Source: Source 2 (Famous Millard Matser)
Disc 4 (71:44)
1. Introduction (Source 3)
2. The Song Remains The Same (Source 3)
3. The Rover / Sick Again (LP Source)
4. Nobody's Fault But Mine (LP Source)
5. Over The Hills And Far Away (LP Source)
6. Since Ive Been Loving You (+LP Source)
7. No Quarter (+LP Source)
Disc 5 (63:23)
1. MC (+LP Source, Source 4)
2. Ten Years Gone (+LP Source)
3. Battle Of Evermore
4. Going To California
5. Black Country Woman
6. Bron-Y-Aur Stomp (+LP Source)
7. White Summer
8. Black Mountain Side
9. Kashmir
10. Trampled Underfoot (+LP Source)
Disc 6 (77:24)
1. MC
2. Out On The Tiles / Moby Dick (+LP Source)
3. Guitar Solo
4. Achilles Last Stand
5. Stairway To Heaven
6. Whole Lotta Love
7. Rock And Roll
Bonus Track
8. Guitar Solo (Soundboard)