QUEEN - DEFINITIVE MILWAUKEE 1980(2CD) [Wardour-318]

QUEEN - DEFINITIVE MILWAUKEE 1980(2CD) [Wardour-318]

販売価格: 3,800(税込)

数量:

商品詳細

★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。

Live at Mecca Arena, Milwaukee, WI, USA 10th September 1980 TRULY PERFECT SOUND

 良い音・良い曲・良い演奏……三拍子を取りそろえて一大全盛の“THE GAME TOUR”を描く傑作ライヴアルバム。永久保存プレス2CDで登場です。
 そんな本作に収められているのは「1980年9月10日ミルウォーキー公演」。その極上オーディエンス録音です。“THE GAME TOUR”からはオフィシャル作品『QUEEN ROCK MONTREAL』の他、当店でも『DEFINITIVE CHICAGO 1980(Wardour-313)』『WEMBLEY ARENA 1980 1ST NIGHT(Wardour-308)』といった傑作ライヴアルバムをご紹介してきました。コレクションを整理する意味でも、まずは大全盛の“THE GAME TOUR 1980”からショウのポジションを確認してみましょう。

●1980年
《6月30日『THE GAME』発売》
・6月30日-7月14日:北米#1(14公演)
・8月5日-9月30日:北米#2(35公演)←★ココ★
《12月8日『FLASH GORDON』発売》
・11月23日-12月18日:欧州(17公演)
●1981年
・2月12日-19日:日本(6公演)
・2月28日-3月21日:中南米#1(7公演)
・9月25日-10月18日:中南米#2(6公演)
・11月24日+25日:北米#3(2公演)←★公式

 これがQUEEN全盛のワールド・ツアー。『QUEEN ROCK MONTREAL』は最終盤の「北米#3」であり、『WEMBLEY ARENA 1980 1ST NIGHT』は「欧州」レッグ。それに対し、本作のミルウォーキー公演は『FLASH GORDON』発売前の「北米#2」。その21公演目のコンサートでした。これは先日リリースされて大好評真っ最中の『DEFINITIVE CHICAGO 1980』の直近。6公演前にあたります。

【全盛時代を代表する名録音】
 そんなショウを記録した本作は、全盛の“THE GAME TOUR”北米レッグを代表する極上のオーディエンス録音。かの名盤『IT'S A KILLER』をブラッシュアップしたものなのです。『DEFINITIVE CHICAGO 1980』も素晴らしかったですが、本作もまったく負けていない。端正さではシカゴが半歩勝るものの、本作の強みはオンな芯の逞しさ。音色にオーディエンスらしさは刻まれていますが、真っ直ぐ届く直球ぶりも、がっしりした手応え感も絶品。会場音響もほとんどなく、巨大な歓声も(ナゼか)演奏との間に入ってこない。極太でパワフルな演奏音がグイグイと目の前に迫ってくる。それこそ、ちょっとしたラジオ放送ばりの名録音なのです。
 その上で安定感までもが凄い。パワフルな録音というと轟音やオーバーピークが気になるのですが、本作にその心配は要らない。フォルテッシモに盛り上がってもビビらず、歪まず、艶やかで美しいままなのです。その素晴らしさは『IT'S A KILLER』でも感じられましたが、本作はそんな絶品マスターをさらに磨き込んだアップグレード・バージョン。もちろん、無闇矢鱈な音圧稼ぎではなく、各音域を精緻に分析して整えた細心リマスターで、均整の取れたバランスや立体感が素晴らしいのです。例えば、音域バランス。原音では中音域にフォーカスが当たりすぎ、ヴォーカルとギターの抜けが今ひとつでしたが、本作ではそれを解きほぐして整理。その結果、ヴォーカル&ギターだけでなく、全体のアンサンブルまで鮮明になっている。さらにステレオ・バランス。原音は現場PAとの位置関係のせいか、やや右寄りになっていましたが、本作はQUEENと正対できる。もちろん、瞬間的な音の落ち、ピッチの狂いも見逃さずに補正。録音そのものの可能性を引き出し、ライヴアルバムとしての完成度を最大限に高めた。まさに「Definitive」の名に相応しい銘品に仕上がっているのです。

【絶好調にもほどがある大熱演】
 そんな最高峰更新サウンドで描かれるショウがまた、圧倒的! 何しろ、フレディが大・絶好調!! 飛ばしに飛ばし、パワフルな声でフェイクなしに歌いまくる。オープニングの「Jailhouse Rock」や「Let Me Entertain You」からして凄い。危なげないどころか、出そうと思うだけいくらでも美声が出る感じですし、ハイノートが必要な「Play The Game」も難なく歌いこなす。その好調ぶりにフレディ自身が満足しているようで、「Killer Queen」では自在に遊びまくる上機嫌ぶりなのです。
 ここまでフレディが絶好調なら怖い物なし。3人もグイグイと引っ張られるように加熱していき、アップな演奏ぶりを繰り広げる(念のために付け加えますが、ピッチは正確です)。中間のドラム&ギターソロパートも10分近い熱演ですし、いつもどこかしらで外しがちなブライアンもほぼほぼパーフェクトにキメているのです。
 「何か良いことでもあったの?」と訊きたくなる好調ぶりですが、思い当たる理由は2つ。1つは日程。実は、このショウの前には9日間ものオフがあった。ここに至るまで34公演の全米ツアーをこなしてバンドのエンジンは全力運転。そこに休みが入ったことでコンディションは万全だったわけです。もう1つの理由は、シングル/アルバムの大成功。実際、「Love Of My Life」の前でブライアンがMCを執るのですが、そこで「さっき聞いたんだけど、ビルボードでNo.1になったんだ」と話す。心身が充実しきっているところに、悲願となる全米制覇の報が飛び込んだ。その喜びが爆発する大熱演なのです。
 本来であれば、『QUEEN ROCK MONTREAL』でも聴けない「Mustapha」「Death On Two Legs」「You're My Best Friend」「Fat Bottomed Girls」について字数を割くべきなのですが、それさえ忘れる。大成功ツアーを代表する名録音がアップグレードしたサウンド、天を突く大熱演。まさしくグレイトな音楽アルバムの三要素「良い音・良い曲・良い演奏」がこれ以上なく揃った大名盤です。

これこそ、QUEEN一大全盛期の刹那。どうぞ、永久保存プレス2CDでいつでも、いつまでもお楽しみください。


Disc 1 (47:33)
1. Radio Spot 2. Intro. 3. Jailhouse Rock 4. We Will Rock You (fast)
5. Let Me Entertain You 6. Play The Game 7. Mustapha 8. Death On Two Legs 9. Killer Queen
10. I'm In Love With My Car 11. Get Down, Make Love 12. You're My Best Friend
13. Save Me 14. Now I'm Here 15. Dragon Attack 16. Now I'm Here (reprise)

Disc 2 (51:54)
1. Fat Bottomed Girls 2. Love Of My Life 3. Keep Yourself Alive 4. Drum / Guitar Solo
5. Crazy Little Thing Called Love 6. Bohemian Rhapsody 7. Tie Your Mother Down
8. Another One Bites The Dust 9. Sheer Heart Attack 10. We Will Rock You
11. We Are The Champions 12. God Save The Queen